もんむす・くえすと! 勇者ルカと仲間たち 作:J・チェプナクル
ナタリアポートを出てすぐの場所に、砂浜は広がっている。
波は寄せては返す。
海風は潮の匂いを運んできてくれる。
太陽が海を輝かせ、光が刺すように眩しく飛び込んでくる。
そしてそこに……水着姿の4人がいた!
マモル「蒼い海原!」
パヲラ「風の便り!」
カムロウ「照らす太陽!」
ジョージ「燃え上がれ!」
パヲラ「行くわよぉ!サマーバケーション!!!」
「「「おうっ!」」」
ルカ「おいおいおいおい待て待て待て待て……何してんだ。」
カムロウ「どうしたんだルカ?なんで水着じゃないんだ?」
ジョージ「海底神殿まで泳げばいいのではないのか?」
ルカ「うん。ムリだね。溺れ死ぬよね。」
僕はもう一度説明した。
カムロウ「なんだよ…泳がないのかよ……」
なぜか4人は残念そうに着替え始めた……
ルカ「えっ…何?僕が悪いの?コレ……ホントに僕の話聞いてたの…?」
チリ「私は聞いてたよ。」
ラクト「俺も。」
ルカ「じゃあなんであんなバカを……」
ラクト「あいつがそそのかしてた。」
指さされたその方向には、マモル。
ハッ…!と気が付いたマモルを、僕はガスガスとぶん殴る。
マモル「あッ!ごめんなさい!若ッ!やめてッ!」
ルカ「確か…砂浜で「導きの玉」を掲げればいいって話だったな……」
気を取り直して、僕はカバンから道具袋を出す。
道具袋から、「導きの玉」を取り出そうとした時だった……
一体のモンスターが、海からのそのそと上がってきたのだ!
カニ娘が現れた!
カニ娘「……ねぇ、あたし、お腹減ってるの。」
ルカ「なんなんだ、いきなり……」
呆れながらも、僕は剣を抜いた。
見境なく人間を襲うモンスターなど、放ってはおけない!
カニ娘「ふぅん、戦う気……?」
赤いハサミをガチンガチンと鳴らしながら、カニ娘も戦う姿勢になった。
カニ娘「じゃあ、あんたの汚そうな体、徹底的に洗ってあげるわ。泣き喚いても、洗うの止めてあげないからね。」
パヲラ「ソーププレイだなんて許さないわっ!」
ルカ「お前黙れ。」
一緒に戦ってくれるのはラクトとパヲラ。後衛にはカムロウとジョージが付いた。
ルカ「先手必勝だ!行くぞ、ラクト!」
ラクト「おうよ!俺らの【早撃ち】ってのを見せてやんよ!」
僕とラクトの先制攻撃だ!
ルカは雷鳴突きを、ラクトは
しかし、カニ娘にダメージを与えることはできなかった。
僕たちが狙ったのはカニ娘の、硬い甲羅で覆われた下半身。
狙った部位がまずかった。
ルカ「硬い!」
ラクト「弾かれた!?」
僕の剣もラクトの魔弾も貫かなかったのだ。
カニ娘「何してるの……?ムダだよ、そんなの。」
カニ娘はルカに向かって、大きなハサミを振り下ろしてきた!
僕は後ろに飛び退いて回避した!
パヲラ「はああああああ!!!」
ジョージ「ぬおおおおおお!!!」
パヲラとジョージは、岩石やら倒木やらをカニ娘に向かって投擲した!
しかしカニ娘は、大きなハサミを振り回して難なく凌いだ!
カニ娘「ちょろいね…♪」
カニ娘は余裕の表情を見せた。
ジョージ「やはり、あのハサミが一番の獲物か。」
パヲラ「カニの身体をどうにかしようと思ったけど…これじゃ無理そうね。」
ルカ「…こいつも上半身を狙えばいいのか……?」
以前、ラミアと戦ったことを思い出す。
あの時も下半身の蛇の身体で、大体の攻撃を防がれてしまった。
ルカ「だったらどうにかして、あのカニの身体を潜り抜けないとな……」
しかし相手はカニ。大きなハサミが行く手を遮る。
普通の蟹でさえ、種類によっては危険なハサミを持ち、人間もケガをするのだ。
そんなのがこうも大きいとなると……
カニ娘「ほぉら、捕まえちゃうよ……!」
するとカニ娘のハサミが、ルカの両腕を掴み、強引に組み敷いてきた!
ルカの体は、カニ娘に拘束されてしまった!
ルカ「うわっ…!」
カニ娘「はい、捕まえちゃった……あんたのきったない体、たっぷり洗ってあげるからね♪」
ルカは激しくもがいた!
しかし、カニ娘のハサミから脱出できない!
