転生したら転剣の世界でした 作:氷月ユキナ
フラン「怪しい…」
「はぁっ!」
「ギャハゲッ!」
「シュギョガー!」
〈ルビーの
「ふっ!」
「ギャギュ…」
〈ルビーの
「スキルじゃなくてただの真似だけど……
「ギョ…」
〈ルビーの
……まだだ。まだ、足りない。
《鑑定》でステータスを確認したが、まだ“百戦錬磨”の称号はない。
もっと戦わないと。もっと強くなりたいから。
「グギャア!」
「ってはぁ!?」
今このゴブリンが使ったの
……あ、こいつホブゴブリンだ。通りでゴブリンなのに連携なんてする訳だ。
《鑑定》。
名称:ホブゴブリン・ソードマン
種族:邪人 Lv8
生命:69 魔力:38 腕力:34 敏捷:25
スキル
威圧1、回避2、剣技1、剣術2、指揮1、瞬発1、連携1、気力操作
スキル《剣技》か。
スキルも一応とっておいた方がいいのかなぁ。
……よし、取ろう。この中から盗るなら――。
「ふっ!」
<簒奪が発動します。スキルに《回避》が追加されます>
よーし、これだよな。 ……ッ!?
ヒュヒュヒュヒュヒュン!
スキルを確認していた僕に襲い掛かったのは、礫だった。石だけではなく、木片なども微妙に混じってる。
いつの間にか周囲に潜んでいたゴブリンたちが、一斉に投擲したらしい。四方八方から襲い来る礫は、普通は到底躱すことなんてできはしない。
けど、それは普通の人の話だからね。
「ほいっと」
手に入れたスキル《回避》を早速試し、全てを避ける。
やっぱり。想定通りこのスキル、敏捷との相性が抜群だね。
それに、このスキルの
さすが僕!
「《回避》も試せたし、君たちはもういいよ。死んで」
僕はゴブリンに向かって、再び戦えるよう剣を構えた。
……もっと、強くなるために。
◇◆◇
その頃のフラン
〈フランの
『ミドル・ヒール!』
「はっ、はっ……たすかった」
『フランは着実に成長してるが、流石に数が多いな。こりゃ大繁殖してるのは確実だ。今は一人だし、無茶はするなよ』
「……」
『…?』
「ギャハ!」
黙っていたフランに、石飛礫が投擲される。
「師匠!」
『石飛礫か! 任せろ! 《ファイア・ウォール》!』
炎のドームがフランの体を覆い隠し、礫から身を守る。
『く、ゴブリンも学習して連携するようになってきたな。壁が消える……来るぞ!』
「ん! はぁぁ…」
「ゴルラァ!」
「ギョギョガ!」
「ギャルー!」
10匹のゴブリンがフランに襲い掛かるが、2匹は《ファイア・ウォール》に激突し焼死した。
「
フランは《剣技》で5匹を葬る。だが、残った3匹が襲い掛かる。
「はぁ、はぁ」
「ギャハッ!」
「くぅ……」
「ギシハァ!」
「っあぁ!」
ゴブリンたちの武器を捌ききれずに、肩に剣を、背中に槍の攻撃を喰らってしまった。
『フラン! ……くそ!
師匠の見えない刃が、残りのゴブリンたちを倒した。
それでも、ゴブリンはまだまだ減らない。
『大丈夫か! 傷を見せろ、今、回復してやる!』
「く…ぅ」
『ミドル・ヒール!』
「はぁはぁ……ん…まだ…いける」
『…いや、危険だ。撤退しよう。ゴブとはいえ流石にこの数はフランにはキツ過ぎる。もっと効率のいい成長の仕方があるさ。遠距離から魔法ブチ込むとか。デカイ魔獣をオレの最大火力で仕留めるとかさ。他にもルビーと協力すれば――』
「駄目…。今の私はまだ弱い…ルビーと違って…師匠からの…借り物…の力を…単純にぶつけてるだけ…。師匠に借りた力…ちゃんと…使いこなせるようになりたい…! だから…逃げない!」
『…!』
ルビーがここに居れば、『いや、僕は敏捷を奪ってスピードでごり押してるだけだからね? むしろ、戦闘経験なんてないからこのゴブリン
「そのために…私自身も…場数ふんで…ちゃんと強くなる…! 逃げてちゃ強くなれない! 師匠がいれば……死なない。死なずに…痛みを…知れる…。戦いに…慣れることが…できる…。そして…経験も…つめる…」
『……!』
「強く…なるために…もっと…ギリギリの戦いが…必要だと思ってた。ここは…ちょうどいい戦場…。ルビーに頼らないで…一人で…戦いたい…。だから…お願…い、師…匠…」
『…分かった、回復と背中はまかせろ! お前は前から来る奴ら全部…責任持ってキッチリブッタ切れ!!』
「ん…! いく!
フランは剣を構え、再びゴブリンの群れに突っ込んだ。
現在は1000字を超えたらその日に投稿してますが、1話をもっと長くした方がいいですか?(長くするほど投稿日が遅くなります)
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現在のままで
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1500字以上で
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2000字以上で
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2500字以上で
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3000字以上で
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3500字以上で
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4000字以上で
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4500字以上で
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5000字以上で
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どうでもいい