無双ゲームは衰退しましたなぁ……でもバトオペ民の猿達にはガンダム無双が一番なのではないだろうか?
というわけでバンナムはリマスターなりリメイクなり、ガンダム無双のやつ出してくださーい!()
それにしてもシロッコの台詞を言う武者ガンダムとそれに子供の台詞だと言うシロッコの図は笑ったなぁ……
フロスト兄弟は【カテゴリーF】と呼ばれる、端的に言えばニュータイプの成り損ないである。
宇宙世紀のニュータイプと似て非なる者達、そう言われる彼らの中にいるフロスト兄弟は兄弟同士でテレパシーができる程度で、サイコミュと同じような兵器【フラッシュシステム】には対応できず、周囲に付けられた渾名はカテゴリーF。
屈辱を与えられた彼らは世界への復讐を誓った。
世界を支配するのは我々兄弟だ。
新地球連邦軍でも、宇宙革命軍でもない。
我々、フロスト兄弟であると。
そして、新地球連邦と宇宙革命軍との戦争が始まろうとした直前に謎の惑星が現れたのである。
二人はその星で全てを可能にする力の話を聞いた。
二人にとって力は絶対。
用意していた切り札とはまた別にもう一つ用意するのもまた自分達の計画を遂行するのに問題はないだろう。
そう考えていた。
現地の戦力もそれほど強くはなく、強者に従う世界。
見たこともない機体は若干驚いたが、同じモビルスーツならどうとでもなる。
答えから言おう。
二人は敵を舐めていた。
「ッ!ここまで敵の抵抗が激しいとは……!」
「現地勢力はともかく、あの奇妙な丸いモビルスーツはビームを弾いて厄介だよ、兄さん」
鉄華団のマン・ロディと現地勢力の混合部隊。
片方に集中して突破しようとする作戦は、鉄華団の根性によって押し止められていた。
「メガソニック砲はまだ冷却が完了していない。それまでこの戦線を維持するぞ、オルバ」
「わかったよ、兄さん」
兄であるシャギア・フロストは弟のオルバ・フロストのアシュタロンに傷がないか確認しつつ、敵の戦力を見極めようとする。
その一方で、相手がビーム兵器を使ってくることに驚きつつも冷静に対応していく鉄華団。
「こっちにビームは効きにくいんだ!三日月さん達が来るまで耐えれば良い!」
そして、本拠地の高台で真っピンクに塗装されたガンダム・フラウロスは二門のレールキャノンをドートレスやドートレスネオに向けて発射していた。
「ギャラクシーキャノン!ギャラクシーキャノンッ!」
それはまさにトリガーハッピー。
ドカンッ、ドカンッと給弾ベルトに接続されたキャノンの銃身は赤く熱している。
その手厚い弾幕によって三日月のバルバトスとギュネイのG-サザビー、そしてシンのデスティニーが新地球連邦の軍の中に斬り込む。
「この星を調査しに来ただけだってのに……アンタ達はぁっ!」
「……オルガ達はやらせない!」
「シン!三日月!あまり突っ込みすぎるな!味方の援護が届かない!」
物量では敵が上なのだ。
下手に突っ込むとエース級を失う羽目になる。
「三日月さん!ギュネイさんの言う通りです!あまり前には…!」
「ん……わかった」
最初はギュネイの言葉を聞こうとしない三日月だが、辟邪で彼の援護をするハッシュの呼びかけで戻ってくる。
しかし、シンは戦いを早く終わらせる為にとデスティニーをより深く敵陣に突っ込ませてしまった。
「こんな無意味な戦い、早く終わらせなきゃいけないんだ!こんなのが地球に落ちたら、プラントだって…!」
「焦って前に出ると蜂の巣にされるぞ!」
ギュネイはそれを見て追いかけるが、ドートレスネオ達がその行く手を阻む。
「チィッ!邪魔だぁ!」
シンに追いつくためにビームショットライフルを散弾モードで敵を蹴散らす。
が、ドートレスネオの装甲は硬く、撃破できなかった機体がいくつか残っている。
「へへっ!まだまだぁ!」
「囲え囲え!集中砲火をくらえば奴とてかなうまい!」
撃破しきれなかった敵が、健在な味方も含めて再集結し、分厚い壁となって立ちはだかる。
「クッソォ!原作もそうだが、Xのモビルスーツの硬さは何なんだよ!?」
耐ビームコーティングもされていない機体でも数発はビームに耐える機体がいるガンダムXの頭おかしいくらい硬いのはなんでなんだと、ギュネイは愚痴る。
しかし、そんな彼に立ち塞がるアシュタロンが睨み付けるようにG-サザビーを見ていた。
「ガンダムタイプは確実に仕留めさせてもらうからね……君の相手は僕だよ!」
「コイツ!舐めてきやがる!?」
サザビーモードであるが故に、ガンダムではないと思っているオルバだが、そのフェイスをめくればガンダムである。
無知は罪ではないが、時にそれは死に繋がる。
そうでなくても、大きい代償を払うことは確実だろう。
「近接戦ならばなぁ!」
「コイツ!?ガンダムだったのかッ!?」
ビームサーベルを抜き放ち、近付いてくるG-サザビーのフェイスオープンにオルバは驚愕する。
「そうやって油断するから!」
「チィッ!」
その隙を突くようにビームサーベルがアシュタロンに振り下ろされるが、アシュタロンもビームサーベルを抜いて防御する。
流石に一応、主人公のライバルキャラと言われるだけの力量であるとギュネイは再認識する。
「……一旦ここは退くしかないね」
「離脱…?いや、今はとにかくデスティニーの救出だ!」
割とあっさり退いたアシュタロンに、ギュネイは怪訝に思いつつデスティニーの救出に思考を切り替えて吶喊する。
「面倒事ばっかりは止めてくれよぉぉぉ!?」
そう祈るギュネイに、女神は微笑んでくれるのだろうか?
