機動戦士ガンダム GGの危機一髪   作:単眼駄猪介

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感想本当にありがとナス!
誤字報告もありがとナス!
感謝の極み……!
尚、タイトルの最後の部分は意味はあったりなかったりする。

尚、戦闘は原作通りだと大体スキップなので期待してた人には大変申し訳無い……無駄は省きたがる怠け者の作者に石を投げて許してください。

ちなみに赤備えに関して説明すると、都市伝説的な存在として語られてるので軍と政府の上層部は割と信じてない。
兵士の間にも信じてたり、信じてなかったりとまちまち。



一角獣と侍と明日の全裸

 

 

ユニコーンの日。

白亜の巨人は、正史の通りに動いた。

そして、ロンド・ベルに収容されたがミネバ姫もあちらにいることが赤備えの追尾が始まるのは当然だった。

そして、赤備えの追撃を避けるために暗礁宙域に航路を取るのは常套手段である。

ロンド・ベル所属、ネェル・アーガマに確保されたユニコーンは父の死と、事情聴取に頭が混乱するバナージを置いてけぼりにして時間は進む。

 

ラプラスの箱と呼ばれる存在。

それの鍵がユニコーンだとアルベルト・ビストは語る。

そしてダグザ・マックールは、避難してきた民間人の中にジオンの姫君がいる事実に衝撃を受けつつ、袖付きへの切り札になると踏む。

だが、既に戦いの気配は近い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガランシェールから現れた四つの影。

マリーダのクシャトリヤ、レズンのギラ・ズール、カズイのハンブラビ、そして赤く染められたリ・ガズィ・カスタムに乗る黒尽くめの男。

ネェル・アーガマ側はモビルスーツ隊を出撃させるが、艦長であるオットー・ミタスは中々にグダる。

それに周囲は場違いに苦笑しつつ、出撃シークエンスをこなし、迎撃行動を開始する。

 

「ネェル・アーガマ……ブライトがかつて宇宙で乗っていた艦か……」

 

ネェル・アーガマの白き巨体に哀愁を感じさせる言葉を呟きつつ、リ・ガズィのビームマシンガンで的確に対空砲を破壊していく。

 

「モビルスーツはアタシ達でやるよ!なるべく殺すんじゃないよ!」

 

「わかってる!サムライ殿のご命令だからな!」

 

「援護は任せてください、レズンさん」

 

ギラ・ズールとハンブラビは前衛、クシャトリヤは後衛と役を分けてモビルスーツ隊を相手する。

 

「そこだ!ファンネル達!」

 

「リゼルにジェガン!贅沢な機体なこって……!」

 

ファンネルが先に飛び出したジェガンの頭部を破壊し、ハンブラビがメグ作の【ビームネイル】で右腕を破壊し、フェダーインライフルで左腕を溶断する。

 

「なっ!?一瞬で……!?」

 

「クソッ!下がれ!コイツは俺がッ!?」

 

前に出て逃げる時間を稼ごうとする隊長機のリゼル。

だが、ギラ・ズールが放つビームマシンガンに意識を持っていかざるをえない。

 

「アタシを無視しようなんて百年早い!」

 

「ッ!!手練れかッ!」

 

マシンガンでライフルを破壊されたリゼルは、投棄してビームサーベルを抜刀。

ギラ・ズールに近接戦を仕掛ける。

だが、最初から突っ込んでしまい、それのカバーに入った隊長機とジェガンは既に陣形を形成しているレズン達に敵うはずがなく、各個撃破される。

そして隊長機はファンネルによって四肢をもがれ、頭部もビームで焼かれて沈黙した。

 

「隊長!?ぬわっ!?」

 

「隊長がやられた!?それに曹長も…!?」

 

リディの駆るリゼルと同じく、カタパルトの上を進むジェガンはリ・ガズィ・カスタムのビームキャノンで両腕を失い、AMBAC制御が効かずに射出され、斜め上に飛んでいき頭部を派手にデブリに衝突して砕かれる。

他のリゼルもまた四肢を破壊されて動けない機体だけである。

 

「な、なんて強さなんだ……!?」

 

これにより、新兵同然のリディは戦意を消失。

武器を投棄して降伏する。

あまりにも強すぎた。故に、リディの戦意は呆気なく折れてしまった。

特にあのリ・ガズィ、どうやって手に入れたのか分からないがパイロットが化け物染みている。

弾幕の中を飛びながら砲台だけを潰すなど、本当に赤い彗星ではないか……そうリディは放心の中、かの赤い機体にそう感嘆と、憧憬を抱いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に味方のモビルスーツが全滅し、己の死の気配を濃密に感じるブリッジ。

ちなみにアルベルトは失禁している。

だが、そんな彼でもリ・ガズィ・カスタムのカラーリングにまさかとは思いつつ、口が勝手に動き出す。

 

「まさか……まさか赤備えなのか!?」

 

「赤備え……!?どういうことだ!?赤備えなんぞ、都市伝説だろう!?」

 

悲鳴に近い声でオットーはアルベルトに問い詰める。

 

「私も詳しくは知らん!だが、カーディアス・ビストが赤備えに恩があるなんていう与太話があったが……事実だったのか…!?」

 

「なぁにぃ!?」

 

