俺がホロライブのマネージャーになる!?いや、無理だよ! 作:武田光璃
「さてさて、配信をするぞ〜。今日はマイクラでもするかね………」
・お、マイクラは久しぶりかな?
・エンドラ倒してから何かした?
「え〜と、ウーパールーパーの繁殖と経験値トラップを作ったかな。」
・中々やってるな笑
・あ、ホロライブってどうなったの?
「ん、取り敢えずお試しとしてやってるぞ?まぁ仲良くなってるんじゃないか?」
剣豪は配信をしながらそんなことを話していた。ホロメン達とはまぁまぁ喋れるようになり仕事も慣れてきたのだ。配信は毎日しておりだるま達と偶に遊んだりしていた。
「それにしても最近、なんか誰かに見られてんだよなぁ………視線に敏感だから分かんだよ。」
・え、大丈夫なんそれ?
「そこは大丈夫だとは思ってる。何だかんだで手は出してこないしな。」
剣豪はそんなことを言いながら配信を続けていた。そして次の日、仕事場へと行くと一期生のメンバー達がやって来た。
「ハク君、昨日の話本当なの?」
「…………俺、昨日は二期生としか話してないと思うんだけど………」
「あの………メル達、ハク君の配信を見てるんだよね………」
「…………ってことは俺が配信者って知ってるってことだよな………?だ、誰かに言ったりしてないか!?」
「まつり達がそんなことするわけないでしょ。ね、CRのハクさん。」
「マジでバレてんのかよ………けどまぁそれで分かったろ?俺がマネージャーを渋ってた理由が。配信が出来なくなる可能性があるからなぁ。」
「私達の事、支えてくれないんですかぁ……?」
「俺は普通に仕事してお金もらってアイツらも配信だけしておけば何も問題ないから。」
剣豪はそう言いながら欠伸をして仕事へと戻っていた。はあとはそれを見ながら
「ストーカーさんについて検討がついてるんじゃないかしら?だってそうしないとあんなに落ち着いていられないでしょ?」
「確かにそうかもしれないけど………あ、今日は黒ちゃんが来てくれるんだよね〜。」
「まつり達、久しぶりに会うんじゃないかな?」
「(あの視線………俺と同族だったな。俺のことに興味がある奴と言えばアイツくらいだし。)」
剣豪がそんなことを思いながら仕事をしていると背中に誰かが寄りかかってきた。
「マリン達と話しましょうよ〜!」
「こらマリン、ケンが困ってるペコよ!」
「ケンさんゴメンね?マリンってこんな感じだから許してあげてね?」
「気にしてない訳じゃないけどキレるほどではないぞ?」
「あの日、私達を助けくれた時は凄かったけどね?ノエちゃんが間に合わなくて私がやられそうになってた時、龍神の力を使ってくれたもんね?」
「あの時はまぁ仕方ないけどな。」
「フレアのこと守ってくれてありがとね?団長、君と戦ってみたいけどフレアが止めて来るんだよね。」
「あの………本当に辞めた方がいいと思うのです。ハクさんは他の人達とは桁が違う程のオーラがあるので………」
「なんか見えてんのか?」
「るしあはネクロマンサーなんですよ〜。死者達を見ることが出来るんです。もしかして何人か人を殺したりしてませんよね?」
「殺しては無いけど……半殺しにはよくしてたから恨まれてはいるかもな。」
剣豪がそんなことを言いながらホロメン達の資料やハンコ等を全て押し終えていた。するとぼたんがある紙を持ってきてから
「これにもハンコ押してくれない?」
「ん。」
剣豪が押そうとしているとフレアとノエルが止めていた。
「どうしたお前ら?」
「これよく見えてよ。」
「ん?……………おいバカ。何にハンコ押させようとしてんだお前は。」
ボタンがハンコを押させようとさせたのは婚姻届だった。そこにハンコを押せばぼたんと夫婦になるように最後まで書かれていた。
「ぶっ〜。なんで邪魔するんですか二人共。」
「「抜け駆けはダメだからね。」」
「お前らも変なことを言うな。」
剣豪たちがそんなことを言い合っていると他の5期生たちもやって来てから
「ししろーん!?ダメって言ったじゃん!」
「お兄ちゃんを困らせたらダメでしょ〜?結婚するなら正式に言わないとね〜。ねねとかどう?」
「俺は結婚する気はねぇぞ?色々あぶねぇし。」
「え、危ないって何?」
「俺は龍神族、それも白龍家の生まれだ。白龍家は龍神族の中でもトップの家柄なんだよ。それこそ、そこら辺にいる龍神族が居れば命を狙って来て殺しに来るくらいな。殺してしまえばそいつらがその家の権利を得る事が出来る。俺はお前らをそんなのに巻き込みたくないから。」
「ラミィともしかして会った時に戦ってたのって……………」
「そういう事だ。龍神族ってのは神をも超える力を持ってる奴らも居るがそれはひと握り。今超えてるとしたら二人だな。」
「え〜と、知ってるんですか?」
「一人は俺だもん。まぁもう一人は知ってるけどあんまり俺とは合わないって言うか……戦いが好きな男だからな〜。」
剣豪がそんなこと言っていると扉を開けて誰かが入ってきた。
「フブキ、弁当持ってきたぞ。おかゆ達と食べるんだ………ろ………」
それはフブキの親戚の黒上フブキだった。黒上は剣豪の後ろ姿を見ると止まってしまい凝視していた。
「??ケンくんのことが気になるの?新しくホロライブのマネージャーをしてくれてるーーー」
まつりが何か言いかけた時、黒上は剣豪に抱き着いていた。
