覇気使いのハンター   作:狼ルプス

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タワー攻略

トリックタワー内部では現在、リュウマとポンズがタワー攻略の為猛獣と戦いながら進んでいた。

 

 

 

『『『グキャオオォオォ!』』』

 

「剃」

 

大型の猛獣3匹が飛び掛かる。その瞬間リュウマは一瞬にして大型の猛獣の目の前に移動し、リュウマの右拳がが猛獣達にめり込む。残った2匹に中で1匹に回し蹴りを放ちもう1匹は

 

「くらえ!」

 

ポンズが1匹を引きつけ、毒ガスを浴びせ動きを封じる。ポンズが離れたのを確認したリュウマは動けない猛獣を蹴り抜き吹き飛ばす。

 

2人は大型の猛獣達を無力化すると、そのまま階段を降りていく。

 

 

『グルルルルルッ』

 

階段をおりると、白い大きな狼の群れがこちらを威嚇し、2人に襲い掛かるが…

 

 

 

 

「退け、邪魔だ」

 

リュウマは狼に向け威圧を放つと、狼達は目を見開きガタガタと震え始める。完全にリュウマに恐怖したのか、襲ってくる気配はなく、リュウマとポンズが歩くと、狼達は道を開け、そのまま進んでいく。

 

ここまで順調にタワーを攻略していく2人だが、ほぼリュウマの手により倒されており、ポンズはなんとかリュウマのサポートをしていると言った感じだった。

 

「はぁ…これじゃあ準備運動にならないな」

 

「……私援護する必要あるこれ?」

 

「ん?援護できてるが?ポンズの即席トラップも役に立ってるじゃないか」

 

「一応消耗品だから余り手数は減らしたくないんだけど…私に出来る事なんて注意を引くことくらいよ…」

 

「今はそれだけで充分…お陰でやりやすいしな」

 

「なんか複雑ね。それにあなたが刀を使った所なんてヒソカが相手の時だけよ…」

 

「確かにそうかもな、一応剣術だけじゃなくて体術による戦い方も叩き込まれてるからな…」

 

「一体どんな修行をしたらあんなことが出来るのよ…」

 

「師父との修行の賜物さ。実際、何度走馬灯を見たことか……」

 

「あ、ゴメン…」

 

「キニシナイデ…」

 

リュウマの目が死んでいるのを見て謝るポンズ、こんな目になる程辛い修行をしていたとなると尚修行内容が更に気になってしまうポンズだが、それを掘り返すほどポンズは鬼ではない。

 

 

 

 

 

 

 

「攻略を始めてそろそろ9時間か…そろそろ着いてもいいと思うが…ゴン達は大丈夫だろうか」

 

リュウマは腕につけているタイマーを確認する。攻略から既に9時間は経過していた。

 

「ゴン達ならきっと大丈夫よ。もしかしたらキルア達も一緒かもしれないし、ゴンとキルアなんて楽しみながら攻略してるんじゃないかしら?」

 

「ああ…確かに想像できるな。あの2人何かと相性いいしな…いいコンビになれそうだ」

 

「あ、やっぱりリュウマも思った?」

 

「ああ、それにキルアに関しては相当の実力者だ。おそらくあの歳で相当暗殺術を叩き込まれてるな…」

 

「え、暗殺術?」

 

「ああ、暗殺者がほぼできる動き【暗歩】も見事だしな…あの歳であの動き、俺の予想が正しければ…多分キルアはゾルディックの子息の可能性がある」

 

「ぞ、ゾルディック⁉︎あの有名な暗殺一家の?」

 

「あくまで推測だがな…そこは本人聞かないとわからないけどな…」

 

それからも2人は着々と進んでいき、道中トラップもあったが2人は余裕で回避し突破し、走り続ける。

 

その様子を見ていた試験官、賞金首ハンター兼刑務所長のリッポーは愉快気に笑う。

 

「くくくっ!脱落する可能性が高いと想定したルートだったが、案外簡単に攻略されそうだね」

 

 

そんな事を知らない2人が到着したのは闘技場のような部屋だった。2人の目の前には手錠を嵌められた頭巾を被った囚人服を着た集団だった。

 

 

「人?」

 

「……60人くらいはいるな」

 

「ここ、猛獣の試練のはずだけど…人も含まれるの?」 

 

「さぁ、そこは監視カメラから覗いてる奴しかわからないだろ…」

 

リュウマは人数を把握し、一番先頭にいた巨漢の囚人の手錠が外れ、頭巾を脱ぎ捨てる。

 

頭巾の下から現れたのは、口髭を生やした厳つい男。

 

「俺らは審査委員会に雇われたモンだ。お前らはここで俺らと戦ってもらうぜぇ。勝負は2対60の乱戦、武器はあり。殺しもありのなんでもありだ。ただし……お前らは俺らを1人殺すごとに1時間の時間を貰うぜ」

 

「ってことは、全員殺したら60時間か」

 

「ど、どうするの?向こうは殺す気満々だけど…」

 

「倒すのに時間をかけるとペナルティーが響く……仕方ない、あんま見られていいものじゃないが…」

 

「リュウマ、もしかして…」

 

「察してる通りだ…こんなとこで足止めなんざされてたまるか」

 

 

 

 

 

「どうする? 受けるか、諦めるか!?」

 

「やる」

 

「リュウマがやるなら、やらないわけにはいかないもの」

 

 

