異邦の男とクソ親父   作:舞波@現在進行形ゴールデン

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本日は供給がないと思ってたらメカぐるみが来てびっくりした。
どうも神姫脳です。


CEO、気圧される

「で?なんであんな半端な仕様になったのかご説明していただけるんですよね、父さん」

 

『だからダリルバルデは試作機だから一先ずアレで良いと私が判断したと』

 

「何処の世界にまともな射撃兵装も無しに試作機ですって言う馬鹿がいるんですか⁉︎」

 

 

グエルとヴィムが話しているのはジェターク社の新型試作機、ダリルバルデについてだ。

ジェガンとガイア・ギアという劇物によって急いで新型を作らねばならない空気ができ、各企業が急ピッチで新型を作っている中で遂に出来上がったジェターク社渾身の機体である、が…。

 

 

『馬鹿とは何だ⁉︎所詮試作機、後から幾らでも変更できる物に一々文句を言うな‼︎』

 

「試作機だからしっかり完成させなきゃいけないんでしょうが!それに何度かそっち(本社)で試運転した時も『基本的な射撃装備が欲しい』って何度も言ったじゃないですか!」

 

『射撃装備ならバルカンと機雷があるだろう、充分ではないか!』

 

「心許ない弾数の機雷と近〜中距離が限界のバルカンでどうしろってんですか⁉︎下手打てばザウォートに引き撃ちされるだけで手も足も出ません!」

 

『乗るパイロットの問題だろう、それは⁉︎』

 

「なら父さん、一度死の恐怖を味わってみますか?ディランザでもダリルバルデを叩きのめすくらい出来るんですよ?」

 

『ヒィッ』

 

 

一転して落ち着いた声と真顔になったグエルの変わり身とその内容に思わず悲鳴を上げるヴィム。

かつてはあり得なかった親子の力関係だが、殻を破った(破り過ぎたとも言う)グエルは真っ向からぶつかってくる上に納得出来なければ全く引かないのでここ最近のヴィムは言い負かされる事が日常茶飯事となりつつある。

 

 

「兄さん、もういい時間だからその辺で…」

 

「ああ、悪いなラウダ。…今日はこの辺で勘弁しておきます、父さん。でももし送られてくるダリルバルデにライフルが付いてなかったら今後ディランザにも乗らないでデミトレーナーで決闘しますので。では」

 

『ちょ、待てグエーーー!』

 

 

ブツン。

無慈悲にも通信は切られ、散々脅迫をしていた側のグエルは溜め息を吐いた。

 

 

「…これだけ言えば流石に付けてくれるよな?」

 

「だと思うけど…父さん、MS開発についてはちょっとズレてるから」

 

「最初に乗った時はまあ酷かったな…勝手にMSを操作するAIって補助の領域を越えていたし」

 

「兄さんは完全手動操作で動かせるからね。僕らとしてはシールドの自動制御については賛成だけど」

 

「それでも塩梅を気を付けなきゃ自分がシールドと激突する事になる。並のパイロットを押し上げる程度のスペックはあるが、決定的な差にはならない」

 

「というか…元のAIを採用するって父さんが言った時全力で止めてたけど理由はそれ?」

 

「いや…あのAIがカテドラルに引っかかるだろって思ってな」

 

「カテドラルに?」

 

「総裁は『戦争は人と人が殺しあうのが最低限の作法』って考え方だが…人が乗ってなくても動くMSは当然だが最悪無人でも動く。ウチ以外にそこまでのAIを作れる企業は限られているが、悪用でもされてみろ…」

 

「…止めて正解だったね。虎の子のダリルバルデがそれでお蔵入りになったら目も当てられない」

 

「良いMSなのはそうなんだがな。アレ作ってる時誰も気付かなかったのかとは思ったが」

 

 

ダリルバルデは革新的な技術というより既存の技術を全て高水準で備えた結晶とも言うべきMSだ。それ故に特殊な兵装こそ多いものの一つ一つを切り出せば覚えのある感覚のする…そんな機体である。

 

 

(まあ兄さんの言う事だし、流石の父さんも無視は出来ないからな…下手な事をしたら周りからの不満が湧く)

 

 

現状、MSパイロットとして大幅な成長をしているグエルが乗るディランザは決闘での圧倒的な大立ち回りもあって非常に良く売れている。

基本オプション付きでは割高になるにも関わらず、グエル機のセッティングで注文される事も多い。

 

その甲斐あって御三家でもジェターク社は抜きん出た業績を出せているし、何よりグエルはジェターク社最強のパイロットでもあるので下手な事は出来ないのである。

実際、もし勘当したら本人の希望(ドミニコス隊)もあってベネリット社に取り込まれる事になるのは間違いない。

 

 

「…一応会社の開発主任にも掛け合ってみるか?」

 

「それは僕がやっておくよ、そろそろ訓練の時間だろう?」

 

「良いのか?なら頼む」

 

 

そう言いながら訓練用の手荷物を片手にいつもの部屋に向かうグエルの背を見送りながら、小さく呟いた。

 

 

「僕は何があっても兄さんの味方だから…」




ほぼ毎日訓練すんのはしんどいな…
慣れてはきたけど。
レベル2楽にクリア出来るようになったけども。
まぁ〜そろそろジェガンも飽きたな、
そんじゃ次回。「ガイアス、来る」
コイツでアホはスペーシアン共はボッコボコにしてやるんだ!

次回予告は

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