転生したら転剣の世界でした 作:氷月ユキナ
フラン「いや」
ルビー(……この後に来るギュランの剣、手に入れたらあっち使おうかなぁ)
「身ぐるみ剥いで奴隷商に売っちまいましょう」
「青…猫族…!」
「ヒヒヒッ、『千人斬り』のギュランはルーズ戦役の英雄だぞ! 貴様らなんぞ瞬殺だァァ!」
『どうしたフラン。この青猫族って何だ?』
「青猫族は……敵!」
「……青猫族」
「何百年も昔に…わたしたち黒猫族をだまして最低の身分にした! それからずっと黒猫族をねらって闇奴隷商に売るのをつづけてる一族。お父さんとお母さんと旅したときも、青猫族に何度も襲われて死ぬ思いいっぱいした! 悪い奴しかいない……!」
うっわ、改めて聞いてもタチ悪い種族だなぁ。
「クク……俺は自分より弱い奴が分かる
名称:ギュラン 年齢:34歳
種族:青猫族
職業:戦闘士
状態:平常
ステータス レベル:31
生命:168 魔力:136 腕力:78 敏捷:118
スキル
威嚇3、危機察知3、弓術2、強者察知5、剣技5、剣術6、盾術4、瞬発3、商売3、槍術3、短剣術3、恫喝3、捕縛3、麻痺耐性3、気力操作、痛覚鈍化、敏捷上昇[中]、方向感覚、夜目
称号
なし
装備
幻輝石の魔剣、炎熱獅子の革鎧、百眼蜥蜴の靴、黒石樹の盾、偽竜の手甲、隠し爪の首飾り、防護の腕輪、耐毒の腕輪
……雑魚ってわけじゃないけど、僕達よりは弱いな。
「怯えているな? 黒猫族のガキ。俺が怖いか…? そうだろうな……ククッ。お前ら黒猫族にゃ青猫族に狩られ続けた歴史が刻まれ、本能的に恐怖を──」
ギュランが何か言ってるが、フランと手をつないで精神的に癒しながら聞き流す。
……なんだろう。何か違和感がある。
そもそも、僕たちを捕まえるのにオーギュストがわざわざ数で不利な2対1を選ぶか?
原作ではギュラン一人だった。けど、ここは現実。
そして、僕たちは二人いる。
最後に、さっきから無駄話ばかりしているギュラン。
「死ね!」
「~ッ! フランッ!」
ガキィンッ!
僕の剣と、後ろからフランを襲ってきた人物の短剣がかち合い、火花が舞った。
「!? ルビー!?」
『な、直前まで気づかなかったぞ!?』
「くっ、《鑑定》……!」
名称:ジレン 年齢:32歳
種族:青猫族
職業:戦士
状態:平常
ステータス レベル:31
生命:237 魔力:192 腕力:69 敏捷:96
スキル
威嚇2、暗殺3、危機察知2、消音行動4、弓術1、短剣技4、短剣術6、盾術3、瞬発2、回避2、商売2、槍術2、投擲3、夜陰紛れ3、恫喝2、捕縛2、麻痺耐性2、気力操作、痛覚鈍化、敏捷上昇[中]、方向感覚、夜目、鷹の目
称号
なし
装備
王蛇蝎の短剣、炎熱獅子の革鎧、百眼蜥蜴の靴、黒石樹の盾、偽竜の手甲、気配遮断の指輪、鷹の目の指輪
王蛇蝎の短剣
攻撃力:373 保有魔力:100 耐久値:700
魔力伝導率・C+
スキル:王毒牙
なるほど……? さっきまで気が付かなかったのは、前にオーギュストが持ってた『気配遮断の指輪』の効果か。
「テメェ、この白髪のクソガキがァッ!」
「へぇ? お前も青猫族なんだね?」
うし、こいつも殺すか。
「おい! 何失敗してんだジレン!」
「うるせぇ! あれが完璧なタイミングのはずだったんだよ!」
「知るか! 失敗しちまったら意味ねェだろ!」
「クソッ、さっさと殺るぞ!」
なんか喧嘩してるけど、2対2での戦闘か。
……一応、作戦立てて警戒しておこう。
「フラン。これさ────」
「──ん、分かった。私が後に来た奴を殺る」
「んじゃ、僕はあのジレンとか言う奴が相手ね。そっちはお願い」
よーし、殺りますか!