一方、シン・アスカは自分が孤立していることに気付いた。
頭に血が登りすぎた、等と後悔する暇もなくドートレスネオや現地勢力からの攻撃に対応していた。
勿論、その量は凄まじい。
そして、それらを統率する一機のガンダムがシンを少しずつ追い詰めていた。
「クソ!まだ俺はこんなところで…!」
「悪いが、ここで死んでもらう」
既にテレパシーによって大事を取ってオルバが最前線から撤退したのは確認している。
しかし、距離的にモノアイからガンダムになる奴とて眼の前のガンダムの救援に間に合うはずがない。
「拠点が手に入れれば良かったのだが、まあこうして脅威になるガンダムタイプを排除できるだけ恩の字という所だろう」
それにここの戦力を把握できたことも、とそこまで思考した矢先だった。
『兄さん!』
「オルバ…?グオォッ!?」
一発のビームがガンダムヴァサーゴの左脚部を掠め、掠めた先にたまたまいたリック・ディアスの頭部を吹き飛ばした。
掠めたとはいえ、今のヴァサーゴは立つことさえままならない状態であり、その狙撃を行ったギュネイは動けないヴァサーゴからデスティニーを襲うモビルスーツに狙いを変えて撃っていく。
そして、デスティニーを救援するもう一つの影が上空から姿を現す。
「一人で突っ走ってもリズムを合わせられなきゃ良い曲はできないぜ?」
サブレッグによる飛行形態で上からの攻撃で蜂の巣にされていく敵達は、爆発の光でアトラスガンダムの白い装甲を輝かせる。
「イオ少尉、助かる!」
「指揮官様のご命令とあらば、いつでも馳せ参じますよ」
やっぱチャラい、とギュネイは狙撃を行いながらも彼の人格に苦笑いする。
経緯が経緯だけに馬鹿にすることもできないが、それでも不良軍人を演じる彼には苦笑いしかできない。
そんなギュネイの心境はともかく、デスティニーの救出に成功したのだった。
フロスト兄弟は、不利だと判断して撤退したのであった。
戦闘後、シンは基地のとある一室でギュネイの説教をくらっていた。
既に三十分くらいは説教をされたシンは、内心戦闘での疲労もあったので睡魔が彼の後ろで手招きしているのだが、静かに「今、寝ようとしたな?」とプレッシャーをかけられてしまうと寝るに寝れない。
「いいか?何度も言うが俺とお前はお互い、本来の所属から離れてしまった仲だ。ここで補給や飯を貰えるのは鉄華団の恩情だってこと、忘れるなよ?今は仲間意識だって薄い。ちゃんとだな……」
と、こんな感じであるが寝ようとすると身震いするほど怖い声で話しかけてくるのだからシンは久しぶりに恐怖を感じていた。
とはいえ、流石にギュネイも疲れたのか深呼吸した後、ギュネイも椅子に座る。
「まあ、戦争を終わらせるために戦うのは理解できるよ。俺だって、戦乱の世界を終わらせようと戦ったからな」
実は外には気になった鉄華団の面々と、一応助けたやつが気になってかイオも聞き耳を立てていたのだがギュネイは既に彼らがいるのを知っている。
まあ、それ込みで自分の過去を話すつもりだったのだが。
「最初は、妹分を戦争から離したいが為に、俺自身が生き残る為に戦ってた。でも、その妹から告白されて子供できて思ったんだ。本当にこのまま見て見ぬふりで良いのかって」
ギュネイは自分は酷い人間だと、自嘲する。
こうして人の同情を得て、信頼を得ようとしているのだから。
だが、ぎこちない今の雰囲気ではこの先、ヘマをやらかしたときこの即席の軍隊はバラバラになる。
良くも悪くも、こうするしかないのだ。
他にもやりようはあるのだろうが。
「そこから覚悟決めて突き進んだよ。娘や孫が、平和な世界で暮らせる世界を作るために突き進んだ。時にはシン、お前みたいに突っ込んだり過ちを犯した。大切な仲間を失った。だが彼らの犠牲を無駄にしてはいけない、途中で挫けそうになったが頑張ったよ……我ながら」
「………」
凄まじい、そして凄い、そんな感想がシンの中にあった。
勿論、本当ならだが。
「まあ、信じられないのは理解できるよ。俺だってなんでこんなことになってるのか不思議だし」
ゲホン、と咳払いの後、ギュネイは目を細めた。
シンの本音を問い質し、見抜くかのように。
