俺が考えた 仮面ライダーBLACK SUN   作:井上ああああ

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第2話 出会い

暗いマンションの1室。

そこにはテレビのモニターだけがついていた。

南光太郎、またの名前を仮面ライダーブラックサン。

まだ、25歳の若さの青年だった。

 

 

彼は、そこでニュースをみていた。

 

 

「先日、ゴルゴム専用中学校の建設問題を巡って反対派と賛成派が双方入りみだり暴動が起きました。この暴動の影響でおきた事件の影響で警官1名が死亡しました…。」

 

 

あの傷ついた警官は死んだか。

光太郎は頭を抱えた。

 

 

「被害にあったのは白木正義さん、21歳。この春に大学を卒業し警官になったばかりでした…。殺害したのは大阪府在住33歳ゴルゴムの虎畑剛太容疑者で、虎畑容疑者は元暴力団構成員で…5年前にも逮捕されていました。これをきっかけに改めてゴルゴムの問題について波紋が寄せられることが懸念されております。」

 

 

「さらにアメリカでもゴルゴムが暴徒化する事件が起き…世間ではこのゴルゴムの暴徒化に何らかの国際的なテロ組織が関わっているのではないかという目もあります。」

 

 

 

南はテレビを消した。

インターネットは長い間音楽とゲームをするとき以外はみていない。

どこもかしこも「ゴルゴムを殺せ」「人間が悪い」という両極端な意見ばかりだからだ。

 

 

「どいつもこいつも、自分の事しか考えない。」

 

 

ますますゴルゴムへの圧力が増す。

そうなれば、分断は加速されていく。

ゴルゴムは確かに戦闘力でいえば、人間より優れている。

だが、数や技術力では人間の方が上。

生物の生きていく上で数は正義であり力だ。

そうなれば始まるのはゴルゴムと人類の最終戦争だ。

社会は複数のモノが寄り添い合い、築き上げるのが社会だ。

弱者と強者、お互いの言い分をより合わせながら築き上げるのが民主主義だ。

 

南はそう考えていた。

 

 

そんな時だった。

南のケータイに着信がかかった。

 

 

「もしもし。」

「黒川だ…コンビニでゴルゴムの立てこもり事件がおきた。犯人はバイトをしていたゴルゴムだ。何とか説得を試みてほしい。」

 

 

またか。

南は舌打ちをした。

彼はすぐさまドアを閉め、外に出た。

 

 

 

その頃、ローゾン24ストア 第三東京支店では

 

 

 

和泉 葵は地面に伏せ恐怖におののいていた。

 

 

「どうしてなの。」

 

 

蜘蛛状の手足が人間の状態から生えてしまった怪人の男性がいた。

男性はコンビニに籠城していた。

その手は震えていた。

暴力に馴れていない。

 

 

近所に住んでいる和泉 葵はこのバイトの青年と顔見知りだった。

接客態度もよく、愛想もいい彼は偶然その日、近所で有名なクレーマーの夫婦とはちあわせた。

クレーマーは彼のレジのスピードが遅いから、客が溜まっているなどといいがかりをつけ商品を安くするようにふっかけていた。

 

 

怯えた店員は、恐らくはゴルゴムであることを黙って働いていたのだろう。

焦り・恐怖から一転怒りに代わり、背中から蜘蛛の手足が生えるとその爪でクレーマーの男の首を突き刺した。

そして、瞬間で出た糸で妻の首を捕えた。

そのままクレーマー妻の方は呼吸困難に陥り、シンだ。

 

 

和泉 葵は先日、反ゴルゴムのカウンターデモに参加したばかりだ。

身内にゴルゴムがいた。

彼女なりの薄っぺらい正義感で参加してしまった。

それが殺人事件につながった。

彼女は心の奥底から後悔した。

 

 

そして今日のこれだ。

 

 

「まさかこんなことになるなんて思わなかった。」

 

 

