機動戦士ガンダム GGの危機一髪   作:単眼駄猪介

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まず最初に感想、誤字報告、ありがとナス!
そしてそろそろクリスマス……うむ、クリスマス特別編でも作るか……多分、間に合わないかも。()

前回のあらすじ→ダグザさんが場外にスマッシュ、バナージブチギレて切り札ブッパァー!

では短いですが本編どうぞ!



落ちろ!…落ちたな(確信)

 

バナージの怒りに応えたユニコーンが、NT-Dを起動する中、ラプラスの残骸に穴を開けた張本人、ギュネイは全身に襲いかかる寒気とプレッシャーという針に刺されている感覚に陥る。

 

「これがNT-Dの威圧ってやつか…!」

 

全身から冷や汗がどっと出てくるが大丈夫だ、天パを相手にするよりは全然マシだ、とギュネイはこれまでの経験で恐怖心を抑え込む。

 

「貴方だけは……貴方だけは許さないッ!!」

 

その怒りは誰に向けられているのか。

だが、現実はギュネイにもフロンタルにもビームマグナムを撃ってくるという事実しかない。

とはいえ、ギュネイには確信があった。

ダグザは生きているはずだ。

だから、彼ならば救難信号を発して救出を待つだろう。

 

「チィッ!」

 

「…………ッ!!」

 

下手に相手するより、フロンタルに押し付けようとするがフロンタルも同じ考えだったらしく、きっと第三者から見ればトリスタンとシナンジュがDNAを描くように交差している擦り付け合いが見れただろう。

しかし、そんな茶番も外から観察していた一同の新たな動きによって、それも終わる。

マグナムの光を確認した直後、ネェル・アーガマはすぐに戦闘態勢に移り、警護していたジェガンとリゼル達もライフルのセーフティを外す。

そして、そこから少し遠い場所にいた袖付き部隊はアンジェロの号令によってネェル・アーガマのモビルスーツ達との戦闘を開始する。

 

「大佐の邪魔はさせないッ!!」

 

「ノーマルカラー!なら袖付きか!」

 

お互いの姿を肉眼でも視認できるほど近付いた袖付きとネェル・アーガマのモビルスーツ部隊は、ビームと弾薬の応酬を始める。

それを脇に、ガランシェールはようやくラプラスにへと到着し、カズイの新型モビルスーツ【デナン・ゾン】の試作機と、マリーダのクシャトリヤがガランシェールから出る。

 

「ギルボアさんはガランシェールの直掩に付いてくれ!俺達は紅蓮を連れ戻す!」

 

「わかった!俺達のリーダーを頼むぞ!」

 

先に出た二機とは違い、後から出てきたギラ・ズールにはギルボア・サントが搭乗しており、臨時パイロットであるがガランシェールの守護をカズイは任せる。

 

「シミュレーターは何度もしてるんだ。守るくらいはできる筈だ」

 

「そんなに固くなんなよ、ギルボア」

 

「久しぶりのモビルスーツ戦闘なんだ、緊張するに決まってるだろ?」

 

「ちげぇねぇな」

 

フラストがギルボアの緊張をほぐす一方、カズイとマリーダはラプラスの残骸の中を潜り抜けてユニコーン、トリスタン、シナンジュの戦闘に割り込む。

 

「紅蓮様!すぐにお戻りください!」

 

「その心配はないぞ、カズイさん」

 

「んぅえ!?ギュ、ギュネイ!?」

 

紅蓮の正体を知らないカズイは、トリスタンのパイロットがギュネイだったことに驚くが、驚愕は後でとでも言うかのようにすぐに切り替える。

 

「マリーダ、カズイさん、バナージ君は怒りで周囲が見えなくなってる。相手は俺がするから二人は時折援護してくれ。なんとか落ち着かさせる……!」

 

「わかった!信じるぞ!」

 

「了解、兄さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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一方、アカリはNT-Dによる殺意と憎悪の波動のような何かによってアカリは怯えていた。

 

「怖い……怖いよぉ……」

 

戦闘宙域から離れようとしているのは、アルベルトを迎えに来た民間シャトル。

そこにコッソリと忍び込んだアカリだったのたが、NT-Dの発動によって暗い密室にいたという状況もあり、飛び出してアルベルトにしがみついていた。

 

「怖い……?」

 

