話を長くする人達て凄いと思う
フェンリル極東支部支部長室
「帰ってきて早々に集まって貰ってすまないね」
そう言ったのはペイラー・榊であった
「いや、俺達も色々と気になっていた所だ」
「色々予想外でしたからね」
榊博士の言葉に返したのはソーマとアリサであった
「それじゃあ今回の事を整理するよ。まず君達が遭遇したのは最近発見されたハンニバル神属のカリギュラというアラガミの色違いといったとこだ」
「あぁ、最近超弩級アラガミとして俺達も一匹狩ったからな」
「今現在確認されているカリギュラは青色で使うのは氷と雷が判明し更には背中のブースターによる高機動能力と腕のブレードなどを吟味して指定禁忌接触種に認定されたんだけど、まさかここに来て更には別の特徴を備えた新種の可能性がある紫色のカリギュラを君達が発見した」
新種を発見したばかりなのにその新種の新種を見つけるという、とてもめんどくさい自体に陥っていた
「本来ならすぐに第2のノヴァに捕食される前に討伐するべきなんだけどねぇ」
榊博士はそう言い淀んだ
「……シオだろ?」
「そのお通りなんだ。そのアラガミに対してシオくんが大変懐いていたというじゃないか。本来ならシオくんにとって他のアラガミは捕食対象であり馴れ合う事は本来無いこと。それなのに君達が発見した際には紫のカリギュラと戯れ君達の前に紫のカリギュラが降り立った際には頭に乗っていたそうじゃないか」
第2のノヴァをこれ以上強くしないために狩るべきであるのにシオが紫のカリギュラに対して友好的な反応を示した。という事は他のアラガミとは違う何かが確実にあるという事を全員が理解していた
「それだけじゃない。紫のカリギュラ自身も俺達が攻撃したにも関わらず俺達に襲いかからずに逃亡した。本来なら即座に敵対するはずだ」
「そう、そこなんだよ。いくらシオくんが友好的でもこちらにそうとは限らない。でも紫のカリギュラは攻撃をされたのに敵対せずに逃亡を選んだ。シオくんが何かしらしたのかそれとも紫のカリギュラが特別なのかそれともその両方か。でも今の所確定事項はない。あまりに情報が少な過ぎるからね」
紫のカリギュラはあまりにも不確定要素がありすぎるために正確に判断する事ができないでいた
「じゃあどうするですか?」
「簡単な話しさ。まず紫のカリギュラには監視をつける事にする。そして第2のノヴァに捕食されないように護衛ないし逃亡の手助けをすると言ったところだね。第2のノヴァに力を付けられる訳にはいかない。しかし紫のカリギュラを討伐する事も最悪何かしらの、それこそ人類にとって重要な損失を生み出しかねない」
「その監視はどうするんだ?極東支部はそこまで潤沢に人員がいる訳じゃない」
フェンリル全体として神機使いは十分といえない。ゴッドイーターは偏食因子に適合しなければなる事ができない。故にその数は十分とは言えない
「リンドウくんに頼みたいんだ」
「へぇ?て、俺ェ!?」
「もし紫のカリギュラが第2のノヴァに襲われたのなら君なら足止めぐらいならできるだろう?ベテランで一人で任務につかせても問題ない程の実力を持っている君だからさ」
「で、でも俺は第一部隊で……」
「第一部隊の面々も君がいなくても十分できるさ。事実君が行方不明になっていた間に彼らは十分にやっていた」
「…………はぁーー、わかりましたよ。やらせて貰いますよ」
「ありがとう。それじゃあ早速頼むよ。リッカくんに頼んで観測した紫のカリギュラの偏食場パルスを感知できる装置を作ってもらったからね、それをリッカくんから受け取ってから頼むよ」
「最初から拒否権ないじゃないですか」
「それじゃあ仮称カリギュラ特異種の調査を頼んだよ。他の皆は引き続き超弩級アラガミの討伐を頼んだよ」
こうして極東支部のカリギュラ特異種に対する方針が決まった