ハイスクールD×D×SP   作:SPファン

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少しだけネタが尽きてきたので更新の頻度を落とします
どれくらいになるかは分かりませんが気長にお待ちください


神と戦う者

俺達はロキからの襲撃を終えて彼に対しての作戦会議をする事になった

 

「・・・のは良いんだけどさ・・・なんでそれが俺の家なわけ?」

 

「そりゃあお前の家が一番の安全区域だからな・・・そこの龍は置いておいて」

 

「まさかオーフィスがこの家におるとはのう・・・

 流石は伝説の戦士と言ったところか・・・」

 

何やら凄まじいまでの誤解をされているようだが

別にオーフィスは俺の仲間になったと言うわけではない

それに今、この場で問題視しなくてはいけないのはロキをどうするかだ

 

「あのフェンニルの神殺しの牙はかなり厄介じゃからのう・・・

 それを考えるとやはり彼らの相手は宗英殿にやってもらうしかなさそうじゃ」

 

「別に俺はそれでも問題はないんだが・・・ロキはどうするんだ?」

 

「それは・・・もちろん彼らに任せるのじゃよ」

 

そう言ってオーディンが見ていたのは一誠達だった

おそらくは彼らにロキの相手を任せようと言う考えなのだろう

しかし相手は仮にも神であり

一悪魔である彼らにそんな事を任せられるのかと思っていると

 

「それに切り札として例の物も準備させてもらったからのう

 ロスヴァイセよ。アレを彼らに」

 

「はい」

 

ロスヴァイセは何か箱を持ってきてそれをテーブルの上に置いた

そしてその蓋を開けるとそこ入っていたのはミョルニルと呼ばれる神器だった

 

「これはレプリカじゃがそれでもロキを封印するだけの力はある

 これを赤龍帝・・・お主に託す事にしよう」

 

「おっ俺ですか!?部長やヴァーリさんじゃなくてですか!?」

 

「この中で最も潜在能力の高いのは間違いなくお前だからな

 それにさっきも言ったようにコイツはレプリカだ

 お前の倍化の力を使わないとロキには通用しねぇんだよ」

 

アザゼルの言う通りこの中でミョルニルを使うのならば

その力を最大限に引き出せる能力を持った一誠以外にいないだろう

 

「まぁ問題はこのノーコンの男にどうやってミョルニルを当てさせるかだな」

 

「そこら辺もコイツらに自身に考えさせねぇといけねぇんだよ

 それにお前だってフェンニルの相手があるんだぞ?大丈夫なのか?」

 

「別にそこは問題じゃないんだよな〜・・・問題があるとしたら・・・」

 

「なんだ?もしかしてロキ以外にも何か面倒な敵がいるって言うのか?」

 

そう・・・実は最初にロキに会った時から彼に邪悪な魔力を感じ取っていた

しかもそれは間違いなく俺が知っている者の魔力だったと言っても良いだろう

そしてそんな魔力を操れてしかも神と接触出来る敵など俺はたった一つしか知らない

 

(おそらくは冥府神に属する何者かがロキの味方をしてるって事だろうな・・・

 しかし・・・問題はその味方をしているのは一体誰なのかって事だな・・・)

 

もしも二極神や三賢神だった場合、ロキ以上に厄介な相手だと言っても良いだろう

それを考えれば今回の戦いは最も慎重にならなければいけないと俺は考えていた

 

「・・・お前がそれほどまでに警戒しなくちゃいけない相手って事か・・・

 確かにそれはめちゃくちゃヤバいと考えた方が良いかもしれねぇな・・・」

 

「いやいや!?神以上に厄介な相手が他にいるって言うのかよ!?」

 

「ある意味では俺が考えている奴らも神で間違いないぜ?

 但し・・・ロキ以上に厄介で残忍で獰猛な神だけどな」

 

俺の言葉を聞いてそれほどまでの相手なのかとみんなはある意味で気を引き締め直していた

しかしいくら彼らが相手だろうとも今の俺ならば一対一で負ける事はないだろう

 

(となってくると問題は相手が何人いるのかって事だろうな・・・)

 

「何にしても最大限の準備をしておいた方が良さそうだ」

 

「うむ・・・!作戦開始は一週間後とする!それまでにそれぞれに鍛えておいてくれ!」

 

『はい!』

 

「まさか神と戦う事になるなんて・・・腕がなりそうね?

 それじゃあそれまでは赤龍帝君を虐めようかしら?」

 

「ちょっ!?ただでさえ師匠達に扱かれてるのにこれ以上は無理!」

 

「安心しろ!既に彼女を含めた上でも特訓メニューを考えてある!」

 

「いやぁぁぁぁああ!!??」

 

こうして作戦会議は終わり一週間後のロキ討伐作戦に向けて各々で準備を始めるのだった

そして俺もまたとある場所へと向かい戦いの準備を始めていた

 

 

 

 

 

「もしかしたらお前の力を借りる事になるかもしれないな・・・ユニゴルオン・・・」


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