和泉 葵はうわごとのようにわめいた。

他の客は地面に伏せている。

興奮した蜘蛛怪人は通報した店長を繭に包んでいた。

 

 

「チクショウ!!!チクショウ!!!チクショウチクショウ!!!!」

 

 

興奮している。

取り乱している。

力の制御になれていないんだ。

 

 

「クソ!!!クソ!!!クッソ!!!!」

 

 

葵は耳を澄ました。

周囲からはパトカーのサイレンが響いた。

 

 

「抵抗をやめろ!!!人質を解放しろ!!!」

 

 

蜘蛛怪人は激高していた。

 

 

「人質だと!!!!こいつらは人質じゃない!!俺はどうしたいのかわからないんだ!!!」

 

 

葵の目からみても、蜘蛛怪人は犠牲者だ。

恐らく真面目に生活をしていたのだろう。

だが、だったら返してほしい!

早く家に帰って、「ぢいがわ」をみたい!

 

 

 

そんな時だった。

警官の一人が叫んだ。

 

 

「交渉人が来たぞッ!!!!」

 

 

葵はびっくりした。

交渉人?

 

 

その時だった。

葵はコンビニの窓ガラス越しに、あの緑色のバイクが止まるのがみえた。

 

 

「あっ・・・。」

 

 

アレは仮面ライダーだ。

葵のおもっていた通りだった。

緑色のバイクから、黒い仮面ライダーがでてきた。

あのトラ怪人を倒した…仮面ライダー。

 

 

「ち、近寄るな!!!店長を殺すぞ!!!」

 

 

コンビニの冷凍食品棚に繭でぐるぐる巻きにされた店長に蜘蛛状の足の爪を突きつけながら蜘蛛男は叫んだ。

すると仮面ライダーは手を差し出した。

 

 

「落ち着け、俺はお前を殺しに来たのではない。話を聞きにきたんだ。何があった説明しろ。」

 

 

蜘蛛怪人は震えていた。

仮面ライダーの強さを知っているのだろう。

己の強さの加減を知っているのだろう。

 

 

「俺は、ここで働いていた…!!そこで死んでる夫婦がきた。俺を何時間も何時間もネチネチと攻めた。」

「そうか、辛かったな。」

「俺はただ、働いていただけだ…それなのに!!!そいつらはッ!!!」

「そして、能力が暴走して怪人になってしまった…。よくあることだ。」

「わかるだろ!?アンタもゴルゴムだ!!!」

「そうだ、俺もゴルゴム怪人だ。」

 

 

蜘蛛怪人が落ち着いてきた。

 

 

「なぜ店長を殺すんだ?」

「こいつは俺を助けなかった!!!一緒に俺を責めたんだ!!!!!!それにこいつは俺を休みなしでこき使った!!!!」

「だから殺すのか?」

「そうだ…!!!」

 

 

仮面ライダーは冷静に男に近づいた。

 

 

「悪いが、この二人に関しては能力の暴走ということでもしかしたら過失致死傷罪になるかもしれん。だが店長を殺せば君は殺人罪になる。そして、ここで他の客を監禁している…これは監禁罪になる。今一度客だけは解放しろ。そして店長も殺すな。罪が重くなるぞ。」

 

 

蜘蛛怪人の顔色が変わった。

怒りがおさまってきたのだろう。

ゴルゴムから元の人間に変化していった。

 

 

「イヤだ…それは…イヤだ…。」

「じゃあ、客を逃がしてやれ。そして店長を法廷で訴えろ。全てはそれからだ。」

 

 

男は地面に伏せうわごとのように繰り返した。

仮面ライダーは男の背中に優しく手をかけた。

 

 

 

「だから、ここまでにしておけ。」

 

 

 

葵は驚いた。

この仮面ライダーは暴力だけじゃない。

説得も使い、相手を懐柔させる。

有能だ。

 

 

「あ、あの…。」

 

