ウミウミの海兵は平和を愛す。   作:豆乳大納言

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 一日で三話投稿すると言う超ハイペース投稿を実現しました。でも、多分二度とできないです。
 今日が異常なだけです。
 それと、ウミウミが詐欺じゃなくなりましたが、まだタイトル詐欺が無くなってないので、せめて海兵にするまでは続けたいと思います。


三話 ウミウミの海兵は能力を知る

 

▽月○日

 

 ・・・・・・俺がウミウミの実を食べてから、一週間が経った。

 

 本当にあれから、色々なことがあった。

 

 ・・・・・・・・・・・・本当に色々なことがあった。・・・・・・マジで、大変だった。

 

 ・・・・・・・・・今思い出しても、思わず涙が出てしまうようなことばかりだ。

 

 

 

 ――よし、切り替え完了。じゃあ、まずは俺が今どこにいるかから書こう。

 

 前回の日記の終わりでは餓死寸前だった俺だが、実は今、東の海のゴア王国の辺境。フーシャ村でお世話になっている。

 

 うん、ここだけ切り取ると本当に意味不明すぎて草。

 

 なので、軽くだけど、俺がこの人外魔境*1フーシャ村にたどり着いた経緯について説明しよう。

 

 

***

 

 まず、ウミウミの実を食べて海洋人間になった俺は、すぐにこのウミウミの実で何ができるのかを調べ始めた。

 

「よっしゃ、行くぞー!!」

 最初に俺は自分が海で泳げるかどうかを確かめようと、気合いを入れながら、恐る恐る海水に足を踏み入れた。といっても、いきなり海水に顔をつけるのは流石に不安だったので、まずは海の中でも力が抜けないかを調べることにした。

 

「・・・・・・意識は無事。力も入るし、覇気も使える。――そして、能力も変わらず、と」

 結果は良好、ウミウミの実の能力者は海水に嫌われない。ということがわかった。

 

 まあ、そりゃそうだよな。今じゃ俺が海そのものみたいなもんだし。

 

 ついでに言うと、どうやら今の俺は、身体から海水を生み出すだけでなく、触れている海水も操れるということがわかった。

 

 ヒエヒエ、マグマグ、ピカピカしかり、自然系の能力者は“生み出し、操る”って認識だったけど、どうもウミウミはそれに加えて、周囲の水を支配する能力もあるようだ。

 

「それに、若干だけど覇気の展開速度も上がってる気がするな。・・・・・・特に見聞色に関しては、海上よりも、海中の方が詳しく見ることができるみたいだ」

 また、“海に浸かっている間は能力が若干向上する”ということもわかった。

 俺はこの調査結果に概ね満足し、次の段階。

 

 身体全体を海水に沈めて、泳げるかどうかを確かめようと、息を大きく吸い込み、顔を海水に沈めた時。俺は、本当に一瞬だけ考えてしまったのだ。「このまま、話が通じそうなガープなり、センゴクなりの住んでいる場所に行けないかなー」と。

 

 ちなみに、なぜガープとセンゴクを思い浮かべたかと言うと、本当に思いつきだ。

 

 ただ、冷静になって考えると、この人選は最適解だったと思う。

 

 まず、俺はこの時、ウミウミを食べた直後で空腹感が若干紛れていたとはいえ、それまでは二日間、一切何にも食べてなかった。  

 その上、この時の俺は空腹を超えて、これ以上何か食わないで居続けると死ぬかもしれないという恐怖があった。

 

 だから、比較的安全で、――人間性も優れた人が多いだろう主人公の出身地であるフーシャ村が頭をよぎった。というのがある。

 

 次に、俺が抱えてしまった“ウミウミの実の厄介さ”だ。

 

 原作に登場していない悪魔の実とはいえ、能力者に絶対的な有利を取れる上に、人間が生きる上で必要不可欠な水を無尽蔵に生み出せるという能力の有用性は、金を生み出し操るゴルゴルの実以上だ。

 

 加えて、この悪魔の実にもしかして変な曰わく。原作で言うところのゴムゴムの実のような、厄介な性質などがあった場合だ。

 

 そうだな、例えば

 

 “ドンキホーテ一族以外はウミウミの実を扱ってはならぬから、お前はすぐ死んで悪魔の実を吐き出すえ~”なんて出会い頭に言われたら、一発アウトだ。死ぬか、逃げてお尋ね者になるかだ。

 

 だけど、これは実は案外簡単に回避できる。それは、天竜人に会う前に、人間性の優れた海軍将校に自分を売り込むことだ。

 

 俺は自慢じゃないが、七歳で既に見聞色と武装色の覇気を使うことができる。“原作でゼファーが三十四歳で取得した覇気を”だ。

 

 そして、持っている悪魔の実の能力は、水を操るウミウミ。しかも、俺には海兵になりたいという強い意志がある。

 

