覇気使いのハンター   作:狼ルプス

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四次試験終盤

 

四次試験開始から3日目、リュウマはしばらく様子を見るため身を潜め機会を伺っており、未だにターゲットの三兄弟がは手掛かりがつかめず、行動を再開し、まずは三兄弟を見つける事から始めなければならず、ただ森を彷徨うしかなかった。

 

 

「他の奴にプレートを奪われてなきゃいいが……」

 

歩き回るも誰にも会えない状態が続き、作戦を練り直そうか悩み始めると、耳に風を切る音が聞こえた。

 

リュウマは音がする方向に目を向ける。飛んで来たのは小さな白くて丸い円盤で、リュウマはとりあえずキャッチする。

 

「プレート?……なんかよくわからんがラッキー、ていうか何故飛んできたんだ?」

 

 リュウマは飛んで来た方向を見ながら首を傾げるが、分かるわけもなくナンバープレートに目を向ける。書かれていた数字は『197』。残念ながら1点だった。

 

「くそっ!惜しい!!1番違いか!だが、一応6点は揃った事になるが、念のためターゲット分のプレートも奪わないとな…俺がターゲットの奴もわからないし…」

 

リュウマはとりあえず試験合格の条件を揃えたがターゲットの番号である198番のプレートを奪うため探索を続けるがある事に気づく

 

「(待て、このプレートは飛んできた。兄弟は3人で行動してる。他のやつがその中の兄弟がターゲットになって、それを全て奪った上で投げ飛ばしたとなると…)不味いな…198番のプレートが行方不明の可能性が高くなるな…」

 

 

もし三兄弟を襲撃した者がプレートを奪い、ターゲット外の2枚のプレートを合格させない為に投げ飛ばしたとなるとプレートのみを探すのは至難の業である。

 

「(匂いを辿るにも、匂いが薄いから追跡は難しいか…)」

 

 

とりあえず、ポケットにしまって再び歩き出す。その後数時間、誰にも会うことなく3日目の夜を迎える。

 

 

「…成果はなし、他の受験者とも全然会わないな…一応6点は揃っているが……っ⁉︎」

 

リュウマは即座に秋水の柄に手を添え構える。リュウマの視線の先からとてつもない殺気を感じたからだ。

 

「(この殺気…ヒソカか?なんて殺気だ……不味いな、この感じだと遭遇した者はなりふり構わず殺しに行くだろう。絶を維持しとかないとな)」

 

リュウマは絶を行い気配を消し、殺気が届かない場所まで移動し、何とか休める場所を見つけ、そのまま3日が終わった。

 

 

 

 

 

 

「……殺気は、治まっているのか?」

 

絶を維持しているリュウマは警戒しながら木々を飛びながら移動する。

 

「(しかし何があってあれだけの殺気を……いや、考えても仕方ない。とりあえず三兄弟を探し出して状況を聞かないとな)」

 

気配を消して、音も出来る限り出さないようにして三兄弟を探すが一向に見つからない。リュウマはとりあえず三兄弟を見つけ情報を聞き出すか、もしプレートを持っていれば奪うと言う策だ。

  

リュウマは移動をしていると、一つの影を視認でき動きを止める。

 

 

 

 

 

 

「お前…確か」

 

「ハゲ忍者じゃん」

 

「ハゲ忍者ってなんだ!? 俺はハンゾーって名前で、立派な忍だ!!」

 

「へぇ〜…」

 

「テメェ信じてねぇだろ⁉︎」

 

リュウマの呼称に抗議するハンゾーを無視して、リュウマは話を続ける

 

「で、忍のハンゾーがこんな所でどうしたんだ?」

 

「無視かよテメェ!? はぁ……まぁいい。お前、名前は?」

 

「リュウマ・サイラム」

 

「リュウマか、よし覚えたぜ。それでお前のターゲット、まさか俺とか言わないだろうな?」

 

「生憎ハンゾーじゃない。それで、ハンゾーはもう集まったのか?」

 

「いや、後1点分だな。そっちは?」

 

