俺がホロライブのマネージャーになる!?いや、無理だよ!   作:武田光璃

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三話

剣豪がマネージャーとして働き始めてから一週間、今やっている事はーーー

 

 

「これはやるべきなのか?やらなくてもいい気がするんだが…………」

 

「ダメだよ。あてぃしの動きをご主人に見て欲しいんだから!」

 

「ちょっとシオンもちゃんと見てよ!」

 

あくあとシオンのダンスを見ていた。剣豪はダンス等見ても上手いな〜くらいにしか分からないので力になれないと言ったのだが二人は見て欲しいと言ってきたのだ。

 

「湊に関しては俺の事を怖がってたように見えてたんだけどなぁ………」

 

「スゥーーー…………まぁ昔のことはいいじゃんご主人!ほらここの振り付けちゃんと覚えたんだよ?」

 

「昨日出来てなかったところか。よく一日で覚えたな?動くだけでも難しいのにの音楽と合わせるなんて。」

 

「えへへ…………褒めてもらうために頑張ったんだ!」

 

何故こんなにあくあが懐いたか。それはある日の帰りのこと、あくあがシオンと帰っていると目の前に暴力団のような人たちがたむろっておりピンクの髪の獣人の女の子を攫おうとしていた。シオンが魔法を使い止めようとした時、暴力団の幹部みたいな人が男の人に捕まってから頭から血を流しながらこちらを見ていた。

 

「こうなりたい奴…………掛かってこい。まとめて相手してやるからよ。」

 

捕まえていたのは剣豪だった。白龍の力を使わずに自身の腕力のみで捕まえていたのだ。

 

「今から久しぶりにだるま達と飯を食いに行くってのにこんなことになるなんてよ………」

 

「頭を離しやがれ!!」

 

一人の男がそう言ったので離してから投げると懐に入ってから鳩尾を殴り血を吐き出させながら倒れた。

 

「逃げるなら逃げろ。お前らに勝ち目なんてねぇよ。」

 

剣豪がそう言って本気で威圧すると凄まじいオーラが現れていた。それは龍神としての威圧で殆どの人間が脚がすくんで動けなくなってしまった。

 

「に、逃げるぞ!!」

 

そう言うと男達は直ぐに逃げて行った。剣豪はそれを見送ると欠伸をしながらだるま達と合流する為に歩こうとしていた。

 

「あ、あの!ありがとうございました!どうしても逃げられなくて………」

 

「何も無いならそれで良し。俺は行くからーーー」

 

剣豪がそう言うと前方で爆発が起きていた。それを見るとため息をついてしまったのだ。理由は簡単、誰がしたのか分かっていたからだ。そして少しその場から離れるとあくあ達も後ろを着いていき様子を見ていた。

 

「おいバカ共、何してんだよ。あんな目立つようなことしたら終わりだろ………」

 

「だってアイツら、暴力団の一員だろ。神の一撃を与えただけだぞ?」

 

「俺も棍棒を一回振っただけだぞ?」

 

「お前らは人じゃないんだから辞めとけよ!アイツらが少し可哀想だぞ………」

 

「いやいや、俺たち二人相手にして勝てるハクが何言ってんだ?」

 

「取り敢えず飯、食いに行こうよ。バニラ達も来てるし。」

 

「CRメンバーでの外食なんて久しぶりだな〜。」

 

剣豪達がそんなことを言ってからご飯を食べに行ったのを見た二人だったがあくあの目は輝いていた。

 

「あ、憧れのハク様って剣豪さんだったんだ………!!」

 

「え、ハクって名前知ってるの?」

 

「あてぃしの大好きなゲーム配信者なんだよ!どんなゲームもそつなくこなしてから毎日配信もしてる凄い人!」

 

シオンがそれを聞いてから家に帰えって調べてみると登録者170万人という数のYouTubeアカウントがあった。その声を聞くとーーー

 

「え、マジでケン君やん!」

 

剣豪が配信してるのを確認していたのだ。しかしコメントをしてしまったら見ているのがバレてしまうのでコメントをするならあくあとしようと決めていた。次の日からあくあが剣豪に何とか積極的に話し掛けており剣豪もあしらうことをしないでしっかりと話を聞いてくれてあくあでの印象が更に上がっていた。そのお陰で今では剣豪にベッタリと言っていいほどの懐き度である。

 

「ハク様〜、余の動きはどうだった〜?」

 

「良かったんじゃないか?俺は詳しくないからなんとも言えないけど………俺は好きだったぞ?」

 

「やったぁー!」

 

あやめは何処であろうと剣豪に抱きついたり背中に乗ったりともうひっつき虫になっていた。あやめとの出会いこそ一番凄かったからこそあやめの剣豪に対する好感度は限界突破していた。今日は二期生のダンスを見ていたのだがスバルだけは剣豪に話しに来ることは無かった。

 

「スバル様、どうしてハク様に話しかけないのかしら?」

 

「いやその………男の人と話すのって慣れてないからさ。あやめがあんなに懐いてるってことは悪い人では無いのは分かってるんだよ?けど中々ねぇ………」

 

「ならちょこが手伝ってあげるわよ。ハク様〜こっちに来てくれるかしら?」

 

「ちょ!?」

 

剣豪はちょこに呼ばれたのでそちらへと行くとあやめを背負いながら

 

「なんか用か?」

 

「ふふ、スバル様のことどう思う?」

 

「変なこと聞くなお前?大空の印象ねぇ……常識人?ここって割と常識が通じない人達が結構居たからその中でもしっかりと話せる人だな。あ、後あれだ。割と女の子っぽい。」

 

「お、女の子っぽい?」

 

「ん、三日前くらいか?俺がUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみがあったんだけどどうしようと思ってロッカーに入れてたんだよ。そしたら大空と最初に会ったからクマの大きなぬいぐるみをあげてよ。めちゃくちゃ目を輝かせながら見てたぞ?」

 

「うがァァァ!!!そ、それは言わないで!」

 

「何でだ?別に普通のことだろ。」

 

「ふふ、そんな可愛いことがあったんだ〜。」

 

「スバル子供っぽいねー。」

 

「シオンには言われたくねぇよ!」

 

「どういう事だ!?」

 

その日は二期生と関わってから仕事が終わり着替えて帰ろうとしていると

 

「あ、先輩!」

 

「春先…………頑張ってるか?」

 

のどかとばったり会っていた。二人は喋りながら歩いている時、それを見ている一人の男が居たのだった。

 

「………白龍剣豪か……いつか挨拶しに行くから待ってろよ。」

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