機動戦士ガンダム GGの危機一髪   作:単眼駄猪介

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本当は前回辺りに書くべき事なんですが、ロニさんの過去云々の救い方は本当に夢じみた想像なのでチガウ、コレジャナイだったらごめんなさい。
世間知らずっていうか、感情の機敏に疎いというか、そういうのが苦手なんです、申し訳無い…

そして遂にガンダムとモンストがコラボ!
これに喜ばない訳にはいかん!
てなわけでテンション上げての初投稿。

前半はロニ編終わり、後半からは本格的にトリントン襲撃編なのでトリントンの戦いだけを望む方は少し飛ばすと良いです。
頑張って書いてたら5500字超えてたので次回は戦闘少なめになる予定です。
割とガチで疲れたのでちょっと気晴らしにイデオンをヒロアカ世界にブッ込む死に戻り小説書いてきます。()




夜明けのトリントン基地襲撃 中編

 

何故、私を助けたんですか?

ニューホンコンから離れるカモフラージュ用の漁船の上で、そう聞いてきたロニに、ギュネイはただ一言。

 

「死んでほしくないからだ。君がカークス達にとって大切な存在であるように、俺にとっても(友人や戦力として)大切だからな」

 

「ッ!そんな綺麗事…!」

 

「ああ、綺麗事だろうな。だが、お前が死ぬところなんて見たくない。それは本心だ、この気持ちは君にも感じているはずだろう?」

 

こういうときにニュータイプという力に困る、とロニは思う。

ギュネイから発せられる優しい、暖かな物はそれが彼の言う通りの物であると解ってしまうから。

 

「父の仇を、私は取りたいんだ…!父を殺した連邦を叩き潰したい、そんなことをお前はできるのか!?」

 

だから、期待してしまう。

どうせ出来はしないと思いながら、意地の悪い事を聞いてしまう。

だけど、彼は、ギュネイは断言した。

 

「ああ、できる、やってみせる。だから俺を信じろ」

 

「嘘よ……そんなこと」

 

「嘘だと思うなら俺に付いてこい。見せつけてやるさ、世界に新しい秩序を打ち立ててやるからな。できなかったら…まあ、その時は俺を殺すなり焼くなり何でもしな」

 

覚悟はもうできている。

そう己の覚悟を示す彼の瞳も、彼から感じる物も本気であった。

そして、漁船を操作していたカークスも口を開けた。

 

「ロニ……俺は、今になるまでお前の為に、本当に何かしてやったことなどなかった」

 

「そんな……そんなことはありません、カークス大尉!」

 

「お前の父親代わりになれると思っていた。それは自惚れで、自分の事も整理できていない人間が何を父親ぶっているんだと、自分を叱咤した。だからロニ、俺に償わせてくれ。許してくれなくてもいい、ただお前に背負わされた物を、俺にも背負わせてくれ。本来、大人の俺達がどうにかするべきことだから」

 

それに、元々は俺達の背負っていたものだ。

そう語るカークスの姿は、ロニとって衝撃的だった。

彼が、こんな悲しい顔をしたことがあったろうか?

彼女の前でこうして謝ることなんてあったか?

 

「……本当に、信じていいのですか…?」

 

カークスの謝罪から少し間を置いて、ロニは涙を堪えながら、うめき声のようにギュネイに問う。

 

「期待通り、とはいかないかもしれない。だけど、それでも俺を信じてくれるのなら、君の想いも、背負ったものも、俺が開放してやる」

 

このときから、彼女は恋に落ちた。

テンプレのような展開で、だが女性も時に夢見る展開で。

だが、その心を自覚するのはもっと後になってからの事。

現段階では………

 

「それはそれとして、恋人でもない私を恋人と呼ぶのはセクハラでは?」

 

「許してクレメンス」

 

ようやく友人として第一歩を踏んだ所である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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基地の中心部にビームが着弾し、莫大な熱風の嵐が基地全体を襲い、クレーターを作り出した。

 

「ロニ、大丈夫か?」

 

「はぁ……はぁ……はい、大丈夫です」

 

「今ので砲身も少し焼けている。一旦海水に浸かって冷却しておけ」

 

ロニに起きていたことを見透かしていたのか、暗に休めという言葉に大人しく従って機体を水中にへと沈めさせる。

 

「カークス!敵の増援は!?」

 

「遠方にラー・カイラム!既に三機がドダイに乗ってこっちへ来ている!もう一機は可変機のようだ!」

 

ザクスナイパーの最大望遠で敵機の確認をしたカークス。

ここからは厳しくなると、カークスは気を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだぁ?まるで動く戦争博物館じゃねぇか」

