転生したら転剣の世界でした   作:氷月ユキナ

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前回のあらすじ
フラン「ん、ルビーかっこよかった」
ルビー「えへへ……そう?」
剣(いつもイチャイチャしてるな、こいつ等)


56 ランクAは化物でした

 僕はアマンダと距離を取り、剣を構えた。

 

 それに対しアマンダは、鞭を構える。

 

名称:天龍髭の魔鞭

攻撃力:1030 保有魔力:1800 耐久値:1000

魔力伝導率・A

スキル:重量変化、伸縮自在

 

「いくわよ! まずは小手調べ」

 

 その瞬間、アマンダに鞭がこちらに向かってくるが、遅い。

 

 僕は鞭の動きに合わせて跳び、余裕をもって鞭を避けた。

 

 ……よし、これくらいなら避けられる。

 

「ヒュゥ、やるわね」

 

 戦い始める前に、僕はアマンダさんに勝つ道筋を考えていた。

 

 普通に正々堂々戦う? ハッ、ご冗談。今の僕がアマンダさんに勝てるわけない。

 

 そもそも、僕の強みはフランと師匠の大量のスキルとは違い“敏捷”だ。

 

「じゃ、歯車(ギア)上げていくわよ~♡」

 

 つまり、僕の勝ち筋は──

 

「短期決戦ッ!」

 

 本気を出される前に速攻で終わらせるッ!

 

 アマンダさんの超高速で変幻自在に襲ってくる鞭の雨をステータスの敏捷で無理やりゴリ押して加速し、懐まで潜り込む。

 

 ビュアッ。

 

 鞭が引き戻され僕へ向かってくるが、横にずれて回避し剣を振った。

 

「はぁッ!」

「《ウィンド・シールド》!!」

 

 剣がアマンダさんに触れそうになった直前、《風魔術》で上に吹き飛ばされる。

 

 僕はすぐに体勢を整え、安定した形で着地した。

 

「くっ」

「ふぅ……驚いたわ。素早いとは思っていたけど、まさかここまでとはね」

 

 ……今ので終わらせられなかったのは痛いな。

 

 僕の全力の素早さを見せてしまったので、次からはこう簡単に行ける気がしない。

 

「それじゃ、全力じゃないけど本気出していくわよ~。い~い?」

「はは……えぇ、来てくださいよ! 《閃剣》ッ!」

 

 僕はヤケクソとばかりに固有スキル《閃剣》で大量の斬撃を放つ。

 

「危ないわねぇ~」

 

 アマンダさんは余裕で避けるが、そこをついて再度接近しようとしたとき悪寒を感じた。

 

「──ッ!?」

 

 右を見ると、鞭がありえない動きで襲い掛かってきていた。

 

 僕は咄嗟に避けるが、右ほほから血が出る。……今の当たってないよね。魔力や風圧とかだけで怪我したんですけど!?

 

 それにあれは……鞭を魔力で操ってるのかな?

 

「……《鞭技》蛟撃ち。初見殺しの技よ」

 

 アマンダさんが何か言ってるが、そんなん聞く余裕もないまま僕は無茶苦茶に動く鞭から必死に逃げる。

 

 全方位からの超高速の鞭が、絶妙のタイミングを狙って一番嫌な形で襲いかかってくる。

 

 そこからは、ひたすら避けながら《閃剣》を撃ったりしていたが僕の攻撃が当たることはなく、背後から来た鞭に当たってしまい、意識が飛んだ。




Q.《火魔術》はどうしたんですか?
A.詠唱してるより《閃剣》撃った方が速いよ。

Q.なんで背後からの攻撃を避けられなかったの?
A.《反射神経》があっても気づいてなかったら避けられないよ……《警戒》が反応したときにはもう間に合わなかったし。


……あっさりとしすぎたかなーっと思いますが、まぁそこはアマンダさんTUEEEEって事で。
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