カニ娘「そんなに暴れたら、ちゃんと洗えないでしょ!」
ルカ「必要ない!前も後ろも洗ってる!」
パヲラ「前も…後ろも…!?」
ルカ「そこに反応しなくていい。」
カニ娘はゆっくりとハサミに力を入れてくる。
カニ娘「ほらほらほらぁ!」
ルカ「ぐあぁぁぁ……!」
身体が痛みを感じている……
圧迫されるような、千切れるような。
しかし、ここでやられるような僕じゃない!
ルカは激しくもがいた!
しかし、カニ娘のハサミから脱出できない!
カニ娘「大人しくするの!」
ルカ「出来るかっ!」
ダメだ…この力強さ、僕一人だとどうしようもない…!
ラクト「頼むぜ、相棒!」
カムロウ「あぁ!今行く!」
カムロウはカニ娘に向かって駆けて行った!
それに気付いたカニ娘は、もう片方のハサミをカムロウに向ける。
カニ娘「助けるつもりなら、ムダだと思うけど……」
カムロウ「そうかな。」
突き出した右腕が膨張すると、ドラゴンの腕が姿を現した!
カニ娘「何よ!?その腕!?」
カムロウ「お前のハサミと似たようなモンだよ。」
カムロウ「
カムロウは龍の爪を大きく振り下ろした!!
カニ娘は、片方のハサミで防御しようとしたが…硬い甲殻に覆われたハサミに大きな裂傷が刻まれた!
カニ娘「は…ハサミが…!」
痛みによる動揺か、それとも今まで付くことのなかった傷なのか…
ルカを掴んでいたハサミの力が、少し弱まった!
ルカ「もう少しだ……!」
ラクト「がっはっはっ…食らえ!マジックミサイル!」
ラクトはカバンから、マジックミサイルを発射した!
無数のマジックミサイルは、カニ娘の全身に当たるように炸裂した!
かなりの爆発力のだったようだ。カニ娘は怯んで拘束が緩んだ!
ルカ「今だ!」
ハサミから抜けだせた僕は、怯んでいるカニ娘に無数の斬撃を浴びせた!
ルカ「うりゃあ!そりゃあ!」
横一文字に袈裟斬り…突きも回転斬りもとにかく色々!
怯んで動けないカニ娘に、一方的な攻撃を仕掛けた!
カニ娘「やだ……なによ、これ……__」
__カニ娘は小さなカニの姿になった!
カニ娘をやっつけた!
ルカ「ふぅ……あれっ?」
カニは逃げずに、僕の足元をちょこまかしていた。
ルカ「おいおい、何のつもりなんだ……」
なんとカニは、僕の足をハサミで挟んできたのだ!
ルカ「いったぁ!?」
やるだけやった後、カニは一目散に逃げてしまった。
カムロウ「根性あるなぁ……」
ルカ「なんて奴だ……最後に嫌がらせしていくなんて……」
アリス「……やれやれ、相変わらず手こずっていたな。あの程度の魔物は鼻息だけで吹き飛ばせるようにならねば、魔王に太刀打ちできんぞ。」
ラクト「じゃあお前は出来んのかよ。」
そう良い終えた瞬間、ラクトはアリスの尻尾で突き飛ばされていた。
ルカ「……魔王はお前だろ。だいたい、どんな修業したら鼻息で吹き飛ばせるんだよ。」
カムロウ「俺、鼻息で吹き飛ばせれるように頑張ります。」
アリス「精進するといい。」
ルカ「出来るものなのか…?」
そう呟きながら、メイアから渡された「導きの玉」を取り出した。
ルカ「えっと……こうすればいいのかな。」
砂浜で使えばいいとのことなので、とりあえず頭上に掲げてみる。
すると…「導きの玉」はまばゆく輝き、海面に一筋の光を放射した。
その光は、海の奥深くにまで差し込んでいるようだ。
アリス「ほう……導きの道を作り出すアイテムだったのか。」
ルカ「導きの道……?」
アリス「この一筋の光が、いわば海底へのトンネル。ここを降りて、海底神殿へ徒歩で行くことができるのだ。」
ルカ「この光の中を降りるのか……?」
パヲラ「だったらアタシが一番乗りよぉぉぉ!!!」
カムロウ「俺もだあああぁぁぁ!!!」
ルカ「は!?」
パヲラにカムロウ。ラクトにマモルもジョージ…みんな次々と海に飛び込んで行った。
……少し経っても、なぜかみんなは息継ぎをしに戻ってこない。
アリス「死んだか。」
ルカ「馬鹿言うなよ!?」
チリ「私、様子を見に行って来る!」
ルカ「待つんだチリ!助けに行くなら命綱を__」
焦るようにチリも潜っていってしまった……
ルカ「おいこれ大丈夫なんだろうな…!?」
アリス「まぁ、モノは試しだ。貴様も入ってみろ。」
ルカ「え……?」
恐る恐る、そこに入ってみると…そこは、明らかに異質な空間だった。
中を見ると……みんな楽しそうな顔をして自由に泳いでいたのだ。
溺れている様子もない。
何故なのか理由がすぐにわかった。
この中では泳げるのに、普通に息が出来る。
