転生したら転剣の世界でした   作:氷月ユキナ

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前回のあらすじ
街に入れた!


7 冒険者登録をしに来ました

「「『街だーー!』」」

 

 街についたー!

 

 おー、人がたくさんいるなぁ。

 こんなに人がいるの生まれ変わってから初めて見る気がする。

 

「ハ、一丁前に剣なんて持ってるぜ?」

「おいおい、マジかよ。黒猫族と忌み子なのにか?」

 

 ……うぜぇ。死ねばいいのに。

 

『よっしゃ! とりあえずは奴の教えてくれた冒険者ギルドを探そう』

「ん! 『冒険者』になる」

「さぁーて、行こう!」

 

 そうして歩いていると、

 

『うわあああん』

「えっ何いきなりどうしたの!?」

「う? どうしたの師匠」

『フラン…俺はもう…駄目だ…。…そこらの剣にも劣る駄剣だったようだ…。きっと俺なんて気まぐれに作られた、見てくれだけのへっぽこ成金ソードなんだ…』

「いやへっぽこ成金ソードってなんだよ」

『俺なんて捨ててもっといい剣ゲットしてくれ…』

 

 うわ、面倒くさいスイッチは言った。

 そこらの剣? はい鑑定。

 

名称:上質の鋼のロングソード

攻撃力:398 保有魔力:5 耐久値:600

魔力伝導率・F

スキル:なし

 

名称:魔銀(ミスリル)合金のダガー

攻撃力:423 保有魔力:20 耐久値:700

魔力伝導率・D+

スキル:なし

 

 確か師匠の攻撃力は392。

 いや、攻撃力では負けてるけどさ。

 

「師匠は駄剣じゃない。師匠は師匠…。私を助けてくれた綺麗ですごい剣。それにスキルを使いこなす剣なんてほかにない」

『ふ、フラン…!』

 

 はぁ、これは後でガルスさんから教えてもらえることだけど、自信持ってほしいし今言っても別にいいか。

 

「そもそもさ、師匠」

『ん? どうした?』

「魔力伝導率がAの剣のどこが駄剣なの?」

『え? 魔力伝導率? なんだそれ』

「魔力伝導率っていうのは魔法の武器特有の性質で、魔力を刃に纏わせて攻撃力を上げるんだよ。魔銀(ミスリル)での魔力伝導率・C-が伝導効率が70%ぐらい。師匠は魔力伝導率がAだから伝導効率が200%ぐらいなんだよ? つまり魔力を100纏わせたら攻撃力+200。そんな剣が駄剣なわけないじゃん」

『えっマジで』

「マジだよ」

『ひゃっはー! お、俺つええええ! フラン、安心してくれ! 俺強いらしいぞ!』

「だから最初から言ってる。師匠はすごい剣」

『フラン…!』

「師匠…!」

 

 二人、いや一人と一剣が抱きしめあう。

 

「感動してるところ悪いけど、冒険者ギルドまで来たしさっさと入るよ」

 

 そうして僕たちは冒険者ギルドに入るのだった。

 

 

◇◆◇

 

 

 おお、冒険者の人たちがいる!

 

 さて、受付は…。あっ、心の中で死ねばいいのにって言ってる受付嬢さんだ。

 

 …僕もさっき心の中で死ねばいいのにって言っちゃってたし、人のこと言えねぇな。

 

『たのもう!』

「たのもー」

「いや、道場破りじゃないんだからさ」

「あら? どうしたのお嬢さん達。道にでも迷った? ここは冒険者ギルドよ」

「知ってる。冒険者になりたい」

「えっと、いいですか?」

 

 ま、大丈夫だろうけど。

 

「あ…はい、分かりました。でも登録は誰でも出来るわけではなく、実戦形式の試験を受けさせていただきます」

「ん」

「分かりました」

 

 ついに試験か。気合い入れないとな。

 

「本気か…?」

「マジかよ…」

「あんなガキどもが?」

 

 おい周り。うるせぇよ。

 

『大丈夫か? フラン、ルビー』

「あんなの気にしてないし大丈夫だよ」

「?」

『いや、分かってないならいい』

「……大怪我をなさっても、何があっても当ギルドは責任を負いませんが」

 

 受付嬢さんめっちゃ念を押してくるじゃん。

 

 ま、それでも答えは一つだけどね。

 

「ん、大丈夫」

「僕も大丈夫です!」

「……ではこちらへ」

 

 さて、戦ろうか。




次回はドナドロンド戦です。
頑張るぞー!

それと、最初に言っていた忌み子というのはルビーの容姿のことです。
詳しくは今度師匠に話すと思うので。
これからもこの作品をよろしくお願いします。

現在は1000字を超えたらその日に投稿してますが、1話をもっと長くした方がいいですか?(長くするほど投稿日が遅くなります)

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