転生したら転剣の世界でした 作:氷月ユキナ
ルビー「……はい?」
剣(膝枕しちゃってたが、これってセクハラにならないよな? そもそもルビーって元男らしいし、大丈夫だよな……?)
ただいま僕たちがいるのは地下一層。なんだか不気味な雰囲気です。
「『蜘蛛の巣』……思い出すわ~。私が駆け出しのころ、ここ賑わってたのよね」
「賑わってた……? ここって前はそんなに稼げたんですか?」
「稼げたっていうよりも、我先に攻略せん!って冒険者たちがごった返してて……でもその反面、命を落とす冒険者も多くてね。その中には、子供の親である人たちも少なくなかったわ」
……いきなりヘヴィな話来たよぉ。
「あ……えっ…とー……」
「ふふっ、わざわざ気を使おうとしなくていいわよ?」
う……見透かされた……。
『ルビーって意外とそういうの苦手なんだな……』
そこの剣うるさい!
「まぁ、それが私が孤児院を開いたはじまりだったわね」
「アマンダは強かったから稼げた?」
「全然よぉ。当時弱っちかったから全然稼げなくて、街の人に沢山お世話になったわ……大変だったけど、今となってはいい思い出ね」
「アマンダさんってやっぱりすごいんですね……」
『そうみたいだな。正直、初めて会ったときは舐めてたな』
「……昔話はそこまでだぜ」
何カッコつけてんだこのバカ。僕も《気配察知》持ってるから分かってるっつの。
「うん、敵だね」
名称:トラップ・スパイダー
種族:妖蟲・魔獣 Lv:6
生命:35 魔力:15 腕力:19 敏捷:41
スキル
鋭敏聴覚2、跳躍1、毒噴射1、投げ縄2、罠感知2、罠作成1、赤外線視覚、脱皮、毒生成、毒牙
「《閃剣》」
僕が剣を振ると斬撃が飛び、何体かのトラップ・スパイダーを殺害する。
<簒奪が発動します。ステータスに敏捷+41が加算されます>
「よーし、今日も機能してるね」
このスキル無かったらフランの成長スピードに追い付けなくなりそうだし、本当に良かった。
ありがとう《簒奪》。けど、あの女神には感謝したくないなぁ……。
それから、僕たちは下の階層へ下っていった。
──地下四層。
ここまで来る道のりでは、良く分からん蜂とかムカデとかがいて、キショかった。
そしてダンジョン調査依頼の2日目から、五層に突入することになった。
「なんか……マジ余裕だな。こんなんでいいのか昇格試験」
そう呟いたのは……お前の名前何だっけ。えっと、呟いたのはクラ何某だ(クラッドです)。
「この四層までは罠も敵も大したことはない。だが五層からはトラップ・スパイダ―の数が増え群れだす。囲まれると面倒だ、注意してほしい」
『なるほど……五層から、あの蜘蛛どもが本気出すのか』
「それに、罠の数も増える。特に転移の罠は危険度が高い。壁の中に送られたという報告もあるから、気を抜かないでくれ」
『すげぇクソゲー感漂ってくるな……』
「だねぇ……リアルでの死にゲーとかよりは幾らかマシだけど」
罠にかかった瞬間即死とか、そういう殺意高すぎるトラップじゃなければ対処法もあるし。
「んじゃ、休みますか」
『おう』
「ん」
フー……よし、こういう時はステータス確認!
名称:ルビー 年齢:12歳
種族:人間
職業:閃剣士
ステータス レベル:25
生命:281 魔力:2543 腕力:203 敏捷:634
スキル
鑑定6、剣術10、剣聖術1、剣技1、属性剣1、回避2、柔軟1、瞬発3、跳躍2、詠唱短縮2、火魔術6、補助魔術2、警戒4、気配遮断2、気配察知1,罠感知2、隠密2、毒耐性4、解体5、料理1、魔力操作、気力操作、精神安定、不退転、反射神経、敏捷力上昇[小]、魔力上昇[小]、腕力上昇[小]、インセクトキラー、成長効率上昇、ゴブリンキラー、デーモンキラー、言語理解
エクストラスキル
簒奪
固有スキル
閃剣
称号
百戦錬磨、解体王、回復術師、ゴブリンキラー、殺戮者、スキルコレクター、火術師、料理王、インセクトキラー、超大物喰い、ダンジョン攻略者、デーモンキラー
えーと、まずレベルは上がってないか。いや、そんなポンポン上がるものじゃないけど……。
次に、ステータス。あの神サマ(推定)により解放された《ステータス上昇[中]》でステータスが上がって、敏捷は蜘蛛から奪った。
スキルで新しく増えたのは《跳躍》と《罠感知》。《罠感知》の方はあの、“武器解除”と“転移”の二重トラップがどこにあるのか、知識としては知ってても正確な位置が分からないので奪った。
これで感知できれば罠にひっからずに済む。
さーて、こっちは対策ばっちりだ。猛毒に効く薬も師匠に無理言って貰ったし、僕にできることは完璧にやった。
後は、イレギュラーが起こらないことを祈るだけ……。
期末テスト終わったので投稿です!!
いやぁ…………テストの点数は考えたくない。