圧倒的な実力を持つガールズバンド『Roselia』。そのボーカル、湊友希那。そんな彼女は音楽一筋で他のメンバーと共に頂点へと突き進む。
だが、そんな彼女は高校1年の時から
コレは、そんな青薔薇の歌姫と男の物語……。
『羽丘学園:教室』
「えぇ……ですからして、この数式はですね」
「……」
羽丘学園の教室、今は授業中である。当時、高校1年である湊友希那は音楽の事で頭が一杯、授業は聞いているのは聞いて居るが興味は示して無かった。
しかし…そんな彼女にも例外と言う物はある。
「……」
授業を聞きつつも、何か小説の様なのを持ってる。友希那はそんな彼に昔から興味を持っていたのだ。
彼は近所に住んでいるが、決して幼馴染では無かった。時に歩いてると、ノートとペンを持って何かを書いている事があったからだ。雨の日も風の日も、はたまた雪の日でも暑い夏の日差しであっても書いていた。
(彼はいつも、何を書いてるのかしら? それに、凄く目が真剣……)
友希那はそんな彼の真剣さを感じていた。そして同時に、何か大きな物を背負っている……そんな圧を感じたのだから。そうして行く内に、授業が終わり学校も終わると友希那は歌の練習へと励むのであった。
――――
その翌日……
「……」
(今日は小説を読んでるのね。一体どんな内容かしら……?)
またしても小説を読んでる彼。友希那は遂に気になり過ぎて、後ろから覗き見る事にした。
(音楽の王道……? 確か有名な小説よね? バンドや音楽をやってる人なら愛読書とも言える、もう出版されてない幻の小説……)
友希那は昔から読みたかった小説を見つけたのだ。しかし、今は彼が読んでるため……どうするか悩んでる。
「アレ? 湊さん……どうかした?」
「え!? 」
何と、偶然にも彼に見つかったのだ。友希那はどう説明すべきか悩んだ。
「……あぁ、そう言う事」
「……? 」
何かを納得した彼は、先程の本を私の前に出した。
「良ければ読んで良いよ」
「良いのかしら?」
「構わないさ、さて……そろそろ行くわ」
「あ、ありがとう。じゃあ借りるわね」
彼はそう言って私の前から去って行った。
「本当にこの手で読める日が来るなんて……。今日は帰って、この本を読もうかしら」
友希那はそう思い、今日は歌の練習をストップして家に帰って読書をする事にした。そして彼との物語は、まだ始まったばかりである……。
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ご観覧ありがとうございました!
短い連載になりますが、宜しくお願い致します。