 

「油断するな、俺達にはあんな執念はない」

 

ラー・カイラムから発進したドダイに乗るジェスタ三機と、その後ろを飛ぶデルタプラス。

勿論、それに乗るのはリディ・マーセナスである。

 

「これが……ジオンの……」

 

親であるローナン・マーセナスから伝えられた、箱の真実。

その中身を知ってしまった今となっては、リディにとっては絶望でしかなかった。

そして、目の前で繰り広げられる争いに可能性に賭ける意味などないと改めて思う。

 

「ワッツ!?」

 

「油断するなと言った筈だ」

 

ワッツ機が長距離狙撃によってドダイの左翼を破壊されて、高度を落とし始めていく。

 

「赤いガンダムとユニコーンの事もある、気を付けろよ、新入り」

 

「了解です」

 

リディがレーダーに反応する方向に視線を向けると、コロニーの残骸に隠れて戦うキャノン等の支援攻撃を得意とする機体が、前衛をこなすモビルスーツ達の援護をしていた。

 

「ハイザックキャノンにカスタムタイプ?なんて骨董品を使ってるんだ、ジオンの連中は」

 

中にはモビルスーツと言い難い、ザクタンクなんて物もある。

 

「そんなんで戦うなんて、正気かよ!」

 

上空にいるデルタプラスに気付いたのか、数機のモビルスーツが火砲をデルタプラスに向ける。

 

「戦争は終わってるんだよ!この亡霊共がぁ!」

 

やり場のない怒りを、ぶつけるようにリディは突貫した。

 

 

 

 

 

そして場面は基地の海岸側に戻る。

 

「一機は墜落させた。だが、これ以上は俺も援護できん」

 

残り残弾が3発となったザクスナイパーのライフル。

それを聞いて、ギュネイは即時に判断する。

 

「ガランシェール、ユニコーンを降下させろ」

 

「了解した」

 

「カークス大尉はナオマサに帰還後、残存部隊を回収!最悪乗り捨ててもパイロットは拾えよ!」

 

「わかった!」

 

一通り指示を出したギュネイは溜め息をついて、SFS(サブフライトシステム)が来るのを待つ。

そんな折、マリーダからの回線が繋がる。

 

「ムゥ……」

 

「マ、マリーダ……さん?」

 

モニターに写るマリーダは膨れっ面で、嫉妬してるのが容易に理解できた。

 

「終わったら一杯相手、してもらうから」

 

「はい……」

 

ロニに構い過ぎたか、と自省するギュネイ。

ここ最近は忙しくてマリーダとの時間を作れてなかった上、アカリと直に触れ合えないのもあって少々ストレスも抱えているマリーダ。

夢で何となく、二人と一緒にいるのが覚えているのだが、マリーダ達にはハッキリ覚えているようで、やはり作り物のではニュータイプの真髄には至るには無理か、とギュネイは半ば自虐する。

家族の繫がりがあるから夢の中でニュータイプ空間を作り出すのは、能力のインフレとしか言い表せないのだが、ニュータイプ自体が未知であるため、インフレでないかもしれないが。

それはさておき、頭の中で彼はこれからの展開を考える。

 

「これで、紅蓮としての活動もおしまい。後は連邦の官僚達の粛清と、新政府の樹立……ミネバ、君はその責務を過去の罪と共に背負うか、それとも全てを捨て愛する人とこの宇宙の何処かへと行くか、どちらにせよあの二人が出来なかったことをある程度成し遂げるにはまだ時間がかかるな……」

 

だが、ここで止まるわけにはいかない。

革命を果たさなければ、返ってくるのは娘の死と、これから生まれてくるだろう次世代の子供達の死。

ギュネイの覚悟は既に決まっている……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、撤退を始めるジオン残党達にラー・カイラムからの増援と基地の部隊が士気を上げてきた為、残党は苦しい撤退戦を強いられることとなった。

 

「グアァ!?」

 

「ライル!チィ!」

 

素ドムがジェスタのビームライフルによって機体を撃ち抜かれて爆散。

ジェットストリームアタックの布陣を崩されるが、流石はジオンというべきか。

すぐに適応してジェスタにラケーテン・バズを撃ち込む。

だが弾速の遅いバズーカ弾ではドダイに当てることも叶わなかった。

 

「当たらんよ!」

 

「ナイジェル大尉!上ですッ!」

 

「なに!?」

 

しかし上からの砲撃、ナオマサからのメガ粒子砲を雨のように撃たれ、回避に専念する事となる。

 

