機動戦士ガンダム GGの危機一髪   作:単眼駄猪介

43 / 55

さて、あと何話で終わるかなぁ……?
それはさておき、誤字修正報告、感想ありがとナス!
励みになりますので、感想は良かったらよろしくお願いします!
軽めの石をご持参の上、お読みください()

ちなみにカクヨム様でオリジナルのロボ物書き始めてます。
コピー作業が面倒くさいので、多分こっちでは掲載しないかな……?
まあ気が向いたら読んで感想やお気に入り登録してくれればありがたいです。そちらの方の励みになります。




時は来たれり

 

一本角の白馬は箱を開けた。

獅子は己を見つめ直した。

生まれ変わった雄鹿は原石と殺し合った。

天使は戦場の死神として舞った。

そして、死神たちは列をなして死にゆく戦士達の命を刈り取り、向こう側にへと連れてゆく。

 

その争いは、ようやく終焉を迎える。

だが、その終焉は始まりであり、新たな未来への道が歩まれる原点となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラプラスの箱は開示された。

ラァンデール艦隊の船体に傷がない艦はなく、モビルスーツ達もダメージのない機体が少ない。

 

「ドーベン・ウルフも下半身がジャンクパーツになっちまったな……」

 

幸い、パイロットは無事だがスタインと鉢合わせるとは不運だなと思うギュネイ。

下半身には第一次ネオ・ジオン戦争の大破したドーベン・ウルフのパーツやら何やらの寄せ集めで本来の性能より劣るがないよりはマシである。

とはいえ、フレーム剥き出しなのは不安感を煽るが。

 

「頭領!報告が!」

 

そんな彼に、とある報告が届いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ジオンマーズと袖付きの連合軍は損害の大きさに顔をしかめていた。

そしてフロンタルの独断行動に伴い、袖付き側ではゾルタンが一時的に指揮を取ることとなり、意見が割れていた。

ゾルタンは徹底抗戦、ジオンマーズ側は大量の負傷兵という負債を抱えているため火星までの撤退の主張であり、両者共に譲る気はなかった。

 

「我々はそちらの要請に応えたし、こちらも手痛い痛手を負った。これ以上戦うことはできん」

 

「だが、アイツらはお前達を素直に帰すかなぁ?俺は少なくとも多少の追撃は仕掛けるとは思うがね?」

 

「なくはないだろうが……そこまで我らジオンマーズに固執する必要はないはずだ」

 

そもそもあやつらとて被害は大きいはずだ、とゾルタンの徹底抗戦を拒否するジオンマーズの代表。

流石にこれ以上は引きずり込めないか、とゾルタンも諦める。

皮肉や煽りをジオンマーズに叩きつけながら、袖付き単体で挑むことを軍に伝えつつ、ゾルタンもまた最後の戦いに備えて切り札を切る。

 

「切り札ってのは、最後に使ってこその切り札だからなぁ…?」

 

先に行った赤の巨神に続いて、白の巨神もまた、内なる憎悪と破壊を撒き散らす為に原石と繋がった。

 

「さあ、ここからがクライマックスだ……」

 

ラプラスの箱など、どうでもいい。

それは成功作等と呼ばれる器に任せればいい。

俺は俺のやりたいことを派手にやれればそれでいいのだ………

ゾルタン・アッカネンは、そう考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

G-サザビーのコクピットで沈痛な面持ちで、この戦いの最後の時を待っていた。

観測班から既にジオンマーズの艦隊は火星への撤退を決めたらしく、こちらに収容した捕虜はインダストリアル7に一時的に収容する事となった。

だが、ギュネイの心を占めるものはそれとは全く違う。

脳裏にあるのは先程の報告で伝えられたレズンの戦死であった。

 

「俺は迷わねぇからな相棒………後悔はしない」

 

猛反撃の最中に、最前線を立ち続けたレズンのギラ・ズールが最後に目撃された姿だった。

逆シャアを生き残れたのに、ここで死ぬのかよ。そんな苛立ちに似た思いもあるが、この世界は何かをしようとするたびに何かを失わせる世界だと改めて思い知らされたギュネイ。