「一応一点プレート三枚で6点は揃ってるが…念のため俺のターゲットのプレートも奪っておきたくてな、ハンゾーは誰がターゲットなんだ?」

 

「聞いてくれよ。実は俺のターゲットの1番違い掴んじまってな」

 

「1番違い?どう言う事だ?」

 

「俺のターゲットは3人兄弟で参加してる連中で、その内の1人が俺のターゲットだったんだけどな。銀髪坊主も兄弟の1人がターゲットだったみたいで先を取られちまった」

 

「(銀髪…おそらくキルアだな。なら三兄弟のプレートを奪ったのはキルアか?)」

 

 

「しかも、ご丁寧なことに他の兄弟のプレート思いっきりぶん投げやがってよ。ラッキーと思って、取りに行ったら違う方だったんだよ」

 

 

「…………」

 

ハンゾーは説明しながら『198』のナンバープレートを取り出して親指で弾く。それをみた直後リュウマの目は目を見開き口を開けて驚愕していた。

 

それを見たリュウマは、ポケットから『197』のナンバープレートを取り出す。

 

「忍とあろうものが、坊主相手に不覚を取っちまったぜ。あぁ、そういやぁお前さんのターゲットは何番なん……だ……?」

 

リュウマに顔を向けたハンゾーの目に『197』という数字が映る。リュウマは197のプレートをハンゾーに見せるようには掲げていた。

 

「……」

 

「……」

 

「「……」」

 

「……なぁんだと~~!!!」

 

「こんな事ってあるんだな……」

 

しばらく2人はは目を見開いたまま固まっており、ようやく目の前の事実を理解して、ハンゾーに至っては大きくリアクションを取りながら叫ぶ。

 

「おい!」

 

「お前!」

 

 

「「このプレートと交換してくれぇ!!え?」」

 

あまりに息ぴったりに2人は少し驚き、しばらく見つめあっていた。

 

「俺からいいか?」

 

「お、おう、構わないぜ」

 

「このプレートはもちろん渡す。ただしハンゾーが持つ一点プレートは全て譲ってもらってもいいか?」

 

「そんな事でいいならもちろん構わないぜ!自分のプレートと197番のプレートさえ有れば後はいらねぇしな!」

 

「よし、交渉成立、この197のプレートはお前に譲る」

 

「感謝するぜー!なら、こっちもこの2枚は渡すぜ」

 

交渉成立でリュウマは197のプレートをハンゾーに渡し、ハンゾーはリュウマに198と362を渡して、ハンゾーは晴れて6点分のプレートを集める事が出来た。

 

「けどお前いいのかよ?そんなにプレートを持ってたら狙われやすくなるんじゃねぇのか?」

 

「念の為だ。仮に3点分のどちらかを奪われても合格基準は満たしてるし…一点プレートを奪われても問題はないしな。備えあれば憂いなしって奴だ」

 

「成る程…一理あるわな。そんじゃ、俺はここからおさらばさせてもらうぜ。残り3日、お互い頑張ろうぜ!」

 

「ああ、ありがとな」

 

礼を言うとハンゾーはこの場から離れていく。残りの時間は自分のプレートを守る事に専念するだらう。

 

「さて、思わぬ収穫だな…後はこいつを守りながら3日過ごせば終わりと言いたいが…ポンズ、ゴン達は何してるかな」

 

ここまで一度も会う事もなく行動をしていた為、少し物足りなさを感じ始めるリュウマ、一次試験から一緒で交流を深めているので…既に仲間意識が高くなっていた。

 

 

「さて、人がこなさそうな場所に移動するかな…」

 

 

 

 

 

 

 

その後リュウマは残りの期限まで鍛錬をする事にし、閻魔を使いながら慣らしていた。

 

 

「………ふぅ」

 

リュウマは息を吐き閻魔を振るうが、大分威力は押さえられるようになったが、やはり必要以上に斬ってしまうのでまだまだ荒削りといった感じだった。

 

「まだまだ荒いか……必要以上に斬るから、気を抜けばまた持っていかれるからな」

 