海水が目にしみることもないし、しかも喋ることもできるようだ。
おまけに服も濡れない、なんとも不思議な空間だ。
ルカ「そうか。この道を潜っていけばいいんだな……」
泳ぎが苦手な僕でも、息が出来るのなら安心。
ラクト「にしてもあれだなぁ。【マーメイドグミ】…用意したんだが、必要なさそうだなぁこりゃあ。」
マーメイドグミ、水中でも呼吸が出来るようになるグミ。
海辺に住むダイバーに定番の必需品である。イチゴ味。
アリス「ほう、甘そうだな…」
ラクト「うおい!バカヤロー!お菓子感覚で食べようとするな!これいくらすると思ってんだ!」
ルカ「でも、大丈夫なのか?この道……いきなり消えたりしないだろうな。」
アリス「貴様が「導きの玉」を所持している間は問題ない。持ち主が海から出ると、この光の道も消えるがな。」
僕たちはその通路に身を投じ、ゆっくりと潜っていくのだった。
向かう先は、海底神殿。メイアの願いを叶えるため、南海の女王に会わなければ!__
__砂浜から少し離れた森の中。
木の上で、ルカ達が海の中に潜っていく姿を見ている者が一人いた……
どうやら小さな水晶玉越しに会話をしているようだ。
???「ワトライバ君、いるかい?君が言ってた勇者のことなんだけどさ。」
ワトライバ『いたのか?』
???「そうなんだけど…海に潜っちゃったんだ。」
ワトライバ『海に?』
???「うん。海中水泳をしに来たようには見えなかったし、潜ってから浮上して来ないんだ。」
ワトライバ『…なにか、妙なことをしていなかったか?』
???「そういえば…何か玉のようなモノを持っていたような……」
ワトライバ『玉? ということは…勇者が潜ったのは、導きの道だな。』
???「導きの道?」
ワトライバ『あぁ。勇者は海底神殿に行く気だぞ。』
???「えぇ!?」
???「どうしよう、ワトライバ君!先を越されちゃったよ!」
ワトライバ『落ち着け。海底神殿への行き方が分からなかったオレたちにとっては好都合だ。』
ワトライバ『お前はこれからどうする?』
???「そうだなぁ…勇者が戻ってくるまで、ここで待機するよ。」
ワトライバ『そうか……気を付けろ。お前も聞いたハズだ。妙なヤツに【エルピロス】が負傷したことを。何かあったら、すぐに逃げるんだ。』
???「ああ、わかってるよ。__」
__海中に開いた不思議な通路を、僕達は下へ下へと降りていく。
その通路を少し進んでから、「導きの玉」の効果がようやくわかった。
1つが、常に海底神殿の方向を示すよう一筋の光を発していること。
2つが、僕たちに水中でも活動できるような魔法の効果を付与してくれていることだ。
なんといっても、2つ目が特徴的だ。
この効果のおかげで、なんと水中で歩くように進むこともできるという、なんとも不思議で不可解な行動をとることもできるのだ。
しかし、問題点も判明した。
炎属性の魔法や技が使えないし、紙といった物体も手元から少し離れると濡れるというのだ。
どうやらここが水中だというのは変わりないようだ。
ルカ「もし、ここで「導きの玉」を落としてしまったらどうなるのだろう……」
そんなの、怖くて試せないが。
僕は歩くように進んでいるが、床という概念はない。
さっき試しに石を落としてみたら、そのまま海の底に落ちて行ってしまった。
持っている限り問題ないとは言うが……想像したくないものだ。
アリス「この道を通って海底神殿に辿り着くのも、夫婦となるための試練。襲い来る魔物を打ち倒し、勇気を示せ……といったところだな。」
ルカ「ふぅん……海の掟ってのも、面倒なんだな。」
パヲラ「でも、アタシたち代理人よ?」
ルカ「そうなんだよな…」
その試練を代理人が受けるのだから、何の意味もない。
ルカ「他の魔物も、結婚に掟があるのかな?」
アリス「それは、魔物の種類によるな。そんな制約は全くない種族もいれば、細かく決まっている種族もいるのだ。たまものような狐族も細かい規定が存在するな。」
アリス「かく言う余の家系にも、婚姻を結ぶ相手に関する取り決めがあるしな。」
ルカ「アリスの家系にも……?」
アリス「強いこと。男に求めるのは、それだけだ。自分より強い男にのみ、嫁ぐことを認める。」
アリス「それが我が一族の掟よ。」
ルカ「それは……大変だね。現役魔王のアリスより強い男なんて、この世にいるのか?」
ラクト「へっ、じゃあ一生結婚できねぇで独り身のままだな。」
アリス「…………」
アリスの目が怪しく光った!