それでも、突っ走るしかないのだ。

ここまで来たら身近な人間の死も、今は無視するしかないのだ。

最後に食べる飯がこのエネルギーバーになるかもな、なんて縁起でもない事を首を振ってその想像を振り払い、推力機関を失ったガランシェールの格納庫で黙々とエネルギーバーを食べ終え、機体ダメージの多いクシャトリヤを見る。

 

「ミカワで見たドーベン・ウルフもそうだが、クシャトリヤもひっどい状態だな……」

 

クシャトリヤを彩っていた緑は悉く灰色に変化し、剥き出しの機体内部がビームマグナムの威力の高さを教えていた。

決戦はG-サザビーも酷い状態になるかな、と整備班の皆に謝罪文を考えつつギュネイは近付いてくる強大なプレッシャーに深呼吸をして滾る闘志を落ち着かせるのだった。

 

「確認作業完了!せっかく手間かけて重装備持たせたんだ、無駄にするなよ!」

 

「解ってるよ、トムラさん」

 

重装備、といってもグレネードランチャーラック追加やシールドブースターへの変更程度で大きくは変わらない。

他に腰部にビームジャベリンを懸架したり、サイコミュの再調整程度、重装備というには何とも言えないがそれでもギュネイにとってはダメージを与える手段が増えるだけ良いのだ。

そして作戦の最終確認をするために、ガランシェールのブリッジモニターに繋げる。

 

「こっちの本隊には袖付きの残り物が来るはずだ。旗艦として知られているガランシェールは囮にしつつ、艦長たちは戦闘前にはミカワに移動してくれ」

 

「……了解」

 

「すまない、ジンネマン。いや、親父……ガランシェールをこんなことに使うことになってしまって……とんだ親不孝者だよな」

 

レズンのこともあり、少し自虐気味なギュネイ。

だが、そんな彼にジンネマンは「馬鹿野郎」と言う。

 

「これくらいの艦くらい、お前なら買えるだろう?それに、子供の願いなら聞いてやるのが親の務めってもんさ……」

 

「……わかった。とびきり高性能なやつ、買ってやるからとっとと移動してくれよ」

 

「生きて帰って来てから言え、バカモン」

 

親と子の会話。

血は繋がってなくとも、ギュネイは父親としてジンネマンを尊敬しているし、ジンネマンは子供としてギュネイを認めている。

それは、ギュネイにとって恐ろしい神話の如き戦いに見を投じる最後の一押しとなる。

 

「ギュネイ・ガス、G-サザビー出撃する!」

 

 

 

その結末は過去を閉ざす黒歴史か、それとも未来を開く新しい歴史か。

いや、それを判断するのは後世の評論家だろう。

 

 

 

 





例のアレ

ギュネイ<理不尽をひとつまみ。理不尽はいつも唐突。

レズン<プロットの犠牲者で作者による犠牲者。誰を死なせるかでパッと思いついてしまったんだ……投げる石は軽めの物でお願いします。

ジンネマン<レズンの次に思い付いた犠牲者候補その1。まあ死んだ場合、ガランシェールごと吹っ飛ぶのでぶっちゃけ最大規模の犠牲者。

トムラ<アストナージばりに死ぬ犠牲者候補その2。

カズイ<犠牲者その3。でもメッサー乗ってるのに作者から忘れられかけた可哀想な子。

アカリ<犠牲者その4。プルツーのように力尽きるエンド。でもその場合、ギュネイが闇堕ちするので却下ァ!

G-サザビー<ちょっと荷物が増えた。体重を気にする年齢でおすし……

ゾルタン<暴走族なノリでヒャッハー!まあ存在意義の為ですね…


感想よろしくお願いします。

良かったら皆のおまけ編の予想を教えてください!

  • Gジェネ
  • ガンダム無双
  • スパロボ
  • 異世界(シドニアの騎士等)
  • 遥か先の未来の話
  • アナザーガンダム世界
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。