リュウマは閻魔を見つめる。閻魔の刀身は紫色のオーラが纏わりついており、いつでも吸い取らんと言っているように見えた。

 

「今の状態じゃ、閻魔に俺の念能力を上乗せしない方がいいかもな…」

 

閻魔を納刀し、リュウマは型の確認のため剣技の鍛錬に時間を当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四次試験開始から6日経過…

 

 

 

 

残り1日、ここまでリュウマは二刀流での剣技を考案したり、現在の成果としては、閻魔の扱いが大分マシになったり、念の鍛錬やら様々だ。

 

 

 

「結局、閻魔に振り回されてたな…」

 

リュウマ辺りは鋭い刃物に斬られたかのような跡が広がり、これら全て閻魔による斬撃の影響だ。

 

「(こいつに関しては実戦で慣れないと意味がないかもしれないな…扱ってわかったが、閻魔は持ち主の【覇気】を必要以上に放出して斬る…レイリー師父、こいつを一体何処で手に入れたんだ)」

 

鍛錬を終わらせ、見つけた水場で汗を流した後、この島最後の行動を開始する。

 

「残り一日ちょい、ポンズ達でも探して「おや?リュウマじゃないか♣︎偶然だね♠︎」………」

 

何故かいてほしくない相手がそこにおりリュウマは一瞬固まるが距離を取り直ぐに戦闘態勢に入り【練】を発動し、秋水を抜刀する。

 

「ああ、勘違いしてほしくないけど…僕は君と戦う気は今はない♦︎」

 

「……その言葉を信じろと?」

 

「ククク、酷いなぁ♣︎奇術師の気紛れと思ってくれないかい?」

 

「………なら、要件は何だ?」

 

「特に何もないさ、君とここで会ったのは本当に偶然さ♦︎【絶】も見事だった。それにしても、君が持っているその刀、黒刀かい?そっちもいい刀だね♥」

 

「黒刀を知ってるのか?」

 

「噂に聞いたことがあるだけ♦︎実物を見るのは初めてさ♣︎よければ見せてもらえないかな?」

 

リュウマはどうするか悩むが、ここで戦うのは得策ではないと判断し、オーラを消し、秋水を納刀する。

 

「わかった。見せることなら構わないが、条件がある」

 

「なんだい?」

 

「俺の質問に答えてくれ。それが条件だ」

 

「…うん、それくらいなら構わないよ♠︎」

 

案外素直に承諾したヒソカにリュウマは少しだけ驚く。リュウマは警戒しながらヒソカに近づき秋水を見せる。

 

「へぇ…こうやって見るとやっぱり違うねぇ♦︎つい見惚れちゃってゾクゾクしちゃうよ♥」

 

秋水を少し抜き刃をじっくり見るが、ヒソカの言葉にリュウマは気持ち悪くて仕方なかった。

 

 

 

「(気持ち悪いなコイツ)次はこっちな番だ。ポンズ、ゴン達をみなかったか?」

 

「ああ、ゴン達やそのお友達は見たけど、数日前のことだから彼らの行方は今は知らない」

 

「そうか」

 

「けど、ポンズの方は見たね♦︎」

 

「本当か?」

 

「うん、ここをまっすぐ行けば洞窟があるはずだ。彼女がそこに入っていくのを見たけど…その後はわからないね♣︎」

 

ヒソカは指差し方角を教える。リュウマはヒソカが嘘をついていないのを確認し話を続ける。

 

「そうか、情報提供感謝する」

 

情報を聞きき、すぐさまその場から離れる。それをヒソカは追う様子はなく、リュウマが去った方向をただ見つめていた。

 

「ああ…いつ見てもいい目だ。興奮してイっちゃいそうだよ♥︎」

 

ヒソカの下腹部は見るに耐えない変貌を遂げており、その姿と声は相手に聞こえる事も見る事もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ⁉︎な、何だ?今冷たい物が背筋に…」

 

リュウマは背後から異様な何かを感じゾワッとするが、頭を横に振り切り替える。

 

「(気にしたらダメだ。とりあえず洞窟を目指すんだ)」

 