「チィッ!残党はこのままあのペガサス級で逃げるつもりだ!」

 

「俺が行きます!」

 

「リディ少尉はタンクやキャノンを潰せ!戦艦はラー・カイラムが相手をする!」

 

そう指示を出しながらも、ビームに当たらぬよう乱数機動で相手の射撃を狂わせる。

その結果、地上で攻撃を加えるキャノン達もジェスタに狙いを定めるも、尽く外してしまう。

 

「クソッ!駄目だ!動きがはえぇ!」

 

「カークス隊から通信!全機モビルスーツを捨てて撤退せよの事!」

 

「ええい、仕方が無い、全機脱出だ!」

 

キャノンやタンクのコクピットハッチが開き、隠していたドダイに各々乗り込む。

 

「こちらフレッド・リーバー!貴君らの援護に回る!早く脱出しろ!」

 

「ありがたい!だが、そちらも限界のはずだ!ドダイに乗れ!」

 

「了解!限界まで撤退を援護する!」

 

突然、攻撃の手が緩んだことにナイジェルは訝しむ。

 

「なんだ?敵の勢いがなくなった…?」

 

何かがある、とあと少しで答えが導き出されようとしたその時だ。

ロックオンアラートがコクピットに鳴り響く。

 

「ロックオンされた!?」

 

機体を急上昇させて回避すれば、先程までいた空間には太い熱線の塊が通過していた。

 

「報告にあったモビルアーマーか!」

 

シャンブロは動き出した。

最初で最後のかつてのジオンの威光を示すために。

そして、皆で生きて帰る為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うらぁぁ!」

 

「ヘソビームくらっとけぇ!」

 

二機のカプールが腰部辺りに設置されているメガ粒子砲を薙ぎ払うように照射している。

これにより、シールドを構えていたジムⅡやネモはシールドごと斬られるように被弾、沈黙か爆発するかのどちらかに彼等の結末は辿る。

その後ろでは、ゾゴックがアームパンチでデザートカラーに塗装されたハイザックのコクピットを殴り潰す。

しかし、左腕は既に喪失しており、ザク・マリナーも頭部が半壊している。

それ故に、格納庫の壁越しにビームの直撃をくらったザク・マリナーは爆発してシャンブロの上陸を援護していたカプールらに、新たな敵を感じさせる。

 

「なんだコイツは…!」

 

そうゾゴックのパイロットに言わしめる様相をしているモビルスーツ。

それはかつてティターンズによって開発、少数生産されたバイアランの改修機【バイアラン・カスタム】であった。

しかし、そんな事を知る由もないジオン残党組は空を飛ぶという事だけを理解し、対空防御の弾幕を張る。

 

「近寄らせるな!」

 

ゾゴックがカッターを射出して牽制し、陸戦型ゲルググがキャノン砲を撃ち、ディザートザクがミサイルでカプール達に近寄らせない。

 

「撤退は始まっている!戦闘は程々にだぞ!」

 

「了解しているッ!」

 

バイアランがビームをバラまきつつ、攻撃の隙を窺うも堅実に守りの態勢でいるため、バイアランのパイロットは仕掛けれずにいた。

バイアランタイプは空を独自で飛ぶという機能の為に、機体装甲が薄くなっており、少しの被弾でも撃墜される可能性は高い。

故に、無闇に突撃もできない機体である。

そんな機体に乗るパイロットが焦る気持ちを抑えていれば、ドワッジがジャンプでバイアランに斬りかかるではないか。

 

「バカ野郎っ!」

 

「ジオンに栄光あれぇぇぇぇ!!!」

 

「バイアランに空中戦を挑むなど!」

 

カプールのパイロットは悪態をつきながら、ミサイルと頭部のレーザー砲を撃ちまくるが全て回避されバイアランの頑丈なマニピュレーターがドワッジのコクピットに突き刺さる。

 

「これで近付けれる!」

 

「クソ!余計なことを!」

 

だが、一つ間違えれば自分たちもああなっていた、そう思うと冷や汗が出る残党達。

 

「うおおぉぉ!?」

 

「まずは一つ!」

 

主を失ったドワッジを盾にしつつ、そのままディザートザクに叩き付けてドワッジのバックパックにビームサーベルを突き立てて推進剤を誘爆させる。

 

「ノオァァァ!?」

 

ディザートザクのパイロットは爆発の光と炎に巻かれて死亡し、それを脇目にもせずカプールの片方をサーベルで機体前面を割るように切り裂く。

こちらもミサイルに引火して爆発が起こり、爆煙で視界不良になる。

 