 

葵は声を出した。

 

 

「あ、あの私帰っていいですか…?」

 

 

仮面ライダーは彼女に見向きしないまま、男に聞いた。

 

 

「帰っていいよな?」

「え、ああ…。」

「よし、帰っていいぞ。」

 

 

葵は立ち上がり、コンビニの外にでてきた。

それからすぐあと他の人質になっていた客がやってくるのがみえた。

その最後に仮面ライダーが蜘蛛怪人だった男を連れパトカーを見送っているのがみえた。

 

 

 

「よかった…。」

 

 

葵が安堵した、そんな時だった。

 

 

「おい、ポリ!!!なんであのバケモノを捕まえねーんだよ!!死刑にすんのが当然だろ!!この野郎!!」

 

 

野次馬の誰かが叫んだ。

 

 

「え?」

 

 

酔っ払った中年男性だった。

それに賛同するように、髪を脱色した女が叫んだ。

 

 

「そーだろ!!そーだろ!!そんな奴さっさと殺しなって!!」

「そうだ!!殺しちまえ!!!」

「人殺してるんだぞ!死刑にしろ!」

 

 

群衆は次第に大声で叫び始めた。

 

 

「殺せ!!!」

「殺せ!!!」

「殺せ!!!」

 

 

その叫び声は狂気の連鎖につながった。

南は舌打ちをした。

 

 

「ちっ!おい、耳を貸すな…。」

 

 

だが、目の前にいた蜘蛛怪人の青年は震えはじめた。

怒りで震えている。

 

 

「おい、聞いてくれ…。」

 

 

仮面ライダーはそのクモ怪人の肩に手を当てた。

その時だった。

余りの高温にジュッという音がすると、仮面ライダーの掌の装甲が溶ける感触を感じた。

 

 

「うっ!!!」

 

 

仮面ライダーは手を抑えると、地面に倒れそうになった。

その様子をみて、群衆の目に怒りではなく恐怖が浮かび上がった。

 

 

「ヒええええええ…」

 

 

人間だった皮膚は裂け始め、その中から何かがみえた。

蜘蛛だ。

だが、縦に並んだ四つの目は人間の目そのもので、目から涙が出ていた。

そして、大きな四本足がみえた。

葵は口を覆いのけぞった。

 

 

「そんな…そんな…そんなァっ!!!!!!!」

 

 

怪物は口元の歯をガチガチと鳴らすと、その口から糸を吹き出した。

その糸は先ほどの群衆に降り注いだ。

その速さは目で追えなかった。

 

 

じゅうううう‥‥。

 

 

鉄板で肉が焼ける音がした。

そして、糸を吹きかけられた人々がみるみるうちに皮膚が焼けただれて、やがて緑状の液体になり地面に崩れていくのがみえた。

 

 

「高温なんだ…。」

 

 

理科に詳しくない彼女でもそれが高温を帯びた糸なのだとわかった。

それどころか、蜘蛛怪人そのものが高温の物体になっているようだ。

四つ足の近くのコンクリートが溶けているのがみえた。

 

 

蜘蛛怪人は葵のほうを見つめた。

葵はゾッとした。

その目の中に凄まじい怨念を感じた。

そうか、私は…客。

つまり、あいつには私も憎い存在になるんだ…。

 

 

「ああ‥‥あああああああ‥‥。」

 

 

葵はその場にへたり込んだ。

駄目だ、足が動かない。

涎を吹き出すと、怪物は雄たけびをあげながら彼女に向かってきた。

四つ足が延びている。

高さは6mくだらない。

 

 

もうダメだ、殺される。

お母さん…父さん…。

 

 

 

「おい!その娘から離れるんだ!!」

 

 

 

警官隊が発砲しようとした、その矢先だった。

彼らをかき分け、黒い何かが蠢いた。

仮面ライダーだ。

 

 

「あとは俺に任せておけ、負傷者を頼む。」

 