 

 

リュウマは余計な事は振り払い、ペースを上げ洞窟を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして目指す事数分後、辺りは暗くなり夜を迎えており、そして洞窟らしき所を見つけリュウマは足を止める。

 

 

「(あった。あれがヒソカの言っていた洞窟か…しかしこの匂い、血の匂いが僅かにするな…けど、人の血の匂いじゃないな、動物の血か?人の気配も2人だけじゃないな…5人くらいはいるか…)」

 

リュウマは洞窟の入り口前で状況を確認する。

 

 

「(一先ず外から声をかけてみるか…)」

 

リュウマは声を発声させるため少し息を大きく吸い込もうとする。

 

 

「キャァァァァッ!!」

 

すると中からポンズの叫び声が聞こえ、リュウマは息を吸うのを中断させ

 

 

「!!」

 

 

リュウマは悲鳴を聞き、迷う事無く洞窟に入り込む、少し進むと明かりが見えはじめ、空洞だと理解する

 

「ポンズ!」

 

リュウマが空洞に飛び込むと、そこにはポンズの他にゴン、クラピカ、レオリオがいたが、ゴン、レオリオは横たわっていた。

 

「リュウマ⁉︎」

 

「リュウマ⁉︎何故お前が?」

 

「クラピカ⁉︎それに、ゴンにレオリオも⁉︎2人に一体何が!?」

 

「すまないが説明は後だ!来て早々悪いが手伝ってくれないか?」

 

「!わかった!」

 

リュウマはクラピカが持っている注射と瓶を見て、それが何かしらの解毒薬と理解し、注射器を一つ受け取り、リュウマとクラピカは苦しそうにしているゴンとレオリオに注射を打つ。

 

「ふぅ、これでもう大丈夫だ」

 

「この感じ、蛇による歯の跡だな…お前らがここにいるって事は…ここから出られない状況か?」

 

「ああ、その通りだ。ここを出ようとすると蛇が襲ってくるんだ」

 

「成る程、だから洞窟から出れないのか」

 

「あぁ。そして先に偵察に入ったレオリオが私達が入らぬよう叫び、結果噛まれ、レオリオの叫び声と共に私とゴンと洞窟に入ったんだ。その時にはポンズもここにいた。そしてゴンは蛇使いが薬を持っていることを信じ、彼にも近づくと毒蛇が襲ってくるんだが、ゴンは迷わず突っ込んで薬をとり、今に至ると言う訳だ」

 

とクラピカが説明してくれたが、リュウマはゴンの度胸に呆れと感心もするがある事に気づく。

 

「何故バーボンは抵抗しなかったんだ?今もそこでぐったりと……まさか、死んでるのか…あいつ」

 

リュウマはようやくバーボンの方に目を向けると既に生気は感じず死んでいることがわかった。

 

「私が説明するわ。私の蜂の攻撃のトリガーが発動してバーボンを刺したんだけど、刺されるのが2度目とは予想外だったのよ」

 

「なるほど、アナフィラキシーショック、アレルギー反応による死か…けど、無事で良かった」

 

リュウマが安堵すると、何かががばっと起き上がった

 

「無事じゃねぇよ!俺とゴンは!ってか、何でお前がいるんだよリュウマ⁉︎」

 

とレオリオは顔を真っ赤にして言う

 

「レオリオ!よかった。解毒薬が効いたみたいだな」

 

「ゴンのおかげでな、危うく死ぬところだったぜ…」

 

そんな会話をしているとゴンが目覚めた

 

「ん?んぅぅん……あれ?リュウマ、どうしてここに?」

 

「さっき来たんだよ。それとお疲れさん、かなり無茶したそうじゃないか?」

 

「あはは、まぁね」

 

「取り敢えず、みんな無事でよかった。後、お前らの状況を確認しても構わないか?」

 

「うん!いいよ!」

 

「おう!いいぜ」

 

「私も構わない」

 

「私も大丈夫よ」

 

4人が了承したのを確認すると、リュウマは頷き話を始める。

 