リュウマとポンズは即答する。それに男は一瞬目を見開くも、すぐに表情を戻す。すると背後にいた囚人達の手錠が外れ、頭巾を脱ぐ。

 

全員が男で、腕や首元の肉付きから全員がかなりの武闘派であることが窺えた。男達はナイフや剣、弓、鎧などを装備していく。

 

リュウマは呆れながら、準備が終わるのを見つめている。

 

「ポンズはじっとしててくれ……」

 

「ええ、わかってるわ」

 

 

「(あの女はたいした事はない……だが刀を二振腰に下げてるやつ、明らかに俺らより強ぇ!)」

 

リーダー格の男は顔を顰めながら、心の中で吐き捨てる。しかし、

 

「(開始の合図なんて出さねぇぜ!悪く思うなガキども!)」

 

部下達に目配せして、弓を持つ者達は矢を番える。その時

 

 

 

ブォォォォォォォォン、と何かくぐもったような音がした気がし、その瞬間囚人達が白目をむいて次々と倒れ始めた。

 

 

「い、一体なに……が」

 

唯一意識が残っていた囚人も耐えられず、白目を剥き意識を失う。

 

 

「……行くか」

 

「ええ」

 

 

 

 

 

部屋を後にする2人。もちろん死者は無し。待機することなく、2人は先に進むのだった。ポンズはもう慣れたのか何も言わずリュウマの隣を歩く。

 

「……い、一体何が、奴の念能力?いや、オーラの流れは全くない。そもそも、なぜ奴らは気絶を…」

 

その様子を見ていた試験官リッポーはあまりの現象に驚きを隠せずにいた。

 

 

次に2人が出たのは細い通路だった。

 

「これは…」

 

「いかにもって感じね」

 

 2人が目を向けたの真下。真下にはウジャウジャと蛇の集団がウネウネとしていた。

 

「スゲェ蛇の数…もしかして毒蛇か?」

 

「ええ、それにかなり危険な部類に入る猛毒蛇よ。落ちたら一貫の終わりね」

 

ポンズは下にいる蛇を見て種類を把握し、2人は細い道を通るがいかにも罠があるような雰囲気に警戒する2人。

 

 

「やっぱり何かありそうだな?」

 

「そうね。横から何か飛んでくるか…或いは」

 

ポンズが罠を推測していると後ろから何か崩れる音がし、振り向くと通路が2人を追うように崩れていた。

 

「通路が崩れてる!!」

 

「おお、この道自体がトラップだったのか…」

 

「そんな悠長なこと言ってないで走って!!」

 

2人は細い道をかける。徐々に速度を上げて崩れる道にポンズは焦り出し、逃げ道はなく速度はどんどん速くなり、少しずつだが2人との距離を詰め始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「やばい、このままじゃ追いつかれるわよ⁉︎」

 

「しょうがない。ポンズ!」

 

「え、きゃっ!!」

 

リュウマはポンズの脚力では追いつかれると判断しポンズのそばに近づき抱え、リュウマは速度を上げ距離を離していく。

 

 

 

10分ほど走り、ようやく蛇の道を切り抜けると

 

 

 

「リュウマ上!!」

 

「!!」

 

リュウマは上を見ると、牛のような動物が睨みつけ弾丸のように突進してくる。

 

「危なっ⁉︎」

 

「えっ⁉︎何あの突進力!弾丸並みの速さじゃない!!」

 

リュウマは回避するが余りの弾丸並みの突進力に地面に穴が空き驚くが、牛はどんどんこちらに狙いを定め、2人に向かって突進してくる。

 

「ポンズ、しっかり捕まってろよ!」

 

「う、うん!」

 

ポンズはしっかり捕まりリュウマは弾丸並みの牛の突進を回避していく、しかも弾道予測をしているかのよう最低限の動きで回避し、牛の突進による弾丸のからようやく抜け出した。

 

  

「ふぅ~……どうやら抜け出せたみたいだな。それにしてあんな牛もいるもんだな」

 

「ええ、もし私1人だったら死んでたわ…」

 

「まだこんなものがあると思うとポンズにはかなり厳しいかもな…ここは1人でもリタイアすれば強制失格になるしな」

 

「本当にペアがあなたでよかったわ。リュウマ以外の誰かだったらどちらもこの試験で死んでたわよきっと…」

 

「キルアかヒソカならまず問題はないと思うが?」

 

「キルアならまだしもヒソカは論外よ!!」

 

「さいですか…」

 

「後いい加減おろしてよ!恥ずかしいから!!」

 

「どわっ!わかったから暴れるな!あと地味に痛い!」

 

 

リュウマはポンズを抱えて突破はしたはいいが、ここまでポンズはリュウマにお姫様抱っこをされてる状態であり、ポカポカとリュウマの胸を叩く。

彼女も年頃の女の子なのでかなり恥ずかしいのである。

 

その後も2人はそのまま問題なく進み、その後も2人は何だかんだでクリアしていく。そして、

 

 

 

『246番ポンズ! 370番リュウマ! 三次試験通過、第6号!! 所要時間12時間27分!!』

 

 

「ふぅ、ようやくゴールか」

 

「あと60時間ちょっとはここで待たないといけないみたいね…」

 

タイマーを見るとまだ60時間は余っており、時間が来ない限りこの場で待機という事になる。 この場にはすでにヒソカと針男、ハンゾー達の姿があったが、ゴン達の姿はまだなかった。

 

 

 

 

 

2人は無事、三次試験トリックタワーを無事攻略した。

 

 

 

 

 

 

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