アリアンロッド~ISを駆る冒険者~   作:アルシェス

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今回は弾と数馬の戦闘描写がまともに入っています。



雌豚連中

「アンタの会社が作ったもので

私達の立場はガタ落ちよ

この責任、どう落としまえつけてもらえるわけ?」

 

アリーナで簪達と訓練やろうと約束し、一人先に来たら

なんかIS装備の顔隠した雌豚共がぞろぞろやってきた、20匹ぐらい。

よくもまあこれだけ集めたな、教師も一枚かんでるのか?。

内容を聞いた感じ、LC社に恨みがある連中だろう。

糞兎が[男女関係なく適性をCレベルにしてISを動かせる]

スーツや後つけ装置を作り、

それを結構格安の値段で彼方此方に売りとばしたせいで

女尊男卑の風潮は音を立てて崩れている。

女ってだけで高い地位に居た無能連中はあっという間に蹴落とされ、

時代の尻馬に乗って調子に乗っていた馬鹿共は社会的立場を失くした。

完全にではないが、IS登場以前に戻りつつある。

それが理由で逆恨みしている連中は多い、単なる自業自得なんだけどな。

しかし、糞兎が一人で作った会社だから当然、場所が不明。

だから俺に向かってきてるわけか、糞兎が

勝手にデータいじって、俺所属員にしてるからな。

 

「で、一人なら勝てると踏んだわけ?腰抜け共」

「黙りなさい!男は私達に奉仕してればいいのよ!」

「男なんてこのIS業界に必要無い!」

「男と馴れ合っているアイツらも危機感さえ抱かない連中も同罪よ!」

「私達は選ばれた者なのよ!男や適性の無い能無しとは違う!!」

 

アホくさ、予想そのままのバカ連中の言葉に頭痛がしてきた。

 

「そろそろ黙ってくんない?耳が腐りそうなんだけど

まあ、そっちがその気ならいいさ、来いよ三流糞豚共

一匹残らずふさわしい場所に叩き落としてやるよ」

 

昇竜を二つとも構え、手招きで挑発する。

 

「この人数相手に、図に乗ってんじゃ「取り敢えず死ね♪」カッ!!」

 

左肘打ちで一人を壁にめり込ませる。

勢いそのままに、近くに居た奴を右回し蹴りで吹き飛ばし、壁にめり込ませる。

その後踵落としで更に一人、地面にめり込ませる。

そして横に居た奴の手を掴み、鉄球投げの要領で壁にめり込ませる。

更に一人上から蹴り倒し、地面にめり込ませる。

 

計五人を愉快なオブジェクトに変えてやった。

絶対防御があるから死にはしないだろう、まあ骨に罅くらいはできるだろうが。

しかしこの間15秒、生身なら三倍は倒せる時間だ。

やっぱISありだと難しいな。

 

「ちゃちいな、この程度で選ばれた人間気取りか?」

 

ついでに、後ろのアリーナから弾と数馬が来る。

 

「予想そのままだな」

「良く集められたな」

 

俺を中心に並び、それぞれの得物を構える。

 

「一人頭五人だな」

「よし、冒険者の心得その3」

「知ってるさ、戦う相手に」

「「「情け容赦無用!」」」

 

俺達はそれぞれ飛び出した。

 

_____________________

 

「喰らえ!」

「お断りだぜ!」

 

ラファールのマシンガンから発射される弾丸を、

俺は連続パンチで弾き、そのまま相手にぶつける。

一夏の魔導銃に比べれば、圧倒的に火力不足だ。

弾くのは朝飯前だな、簡単すぎて作業にしかならない。

まあ、[金剛]の装甲ならアサルトライフルぐらい弾けるが。

 

「そらよ!」

 

銃弾をぶつけた相手を、俺は右ストレートで壁にめり込ませた。

 

「くそ!だったら取り囲めば!」

 

残り四人の内二人がが前後から近接用の武器を構えて向かってくる。

残りは左右に分かれてアサルトライフルを構える。

確かに多数で小数を叩く場合は効果的な戦法だ、だが

 

「通じないぜ!」

 

左右から来た奴らをカウンター気味のストレートで壁にめり込ませ、

今出せる全力での跳躍を左右の奴らの発砲に合わせて行う。

銃持ってたやつらは綺麗に一直線だった、その間に俺という障害物が無くなれば、

 

「グッ!」

「ガァ!」

 

お互いに直撃する。

隙が出来たので、片方にムエタイの要領で膝蹴りを叩き込む。

勿論、そいつは壁にめり込んだ。

 

「ば……化け物!」

「失礼な、まじりっけなしの人間だっつうの」

 

残った一人が腰を抜かして後ずさる。

よくもまあ、これで[選ばれた]なんて言えるな。

 

「とりあえず、先にやったのはそっちだから、落とし前はつけろよな」

 

残っていた一人を、俺は地面にめり込ませた。

 

_______________________

 

「相手は近距離型よ!近づかせなければ!」

 

俺と対峙した5人が、それぞれの飛び道具を構えて俺を撃つ。

確かにこの状況に置いて、有効的な手段だろう。

あくまで、相手が[この世界の普通]ならの話だが。

 

「無理不可お馬鹿♪」

 

無数の[分身]が出現し、俺が何処に居るかわからなくなる。

俺は魔法使い(ウィザード)であり、(ニンジャ)だ。

この程度の弾幕を躱すことぐらい、わけはない。

 

