機動戦士ガンダム GGの危機一髪   作:単眼駄猪介

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寄り道回です。
サブタイトルにある通り、外伝的なやつ。
他の方々のアクシズ・ショックでアムロとかシャアが別世界に行く作品があるように、今作のギュネイも異世界行っちゃったっていう寄り道話。

いくらか思いついてるけど、まあ短編集にするにしては多いわけじゃないし全部書くわけじゃないので番外でも良いかな〜と。
時系列的にはアクシズ・ショック中。

ちょっと本編の休憩感覚で書いたのと、少し二次創作でかじった程度の原作知識なので、ファンにも未視聴にも当たり障りのない感じになった……筈!
まあ、普通に駄作かなぁ……頭空っぽで気軽に読んじゃってください。良かったら感想もよろしくです。




外伝 戦姫絶唱シンフォギア 

 

「あづっ!?」

 

派手に腰を打ち付けたギュネイは、突然の重力に足腰が立てない状況に陥っていた。

 

「し、痺れるぅ!?」

 

コクピットも何もない、だが壁に囲まれた中でゴミ箱の上に落とされたらしいギュネイはケツが痺れ、無重力から重力下になった事もあり、状況確認より自分の事で精一杯となっていた。

 

「ああ、クソッ……」

 

ようやく立てるようになった頃に状況確認をする。

勿論、ギュネイのいる場所は壁しかないので路地裏らしい場所から出た。

そして、目の前の光景に唖然とする。

 

「ここは………世紀末か?」

 

そもそも、ヤクト・ドーガのコクピットにいたはずのギュネイ。

まさか、まさかとは思いつつその言葉を意識せずにいた物が明確に肯定された。

同時に、荒れ果てた街はギュネイにとって第一印象は世紀末であった。

異世界転移、まさかと思う現象にギュネイは嘘だろと思いつつ視界に入るもの全てを一度観察する。

至る所に死体、死体ばかりで人だったものも散乱していた。

酷いやり方だった。

テロリストだろうが、軍隊だろうがこのやり方は頭に来る。

それは軍人としてはナンセンスだろうが、しかし人間としての感情としては正しい。当たり前の話だが。

しかし、異世界転移なら一体どこの世界だと言うのか。

そこまで思考がいった矢先だった。

 

「銃声?」

 

遠くからタァン、と銃声が聞こえる。

紛争地域なのか、それとも戦争真っ只中なのかは知らないがギュネイは真実を求めて人がいる場所にへと向かう。

ホルスターに入れてある、拳銃のセーフティとマガジンを確認しつつ銃声の音を頼りに走る。

何にせよ、情報が必要でここが地球のどこなのか知らなければならない。

ギュネイは生身の戦火に見を投じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

X

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血濡れたパイロットスーツをそこらにあった雑巾で拭きつつ、ギュネイは見捨てれず連れてきてしまった小さな女の子を見る。

両親を殺されて、そして紛争に巻き込まれて、ショッキングな事ばかりの彼女には同情しかない。

名前は雪音クリスというらしいが、どっかで見たことのある容姿をしている。

おそらく、確実に前世の記憶にあるのだろうが、ガンダム以外の知識は宇宙世紀を生きるためにリソースを割いてたからもうほとんど覚えていない。

ギュネイは言いしれぬ違和感と嫌な予感に頭を悩ませながら拳銃の清掃を始めるのだった。

拳銃、といってももう弾は敵兵から奪った拳銃のカートリッジ数本しかないし、宇宙世紀となると長時間未整備でもそれなりに耐えれるようになっているので本当なら解体掃除はしなくてもいい。

が、時折豆な所もあるギュネイは手持ち無沙汰なのを誤魔化すようにこうして拳銃を解体して掃除を開始している。

勿論、血濡れた雑巾ではなくちゃんと比較的汚れていないマトモなものをだが。

それにしてもバーナーがあって良かったな、とギュネイは思う。

でなければ、倒壊しかけた店から拾い集めたカップ麺が冷たく危険なリスクがあるものになっていた。

そんなことを考えながら掃除をしているうちに、クリスはようやく口を開く。

 

「貴方は……なんで私を助けたんですか?」

 

まだ軽かった空気が重くなっていく。

ただでさえ、生身による殺人をして少しナイーブになっているギュネイは内心、ウッとその重みを感じてしまう。

とはいえ、彼女を助けた理由なんて一つしかないのだからギュネイは答える。

 

