転生したら転剣の世界でした   作:氷月ユキナ

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前回のあらすじ
フラン「師匠、ありがと」
剣「ああ…!」
ルビー(いいなぁ)


21 夕食はフライドチキンでした

『さて、と。じゃあ夕食にしよう』

「うん、うん! 師匠の料理!」

 

 来た来たー! 待ちに待った師匠の料理の時間だよ!

 

『何が食べたい?』

「お肉!」

「師匠の持ってる魔獣の肉で」

『よおし、スパイスも仕入れたし、やってみるか!』

 

 そう師匠が言うと、目の前に並べたスパイスが空中に浮かんで混ざり合う。

 

 わぁ流石異世界。

 

 

◇◆◇

 

 

『待たせたな! 異世界スパイスを使ったフライドチキンだ!』

 

 うわ見た目は完全にフライドチキンだ!

 

 …本当に何年ぶりだろう、これ食べるの。

 

「わぁー!」

「いただきます」

 

 そう呟いて、フライドチキンをかじる。

 

 うん、美味しい。地球のフライドチキンと同じ味だ。

 

『どうだ?』

「なにこれ奇跡。すごくおいしい」

「泣けてきた」

『そんなにか!? そうか良かった。やっぱスパイスがあると料理の幅が広がるなぁ』

「もぐもぐ」

 

 フランも嬉しそうで良かった…!

 

『これだけ揃ってたらカレーとかもいけるかもな』

 

 カレーか。でも今はこのフライドチキンだけで僕は満足だよ、師匠。

 

「幸せ…。師匠、ごちそうさま」

「ごちそうさまでした!」

「うんうん。それじゃあ飯も食ったし、明日からは冒険者のクエストにも挑戦するからな。強くなるための作戦会議だ!』

「おー!」

「あ、僕トイレ行くね」

 

 なんか急にトイレ行きたくなってきた。

 

 フライドチキン食べすぎたかな?

 

 

◇◆◇

 

 

 ふぅー、スッキリしたぁ。

 

「……ん? フランはもう寝ちゃったの? 涎なんて垂らしちゃって」

『ああ、仕方ないだろ。今日も色々頑張って疲れてたんだろうからなぁ』

「色々あったからね~。…ドナドロンドさんに殺されそうになったり」

 

 あれは怖かった。

 

 《威圧》のスキルも合わさってとてつもなく怖かった。

 

 フランと師匠が居なかったら死んでたんじゃね?

 

 ……辞めよう。自分が弱いことを再認識して虚しくなる。

 

 敏捷の高さで誤魔化しているだけで僕はそんなに強くないしなぁ。

 

 僕は椅子に座って項垂れる。

 

『じゃあ、明日はギルドにいくぞ』

「うん。冒険者の仕事とか楽しみだよ」

『おう。暫くはお前らのレベルを上げないとな』

「その後はどうするの?」

『ルビーはどうしたい? 何だってできるんだぜ?』

 

 したいこと? ……無いな。

 

 けど、敢えて言うならフランと同じくらい強くなりたい。

 

「……したいことなんて今は思いつかないや」

『はははは。じっくり考えればいいさ。時間はたっぷりあるんだし』

「うん。そうするよ」

『……なぁ、ルビー。少し大切な話がしたい。良いか?』

 

 …師匠の態度がいきなり真面目モードになったので、一応椅子の上で姿勢を整えた。

 

 え、何? 僕何かやらかした?

 

「いいけど、急にどうしたの? 話って何?」

『ルビー、単刀直入に聞くぞ。()()()()()()?』

「……えっと、何者って? どういう意味?」

『分かった、言い方を変えよう。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?』

現在は1000字を超えたらその日に投稿してますが、1話をもっと長くした方がいいですか?(長くするほど投稿日が遅くなります)

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