転生したら転剣の世界でした   作:氷月ユキナ

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前回のあらすじ
剣「ランデルだよ!」
フラン(誰?)
ルビー(誰?)


31 ランデルの店内は汚部屋でした

 ランデルのお店は、思っていたよりも早く見つける事が出来た。

 

 ラッキー♪

 

「おや、フランさんとルビーさん! もしかして、僕の店をお探しだったり?」

「ん。売りに来た」

「武器を売りたいんですけど、いいですか?」

「もちろんだよ! ささ、入ってくれよ」

「あ、失礼しまーす」

 

 ランデルさんが、店の中へ入れてくれた。

 

 その店の中は、いろんなものであふれかえっていた。

 

 店内は狭いので、その密度も非常に高くなっている。

 

 これ、商品の一つ一つちゃんと把握できてるのか?

 

 なんでハチミツと毒薬が一緒に並んでるん?

 

『何というか、非常にごちゃごちゃしてるな』

「うん。ツッコミどころが多すぎる」

「汚い」

『おおう。せっかくオブラートに包んで言ったのに!』

「言わないであげて。少し僕も気持ちがわかるから」

 

 前世の僕の部屋も、ゴミ屋敷とまでは言わないけど汚かったし。

 

 母さんによく掃除しろって言われたなぁ。懐かしい。

 

 そんな汚いと言われたランデルさんは、フランの辛辣な言葉に苦笑していた。

 

「はは。よく言われるんだ。売れそうなものを、片っ端から並べてるだけなんだけどね」

 

 なるほど、売れそう……。売れそう?

 

「これ、買い取って」

「うわ。アイテム袋を持ってたんだね!」

「一応」

 

 いや、それ師匠の《次元収納》だよね。

 

 フランが《次元収納》から取り出した大量の武器に、ランデルさんは若干引いていた。

 

 ……うん、気持ちはわかるよ。目の前でこんなに大量の武器を出されたら誰だってこうなる。ちなみに僕はもう慣れた。

 

「それにしても、これは……! 凄い量だね」

「まだある。同じくらい」

「ええ? ちょっと待って。悪いんだけど、床に置いてくれるかい?」

「分かった」

「こんなに入るなんて、かなり高級なやつなんだね。僕のは凄く小さくて使いにくいから羨ましいよ」

 

 ランデルさんは、フラン出した武器をじっくりと見ている。

 

「うーん、あまり状態は良くないね」

「ゴブリンが落とした」

「ああ、そういう出所の物だったんだ。いくつか鋼鉄製の武器もあったから、多少はましだけど……。合計で13000ゴルドかな?」

「いい?」

「う~ん、相場が分かんないから何とも言えないけど、騙してそうな雰囲気とかはないし良いんじゃない?」

『1つ平均200ゴルド強ね……。状態から考えたら、良いところなんじゃないか?』

「分かった。それでいい」

「では、こちらをどうぞ」

「ん」

 

 ランデルさんがアイテム袋から硬貨を取り出し、キッチリ13000ゴルドをフランに渡してくれた。

 

 そのお金は、全て師匠の《次元収納》へ入れられる。防犯もしっかりしてるし、無難だな。

 

「ありがとうございました。またよろしくね」

「はい、また何かあったら来ますね」

「ん、ばいばい」

 

 ランデルのお店の場所は覚えておくことにした。

 

 次来るときは、何か買うことにしよっと。

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