ハイスクールD×D×SP 作:SPファン
ギャスパーを鍛えていく中で彼と一誠の仲が深まっていった
おそらくは同じ神器に悩まされている同士で気が合ったのだろう
そんな中で俺も彼に呼び出されたのだがその理由がなんとも言えなかった
「それで!?お前は一体、女性のどの部位が好きだ!?」
「・・・帰っていいか?」
急に呼び出されてしかも緊急の用と言われたにも関わらず
いざ来てみればまさかのフェチについてを語り合う場に詰め込まれ
俺としてはこんなくだらない話し合いに参加するつもりはないので
早く帰りたくなっていた
「そんな事言うなよ!
この中じゃお前が一番そういった経験があるだろうが!」
「そう言った経験ってなんだよ・・・
てか女性の好きな部位なんてその人によって変わるだろ?」
「ぐっ!?それは色んな女性に接してこなかった俺への嫌がらせか!?」
「なんでそうなる・・・てかマジでこれはどんな状況なんだよ」
「あはは・・・それは僕から説明させてもらうよ」
木場から説明を受けてようやくどうしてこんな事になったのかを理解したが
どうしてギャスパーを慰める話から
こんなフェチの話になったのかまでは理解出来なかった
「はぁ〜・・・なんか頭が痛くなってきた・・・
ギャスパーも先輩だからってこの馬鹿の言う事を信じなくていいぞ?」
「えっ!?でっでもイッセー先輩は僕にも優しくしてくれるので・・・」
「そりゃあお前の事を狙っているからだろうな・・・性的に」
「ふぇぇぇぇええ!?」
「変な事、吹き込むな!?ギャスパーも信じるんじゃねぇよ!!」
「まぁくだらない話し合いに巻き込まれたせめてもの報復だな」
「嫌味な奴だな・・・お前・・・」
こうして俺達は色々な事を話しながら夜が明けていき
翌日になると俺はとある場所に呼び出されて一誠と一緒にその場所に向かった
「・・・教会は駄目なのに神社とかは大丈夫なんだな?」
「みたいだな?でもなんで神社なんかに呼び出されたんだ俺?」
「・・・お前・・・もしかしてまだ気づいてないのか?」
「ん?」
俺は一誠の鈍さに呆れながらもとりあえず石段を上がっていくと
ようやく一誠も気がついたようで警戒しながら神器を出す
「おせぇよ・・・既にこっちを攻撃するつもりなら
石段のところでやってるっての・・・
それにこの反応は堕天使じゃなくて天使だっての・・・」
「そっそうなのか?ちょっと警戒しちまって」
「お二人共、お待ちしておりました」
そこへ巫女の姿をした朱乃が出迎えてくれて
その後ろには神聖なオーラを放った天使が立っていた
「久しぶりだな?四大天使長のミカエル?」
「お久しぶりです・・・伝説の戦士の力を受け継ぎし者よ」
「しっ知り合いなのか?」
「まぁな・・・つってもアイツが今回来た理由は俺じゃなくて
おそらくはお前の方だろうけどな?」
「おっ俺!?」
「はい・・・今宵は赤龍帝の方にお話があってここへ招きました」
(・・・って事は俺を呼んだのは間違いなく・・・」
ミカエルが一誠の事を呼んだのならば必然的に俺を呼んだのは朱乃という事になる
そして彼女がこれから何を語ろうとしているのか俺は既に悟っていた
こうして俺は別室でミカエルと一誠の話し合いをしている中で朱乃と一緒にいた
「・・・それで?俺を呼んだ理由について教えてもらってもいいか?」
「・・・・・」
「あまり語る勇気はないか?先に言っておくが俺はもうその事実を知っているからな?」
「へっ?」
「当たり前だろ?なんだったら俺はお前の親父さんとも会ってるんだぞ?」
「・・・そうでしたね・・・あの人は堕天使の幹部の一人・・・
それならば宗英君が会っていないわけなどありませんでしたね・・・」
俺の言葉を聞いて朱乃は観念したのか自分の事についてをゆっくり語り始めた
大方は原作通り自分が堕天使と人間の間に生まれた子供であるという事
そして自分の父親が堕天使の幹部であるバラキエルだという事だった
「・・・朱乃はやっぱりアイツの事を恨んでいるのか?」
「・・・結果的には母は生きていますが
それでも殺されそうになったのはあの人が理由です・・・!