「忍法影縫い」

 

忍術を使い、相手を動けなくする。

その名のとうり影を[縫い留め]、動きを封じるのだ。

 

「な、何よこれ!?」

 

そこにすかさず、魔術[ウォータースピア]を再現した

水の弾丸を放つ、これ結構威力いいんだよな。

[韋駄天]には空気中の水分を集めるナノマシンがあるそうだ。

俺も魔術なら水系統が得意だったし、結構ありがたい。

数発直撃し、そいつはシールドエネルギーが尽きた。

 

「動けなくなるの!?なんて卑怯な!」

「一人にぞろぞろと頭数揃えてる奴が何言ってるんだよ」

 

その間に、俺は更な攻撃を仕掛ける。

 

「ほい、忍法大爆炎」

 

三人が固まっていたので、忍者の魔術の一つを使って、一気に倒す。

 

「なんなのよ……なんなのよアンタら!」

「唯の冒険者さ!」

 

最後の一人が乗っていた打鉄を、俺は両手のダガーで切り刻んだ。

 

_________________________

 

何時もの構えを取り、俺は笑う。

 

「さあ、何処を撃ち抜かれたい?

5秒以内なら、リクエストに応えてやる!」

 

ロアさんの決め台詞、俺も言う様になってどれだけ経ったか。

長いのかもしれないし、逆に短いのかもしれない。

俺が本気でそれまでの自分を捨てると決意した時からだからな。

 

「男風情が!」

 

うち二人がアサルトライフルとグレネードランチャーを

連射して弾幕を張り、残り二人が近接用の得物で突っ込んでくる。

更に残った一人が、スナイパーライフルを構えている。

弾幕を回避した後に近接員で動きを止め、狙い撃つ作戦か。

悪くはない手だが、こっちを舐めすぎだろう。

俺は三発発砲する、二発はグレネードに命中して爆発し、

残り一発はスナイパーライフルの銃口に入り、スナイパーライフルは爆発した。

グレネードの爆発により、アサルトライフルの弾は大きくそれて、

俺が動かなくても十分回避できる状況になった。

弾が俺の横を通過したのを確認し、俺は瞬時に

爆発でシールドエネルギーが減った二人に近づき、

ガンブレードを振るって残量をゼロにした。

 

「この程度で選ばれた存在?バカバカしくて話にならないんだが」

 

勿論、俺達が比較することさえおこがましいほど実力が上だというのもあるのだろう。

だがそれを抜きに考えても、こいつらは弱く思える。

早い話、こいつらの攻撃には[何も感じられない]のだ。

 

「ね、ねえ逃げようよ、今ならまだ顔見られてないし

このままやられちゃったりしたら……」

 

見たところ、残ってるのは目の前の三人だけ。

このまま逃げれば教師陣からの御咎め無しで済むかもしれない。

それを笑ったりはしない、賢いと言える判断だ。

なのだが……

 

「ふざけんじゃないわよ!なんでこの私が逃げなきゃいけないのよ!?」

 

リーダー格らしい雌豚が吠える。

下らないプライドのせいで状況が見えないらしい。

というか、仲間割れ始めたぞ、大丈夫なのかこれ?。

 

「殺してやるわ……男なんかが

代表候補であるこの私より強いなんて事あるわけないじゃない!!」

「お前馬鹿だろ、自分のヒント簡単にバラしやがって」

「ウルサイ!お前をこの場で殺せば関係ない!」

 

そう叫びながらブレードを掲げて突っ込んでくる。

めんどくさくなったので、俺は短剣型ブレード[飛燕]と

一緒にある物を投げた。

 

「は!このぐら「馬鹿が」フガァッ!?」

 

読みどうりの回避行動をとった雌豚のすぐそばで、

俺が投げたグレネードが爆発した。

 

「所詮ISの恩恵に縋っているだけの連中なんて所詮この程度か

だから専用機持ちになれない雌豚止まりなんだよ」

「なんですって!」

「専用機は、タダ優秀なだけじゃ貰えない

俺達は単なるモルモット的な立場だからもらえただけだしな

少なくとも、相応のもんを背負ってるんだよ

簪は優秀すぎる姉に少しでも追いつくために

セシリアは実家と親が残してくれたものを守るために

鈴は初恋の相手と再会するために

並大抵じゃない努力の末に専用機を勝ち取ったんだ

それは本当に素晴らしいことだ、惜しみなく賞賛できる

だが、お前らはどうだ?比べて劣らない物があるのか?」

「そ、それは……」

「結局、女尊男卑社会と学園の

将来性に満足して胡坐かいてただけだろ?

で、それが崩れたから今回の一件起こした、と

お前らの一件は既に学園側に流しておいた

せいぜい罰則に苦しみな」

 

悔しさに泣きじゃくる雌豚共を無視して、俺はピットを見る。

 

「で、何時まで見物してるわけ?」

「ふん、気付いていたか」

 

そこにボーデヴィッヒが居た。

 

 




やったことある人は知ってるでしょうが、
メイジ系統とニンジャの組み合わせはなかなか使えます。
魔法使いに求められる[火力]が高いですからね。

ついでですが、現在私の中にこのシリーズの続編が浮かんでいます。
ゼロの使い魔の冒険者主人公と、
ロアがドラクエの世界に行くパターンの二通りです。

まあ、しばらくは実現しませんが。
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