 真面な感性をしていれば、俺を殺して天竜人にウミウミを食わせるよりも、俺を育て上げて有効利用した方が賢い。そう思わせることができれば、もう俺の勝ちだ。

 

 だから、俺はこういった頭で物事を考えられそうなセンゴクさんか、とにかくお人好しで助けてと言ったら助けてくれそうなガープさんの顔が頭をよぎったのだ。

 

 ・・・・・・ちなみに、これはあくまで俺がこの時、とっさに思い浮かべてしまった理由についての裏付けなので、そんなに俺の頭の回転が早いわけでは無いということを追記しておく。

 

 

 ――で、その瞬間。俺の意識は暗転。

 

「――こ・・・!!」

 ・・・・・・。

「おい、小僧!!」

「ハッ!!」

 俺はガープのいるフーシャ村にいた。ついでに、俺を起こしてくれたのはガープさんである。

「・・・・・・」

 感動のあまり声が出なかった。

 俺、最推しはハンニャバル副署長とガープさんやねん*2

「おい、大丈夫か小僧」

「あ、ハイ!!大丈夫です!!」

「で、小僧。お前、見かけない顔だが。どっから流れてきた?」

「・・・・・・あー、えーっとその信じられないかもしれないんですけど」

 俺はそう前置きをしてから、転生云々を除く自分の現在の状況について、ガープさんに全ての事情を説明した。

 

 そう、ウソをつくことはなく、全て正直に話した。

 

 まあ、確かに、上手にウソをつくことはできたと思う。

 だけど、・・・・・・この人には、俺が憧れた正義の味方にはせめて、言えないことは言わないまでも、ウソをつくことはしたくなかったんだ。

 

 だから、俺は全てを話した。

 

 俺が住んでいたココット島が滅んで、もうお茶は作れないこと。

 父親であるバウナラ・センカイは俺を守って死んだこと。

 俺は武装色と見聞色の覇気が使えること。

 ウミウミの実の能力者だということ。

 そして、将来は海兵になりたいということ。

 

 これを伝えると、ガープさんは満面の笑みを浮かべ、フーシャ村で俺が寝泊まりできるように取り計らってくれた。

 

「なんで、ここまでしてくれるんですか」と聞くと、「お前の親父が元部下だったってのもあるが、ウチの息子と違って将来有望なガキを育てるのにそんな大層な理由はいらん」

 ・・・・・・あー、ドラゴンは海兵にならずに革命家になったからなぁ。少しは、寂しいとか思うんだろうか。・・・・・・エースのときに、あれだけのことができる人だから、きっとそうかもしれない。

 

 本質的にこの人は、面倒見が良いんだろうな。俺が、遠慮がちに飯食ってた時なんて。

 

「――飯代が気になるんなら、お前が海兵になったときにまとめて返してくれりゃあいい」

 

 と豪快に笑っていたくらいだ。

 

 とまあ、すったもんだあり、ガープさんに保護されることが決定した俺は、ガープさんの休暇が終わるまでの一週間、ここでウミウミの実の能力について調べることにした。

 

 さしあたっては、俺をこのフーシャ村まで強制転移させたあの能力について。

 

 

 ーー三日後

 

 三日間における検証の結果。俺はこの現象の謎を突き止めた。

 

 ちょっと複雑な話なので、心して聞いてほしい。

 

 ええと、まず俺のウミウミの実は海洋人間になることができる悪魔の実だ。そして、海洋人間の海洋っていうのは、海水をニュートラルとした水の塊を指す。まず、これを理解して欲しい。

 

 そして、海洋人間である俺は、いわば水は俺だし、俺は水状態なのである*3

 

 そこまで考えて、俺はある仮説を立てた。

 

 それは、俺は身体を海に同化させたあと、目的地で再構築することができるんじゃないかってことだ。

 

 そして、俺はその仮説を実証するために、自分の小指を自分で捻じ切り――本当に痛かった。実験のためとはいえ、自分で自分の小指を捻じ切るとかもう二度とやりたくない。でも、この経験のお蔭で痛みで意識が飛んで死ぬってことは、そう無くなったと思う――、痛みで飛びそうな意識に耐えながら、俺は用意しておいた海水を小指にぶちまけた。

 

 ぶちまけられた海水は、恐ろしい早さで傷口に集まり、俺の小指はまるで何も無かったかのように、そこに存在していた。

 

 そして、俺が捻じ切った小指を置いておいた食器の上には、俺が捻じ切った小指と同じくらいの体積の水があった。

 

 この検証の結果。俺は水そのものであり、失った身体は新たに水を供給することで補完することができるということがわかった。

 