たとえ母が許したとしても私はまだあの人を許すつもりはありません・・・!」
どうやら朱乃としてはバラキエルの事を心から許す事は出来ないようで
今もまだ家族としての溝は深くなっているままみたいだ
「そうか・・・まぁこれに関しては俺からは言える事はないな・・・
ん?ちょっと待て・・・だとしたら俺がここに呼ばれた理由ってなんだ?
まさか自分の正体をバラす為だけって事はないよな?」
「はい・・・ここへ宗英君を呼んだのは他でもありません・・・」
「宗英君・・・かつて私達を助けてくれたのは貴方ですね?」
「っ!?」
まさかの発言を聞いて俺は驚くと同時にどうして気づいたのだと考える
確かに伝説の戦士を使うのだから正体がバレるのは時間の問題だと思っていた
しかしそれすらも配慮してかつて朱乃を助けたニンニンジャーの力は使っていない
それにも関わらずどうして正体がバレてしまったのだろうと思っていると
「最初は他人の空似だと思いました・・・
貴方の後ろ姿があの時の人に似ていたから・・・
その後で貴方が戦隊の力を使えると聞いた時にそれは確信へと変わりました
きっと宗英君が私達を助けてくれたあの時の戦士なのだと・・・」
「・・・流石ですね・・・降参です・・・全てを話すとしましょう」
俺は原作の事を知っている事は伏せて全てを話す事にした
あの時のアカニンジャーは自分だという事を
「やはりそうだったのですね・・・宗英君・・・
私達を助けてくれて本当にありがとう・・・!」
朱乃は目に涙を浮かべながら俺に抱きついてきてずっとお礼を告げる
俺に出来る事はこれを無言で受け取る事だけだった
そしてしばらくするとようやく朱乃は泣き止んだ
「落ち着きましたか?」
「ええ・・・みっともないところを見せてしまいました
お礼を言うつもりだったのに逆に慰められてしまって・・・」
「気にしないでください
それにあの時の俺は単純に二人を見捨てて気なかっただけなので」
「・・・本当に宗英君は優しいのですね・・・
これで私もようやく覚悟を決めれました・・・」
「覚悟・・・ですか?」
「ええ・・・宗英君の女になる覚悟です」
「はい!?」
俺があまりの事に驚いていると
朱乃は服を脱ぎながらこちらに近づいてきた
「宗英君に助けられたあの時からこの胸の高鳴りが抑えられませんでした
そしてこの場でその気持ちが恋だと知り・・・今は体が火照ってしまって」
「いやなんかそれはもう恋とかそういう話じゃなくない!?」
「この火照りを満足させてくれるのは宗英君だけですわ・・・
だからどうか・・・私を貴方の女にしてください・・・」
あわや後一歩で大惨事になるところで部屋の扉が開かれ
そこには完全にやってくれたわねという顔をしたリアスの姿があった
「朱乃・・・これは一体どういう事かしら?」
「決まっているじゃありませんか・・・逢瀬の真っ最中です」
「そう・・・どうやらまた家族会議を開く必要があるわね・・・!」
こうして色々な事があったが結果としてはリアスが諦めて朱乃も婚約者の一人に加え
とりあえずは自分から襲い掛かるのを禁止にさせるのだった
「あれ〜・・・俺の意見は無視なんですかね〜?」
「まぁ諦めろい・・・恋する乙女は強じゃ」
「シャーフー・・・それ慰めになってないです・・・」