機動戦士ガンダム GGの危機一髪   作:単眼駄猪介

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メイン二つをほっぽり出して思い付いたネタを書いた愚か者はここです。
シンプルにギュネイとマリーダさんの死亡回避エンドにしてみたいが為に書きました。

後悔はしていないが、反省もしていない(諦観)

タグから伝わるように、感想をくれるとテンション上がります。
ただ、ネガティブ思考と説明と語彙が足りない奴なので勝手にテンション下がる事が基本。
別の方を書き始めたら気長に待ってくれるとありがたいです。



序章 頭痛と共に
運命の別れ道は12番目のプル


 

閃光と共に意識が戻ったような気がした。

いや、それどころじゃなくて今は頭が痛い。

その原因を痛みで遮られながらも何とか思い出した。

ああそうだ、俺はシャア総師が率いる新生ネオ・ジオンに志願して、それで決戦の場になった場所で使えるサイコミュを………

 

「おうえぇぇぇ……」

 

吐き気をよもおした俺は無理矢理着けていたヘルメットを脱いで吐いた。

口から出る液体が球になって出ていき、俺は全部吐き出すのと同時に全てを思い出した。

 

「ギュネイ……ガス………ウッソだろオイ………」

 

俺の名前はギュネイ・ガス。

将来、宇宙世紀最強のパイロット、アムロ・レイに呆気ないやられ方をする強化人間だ。

今は強化される前、つまり年代も考えるに今のギュネイは13歳であるが………

 

「だ、大丈夫………?」

 

目の前に少し怯えながらもこちらを気遣う一人の少女に俺は目を惹かれる。

 

「プ、プル……?」

 

「プルトゥエルブ、それが私の名です」

 

その見覚えのある顔に、その名を告げると先程の様子とはうって変わって毅然とした無表情で己の名を答えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだズキズキと痛む頭を我慢しながら、俺は前世の記憶を確認していた。

前世の【私】の記憶は不完全だが、しかし今の【俺】と言う人格に影響を与えるくらいにはあると何となく理解する。

型落ちのハイザックのコクピットの中で俺は隣で心細そうにうずくまるプルトゥエルブを横目に、俺は前世の私の経歴を振り返る。

前世の私はそこそこ裕福な家庭に生まれた子供だった。

あまり詳しいことは思い出せないが、良き両親なのは理解できた。

そんな私がアニメやゲームという世界に足を踏み入れて、その中で沼にハマった作品があった。

【機動戦士ガンダム】という、リアル系ロボットSFアニメ。

初めてはビルドファイターズだったが、そこから広がった私の【好き】はガンダム作品全般に広まり、その中で私は【逆襲のシャア】というものが一番好きになったのだ。

ガンダムの全てが始まった初代ガンダムのパイロット、アムロ・レイとそのライバルであるシャア・アズナブルとの決着を着ける映画。

ギュネイ・ガスというキャラクターはそこで登場した。

彼は強化人間で、そして年相応な青年だった。

故に、経験豊富な戦闘NTとして覚醒したアムロに呆気なく撃墜された。

その彼に、今なっている。

 

「マジか………マジでかよ……」

 

ヘルメットの中でボソリと軽く絶望に浸って呟いてしまったが、近くにいるプルトゥエルブには聞こえなかったようだ。

だが、自分の未来に悩むのと同時に彼女の存在に俺は頭を抱える。

プルトゥエルブ、後にマリーダ・クルスと名乗る彼女はオリジナルであるエルピー・プルのクローン人間である。

彼女は本来、俺と共に新生ネオ・ジオンの秘密基地に戻るとかそんなことはなく、量産型キュベレイの脱出ポッドにいた彼女は漂流した後にとあるコロニーに流れつき、かなり酷い環境で風俗嬢として生きることになる。

まあこれは小説情報であるから、アニメ版は少々違うところもあるかもしれないが、少なくとも俺の人生は【ギュネイ】という名前で映画基準の世界になるだろう。

小説版は【グラーブ】という名前であり、ファミリーネームは変わらない。

ただ、俺と彼女には共通点がある。

それは強化人間である事と、死亡していること。

そう、過酷という言葉でも表せないような酷い環境で生き残ったプルトゥエルブは幸せを噛み締める暇もなく戦死してしまう。

それでも、その一瞬ともいえる幸せは彼女にとって大切な物には変わらないだろうが………

 

「俺はどうすればいいんだ……」

 