「動きが遅いな!ジオン星人共!」

 

「ヌ、アッ!?」

 

煙と炎を纏いつつ、圧倒的な加速力でゾゴックの腰部を上半身と泣き別れさせ、そのままカプールに突貫する。

だが、そうはさせじとゼー・ズールがカプールを蹴り飛ばしてバイアランの前に立つ。

 

「ムッ!?」

 

「チェェストォォォ!」

 

サーベルとクローが鍔迫り合いを起こし、お互いに一歩も引かない状態にへとなる。

 

「そこの機体!これを使え!」

 

「任された!」

 

もう一機はバイアランの後ろから追いかけてきた。

すると、まだ動けるゾゴックがヒートソードを投げてゼー・ズールに渡す。

その直後、ゾゴックのパイロットは脱出し、ゼー・ズールのパイロット、キョゴはバイアランの後ろからヒートソードで斬り掛かった。

 

「貰ったッ!」

 

「甘いな!」

 

だが、流石に前置きが長いためか残る腕のサーベルでガードされる。そして、バイアランはそのまま上昇し空からピンチの味方を救うべくビームを撃ち続けた。

 

「なんだと言うんだぁ!?」

 

被弾した陸戦型ザクはバックパックに被弾し、そのまま爆散。

煙の中から左腕を損失したパワード・ジムに似たような機体が格納庫の壁にもたれかかるように現れた。

 

「すまない!助かった!」

 

「その機体では撤退したほうがいい!とっとと脱出しろ!」

 

「了解ッ」

 

脱出するパイロットの背を見送っていると、ネモⅢからの通信が入る。

 

「こちらアルファ2!これより援護を開始する!」

 

「援護感謝する!」

 

ダークグレーに塗装されたネモⅢがビームキャノンによる援護射撃を開始し、陸戦型ゲルググやハイゴックも動きが制限される。

 

「ちぃ!最後のミサイル持ってけ!」

 

ハイゴックが機体に内蔵されているミサイルをネモⅢに向けて放つが、その鈍重そうな見た目に反してスラスターによる回避で軽く避けられる。

 

「当たらんわ!」

 

そして反撃にビームライフルを撃たれ、ハイゴックは右腕を犠牲に撤退するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バナージ、準備は良いか?」

 

「はい」

 

そして、襲撃の最中に赤き騎士と白亜の一角獣は街の中心地にて、目覚める獣を御する為に降り立つ。

為すべきことを為すために………

 

 

 

 

 




例のアレ

ギュネイ<目を離すといつの間にかハーレムを形成する男であったので、作者の頭を悩ませる元凶()
それはさておき、何かを視たらしいが…?

フレッド<ミッシリングのキャラ。イフリート・シュナイドのパイロットで、ゲームを除けばアニメ化を果たした唯一のイフリートに乗る。ちなみにかつての仲間達はギュネイの心遣いで赤備えには参加していない模様。

マリーダ<クーデレきゃわいい。膨れっ面したマリーダさんも見てみたかった作者であった。
尚、描写しきれなかったので補足するがマリーダさんは羽を外してサブアームにビームキャノンを持たせて引っ付けたクシャトリヤで長距離支援をしていた。エネルギー切れの後はナオマサのメガ粒子砲でナイジェルを牽制とか直撃を狙ってたりとかしてたりしてる。

バナージ<ギュネイの指導の元、ユニコーンを従わせる一発勝負の訓練。いや、これ訓練じゃなくて試練だわ()

トライスターズ<やっぱり出オチ係なワッツ。今回中心的に描いたナイジェルのように強いはずなんだけどなぁ……

ジオン残党<連邦は知らないがギュネイに賛同する一派、独自の理念で戦い続ける一派、死に場所求めてた一派で別れてた戦場。
勢力的にはギュネイ派が多いが、それ以外だと大体死に場所派。

ロニ<ニューホンコンでキッカケを与えられ、後はギュネイのテク()で落とされた悩める乙女。マリーダと同世代というのもあって、割と仲良くなれそうと思うのは作者だけだろうか?

カークス<早めに撤退を命令されたので生存したカークスさん。宇宙空間でのスナイパーとか怖すぎると、作者は恐怖する。

リディ<原作通りラプラスの箱の中身を知らされた灰色リディ。本編と変わったところと言うと、キャノンたちの攻撃を避けまくる事になった事くらいか。まあ、おかげで反射は上がっている。


感想、お待ちしてますのでよろしくお願いします!
最近はスペースランナーウェイイデオン〜♪と口ずさむ日々です。(←前書きでせめて書けよボケ)

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