転生したら転剣の世界でした 作:氷月ユキナ
ピカッ!
フランが倒れた僕を介護してくれていたら、後ろの
『ん? なんだ?』
「し、師匠! あれ!」
最初は何かと思った。だって、
「……え?」
だから、めまいもする中で《鑑定》した僕は驚いた。
だって、そこには……。
名称:
種族:悪魔・魔獣
ステータス レベル:12
生命:760 魔力:964 腕力:288 敏捷:270
スキル
穴掘り1、威圧4、運搬1、恐慌2、斧技2、斧術2、毒耐性7、土魔術3、毒魔術3、魔力障壁2、闇魔術6、闇耐性8、暗視、自動魔力回復、皮膚硬化、魔力上昇[小]、腕力上昇[小]
称号
悪魔男爵
「
居るはずのない、奴が居た。
「……ッ!」
咄嗟に構えようとしたが感覚が滅茶苦茶で、自分が立つことすらままならないことに気づいた。
『ルビー、大丈夫か?』
「……ごめん、無理みたい」
『……分かった。フラン、さっきの
「ん!」
「はっはぁ! やる気じゃねーか! いいねぇ! じゃあ、行くぜ?」
『フラァァンッ!』
「んっ!」
師匠はそれを《フレア・ブラスト》で迎え撃ち、相殺をした。
あぁ、完全に僕が足手まといになってる。クソっ……。
『くっ……! これはキツイな。まさかこんな強敵と連戦するなんて』
「ん。でも、勝つ!」
「おーおー、凄い殺気だなぁ! だが、そいつを庇いながら勝てんのか?」
「当たり前」
「そうかよ、ならやってみせろぉ!」
「ん!」
フランは
フランはひたすら
僕にできることはないかと考えるが、今の僕はそもそも動けない。
……クソったれ。
◇◆◇
師匠side
ルビーは実質戦闘不能の状態で、しかも相手は
「——《ブラック・ボム》!」
『フラン避けろッ!』
「ん!」
くっ、
考えろ……どうすれば、この状況を打開できる。
……俺をさっきみたいにフランに
いや、そんなことをすればフランが
なら、このまま
『フラン…ルビーと一緒に撤退するなら今のうちだぞ…』
「…確かに今の状況じゃマズい…と思う。…でも、あの
『…!!』
フラン……!
『ああ、分かった! 俺たちで倒すぞ、フラン!!』
「ん!!」
フランめ、そんなこと言われたら引くに引けねーじゃねえか!!
だが、何をすればこいつに……!
「……師匠。提案がある」
『っ! ……なんだ?』
「ん、それは……」
◇◆◇
ルビーside
僕は、ずっと見ていることしかできなかった。
フランと
その時、急にフランが動いた。
そう、
「……え!?」
僕は、この隙をついて
そこで気が付いた。
僕があの
僕を殺せたとしても自分が死んでしまったら意味がないからだ。
けど、フランにとって
「っ!?」
『はぁ!?』
このままじゃ、フランはあの斧で殺される。
「……其の…火の…矢を…もって……彼方の…敵を…穿て……《ファイア・アロー》」
使ったのは、ただの《ファイア・アロー》。
しかも、グラグラしている視界で。
だが、
その火の矢は、ルビーの狙い通り
「フラァンッ!」
「ん! はぁぁぁあああああああああーーッッ!!」
フランは師匠で
ルビーが言った《ファイア・アロー》の詠唱はオリジナルです。
これで大丈夫かな……?