次の瞬間、ラクトは「導きの玉」の効果が解除された!
ラクト「ごぼばぼぼぼ!!!」
ラクトは呼吸が出来ずに溺れ苦しんでいる!
マモル「まぁまぁ、お嬢。取り決めの多い結婚が必ずしも幸せとは限りませんよ。別に独り身でも全然良いと思いますし。ね。」
アリス「…………」
アリスの目が怪しく光った!
次の瞬間、マモルも「導きの玉」の効果が解除された!
マモル「なんでアッシも!?」
カムロウ「俺はアリスさんは結婚できると思いますよ。」
アリス「そうか、お前はそう言ってくれるのか。」
パヲラ「チリちゃんはどうかしら?好きな人はいたりするのかしら?」
チリ「今はいないですよ。そもそも、私に好きな人なんてできるかどうか…」
ジョージ「チリ殿。想い人というのは向こうから来ることもある。果報は寝て待てと良く言うだろう。」
チリ「…そういうジョージさんは?」
ジョージ「いや、いないが。」
チリ「果報来てないじゃないですか!?」
仲間たちは恋バナで盛り上がり始めた……
ルカ「アリスのヤツ、結婚願望があったのか……」
潜りながら周囲を見回すと、まさに幻想世界。
ルカ「けっこう深いんだな……」
マモル「この深さじゃあ、本当なら肺も潰れる深さじゃないですかね。」
色とりどりの魚が群れをなし、周りをひらひらと舞っている。
身体に受ける海流は風のように感じる。
上からは太陽の光が柱となって輝き、サンゴ礁を照らしている。
ルカ「綺麗だなぁ……まさに、海の神秘だね。」
ラクト「だなぁ…なんか、海の楽園って言葉も似合いそうだなぁ。」
チリ「綺麗だね…ホント綺麗……」
歩く僕と違って、ラクトといった複数人は泳ぐように進んでいる。
カムロウ「流れに乗ったら物凄く速いぞ!」
ジョージ「なんのなんの!流れに逆らい追い抜こうぞ!」
パヲラ「捻るのよ!捻りが回転を生み出すのよ!」
泳ぐのに夢中になってるヤツもちやほらいるが……
アリス「……日和っている場合か。この海は魔物の生息域、出くわしたら容赦なく襲ってくるぞ。」
そう言ったアリスが、不意に眉をひそめた。
アリス「ほぉら、さっそく来たぞ……」
ルカ「え……?」
見れば、透き通ったようなモンスターがふわふわと接近してくる!
海で暮らしている魔物達の平穏を乱したくはない。
ここは、なるべく平和に事を進めたいところだが……
ルカ「気が進まないが、戦うしかないか…!」
そうして戦う姿勢に入ろうとした時だった。
ルカ「ん?」
ふと、足に違和感。
視線を落とすと、なにやら触手のようなものが右足に絡んでいた。
ルカ「わっ!なんだこれ!」
アリス「ほう……それは、イソギンチャク娘の触手だな。」
その触手は、どうやら海底の方から伸びているようだ!
ルカ「わわわ、引きずり込まれる……!」
仲間たちも気付いて、引き込まれないように触手や僕の身体を引っ張り上げようとするが……
徐々に僕の体が触手に引っ張られて沈んでいくのだ。止まる気配がない!
カムロウ「あれだ!水中だから踏ん張るところがないから力が入んないのか!」
ジョージ「泳ぎでどうにかしようにも…すごい力だ。ビクともせん!」
ルカ「まずい、海底まで引き込まる……!」
アリス「仕方ない、少しは助言してやるとしよう。」
アリス「イソギンチャク娘は触手で獲物を捕らえ、その体液を啜り尽くしてしまう魔物。こいつに捕まれば、衰弱死するまで体液を搾り取られるぞ。もっとも、相応の快楽は与えてもらえるがな……くくくっ。」
マモル「助言ですかいソレ?」
ルカ「え……?助言って、それだけ?」
妙に偉そうなアリスの姿も、徐々に離れていく……
…いや、僕が沈んでいるのだ!
ルカ「うわあああああああ!!!」
僕の叫び声も虚しく、視界は暗い海の底に引き込まれていく………
カムロウ「なんてこった!ルカが引きずり込まれた!」
そうしている間にも、半透明のモンスターがこちらに接近してくる!
ラクト「おい、来るぞ!どうする!?」
パヲラ「二手に分かれましょう!誰か3人でルカちゃんの救助に向かうのよ!」
カムロウ「俺は助けに行く!」
パヲラ「あたしはここに残って応戦するわ!」
即決の結果、ルカを助けに行くのはカムロウ、ジョージ、ラクト。
この場に残って戦うのはパヲラ、マモル、チリとなった__