タグにある通り、一夏アンチしたくなって勢いで書いてます。
駄文になる可能性大ですが、生暖かい目で見て頂けると。
プロローグ
一面真っ白で、見渡す限り何もない世界。
正確には、紺のスーツを着込んだ、短髪の男が1人。
その男の目の前が突然光りだした。
しばらくして光が消えると、そこには2人の男女が立っていた。
ーside???ー
「お疲れさーん。というわけで、次は一夏ラヴァーズ寝取ってき(ドゴッ)痛った!」
開口一番、阿保なことを抜かす目の前の男を、とりあえずローキックで黙らせる。
「ショウちゃん、開幕ローキックはどうかと思うなー」
「そうか?」
「ロキちゃん相手なら、最初はアイアンクローぐらいにしとかないとー」
「もしもしミナミさん? さすがにそれは無いよね? ねぇ?」
「で、まずは次の外史について説明してくれるんだよなぁ?」
「ハイ、説明させていただきます・・・」
ーside??? outー
ーーーーーーーーーーーーー
ローキックを食らう少し前・・・・
ーsideロキー
「おっ、また新しい外史が出来た」
外史、それは現実世界で創造された創作世界だ。
「もし~だったら」「この時~があったら」という想像から生まれ、そこからまた枝分かれするように、無数の外史、並行世界が生まれていく。
そんな外史の一部管理を任された神、それが僕というわけだ。
最初は面倒そうだったんだけど、
「さてさて、今回はどんな世界かなぁ?」
視界の右斜め上、両手サイズのふよふよ浮いている水球・外史を引き寄せると、顔を近づけて覗きこんでみた。
この外史はインフィニット・ストラトス、通称ISと呼ばれる、女性しか扱えない飛行パワードスーツが開発された世界で、そんなISをなぜか主人公・織斑一夏が起動させてしまったことから、ほぼ女子校とも言えるIS操縦者育成機関『IS学園』に強制入学させられることになると。
「ほうほう。いわゆる学園ラブコメ・ハーレム系の世界か。王道だねぇ」
僕個神としては、ハーレム系は嫌いじゃない。むしろいいと思います。
「で、そんな主人公の一夏くんは、どんな人間なのかな?」
今度は詳細な情報を見たくて、再度水球に顔を近づけて色々確認を・・・・えーっと・・・・確認を・・・・
「えっ? 何この主人公」
たぶん、今の僕はすごい
正義感を持つのはいい。でもそれを振り回して好き勝手しちゃダメだろ。
結果的にうまくいっただけで、めっちゃ周りに迷惑を
さらにヒロイン勢の想いもまったく意に介さない、すさまじいまでの朴念仁。
「え?なんだって?」じゃねぇよ!ドリフかっ!
「う~ん・・・・この外史、どうしたものか・・・・」
この主人公、出来ればどうにかしたいけど、神である僕が外史に過度の干渉をするのは禁じられている。
主人公除去とか精神操作とか、過干渉なんだよなぁ・・・・あっ!
「そうだっ! オリ主送り込んでシナリオ弄ったろ!」
ちょうどショウとミナミが『外史・ゼムリア』から戻ってくるし、あの2人に行ってもらおうそうしよう。
ーsideロキ outー
ーーーーーーーーーーーーー
ーsideショウー
「よし分かった・・・・歯ぁ食いしばれ! そんな神、修正してやる!」
「アイエエエ!?グーパン!?グーパンナンデ!?」
「なんでじゃねぇよ! 思いっきり過介入じゃねぇか!」
こんな阿保なことを言ってる
ちなみに俺もミナミも神じゃないし、天使でもない。"元"人間と言うべきか。
きっかけは元の世界で、俺とミナミの乗った飛行機が墜落したことだ。
俺とミナミの関係は・・・・まぁ、男女の関係ってやつだ。
大学卒業後、2人で海外旅行を計画、意気揚々とアメリカ行きの飛行機に乗ったものの、太平洋のど真ん中で真っ逆さま。
墜落の衝撃で意識を失って、気付いたらミナミと一緒にこの真っ白空間にいた。
そして間髪入れずに現れたのがロキだったわけだ。
ロキ曰く、自身が管理している世界、外史に入って、物語を円滑に進める現地作業員を募集している。ついては俺とミナミにそれを頼みたいと。
もちろん強制ではなく、嫌なら断ってもいいし、その場合は通常の手続き通り天国か地獄行きの後、記憶消去からの元の世界で転生らしい。
正直悩みはしたが、ミナミが乗り気だったし、俺もミナミと一緒ならいいかと思い、その頼みを引き受けた。
それから今に至るまで、様々な世界、外史を巡ってきたわけだが、ここでは割愛しておく。
ちなみに外史で死ぬ可能性は当然ある。そうなった場合はこの空間に戻されることになっている。
戦死したこともあれば天寿を全うしたこともあり、それらを加算すると、実年齢はキリスト教を軽く超えていたりする。
「う~ん・・・・でも、この織斑君?結構ひどいねー」
「でしょでしょ!?」
「ミナミも賛同するようなこと言うなよ・・・・そもそも、外史の流れを変えるのはご法度じゃなかったのか?」
「だいじょーぶ!
「ファッ!?」
おい待て主神! なんで許可してんの!?
「『こんな主人公、修正してやれ! 最悪亡き者にしてもかまわん!』だってさ」
「もうやだこの神々・・・・」
つまり、どうあっても介入確定じゃん。
ーsideショウ outー
ーsideミナミー
ISかー。宇宙作業用→兵器→競技用と、コロコロ立ち位置が変わってるみたいだけど、この前行った世界の
「それでロキちゃん、もうすぐ行くの?」
「うん、こっちの準備が整い次第行ってほしいかなーって、そうだそうだ」
そう言って思い出したかのように、ロキちゃんがスーツの胸ポケットからメモ帳を取り出した。
「とりあえず介入に必要だから、2人のIS適性をAにしておくよ」
「IS特性?」
「ISを扱う能力、先天的な才能みたいなものだね」
「へぇ、そうなんだー」
「ちょっと待った」
ショウちゃんがシュバッと手を挙げた。
「"2人"ってことは、俺も含まれるのか?」
「もちろん」
「ということは、俺もIS学園に――」
「じゃないと介入できないじゃん」
「ガッテム!」
そう叫ぶと、ショウちゃんは頭を抱えたまま
「IS学園ってほぼ女子校なんだろ?客寄せパンダ扱い確定じゃねぇか・・・・」
「ミナミもいるだろ?がんばれ」
そう言ってサムズアップをかますロキちゃん。さっきのローキックの仕返しかな?
って言ってたら、ロキちゃんの右隣が、私達がここに来た時みたいに光りだした。
「おっ、準備完了みたいだよ」
「はぁ、覚悟を決めるか・・・・」
orzしていたショウちゃんだったけど、ため息をつきつつ立ち上がった。
「それじゃあロキちゃん、行ってくるねー」
「いってらー。2人が向こうに行ってしばらくしたら、こっちから連絡入れるよ」
「りょうかーい。ほらほらショウちゃん、行こう」
「分かったよ」
ロキちゃんが見送る中、私とショウちゃんは光の中に入っていった。
光に入ると、徐々に意識が遠くなっていく。
次に目が覚めたら、ISの世界にいるのだろう。今までの外史に入った時と同じように。
どんな世界か、楽しみだなー。
ーsideミナミ outー