「ユニコーンさんから、凄く怖い何かを感じるの……怖いよぉ……」

 

涙が止まらなくなり、アルベルトのご自慢のスーツを汚してしまうが、アルベルトはそんなことを気にせず頭を撫でてやる。

黒服を纏うボディガード達はアカリを引き離そうとしたが、アルベルトは止める。

 

「泣いてる小さな子供を放っておけるのか?ん?」

 

「あ……いえ……すみません。職業柄でして」

 

アルベルトから聞くとは思わなかった言葉に、ボディガード達は驚愕と半ば放心しながら下がる。

アルベルトはアカリをあやしながら、短い思い出に浸る。

 

(最初は邪険に扱っていたのに、変わらず怒鳴られても肝っ玉が座っていて、私に変わらず付き纏ってきたアカリ……どうして私なんかに構う。そして、それを良しとする私も何なんだ……この温かい気持ちは何なのだ…カーディアスを、父を殺しておきながら……!)

 

後悔、嫌悪、そして温かい気持ち。

アルベルトの心には、彼の光がアカリによって開かれようとしている中、シャトルは母なる地球にへと降りていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、戦闘は終わりを迎えていた。

 

「邪魔だッ!」

 

「凡俗如きが…!私の邪魔をするなぁ!」

 

アンジェロのギラ・ズールと、カズイのデナン・ゾンが撃ち合い、マリーダはファンネルで袖付きを蹂躙する。

そんな中、バナージが乱射していたマグナムの一発が、袖付きのギラ・ズールの一機にカスる。

 

「なっ…!?」

 

「カスっただけで撃墜だとッ!?」

 

初めて見るユニコーンのビームマグナムの威力に、アンジェロは動きを止めてしまう。

そこを見逃すカズイではなく……

 

「レズンとギュネイにシゴかれたんだ!この程度、勝たなきゃ馬鹿だろぉ!?」

 

「グガァァァ!?」

 

デナン・ゾンの蹴りがコクピットに直撃し、さらにショットランサーに備え付けられているマシンガンがコクピットの周囲に当たる。

爆発と弾丸の貫通によって体をズタズタにされたアンジェロは気絶し、カズイはその場から後退する。

 

「限界点!マリーダ!戻るぞ!」

 

「了解!」

 

大気圏に突入し始めた今、ガランシェール以外に大気圏を突破する能力はなく、シナンジュもユニコーンの追撃を振り切って重力の井戸から離れる。

 

「ッ!ギュネイはどこだッ!?」

 

「兄さん…!どこ!?」

 

ガランシェールの上に降り立つ二機だが、トリスタンの姿がなく、二人は周囲を探すが摩擦熱でレーダーも使えず、視認による確認も視界が真っ赤で悪化している。

だが、そんな中でマリーダは見つけた。

 

「兄さん!」

 

ユニコーンを抱えつつ、ガランシェールへと戻るガンダムの姿を。

 

 

 

 

 





例のアレ

デナン・ゾン<全長17.1mの試作機。ギラ・ズールとかジェガンとかのデータを赤備えへの協力と引き換えに手に入れたので完全なダウンサイジングはできなかったが、デナン・ゾンのプロトタイプが開発され、赤備えにデータ取りに回された。
ビームシールドは技術不足で実装されず、コーティング処理した実体シールドが装備されている。

ギュネイ<危なかったけど何とか逃げ切れた。この後は地上で残党とOHANASIが待っている。

バナージ<ダグザムッコロされたので怒りのチンパンモード突入。シナンジュ君とトリスタン君を追っかけ回す。

カズイ<実は内心では最新鋭のモビルスーツを貰えて喜んでる。

モノアイの駄戦士<ギュネイが終わったら次はオデロ君を救う事になりそう。

摩擦熱<なんか違うとか聞いたけど、作者の知識不足でとりあえず入れた。間違ってたら申し訳ない……

マリーダ<良かった…良かった…

ダグザ<死んだか、生きてるか、それはバナージ達がまた宇宙に戻るときに判明する……筈。

ペイシュヴァル<パラオでお留守番。パラオのパイロット達を阿鼻叫喚させてる。

レズン<ペイシュヴァルと一緒にパイロット達を阿鼻叫喚させてる。でも、ペイシュヴァルにも阿鼻叫喚させられてるの中間管理職的な所になり、気苦労が絶えなかったりする。


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