 至極簡単に言うと、今の俺は寝ている間に腕とか足とかもがれても、失った分の体積の水に触れれば、傷も一瞬で治るチート体質なのだ。控えめに言ってもヤバい。

 

 ・・・・・・話を俺の瞬間移動に戻そう。

 

 俺の肉体は、俺の予想通り失った分の体積を全く別の水で補うことができる。

 

 その応用で、俺は瞬間移動ができるらしい。らしいというのは、俺が瞬間移動を試してないからだ。流石に、俺の脳味噌にココット島の正確な位置情報は入ってないからな(原作に登場してない場所だし)。

 

 え?他の場所で試せ?それは無理だ。

 

 いや、瞬間移動自体は成功するとは思う。そこには確信めいた自信がある。でも、また、意識を失う可能性もあるわけだし、よしんば無事に行って帰ることができても、俺はガープさんにその場所を知っている理由を説明できん。

 

 閑話休題。

 

 とにかく、俺は“ニュートンのゆりかご”に似た原理で、瞬間移動ができるらしい。“ニュートンのゆりかご“っていうよりも、”テセウスのパラドックス”に近い原理かな?

 

 ・・・・・・何言ってるかわかんねーと思うが、俺もよくわかってない。オタク特有の尖った物理知識じゃ、説明するのが難しすぎるんじゃ。

 

 ま、まあ、とにかく、俺は海に触れれて、目的地の場所がわかれば一瞬で移動が可能ってことだけ抑えといてくれればいい。

 

 で、次の問題だ。

 なんで、俺が行ったことも無いフーシャ村に来られたかってことだな。 

 これの答えはかなり単純。

 原作知識。以上、閉廷。

 

 さて、話をまとめるとだな。

・身体を欠損するような大けがを負っても、同じ体積の水があればその水で、身体を再構築できる。

・その応用で、海に隣接している場所という条件を満たした場所に限り、大まかな場所さえ知っていれば、軽く念じただけで瞬間移動ができる。

 

 ・・・・・・いや、ウミウミ、チート過ぎん?

 

 ちなみに、この事実をガープさんに報告したところ。

 ――寝た。もう、物の見事に寝た。

 

 嬉しそうに「おう、じゃあ話してみろ」と言った後に寝た。

 

 ガープさんぇ・・・・・・。

 

 

 

***

 

 

 と、まあ。そう言った理由で俺は、このフーシャ村にやって来たわけである。やっぱり、物理学は全てを救うな。

 

 

 

 

 

 

*1
ガープ、ドラゴン、ルフィ、エース、サボなど人間を辞めている者達の出身地ゆえ

*2
謎の関西弁

*3
ここら辺でガープさんは寝た






 幕間の一コマ

「どうも、主人公のバウナラ・シンカイです。七歳です。夢は海兵、今は臨時で作者のメッセンジャーをやっています(メタ時空ってことだねわかります)」

『説明早よ』

「あ、すいません。カンペが出たんで進めますね。ええと、この「幕間の一コマ」は、特に詳しい説明とかを後書きでする必要ないとき、俺ことシンカイが、作者に代わって皆さんにこの「ウミウミの海兵」にまつわるお話をするコーナーとなっております」

『感想について』

「で、今回はまだ最初の方なので、本編に関して何も言うことはないんですが、作者の感想におけるスタンスについて説明しておきます。ええと、基本的に作者は感想についてはノータッチです。みなさんと感想欄で楽しく談笑などをすることは…おそらく永遠に無いですね。これはなぜかと言うと、作者のマイページにも書いてある通り、ネタバレ防止のためです。………実は作者、こことは別のサイトで小説を投稿していた経験があり、読者様とコメントで会話してるときに、調子に乗ってこれから先の内容を全てコメント欄で暴露しちゃったんですよね。ほんと、バカだよなぁ……。ま、そんなわけなので、みなさんからの感想は楽しく読ませていただきますが、基本的には作者が直接みなさまとお話しすることは無い予定です」

『忘れてることある』

「ああ!そうだった。そう、だからこそのこのコーナーなんですよ!!こうやって作者の代わりに俺が一部の感想に対するコメントを載せる時があるので、たまには後書きもチラ見してください」

『例』

「…え、あー、あの感想ね。「ヒロインは考えてますか」ね。そうねー。俺も恋愛はしたいです(食い気味)し、作者も一応候補を数人挙げているみたいですね。ただ、確定で一人とくっつく予定らしいです。うっわ楽しみ!!美人でボインだといいなぁ!!」

『時間』

「おっと、じゃあこれで本日の「幕間の一コマ」は終了させていただきます。今後とも感想・高評価共によろしくお願いいたします」

『高評価に対しての感謝』

「え、それ終わりの間際に言う!?高評価してくださった皆さんありがとうござーー」


 〜本日の収録は終了しました〜





オリ主以外に転生者が登場しても…?

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