正直、これを聞いた者達にとって頭が痛い事実だ。

つまり、箱の鍵はあの都市伝説の赤備えが譲渡されようとした所を連邦が横から横取りしたようなものだ。

そりゃ追撃してくるわ、と思うし戦力がいまいちハッキリしないせいもあって赤備えの脅威度は全くと言っていいほど不明だ。

噂の一部には倍返しの精神がある、なんていう噂もある。

もうおしまいか、そう諦めたときブリッジに入ってきたダグザが一人の少女を連れてきた。

 

「おい!ここに民間人は立ち入りk」

 

「彼女は民間人等ではない。彼等にとって、一番大切な存在だからな」

 

「な、なんだと?」

 

オットーはもう考えることを放棄したかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フウ……久しぶりにコイツに乗ったが、やはりライフルで充分かな…」

 

ここ最近はご無沙汰なモビルスーツ戦で戦闘の勘を取り戻していた黒尽くめの男は、回線をオープンにしてネェル・アーガマに交渉を始める。

 

「ネェル・アーガマの諸君、君達と交渉をしたい。私の名前はペイシュヴァル、仮面は訳あって外せないのは承諾していただきたい」

 

「……それで、交渉とは?」

 

「テロリストとは交渉できない、とは言わないのだな」

 

「今のところ、テロらしいテロを全くしていないからな。それに、追いかけてきたのは箱の鍵だけではあるまい?」

 

そうして出てきたのがオードリー・バーン。否、ミネバ・ザビである。

 

「すみません、ペイシュヴァル。私のミスです」

 

「いや……私たちもコロニーの近くで戦闘を仕掛けるとは想定しなかった。貴女が謝ることはありません」

 

己のミスに謝罪するミネバだが、ペイシュヴァルはそれを止める。

そのままだと謝り返しになりそうなのを予想してダグザは不躾に話の続きを聞く。

 

「それで、君達は何を求める?」

 

「箱の鍵……ユニコーンとミネバ姫の返還を要求する。その対価として、その艦と乗組員の命は保証しよう。グラナダ方面まで送り届けるも良し、此方を追っかけ回さないというのならそのまま行くがいい」

 

「それは少々、そちらに得があり過ぎではないか?」

 

ここでオットーが余計な口出しをする。

それを副長のレイアムとダグザが鋭い視線でオットーをビビらせて口を閉ざさせるが、ペイシュヴァルは気にせず答える。

 

「そちらは命と一緒に赤備えの存在が事実で、攻撃されたという情報を持っていける。そうなれば、エコーズの諸君らも本格的に赤備えの捜査に走れるだろうからな」

 

「………交渉成立だ。ああ、エスコートはいらない」

 

「了承した」

 

「艦長なのに……」

 

最後、ボソリと愚痴るオットーの台詞を最後に通信は終わる。

それに仮面の下で苦笑するペイシュヴァルだが、しかしネェル・アーガマのハッチから現れたのはユニコーンであった。

 

「ッ!!」

 

直勘が今すぐそこから放れろと告げる。

ペダルを踏んでバックすれば、カタパルトを強制解除したユニコーンがカタログスペックで見たビームマグナムがこちらに向けて放たれた。

 

「何!?いや、この感触…!」

 

ニュータイプの能力がユニコーンから発せられる光に、エコーズの人間の裏切りではないと理解する。

 

「こんな純粋な想い……それを逆手に取ったのか!アルベルト・ビスト…!」

 

ブリッジから感じる新しい気配。

歪んでいるような、真っ直ぐなような、よくわからない気配だがしかし抱いている物は闇に染まっていた。

赤武者……紅蓮がインダストリアル7に潜入させていたスパイからの情報で、アルベルト・ビストがインダストリアル7にいたことは知っていた。

その血縁関係も、カーディアスとの関係を持つ際に調べている。

そして、己の目で見たユニコーンの光景。

あれに乗った少年の姿は、確かにあの写真で見ていた。

 

「バナージ・リンクス……乗っているのは君か…!」

 

「オードリーの力になりたいんだ…!オードリーの為なら、何だってする…!」

 

ペイシュヴァルは変形して、高速移動してマグナムの照準を合わさせない。

 

「クッ…!」

 

「筋は良い。だがやはり、若い!」

 

デブリに隠れてからユニコーンに突撃し、ビームキャノンで回避を誘導する。

だが、ユニコーンはシールドを構えて受け止めようとするではないか。

 

「まずい!?」

 

流石にこれはやり過ぎたか、そう思った瞬間、盾に着弾する前にビームは弾けた。

 

「まさかIフィールドを盾に仕込んでいるのか…!」

 

ユニコーンのカタログスペックは軽くしか見ていないペイシュヴァルには、発想はあっても然う然う実装するような物ではないと考えていた。

だが、目の前でそうされたことでペイシュヴァルの認識は変わる。

 

「これは少々、手加減は出来ないかな…?」

 

ペイシュヴァルはどう戦うか、悩むのだった。

 

 

 

 

 




(困ったときの)例のアレ

アルベルト<一応原作で霊体のマリーダを認識できていたので彼も未覚醒ながらニュータイプということで、ペイシュヴァルが彼の感情とか諸々を少し感じ取りました。

ダグザ<何やってんだミカァァァー!?

オットー<ワシ、艦長なのに…(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

バナージ<赤い彗星だとしても戦うしかないじゃない!

リディ<え?もう出番おしまい?嘘だと言ってよ、ミネバァァァァ!

感想、フル・フロンタルで待機しております。()


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