転生したら転剣の世界でした 作:氷月ユキナ
街に入れた!
「「『街だーー!』」」
街についたー!
おー、人がたくさんいるなぁ。
こんなに人がいるの生まれ変わってから初めて見る気がする。
「ハ、一丁前に剣なんて持ってるぜ?」
「おいおい、マジかよ。黒猫族と忌み子なのにか?」
……うぜぇ。死ねばいいのに。
『よっしゃ! とりあえずは奴の教えてくれた冒険者ギルドを探そう』
「ん! 『冒険者』になる」
「さぁーて、行こう!」
そうして歩いていると、
『うわあああん』
「えっ何いきなりどうしたの!?」
「う? どうしたの師匠」
『フラン…俺はもう…駄目だ…。…そこらの剣にも劣る駄剣だったようだ…。きっと俺なんて気まぐれに作られた、見てくれだけのへっぽこ成金ソードなんだ…』
「いやへっぽこ成金ソードってなんだよ」
『俺なんて捨ててもっといい剣ゲットしてくれ…』
うわ、面倒くさいスイッチは言った。
そこらの剣? はい鑑定。
名称:上質の鋼のロングソード
攻撃力:398 保有魔力:5 耐久値:600
魔力伝導率・F
スキル:なし
名称:
攻撃力:423 保有魔力:20 耐久値:700
魔力伝導率・D+
スキル:なし
確か師匠の攻撃力は392。
いや、攻撃力では負けてるけどさ。
「師匠は駄剣じゃない。師匠は師匠…。私を助けてくれた綺麗ですごい剣。それにスキルを使いこなす剣なんてほかにない」
『ふ、フラン…!』
はぁ、これは後でガルスさんから教えてもらえることだけど、自信持ってほしいし今言っても別にいいか。
「そもそもさ、師匠」
『ん? どうした?』
「魔力伝導率がAの剣のどこが駄剣なの?」
『え? 魔力伝導率? なんだそれ』
「魔力伝導率っていうのは魔法の武器特有の性質で、魔力を刃に纏わせて攻撃力を上げるんだよ。
『えっマジで』
「マジだよ」
『ひゃっはー! お、俺つええええ! フラン、安心してくれ! 俺強いらしいぞ!』
「だから最初から言ってる。師匠はすごい剣」
『フラン…!』
「師匠…!」
二人、いや一人と一剣が抱きしめあう。
「感動してるところ悪いけど、冒険者ギルドまで来たしさっさと入るよ」
そうして僕たちは冒険者ギルドに入るのだった。
◇◆◇
おお、冒険者の人たちがいる!
さて、受付は…。あっ、心の中で死ねばいいのにって言ってる受付嬢さんだ。
…僕もさっき心の中で死ねばいいのにって言っちゃってたし、人のこと言えねぇな。
『たのもう!』
「たのもー」
「いや、道場破りじゃないんだからさ」
「あら? どうしたのお嬢さん達。道にでも迷った? ここは冒険者ギルドよ」
「知ってる。冒険者になりたい」
「えっと、いいですか?」
ま、大丈夫だろうけど。
「あ…はい、分かりました。でも登録は誰でも出来るわけではなく、実戦形式の試験を受けさせていただきます」
「ん」
「分かりました」
ついに試験か。気合い入れないとな。
「本気か…?」
「マジかよ…」
「あんなガキどもが?」
おい周り。うるせぇよ。
『大丈夫か? フラン、ルビー』
「あんなの気にしてないし大丈夫だよ」
「?」
『いや、分かってないならいい』
「……大怪我をなさっても、何があっても当ギルドは責任を負いませんが」
受付嬢さんめっちゃ念を押してくるじゃん。
ま、それでも答えは一つだけどね。
「ん、大丈夫」
「僕も大丈夫です!」
「……ではこちらへ」
さて、戦ろうか。
次回はドナドロンド戦です。
頑張るぞー!
それと、最初に言っていた忌み子というのはルビーの容姿のことです。
詳しくは今度師匠に話すと思うので。
これからもこの作品をよろしくお願いします。
現在は1000字を超えたらその日に投稿してますが、1話をもっと長くした方がいいですか?(長くするほど投稿日が遅くなります)
-
現在のままで
-
1500字以上で
-
2000字以上で
-
2500字以上で
-
3000字以上で
-
3500字以上で
-
4000字以上で
-
4500字以上で
-
5000字以上で
-
どうでもいい