ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
あれからサーゼクスが泊まっていき
どうにか授業参観に来るメンバーが決まって
いよいよ当日を迎える事になったのだが
「・・・どうしてだろうな・・・不安が全く消えないんだが・・・」
「あはは・・・流石に心配し過ぎですよ」
アーシアは俺の考え過ぎだと言ってくれてはいるが
彼女もおそらくは俺と同じ考えらしく苦笑いしていた
まぁあの人達の普段を見ていればそんな風に考えたくもなるだろう
(ゴセイナイトは大丈夫だとして・・・バット・リーさんはモテるだろうし
シャッキーとミシェルに関しては言うまでもないんだよな〜・・・)
そう・・・本日の授業参観に来るメンバーで
安心出来るのはゴセイナイトだけなのだ
バット・リーはイケメン拳聖の一人なので
おそらくは嫌でも目立つだろうし
シャッキーとミシェルは逆に目立つのが大好きなので
俺のこの不安は残念ながら当たってしまう事になるだろう
「やっぱ俺の方で勝手にメンバーを決めればよかったかも・・・」
「それはそれで喧嘩になるのではないか?」
「ですよね〜・・・小猫のところに黒歌も行ったみたいだし
俺達が愚痴を言っても仕方ないか・・・覚悟を決めよう・・・」
そう思っていると保護者の人達が次々に入ってきて
その中にようやくうちの保護者であるゴセイナイト達を見つけたのだが・・・
「・・・どうしよう・・・既に他人だと思いたいんだけど・・・」
やはりと言うべきなのかゴセイナイトは
ちゃんとした格好をしてきてくれていただが
問題は残る三人・・・
バット・リーは何故か知らないが舞で使う衣装を着ており
シャッキーに関しては執事服を着ておりミシェルはドレスを着ていた
ここまでくるともはや授業参観に来たのではなく
どこかの舞踏会に来た執事とその主のようだった
「あっ!アーシアちゃ〜ん!ゼノヴィアちゃ〜ん!
来てあげたわよ〜!」
「あっありがとうございますミシェルさん」
「あの・・・苦しいので話してくれると嬉しいんですが・・・」
アーシアとゼノヴィアがミシェルに抱きしめられている頃
俺は男性陣の方に向かいその身なりについてを問い詰めていた
「・・・バットさん・・・なんでその格好なんですか・・・」
「授業参観は正装で行くのがいいと聞いたのでな」
「それはスーツって意味ですよ!舞の衣装の事じゃありませんって!」
「あれ!?僕の衣装には誰も触れてくれないの!?」
「どうせミシェルさんにこれ着ていけって言われたんでしょ?
いい加減に先輩の言う事をなんでも聞くのはやめましょうよ・・・」
「宗英に正論を言われた!?」
落ち込むシャッキーをよそに俺はどうしたものかと考えていた
今から帰って着替えさせるわけにもいかないし
かといってゴセイナイトの術で服を変えるわけにもいかないので
「・・・来てしまったものは仕方ないので何も言いませんけど・・・
頼みますから絶対に悪目立ちだけはしないでくださいね・・・!」
「分かってるよ!今日はちゃんとみんなの事を応援するよ!」
「だからそれがダメだって言ってるんでしょうが!」
「そんな!?せっかく応援グッズを作ってきたのに!応援旗もあるよ!」
「教室でそんなのを振ろうとするな!全部しまえ!」
やはりと言うべきなのか完全にシャッキーは
予想の斜め上の行こうとしていたようで
どうにかそれを前段階で潰す事が出来てまずは一安心なのだが
「・・・バットさんはお願いですからお母さん方を誘惑しないでください・・・」
「私は何もしていないのだが・・・というか普通に助けてくれ」
もう一人のバットに関しては既に奥さん達に包囲されてしまっており
俺はそれを見捨ててとりあえずは席に戻ると授業が始まるのだった
今日の授業は英語なのだが何故か工作をする事になり
一誠がリアスの胸像を作ってオークションをしていた
因みに俺は師匠達を作ろうとしたのだが粘土が足りなかったので
「・・・宗英よ・・・此度の事に対してそんなに怒っているのか?」
「いや・・・単純に粘土が足りなかったからこうなっただけ・・・」
そう言った俺の前にあったのは慟哭丸となった拳聖の像だった
これに関しては俺は反省も後悔も何もしていない
こうしてどうにか授業が終わり俺達はみんなと話し合っていた
「はぁ・・・それにしても・・・
魔王が二人も来るとかどんな授業参観だよ・・・」
「そのようだな・・・気配を上手く消してはいるが分かる人間には分かる・・・
しかしこの後で行われる予定の三勢力会議の事を考えれば
下見としてくるのは当然ではないのか?」
「それでも一人で十分だと思うし・・・あれを見て同じ事が言えますか?」
そう言って俺が指を刺した方向には魔法少女の格好をした魔王セラフォルーと
その妹であるソーナ会長がおり
どうやらソーナ会長が涙を流しながら姉から逃げているようだ
「・・・確かに下見というわけでもなかったようだな・・・
というか・・・彼女は生徒会長だろ?自ら校則を破ってもいいのか?」
「そこは察してあげて・・・
本人もそんな事を気にしてられないくらい恥ずかしいんだよ・・・」
とりあえず俺は逃げるソーナ会長の無事を祈りながらみんなの元に戻るのだった