「助けを求める子供を助けるのは当たり前だろ?人を殺すのはやってはいけないことだけど、でもそうしなきゃ守れないものもあるからな……」

 

そう言って、ギュネイはクェスを事を思い出す。

半ば見殺しにしたようなものだ、蒼い死神と呼ばれたあの男がいる戦場でもあったのに、何故気付けなかったのか、直後ということもあって悔やんでも悔やみきれない。

 

「あの子を守れなかった奴が、何言ってんだかな……」

 

だから、そう呟いてしまう。

自虐気味になっているギュネイに、クリスは彼の手を握り締めて歌を歌い始めた。

それは拙いし、声も掠れて聞き取りづらい。

でもその歌はギュネイを慰めようと、それが無駄でなかった事を伝えようと、クリスが精一杯頑張って歌を歌っていた。

 

「クリスちゃん……あんま無茶するんじゃない。ほら、とりあえず湯沸かしした水を飲んで落ち着きな」

 

爆弾で両親を殺され、一時は捕虜になり、そして戦闘のいざこざでギュネイが連れ出したこの少女は強い子だと、ギュネイに感嘆させるメンタルの強さを見せていた。

本当は自分が悲しいはずなのに、泣きたい気持ちを抑えて他人を癒そうとする。

こんな健気な子が、こうして紛争の被害に合うとはとギュネイは苦虫を噛み潰した顔をする。

同時に彼女を日本に帰さなければならないと、ギュネイはクリスから聞いたある程度の情報から国連に引き渡せないかと考える。

時代的に前世のような現代社会、ならばNGO活動をしていた彼女の有名らしい両親の子供が行方不明なら探すだろう。

現在進行形でもそのはずだろうし、故郷に帰すためにも俺が頑張らなければならないと覚悟を決める。

覚悟ばっかだが、そうやって思い込まないとやってらんねぇぜ、と後のギュネイはそう振り返る。

水を飲み、数のないカップ麺も一つ完食しウトウトとしているクリスにギュネイは毛布をかけつつ妹分であるマリーダの事を思い出す。

 

「何がどうなったら、こうなるのかなぁ……」

 

帰ると約束した筈なのに、帰れない今。

もしかしたら二度と帰れないかもしれない。

ネガティブな思考に陥るが、希望はまだあるとギュネイは確信するものがあった。

 

「この金属板……テンプレ的ならサイコフレームのはずだろうし、これに鍵がある筈だ……そうであってくれよ……?」

 

そう、淡い期待を寄せつつギュネイも眠気に逆らえきれず寝てしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーそれから数年後ー

 

 

 

 

 

 

 

南アメリカに位置するバルベルデ共和国の紛争から数年。

ギュネイは無事、雪音クリスを国連軍に保護してもらい、ギュネイは一人放浪する事となった。

そんな旅の中で【ノイズ】というヤベー存在に、ギュネイはサイコフレームとの因果関係を感じた。

でなければ、ガンダム世界のアイテムが空っぽのパイロットスーツのポケットに入っている筈がないのだ。

となると、サイコフレームはノイズに唯一対抗できるアイテムなのでは、と推察するが肝心のノイズは極稀にどこからともなく現れて人間を灰にしていつの間にか消える存在なので実験することもままならない。

というか、そもそもそんな状況にならない事が一番であるのだが。

尚、灰化すると言われて某サブKMNライダーの首折りを思い出してしまったのはご愛嬌。

ともかく、異世界に転移したギュネイは帰還の方法を探しつつ各国を歩き回り、サイコフレームの反応を調べることでサイコフレームの共振によるあの現象を再現し、帰還できないかとユーラシア大陸を歩いたり自転車で頑張ったり、時に牢屋に入れられたりと宛のない旅であった。

そんな中、己の無力さややっていることへの無意味を感じたりと、挫けそうになる。

だがその度にクリスとの思い出やマリーダ達との思い出が彼を支えた。

故郷に帰るために世界を歩き回っていると、当時半分嘘で半分真実の言葉をクリスの質問に答えたとき、彼女は応援してくれた。

彼女との生活は幸せとは言えぬも、孤独に対する心の癒やしになっていた。

ぶっちゃけクリスをマリーダと同じように妹分として見ていた。

だが、そんな彼女との再会は遠くない未来、あの時の判断がギュネイにとって最大の後悔を残す事になるのたが。

 

 

 

まあ端的に言えば、色々あって最終的に住み慣れていた日本に裏社会で入手した偽造の身分証で日本人としてこの世界の暮らしを開始することとなった、というのが数年後のギュネイである。