突然、第三者視点で見ていた人物になったことに、これからのことを考えることができないくらい放心しかけている。

思わず愚痴気味に吐いた台詞にハリのいいやまちゃんの声に違和感を拭えないまま、俺は秘密基地……というには小さい小惑星群の一つの中に降り立つ。

一応、頭が痛い原因としては間が悪く頭同士をぶつけたことだろう。

そのショックで前世の事を思い出したのかと思うと、ギュネイとしてはなんだか色々複雑で、私としては放心したい有り様だ。

前の私を知るのは私だけ。

そんな孤独に、私は心が苦しく感じる。

でも、まだ子供である俺にはもうネオ・ジオンの一員となった以上、抜けることなんて出来ない。

そんなことをした次の日には頭に風穴ができているだろうから。

俺は半ば自棄っぱちに覚悟を決めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイザックから降りてから、俺は大人たちから扱いに困ったプルトゥエルブの世話を任されて渋々することになった。

いやホンマなんでだよ。

確かにあまり年齢的には変わらないかもしれないが、一応思春期入っている男だぞ……

普通の13歳は恋心とは全く違う性欲に振り回される事もしばしばあるから、嫌な話、ギュネイである俺が言うのもあれだがプルトゥエルブとアレしてもおかしくはないのだが……

いや、そこは(精神的)歳上のプライドがあるから我慢だ、そう我慢。

シャアの反乱まであと五年。

それまでに俺はベストを尽くしてあの天パを倒しうる戦法を得なければならない。

え?パイロットをやめればいいって?

この小惑星の中じゃ、俺くらいしかMS動かせないんだよ。

他の大人はだいたいメカニックか艦艇のクルーで、肝心のパイロットは出払ったり、負傷とかでいないんだと。

フジャケルナッ!!

 

そんな日々の不安をよそに、無邪気に少しばかり固い笑顔で「お兄ちゃん」と呼んでくるプルトゥエルブ。

これが妹萌えっていう奴か………(吐血)

最初はマスター呼びだったが、それだとグレミーのように、彼女を道具として見ているようで嫌だった。

だから変えさせたのだが………やはりプルというべきか、思い付いたのがお兄ちゃん。

なあ、どこかにいるジュドー君よ。

唯一生き残った妹はとっても可愛いんだ………リィナを助けるために戦い続けた君の覚悟が少しは理解できたかもしれない。

ただ、一番の懸念は某赤い人だ。

一応、ララァは18歳だったのでロリコン疑惑はないともいえるが、しかしロリコン疑惑が晴れない男である。

故に!故にッ!

シャアにだけはプルトゥエルブをやらせはせん!やらせはせんぞぉ!!!

 

「お兄ちゃん、シャアって誰なの?」

 

「あーえっと………仮面の人だな!ジオンのエースパイロットで、ガンダムと唯一タメを張れた変t……じゃなくて強い人だ。うん」

 

クローン人間であるが故、彼女は一般常識や基本的な知識がない。

ただ戦闘マシーンとして産み出された彼女にはいらない物であるから。

だけど、今は、いや俺にとってはそうではない。

一人の人間として生きて欲しいから。

 

「ガンダム………」

 

あっ、不味い、グレミーの洗脳が強いせいでガンダムという単語に反射で敵意を抱くのを忘れていた………

同時に、何人もの姉と妹をガンダムによって失ったトラウマも………

 

「いやぁぁぁぁッ!!??」

 

「トゥエルブ!落ち着け!トゥエルブ!」

 

「嫌だ……死にたくない………ううっ……」

 

グレミーによって生まれた犠牲は、まだ彼女を苦しめるだろう………

同時に、俺自身のことも解決しなければならない。

パイロットとしての基礎は体と元々あった知識で、MSで戦うことはできる。

だが、そこに経験はなく、今もシミュレーターで戦って予行練習をするしかない。

だが、それだけでは俺はアムロに勝つことも逃げる事もできない。

何か、何か勝てる道はある筈だ。

俺だって死にたくない。

生き残るために、俺も努力をしなければならない。

最強と言ったって、完全無欠じゃあないんだ。

………まあその前に泣き出してしまったトゥエルブをあやさなければならないのだが。

 

 

 





感想を沢山下さい(ドストレート)
ネガティブ思考のせいで、自信が持てない、調子に乗れない臆病者にはおだてまくるのが一番とか聞いたので()

ガンダム界隈、水星の魔女で盛り上がらないかなぁ……
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