「お前ら、プレートは6点分はあるか?」

 

「俺は6点揃ってる」

 

「私も揃っている」

 

「私もバーボンのプレートが有れば揃うけど…」

 

「あっ!バーボンのプレートと俺が持ってるよ!」

 

ゴンは懐からバーボンのプレートを取り出す。

 

「バーボンのプレート!あなたまさか、解毒薬と一緒にプレートまで…」

 

「うん!これでポンズさんも6点になるよね?」

 

「ありがとうゴン!」

 

ポンズはゴンが持っていたバーボンのプレートを受け取り、晴れて6点となり四次試験の合格条件を満たした。

 

「ただ、問題はレオリオなんだ」

 

「ああ、皆まで言うな。話を聞く限り、レオリオのターゲットは…」

 

「ああ、ポンズなんだよ」

 

「どどどどうしよう!レオリオまだ3ポイント足りないよ!ましてやポンズさんからプレートを奪うわけにもいかないし!」

 

「残念だけど、私はターゲット外のプレートは一枚もないのよ…」

 

ゴンが慌ててレオリオの合格の心配をしているし、もしポンズからプレートを奪えばポンズが不合格になってしまう。

 

「むー……どうしたものか…」

 

「お前ら少しいいか?」

 

「どうした?何かいい案でもあるのかよ?」

 

リュウマはポケットから5枚のプレートを取り出し、それ見たゴン達は目を見開き驚く

 

 

 

 

「5枚のプレート⁉︎」

 

「お前それ!」

 

「まさか、3点のプレートと1点のプレート⁉︎」

 

「9点分も集めていたと言うのか⁉︎」

 

「ああ、念のためにと思ってな。まさかここで役に立つとは思わなかった。レオリオ、お前にこの3枚のプレートを渡せばここにいる全員が6点になる訳だが、欲しいか?」

 

「欲しい!お願いしますリュウマ様、何卒そのプレートを!」

 

レオリオは我を忘れ見事な土下座を披露した。

 

「まっ、そんな事しなくても渡すさ、一次試験からの付き合いだし、ここまで来た仲間だしな…」

 

「リュウマ、お前…!」

 

「だが、渡す前にこの洞窟から脱出しないとな」

 

「確かにそうだな、ところでリュウマ。この洞窟は蛇により出口を塞がれている。あれを突破する案はないか?」

 

「……あるにはある。ポンズは既に知ってるはずだ」

 

「あ、もしかして……あれ?」

 

「ああ」

 

ポンズはリュウマがやろうとしてる方を理解し、安堵の表情を浮かべ、それを知らないゴン達は首を傾げる。

 

「蛇にも通用するのね…」

 

「生きている物なら大抵はな…ただ必ずと言う訳じゃな」

 

「すまない、お前達は一体何を言っているんだ?」

 

「説明するよりも見たほうが早いかもな…取り敢えず動ける準備だけはしておけ…」

 

ゴン達はリュウマの指示通りにいつでも動けるように準備をし、それを確認したリュウマは出口への道に近づき、蛇の大群がこれ以上近づくなと威嚇をする。

 

ブォォォォォォォォン

 

 

と何かくぐもったような音がゴン達には聞こえ、その瞬間目の前にいる蛇は動きを止め、動かなくなり、岩の隙間の中にいた蛇次々と落ち始めた。

 

「へ、蛇が…」

 

「い、一体なにが起こってやがる」

 

「……何をしたんだリュウマ?(一瞬だったが…リュウマから威圧感や殺気のような物を感じた…まさかそれだけで)」

 

突然の現象にゴン達も動揺し、唯一クラピカはリュウマの殺気や威圧に一瞬だけ気づいた。

 

 

「悪いが秘密だ。それより行くぞみんな」

 

 

リュウマ達は船がある最初の所に向かうが、外は既に夜明け前だったので少し急いで向かうのだった。もちろんプレートはレオリオにしっかり譲り、リュウマ、ポンズ、ゴン、クラピカ、レオリオは全員6点となり、最終試験への切符を掴んだ。

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