 

そう静かに言った。

警官隊は了承すると、負傷者をかつぎこんでいった。

仮面ライダーはそれを目で追うと、蜘蛛怪人をみて話しかけた。

 

 

 

「おい、さっき言ったよな‥‥ここまでにしておけって…それとももう、聞こえなくなっているのか?」

 

 

まだ、説得しようとしている。

だが、もうダメだ。

この人には通じない。

葵の予測は正しかった。

 

 

蜘蛛の怪物は震えながら雄たけびをあげた。

そして、先ほど群衆に浴びせたように、口から高温状の糸を霧状に飛ばした。

それは全て仮面ライダーにあたっていた…はずだった。

 

 

「お前怒っているんだろ。」

 

 

ダメージがない。

まるで聞いていない。

ふと、見れば先ほどの掌も回復している。

 

そうか、これが…仮面ライダーの力。

コンクリートを溶かす高温の火傷も回復している。

 

 

「俺もそうだ、怒っているんだ。」

 

 

蜘蛛怪人は仮面ライダーの声を無視し、獣のような雄たけび声をあげた。

もう聞こえない。

駄目なんだ…。

その6mある四つ足の1部を振るおうとした。

 

 

 

「ああああああああああっ!!!」

 

 

葵は悲鳴を上げた。

負ける…。

 

 

その時だった。

 

 

仮面ライダーの肘の部分から鋭利な刃物が飛び出るのがみえた。

そして、肘を天に向かって振り上げた仮面ライダーはそのまま…蜘蛛怪人の脚を切り裂いた。

 

 

ザシュッ…。

 

 

音が響いた。

 

 

 

「ぐぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

 

蜘蛛怪人の悲鳴がとどろいた。

そして、地面に崩れ落ちた。

やがて、その姿は元の人間に戻っていった。

痛々しく、背中に大きな傷があった。

 

 

 

「あとはこのまま在日米軍の所属する特殊装甲部隊がお前を逮捕する。そして、お前は死刑になる。4人以上殺した場合、ゴルゴムでも死刑の対象になる。」

 

 

 

蜘蛛怪人だった男は地面にのたうち回りながら苦しんでいた。

仮面ライダーはその時、この蜘蛛怪人は自分の言っている事に気がついていないことがわかった。

そして、言った。

 

 

 

「残念だ…。」

 

 

 

仮面ライダーはそう言い残し、去ろうとした。

その時彼女には彼の肩が心底がっくりしているようにみえた。

まるで、魂が抜けているかのようだ。

 

 

「待って!!!」

 

 

葵の言葉に魂が戻ったかのように、仮面ライダーの動きは止まった。

 

 

「あの、ごめんなさい…。」

「なんだお前は…。」

「あの覚えてませんか。前にあった時。私ひどいこといいましたよね。覚えてませんか?なんか、悪い人に見えちゃって言いました。あの時はすいませんでした…。」

 

 

葵はそういい、釈明をしようとしたが…仮面ライダーは彼女の言葉を無視してつきすすんだ。

彼女のいうことなど気にしていないという態度だ。

そして、静かに言った。

 

 

 

「他人から言われた悪意のある言葉を覚えているほど、俺は柔じゃないんだ。」

 

 

 

彼は少女に見向きをしなかった。

風だけが彼を包んだ。

葵はその背中だけをみた。

どこか、もの悲しそうにみえた。

 

 

彼女は実母が残したペンダントをつかみ震えた。

恐らくこの仮面ライダーと彼女は長い付き合いになるかもしれない。

そんな因縁が彼女には感じられたからだ。

 

 

 

 

 

その頃、国際ゴルゴム平和連合・日本本部。

そこでは代表の魚住健一がいた。

髪の毛をそり落とした短髪で筋肉質な魚住は独自の色気と男らしさがあった。

 

 

