転生したら転剣の世界でした   作:氷月ユキナ

35 / 88
フラン「ごしごし」
ルビー「ううー……」
剣(百合百合しいなー)


35 混沌の女神は良い神でした

「あ〜、風呂でどうして疲れるんだよ……」

 

 僕は愚痴を言いながら牛乳の瓶を開ける。

 

 そして腰に手を当てて、一気に飲む!

 

「ぷはぁー……。やっぱり、風呂の後はこれだよねー」

 

 牛乳瓶を持ちながら、自由に飲食ができるベランダみたいな所に置いてある椅子に座った。

 

「けど、まさか女湯に入る日が来るなんてねぇ。……前世では少し入りたいとは思ってたけど、普通に心臓がもたないな、はぁ」

 

 フランが来るまで暇だし、改めてステータスを確認するか。

 

 

名称:ルビー 年齢:12歳

種族:人間

職業:魔剣士

ステータス レベル:12

生命:169 魔力:95 腕力:72 敏捷:256

スキル

鑑定6、剣術6、回避2、柔軟1、瞬発2、詠唱短縮2、火魔術6、補助魔術2、警戒2、気配遮断2、隠密1、毒耐性1、解体2、魔力操作、気力操作、精神安定、不退転、敏捷力上昇[小]、魔力上昇[小]、腕力上昇[小]、ゴブリンキラー、言語理解

称号

百戦錬磨、ゴブリンキラー、殺戮者

 

 

 うんうん、《剣術》と《火魔術》のレベルもちゃんと上がってる♪

 

 頑張ったかいがあったな〜♪

 

 ……そういえば、僕のステータスに意味分かんないスキルが一つあるんだよね。

 

 そう、これ。

 

 

言語理解:■■■■■■■、■■■■■、■■■■■■■[■]の■■スキル。

 

 

 名前は《言語理解》だけど、そもそもこの世界は神様たちが地球を参考にして作ってて、文字も日本語だから要らない筈なんだけど……。

 

 実際に師匠もこんなスキル持ってないけど普通に話せてるし、クエストも日本語だったからね。

 

 や、本当に何このスキル。

 

「ルビー、おまたせ」

「ううん、待ってないよ」

 

 フランも来たし、考えるのはこのくらいにしておこう。

 

「ん? ネルも?」

「ええ、フランちゃんについてきたわ」

「りょーかい、ここ空いてるから座って」

 

 ってネル、お酒持ってるじゃん。何故か串焼きも。

 

「プハァー、さいっこー!」

 

 …………。

 

「そういえばルビーちゃんも、迷宮(ダンジョン)の攻略に参加するのよね」

「あ、はい。そのつもりですけど……」

「ルビーちゃんもフランちゃんみたいに強いのは分かってるけど、無理は駄目よ」

「……はい」

 

 無理、するつもりだけどね。

 

 そんな馬鹿正直には話せない。

 

「まったく、あの副団長のやつ。アレッサ騎士団が使えないせいで冒険者への負担がすごいわ」

 

 アレッサ騎士団の副団長? 確か……名前なんだっけ。

 

 オー……オーギャパー、だっけ?(オーギュストです)

 

「その副団長さんがどうしたんですか?」

「そいつが冒険者嫌いで、冒険者ギルドのゴブリン討伐の要請を断ったのよ。本っ当に使えないわ! 死ねば良いのにっ!」

 

 ネルにストレス、溜まってるなぁ。

 

 まぁ、前世では勉強、勉強、勉強ーって感じでストレス溜まってたし気持ちは分かる。

 

 小学三年生までは楽しい日々だったんだけど、社会の苦しさを知ったっていうか?

 

 いや中学生の時に死んで働いたことすらないやつが何言ってんだとか言われそうだけど……。

 

「はぁ、魔狼の平原の調査で高ランク冒険者が出払ってる時に迷宮(ダンジョン)出現とか、混沌の神様もやってくれるわよねぇ」

「混沌の神様ってどんな神様?」

 

 フランが混沌の神様に興味を持ったらしい。

 

 混沌の神様ねー。今はまだだけど、いづれ会うと思うな。

 

 ……僕でも会えるかな?

 

「う〜ん、そうね。私が読んだ書物では、この世界は、88柱の神様が作ったの。その中でも、特に力の強い、10柱の神様がいたわ。まず最初に、太陽の神、銀月の神、大海の神、大地の神、火焔の神、風雨の神、森樹の神、獣蟲の神が、世界を作り、生命を作っていった。そして、冥界の神が、輪廻の輪を作り上げ、世界の理が構築された。他の78柱の子供神たちは、親神たちの作った世界に、様々な物をもたらし、彩りを加えて世界をより大きくしていった」

「子供の神様?」

「ええ。有名なところだと、鍛冶の神や剣の神、闇の神や料理の神などがいるわね。そして最後に、混沌の神は世界の停滞を防ぐため、混沌を世界に振りまいた。迷宮(ダンジョン)という名の試練場も、その混沌の一つだと言われているわ」

「混沌の神様、いい神様?」

「どうかしらね」

「邪神は?」

「邪神は、元々は戦の神だったのよ。でも、その力に溺れて、世界を支配しようとしたから、他の神々と争いになり、倒されてしまったのよ。あまりの恨みのせいで、バラバラに分かたれた遺骸には呪いが宿り、そこから邪人が生まれると言われてるわね」

「うぅーん……」

「……ん? うわ!? フランが話難しすぎてショートしてる!?」

 

 いやいや、ギャグ漫画じゃないんだからさ!?

 

「……話ありがとうね、ネル。僕はフランを部屋まで送っていくよ」

「了解。またね、ルビーちゃん」

「はい。またね、です」

 

 僕はフランを俗に言うお姫様だっこをして、部屋まで連れて行くことにした。

 

「……師匠、《念動》で手伝ってくれない?」

『あぁ、任せとけ!』

現在は1000字を超えたらその日に投稿してますが、1話をもっと長くした方がいいですか?(長くするほど投稿日が遅くなります)

  • 現在のままで
  • 1500字以上で
  • 2000字以上で
  • 2500字以上で
  • 3000字以上で
  • 3500字以上で
  • 4000字以上で
  • 4500字以上で
  • 5000字以上で
  • どうでもいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。