「シン・アスカ、お前は何の目的で戦う?お前の言う議長の為でも世界の為でも良いが、シン・アスカという人間が本当に大切な守りたいものはなんだ?誰かに言われたから、とかそんなものじゃお前の意思とは言えない。初心に帰るって言葉もあるしな」
コーディネーターとしては大人だろうが、精神面では大人にまだ程遠い子供だ。
成人年齢からして、やはりというかコーディネーターは道徳心に欠けているのではないだろうか。
まあそもそもあの世界に何を言っても無駄だろうが。
「お、俺は……俺は……」
「シン、お前の妹が死んだとき、ステラという少女が死んだとき。その時にお前が一番願ったことは何だ?」
「な、なんでその事を…!?」
「それは後で説明してやる。なあ、お前はデュランダルが言う世界をよく考えたのか?軍人としては確かに上の言う事を忠実に守るのは正しいことだ。だがな、その世界がお前の思う理想とかけ離れていたらどうする?そうならないためにも、お前の本当の守りたいものを聞いている」
嘘はつかせない、目でそう言うギュネイにシンはこれまでの事を思い返し、そして彼の言葉にデュランダルが唱えたデスティニープランの先を考えた。
「……俺は、皆が笑って平和に生きれる、戦争のない世界が欲しい。マユや、ステラみたいな子がいなくなるように…!」
「その為に戦ってきた、大いに結構。じゃあその未来を作るのにデスティニープランは必要か?他者に役目を強要して、守れないやつを排斥する未来は平和か?」
シンに足りないものは立ち止まって自分で考えることだ。
それは鉄華団の面々にも言える。
が、今回の事でそれを理解するのは難しいだろう。
「平和……だけど、何か違う…?」
そこからは何も言わない。
シンとて馬鹿を超えてアホではないのだ。
今の自分にとって本当の敵が誰なのか、理解できるはずだ。
「ふぅ……これにて説教はおしまい!」
パンッ、と手を叩いてシンの思考を一旦切り上げさせる。
「シン、守るためには戦うことも必要だ。平和を守るための力も必要だ。だけどな、自分の願いを忘れちゃ駄目なんだ。でなきゃ、なんでその力を手にしたのか、戦うのか分からなくなっちまう」
そういう存在を地球で見てきたからな、とギュネイは最後にそう独りごちて部屋から出た。
勿論、そこには聞き耳を立てていた鉄華団とイオがいるわけで……
「なんだ?皆も自分の過去を曝け出すかい?」
ニンマリと顔にイヤーな笑みを浮かべたギュネイが問いかけた。
「「「いえ!遠慮しておきます!」」」
と言って鉄華団の面々は逃げ出し、イオに至っては再生されていないミュージックプレイヤーのイヤホンを付けて誤魔化そうとしていた。
「イオ少尉、誤魔化さなくても別に怒りゃしない。シンが心配で来たんだろ?」
「……ニュータイプにはお見通しってかい?」
「いや、ニュータイプだって便利じゃない。だが、助けた相手が落ち込んでたら歳上としては励ましてやりたいと思うだろうなってさ。ちなみに俺の世界のジャズも聞くかい?もしかしたらあんまり変わらんかもだが」
「へぇ…分かってんじゃねぇか、アンタ」
ギュネイの仲良し大作戦が始まろうとしていた。
「クシュン!……んー?お父さん、私のマネしてる…?」
「おい、どうしたんだ、アカリ。風邪でもひいたかぁ?」
「ダイジョーブだよ、ゾルタン!それじゃあ、早くあのお侍ガンダム探そ!」
「へいへい、お嬢様?」
難産ッ!
カクヨムの方も書いてたんでちょっとネタに詰まってました。
ちなみにゾルタンサイドはヨナ、昭弘、ロランがいますね。
マリーダサイドはシャア、ガロード……おっと、ネタバレ警察が来たようだ。
例のアレ
ギュネイ<策士ィ!でもまあ、皆からのある程度の信用は得た。後は信頼のみ!
三日月<フフフ……S○X!(直喩)
オルガ<聞き耳組。でも途中で呼ばれたので離脱。ヨシ!
アカリ<お侍ガンダム探し。あれ?不死鳥探しじゃなくて…?
フロスト兄弟<フロスト兄弟名物を早速披露した。一発芸ではなく、お家芸ですね()
イオ<よくは分からないがジャズは好きなギュネイに好感を得た。チョロい。
感想、よろしくお願いします!