転生したら転剣の世界でした   作:氷月ユキナ

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ルビー「クールタイム終わるまで待ってくれない?」
フラン「……ん」
剣『……えぇ』


40 中にいたのは上位悪魔(グレーターデーモン)でした

 25分経ち《簒奪》が使用可能状態になった。

 

 途中でドナドロンドさんたちがここまで到着しちゃったときはどうしようかと思ったよ……。

 

 ま、結局クールタイム終わるまで最後まで待ったけど。

 

 師匠に《状態異常耐性上昇(オールレジスト)》、《身体能力強化(フィジカルブースト)》、《自動継続治癒(リジェネレ―ション)》、《感覚強化(センシズブースト)》、《即死無効化(アンチデス)》、その他もろもろを掛けて貰い、その部屋へ向かう扉を開けた。

 

 そして、その中心にいたのは……

 

「よォオ…最深部へようこそ。遅すぎて待ちくたびれてたが、初めての客だ。歓迎するぜぇ……?」

 

 この世界に来てからずっと戦ってみたいって思ってた、上位悪魔(グレーターデーモン)だった。

 

 ……こういう時はいつも通り《鑑定》だな。

 

名称:上位悪魔(グレーターデーモン)

種族:悪魔・魔獣

ステータス レベル:30

生命:1900 魔力:2409 腕力:720 敏捷:675

スキル

穴掘り3、暗黒魔術4、威圧4、運搬2、恐慌4、剣技5、剣術5、状態異常耐性7、土魔術7、登攀1、毒魔術7、魔力障壁6、闇魔術10、料理1、暗黒強化、暗黒無効、暗視、自動魔力回復、支配無効、皮膚硬化、魔力上昇[小]、腕力上昇[小]

エクストラスキル

スキルテイカー6

称号

悪魔伯爵

装備

魔影鋼の長剣

 

 

暗黒魔術:闇魔術の上位魔術。闇と影、毒と死を司る。

 

恐慌:自身を目視している対象に、精神状態異常〈恐慌〉を与える。

 

魔力障壁:魔力を消費し、物理、魔術、双方に耐性のある障壁を展開する。

 

スキルテイカー:条件の合う、対象のスキルを収奪する。

 

 

 うわぁ、実際に見てみても強すぎるな。

 

『フラン! ルビー! 気を抜くなよ、多分こいつ脅威度Bだ! 油断したら瞬殺されるぞ!』

「ん!」

「分かった!」

 

 けど、休憩タイムで魔力と体力は回復済みだし少しは勝機あるでしょ。やってやろうじゃん。

 

「よぉ、ビビってんのか? 確かに見た目弱そうなガキだが、手加減はしねぇぜ? なにせ、迷宮(ダンジョン)を抜けきってこの部屋に来れたってことは、それなりに強い筈だからなぁ」

「……」

「……」

「おい、悪魔! 何やってる! 早くそいつを片付けるギョ!」

 

 ……あっちが、この迷宮(ダンジョン)迷宮管理者(ダンジョンマスター)かぁ。

 

 一応《鑑定》しておこっと。

 

 

名称:レアゴブリン

種族:邪人

ステータス Lv11

生命:25 魔力:131 腕力:12 敏捷:13

スキル

穴掘り2、眷属召喚5、棍棒術2、心話2、調教2、覇気1

称号

迷宮管理者(ダンジョンマスター)

装備

樫の棍棒、革のローブ、身代りの腕輪

 

 

 ……うん! 雑魚!

 

「……チッ」

「この部屋まで到達する奴がいるなんて……。貴様ら……よくもニンゲンの分際で我が「ゴブリン帝国」の精鋭たちを……。兵を増やし、ニンゲン共の街を征服する計画……またやり直しではないか」

 

 いや、そんなこと言われても知らないよ。

 

 というか、「ゴブリン帝国」? 何言ってんの?

 

 もっとさ? その「ゴブリン帝国」を実現できるくらいの力を手に入れてから言った方がいいと思うよ?

 

 確かに上位悪魔(グレーターデーモン)は強いけどさぁ。

 

「まあ貴様らを殺したあとに、次の(キング)を召喚するまでギョ……。この迷宮核の混沌力(ゴッデスポイント)さえ補充できれば魔獣を喚び出すのは造作もないギョホ」

「おい! うるせえ! 侵入者はきちんと始末してやるからちょっと黙ってろ雑魚管理者(マスター)…殺すぞ!!」

「ギョ!? ギョォオ……この悪魔(デーモン)なんでずっと反抗的ギョホ……」

「俺に支配は効かねぇからな。好きに戦わせてもらうぜぇ」

 

 ……僕は何を見せられてるんだろう。何だこの漫才。

 

「さァ。あいつがうるせぇし、闘ろうぜぇ?」

「ッ!」

 

 いきなりかよ……!

 

「おらぁ!」

「はぁ!」

 

 上位悪魔(グレーターデーモン)はまずはフランの所に飛び込み、剣を振るがフランはそれを師匠で受け止めた。

 

「おぉ? 剣ごとブチ折る気でいったんだがな。魔影鋼の長剣(こいつ)とまともに打ち合えるたぁ良い剣じゃねぇか」

「…っ!!」

「フランッ!」

 

 僕はフランを助けるために剣を抜いて斬りかかるが、

 

「オラッ!」

 

 ——パキィン……

 

「……え?」

「あァ? お前の剣はこいつの剣と違ってもろいみてぇだなぁ。それも確かにいい剣だが、俺の剣には敵わねぇよ」

「くっ……!」

 

 僕の剣が、上位悪魔(グレーターデーモン)の剣に斬られた。

 

 予想はしてたけど、今回の僕は《火魔術》頼りになりそうだなぁ。

 

 それにしても、あの剣は……

 

名称:魔影鋼の長剣

攻撃力:561+450 保有魔力:56 耐久値:1000

魔力伝導率・C+

スキル:影戻り

 

 く、ガルスさんの剣より強い!

 

「ルビー!」

「こっちは大丈夫! それより、援護するから上位悪魔(グレーターデーモン)を!!」

「ん!」

『あんまり無理するなよ!』

 

 僕は師匠の《補助魔術》で高められた敏捷で上位悪魔(グレーターデーモン)から一瞬で離れ、折れた剣を放り投げて初級魔術の《ファイア・アロー》の呪文を唱え始めた。

 

 まだ、戦いは始まったばかりだ。

現在は1000字を超えたらその日に投稿してますが、1話をもっと長くした方がいいですか?(長くするほど投稿日が遅くなります)

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