就職も成功したので取り敢えず忙しくなるまで書こうと思います。
兵学校の注意事項。こちらの作品では兵学校を海軍士官学校としての兵学校ではなく、下士官養成校、つまりは高等工科学校という事にしています。ご了承ください
宇宙世紀、0079。このフレーズを聞けば、その世代なら誰もが理解出来るだろう。そう、ガンダム。もっと正確に言うならば機動戦士ガンダムだ。主人公である天パことアムロ・レイが苦悩しつつモビルスーツ、ガンダムで大無双する作品の事である。
そんな世界に、俺は生まれた。いや、転生と言うべきか。まぁ兎にも角にも俺はその宇宙世紀に産まれたのである。時は宇宙世紀0060、サイド3が地球連邦政府からの独立を宣言した二年後だった。
因みに生まれた場所は極東…つまりは日本だったりする。
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で、日本に生まれて15年が経つ訳だが、ぶっちゃけると前世とあんまり生活が変わらない。まぁそれもそうだ。確かに色々と便利にはなった。宇宙にはコロニーが幾つも浮かんでいるのが見えるし、毎日の様にシャトルも飛んでいく。車もいつか空を飛ぶんじゃ無いか?みたいなフォルムになってるし電子機器なんて下手すれば前世より使い勝手が良いかも知れない。
だがそれ以外はなんて事の無い日常だ。それこそ六年前はジオン・ズム・ダイクンが急にくたばりやがった事で宇宙はどこもかしこもきな臭くなっていたが、数年も経てば表面上は平穏だ。
本当に、後五年で人口が半分まで減るなんて嘘みたいだ。
「…くそっ」
下校の帰り道、地面の石を蹴って悪態を吐く。正直な所、俺になす術は無い。なんてたってこの宇宙世紀の年表や起きる時系列なんて俺はアニメ以外殆ど知らないんだから。年齢も知識も人脈も何もかも。全てが俺には足りない。取り敢えず最初はオーストラリアにでっかい隕石みたいなのが降ってくることしか分からない。それ以外はマジで未知だ。どうしようも出来ない。
「でもなぁ…」
だからといって何もしないのは、原作をちょっとでも知ってる人間の怠慢だ。最終的にアムロが全部何とかしてくれるだろうけど、微々たるものかも知れないけど、それでも俺は俺の周りだけでもより良くしたい。
「…行くっきゃないかぁ」
だから、俺は決めた。連邦軍の兵士になる事に。たった一兵士に何が出来るのか、ちょっとだけ未来を知ってるだけの人間が何を出来るのか、それは誰にも分からないし俺も分からないけど、行動しない理由にだけはならなかったんだ。
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そしてそれから一年が経ち、俺は無事極東支部の士官学校へと進学した。実は兵学校という選択肢もあったが、それではあの一年戦争が始まるまでに尉官まで昇進出来ない。それに、ウチの両親は金持ちだからな。一般家庭では払えない献金も払う事が出来た。やはり全ては金が解決するのだと、この時ばかりは実感したね。いやまぁ頭の出来が良かったら特待生として入れたんだろうけどな。
まぁ兎にも角にも入学出来たんだ。ようやくここから俺の戦いが始まる。そう願いを込めて俺は入学式に出席した。
尚入学式は恙無く終わった。