魚住は衆議院議員という顔も持っていた。

自ら、古代魚をベースにしたゴルゴム・ビルゲニアの一族の生き残りであるとも公言している。

魚住は剣道の国体に出たこともあるほどの、実力者でもあった。

 

今日も、精神を統一しながら、素振りの稽古をしていた。

すると、秘書の男がやってきた。

 

 

「ビルゲニア様、首相からお電話でございます。」

 

 

堂波真一、日本の総理大臣か。

魚住は鼻で笑うと電話に出た。

 

 

「おいおい、どうなっている魚住、いいやビルゲニア!!!いい加減にしろ!!!お前が裏で手を引いていたデモで殺人事件がおきたらしいじゃないか!!これで俺とお前のつながりが検察に捜査されたらどうする!!!マスコミにバラされたらどうする!!!デモを企画するのはいいが、いい加減人事を考えろ!!!そして、規律があるデモにしろ!!!」

 

 

魚住は笑顔を漏らした。

堂波は怒っているようだ。

考えれば、コイツは祖父の代から俺たちゴルゴムと手を組んでいる。

 

 

 

「落ち着いてくださいよ、総理。もしもそんなことを言ってくるヤツがいれば教えてくれれば『始末』しちゃいますから。」

 

 

堂波は震えながら言った。

 

 

「お、俺が言いたいのは…そういうことじゃあないんだ…ただデモは節度をもってしてくれと言いたいんだ。」

 

 

小心者め。

また尻に穴が開くんじゃないかコイツ。

ビルゲニアは鼻で笑うと話をつづけた。

 

 

「まあ、そんなことよりも首相…。次の選挙そろそろですよね。アメリカにもロシアにも中国にもいい顔をしないといけないが…最近のあなたは失策続きだ。この日本にいる100万人のゴルゴム、その票があればあなたと祖父の悲願であった『憲法改正』だってできるかもしれない。最近の中国の増長恐ろしいですねえ…。」

 

 

 

堂波はさらに震えた。

 

 

「何が言いたいんだ…。」

「私たちは、創生王様の復活のために『赤のキングストーン』が欲しいのです…それを持ったものがこの国のどこかにいる。ご助力いただければ幸いなのですが…。」

「キングストーン?なんだそれは…。」

 

 

ビルゲニアは肩をふると、話をつづけた。

 

 

「ご存知でない。そうですか、わかりました。キングストーンとは、我らの神である『創生王』を蘇らせるために必要な物。中国では赤いキングストーンがあったのですが、25年前にそれが割られてしまい…片方を日本人科学者が盗んでしまったのです。それが日本にある。それを見つければ…私は恐らくゴルゴムのリーダー『世紀王』になる。どうですか?総理…そうすれば、この国はもう一度超大国としてよみがえるのです!」

 

 

堂波は電話上で咳き込みをはじめた。

ガタガタ…という震える音まで聞こえる。

臆病ものめ、怯えている。

 

 

「おや、どうしたのですか?総理…体調がすぐれないのですか?」

「もうやめろ、その話は…もういいだろ。やめてくれ…。」

「祖父の代からゴルゴムと手を組んでいる。あなたがた家族は我々の仲間でもあるのです、それをお忘れなく…。」

「俺は国民を売る気はない、その話をするのはやめにするんだ!」

 

 

 

堂波首相は電話を切った。

ビルゲニアは高笑いをした。

 

 

 

「フハハハ、総理大臣?そんなもの‥‥この俺様がその気になれば誰だって変わる!!!素晴らしいなあ!!民主主義は!!素晴らしいなあ、人間は!!!ハハハハ!!ハハハハ!!!フハハハハハハ!!ハハハハハ!!!!」

 

 

ビルゲニアの高笑いは施設に響いた。

 

だが、彼は知る由もなかった。

赤のキングストーンは本当にこの国にあるのだから。

 

 




一応この世界でのキングストーンは5つあり、内4つは回収されてるという設定になっています。
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