年齢も二十を過ぎ、親からは早く孫を見せてくれと言いそうな年頃。

ギュネイはお好み焼き屋のアルバイトをしつつ、元の世界への帰還を探していた。

 

「いつも助かるよ」

 

「これくらい、お安い御用ですよ」

 

老舗のお好み焼き屋でお好み焼きを作ったり、仕事をするギュネイって寿司三昧のハサウェイかな?とか思いながらギュネイはそれなりの幸せを掴んでいた。

帰れないならこのままこの世界でのんびり暮らすのも悪くはないと、そう思い始めていた。

元の世界への未練は勿論あるが、サブカルチャーが豊富な日本でノイズという存在がいる以外はどこにでもある平凡な現代日本である。

戻れないなら戻れないで、あの恐怖と殺意の戦闘マシーンから生き残れた褒美とも言えるだろうとギュネイは最近、そう思い始めていた。

 

「ギュネイさーん!」

 

「おう、今日も飯を食いに来たのか」

 

知り合いの少女二人、立花響と小日向未来は仕事先を教えてくれた恩人である。

響の人助けに時に未来と共に苦笑しつつ、大人として彼女の行動を注意するのは最早テンプレである。

そんな日常であるが、ギュネイは満喫していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、忘れた頃に争いはやってくる……

 

 

 

 

 

 

 





読了、感謝!
ちなみにこの世界の続きの妄想が膨らんで書いてみたいって方は気軽にお声をかけて頂いてくれればモーマンタイ!
ワイも見てみたい。

原作知識ない人より、ある人の方がちゃんと続き書けるだろうしね。(悲哀)
ちなみにパラレルワールドなので、本編とは関わりません。
一応、序盤と終わりのプロットは考えたけどまあ一期と二期の序盤くらいしか知らないから手が出せませんわ。


それはさておきじゃけん、例のアレに行きましょか。後書きにあるまじきクソ長いので注意。

ギュネイ<帰りたい、とか言いながら地獄の世界から抜け出せたことに安堵を抱くノンケ。百合は好きじゃないが嫌いでもない。
聖遺物判定なサイコフレームがヤクト・ドーガになる。

雪音クリス<ギュネイによる被害者その1。ギュネイに恋心を抱いて敵対して拗れたり、押し倒してヤらかす。マリーダと取り合いになるから、見ろよ見ろよ〜()

立花響<原作とは大きくは変わらない元気っ娘。ギュネイを兄貴分として慕っているが、場合によっては第二の被害者になるし、意外だけどわかる人とくっつく可能性の主人公……

小日向未来<一部界隈ではレズビアンとしてなんか良く聞く印象な少女。ホモもレズも欲張り()あれ?アンジェロ君?(幻覚)

フィーネ<ギュネイによる被害者その2。ポッと出の正体不明にクリスを取られる哀れなクレイジーサイコの変態淑女。終盤、何か言おうとする度に「うるせぇ!テメェは黙ってろ!」と何も言わせてくれない悲運に会うかもしれない……

アダム<人の可能性の光に目を焼かれる……かもしれないシンフォギアの全裸枠。本当に全裸になるやつがいるかぁ!?被害者その3である。

マリア<被害者その4。行き遅れとか裏で言われてギュネイを押し倒す世界的アイドルの姿……なのか?これが?()
尚、マリーダのパイセンとなる(意味深)

英雄のなり損ない博士<ギュネイに英雄の素質を見たりする。どのみちギュネイ達に原作より手酷くシバかれる。被害者その5。

マリーダ<子供はいないがギリギリの所をギュネイによって助けられるのは確定。ヤンデレになるのが確定で、メチャクソ子供を作る。尚、原作通りに進んでいるので完全に正史ルートに入る。

バナージ<ポッと出のギュネイとシンフォギア勢に驚きつつ友人関係を築く。ギュネイのハーレムな状況を見て恋愛の先輩として見ている天然ボケをかましてたりする。

アムロ&シャア<死んでるかもしれんし、死んでないかもしれん。

フロンタル<死んでる筈のギュネイにビビる。器ぁ……なんですよね?(笑)

リディ<ヤクト・ドーガの正拳を顔面にくらって更生する。以上!閉廷!

良かったら皆のおまけ編の予想を教えてください!

  • Gジェネ
  • ガンダム無双
  • スパロボ
  • 異世界(シドニアの騎士等)
  • 遥か先の未来の話
  • アナザーガンダム世界
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