「えぇ!?く、黒ちゃんが抱き着いた!?」
「ち、ちょ!?お前誰……………ってまさか黒上フブキか………?」
「久しぶりだなハク………!!」
黒上フブキ、剣豪、だるま、ありさかの四人は小学生の時にずっと一緒に居たメンバーであり幼馴染でもあった。黒上は引っ越してしまったので三人とは会えなくなっていたが白上とこちらに来てから一緒に住むようになったのだ。
「本当に久しぶりだな………あの時、俺と一緒に居てくれたことお礼を言いたかったんだよ。」
「そんなの私もだ………!一人でいた私に声を掛けてくれたのはお前だぞ……!四人で遊んでた時がどれだけ楽しかったか……」
「こうして会えるとは思ってなかったけどな。」
剣豪はそう言いながら笑い黒上の頭を撫でていた。それは小学生の頃よくしていてそれをすると尻尾が動くので面白がっていたのだ。再会を喜んでいると社長がやって来た。
「白龍君、君の友人を名乗る人が来てるんだけど………」
「友人ですか………名前とか言ってませんでしたか?(なんか嫌な予感がするんだけど。)」
「確か……黒龍銃牙君かな?」
それを聞いた瞬間、剣豪は凄まじいほどイラついていた。
「分かりました。何処にーーー」
「ここだぜハク〜、久しぶりだな。四年ぶりくらいか?」
そこに居たのは剣豪とは反対の髪、黒色の髪に藍色の瞳をして黒色のパーカーを着てる男が立っていた。
「黒上、ホロメン達下がらせろ。」
「な、何する気だよ。」
「何かあった時のためだよ。」
黒上はそれを聞くとホロメン達を一旦後ろへと下がらせた。
「何の用でここに来た。俺は何も言ってなかったはずだが?」
「いいじゃねぇか。お互い社会人なんだし挨拶くらいさせろよ〜。」
「コウに話すことはねぇぞ。」
「お前ぐらいだぜ?俺のことコウなんて呼ぶのはよ。挨拶だって。ANYCOLOR株式会社、にじさんじのマネージャーをしてる黒龍銃牙だ。よろしくな?」
「………龍神族随一の戦闘狂がマネージャーだと?つまらない冗談だな?」
「そんな言い方すんなよ〜。俺と張り合えたのはお前くらいなんだからよ。白龍家と黒龍家の除け者同士仲良くしようーーー」
銃牙がそう言った瞬間、剣豪が蹴り飛ばそうと頭に向かって蹴りを放った。しかし銃牙はそれを見切ってガードしていたのだ。
「いいねぇ……!やっぱりお前は最高だぜ!」
「帰れ。挨拶は済んだろ………!おれの母親をやったのは忘れねぇぞ……!」
「「「「「「!!!!!」」」」」」
剣豪の言葉を聞いたホロメン達は様々な反応をしていた。銃牙はニコニコしながら
「ま、それでいいんだよ。挨拶も済んだし俺は帰るとしようかね〜。お前もホロライブのマネージャーするんだろ?お互いにコラボとか話した方がいいと思って来たんだけど無理みたいだな。」
そんなことを言っていた。剣豪は睨み付けながら髪をかき上げると
「てめぇ、喧嘩売ってんなら買うぞ?」
と言ってしまった。それを言ってしまったのが良くなかった。銃牙は剣豪を掴んで壁に押し付けると
「その言葉を待ってたぜ………!ここ最近は暴れなかったからうずうずしててよ……お前のこの前見た時は震えたぜ?女の子と仲良く歩いてたもんなぁ!あの子の事、俺がまた奪ってやろうか?」
そんなことを言われた剣豪はキレてから壁を壊してから二人揃って外に出たのだった。
「な、何の音だ余!?」
「え、ハクさん!?」
「あ、あれって黒龍家の…………!」
そら達、0期生は銃牙のことを見てそんなことを言っていた。あやめは銃牙を見ると
「と、止めないと!」
そんなことを言ったのだがロボ子に捕まり止められた。
「だ、ダメだよ………あの二人がは暴れたら僕達まで被害が………!」
「黒龍家って白龍家と双璧を成してる家柄の所だったはず……」
「YAGOO、なんであんな人を連れてきたの!?」
「は、白龍君の友達なんて言うから……それににじさんじのマネージャーなのは間違いないからね……知り合いなら話しておいた方がいいかと思ってーーー」
「この状況はマズイですよ!あの時みたいにーーー」
「「くたばれクソ野郎がァァァ!!!」」
二人がそう言うと身体が変化して行きお互いに龍化していた。
「あ、ありゃやべぇな………格が違いすぎる。」
ココもそう言ってから動けていなかった。二人がぶつかろうとした時
「このバカタレがァ!」
「周りを考えて戦えよ!!」
だるまとありさかが銃牙を攻撃していた。銃牙はそれを食らってから一瞬よろめくと
「シッ!!」
「食らえ!」
「ここなら当たりやすいだろ!」
「ハクに手を出すな!!」
後ろから斬られ、頭をハンマーで殴られた瞬間閃光弾を食らって目眩しをされた後にミサイルが飛んで来てダメージを食らっていた。
「…………お前ら、よくここに来たな。」
「だるまが嫌な予感がするとか言うから来たけど大当たりだな。」
二人以外にバニラ、きなこ、しすこ、かわせの四人も来ていた。CRはゲーム配信者なのだが日本のストリーマー部門のメンバーに限ってはゴリゴリの武闘派である。
「いい仲間を持ってんなぁ…………いつかそいつらも居なくなるかもしれねぇから覚えておくんだな。ハク、お前とはタイマンでやりたいからここでは引いておく。また会おうぜ〜!」
銃牙はそう言うと飛び去った。
「(あの野郎………!言いたいことだけ言っていきやがったな……)」