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水の中を揺蕩うような不思議な感覚、意識が浮上する。
俺の目にまず始めに写ったのはビルと空だった、ただし上下が逆の。
「え?ちょっ!!ハァ!?」
浮いてた。
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ドーモミナ=サン。気づいたら赤ちゃんになってた系転生者デ~ス。
・・・・・・うん。ふざけてる場合じゃねぇや。
俺の名前は
転生した世界は《僕のヒーローアカデミア》、これはすぐ気付いた。だってテレビ点けたら必ずどっかのチャンネルで触角金髪ガチムチ男が『SMASH!!』とか言ってるからね。
で、よく有る二次創作だと強い個性、まさしくチートみたいなものを持ってて、それで無双するのがテンプレみたいなものなんだけど。残念ながら6歳になっても何の力も発現しなかった、無個性なんだよな、俺。
うん、原作の前半はいいよ前半はね、希望に満ち溢れた青春!!って感じだからさ、でも俺の記憶が確かなら後半マジでディストピア化してたはずなんだよ。で、そんな世界で無個性な訳・・・・・・
どうしろと??
だったら関わらなきゃいいじゃんって思うだろ?俺ん家のお隣さんがね‘耳郎’なんですよ。さらにそこの一人娘かつ同い年の幼馴染みの名前が‘響香’なんだよ。そう、同い年。
俺に死ねと??
まぁ、そんなこんなで無個性がゆえのいじめも受けたり、ヒーローやってた両親がまとめて死んだり、お坊さんしてる叔父さん夫婦に引き取られたりしながら小学校を卒業して、中一は何事もなく終わった。
んで今日は響香に誘われてショッピングにきてたわけだ。ン?リア充爆発しろって今言った?残念だけどそんなに甘いものじゃないんだよ。
「ウチ、今欲しいもの有るんだけど。買いに行くの着いてきてくんない?」
って拉致られたのが午前9時、買い物して昼飯食ってウィンドウショッピングしておやつ買い食いして終わったのが午後4時。女のショッピングは長い、よくワカッタサ。
それで帰ってる最中にコンビニに寄った、そしたら運悪くコンビニ強盗に遭遇。その時店員さんが正義感からかヒーローに通報して、それが強盗・・・もう
そこまで思考が進んだところで俺は指を鳴らした。
(なるほど、死んだか俺)※この間0.1秒
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「クソッ、遅かったか」
「ヴィランの個性か?通れない!!」
「こっちに来ようとすんじゃねえ、このガキ殺すぞ!!
ガキ、お前も暴れんじゃねえ!!」
「いやぁぁぁ!零・・・・・・れいぃぃっ!!」
思考をまとめたところで声が聞こえてきた。
2つは知らない声、1つは強盗の声、最後に響香の声。
それらが聞こえた方を向こうとすると、空中に浮いた状態にもかかわらずいとも簡単に体の向きが変わった。まぁ上下は逆だが。
『ああもう、状況最悪すぎるだろ?!』
俺の視線の先には、さっき俺のいたコンビニの外にヒーローが二人いる。が、コンビニの数歩手前で見えない壁みたいなのに阻まれている。さらにコンビニの中には俺を斬った腕剣ヴィランとその仲間だろう二人の計三人、腕剣ヴィランに人質に取られている響香。そしてその足元ある