※友希那視点で進みます!
「彼はどうなんですか!?」
「今は手術中です……」
病院に運ばれた彼の元へ来た私。だけど手術中で会うことが出来なかった。
「私の音楽を聴いて置いて、私に好意を持たせて置いて……無事でじゃなかったら、許さないから……」
彼の手術中の間、私はそう思いながらただ待つだけだった。
「……」
手術の終わりを待つこと、2時間が経過した。
「ふぅ……」
「あ、先生……!」
手術をの担当医が手術室から出て来た。私は彼の担当医の元へ歩み寄る。
「彼は、どうですか……?」
「手術は成功です……!」
「そうですか、良かった……。あの、彼のご家族は?」
そう、未だに彼の家族は来ていない。自分の身内が緊急手術で運ばれたと言うのに来てないから気になってた。
「彼のご家族は、数年前に亡くなってる様で……。その時から彼は施設で育ったようです」
「そうですか……」
いつも寂しい感じがしてるのは、そんな重い過去があったからなのね。
「面会ですが、本日は出来ませんので。明後日以降にお願いします」
「わかりました」
そう言われて、今日は帰ることにした。明日……話したいことが沢山あるから。
――――
「花を買うのに少し並んだけど、彼なら喜んでくれる筈……」
彼のお見舞いに向かう途中に花屋で花を買った。選んだのは私達Roseliaの象徴と言える青薔薇、我ながら良い花を選んだものね。
そう思って歩いてると、彼の入院先の病院に到着した。
「すみません、……の病室は何処ですか?」
「はい、3階の305号室になります」
「ありがとうございます」
病院の受付で彼の病室を聞いた私は、早速エレベーターで3階へ上がる。降りて廊下を歩いてると……
「見つけたわ……」
305号室と彼の名前が記載されているへ病室を見つけた。そして入ろうとすると……。
「良かった~、アタシ凄く心配したんだよ!?」
「ゴメンゴメン……」
「え……?」
305号室から彼とは別に、他の女の声が聞こえた。それも私にとって聞き覚えのある声だ。
「……リサ?」
気になって扉の隙間から覗くと、彼と一緒に居たのは幼馴染であるリサだった。
「ねぇ……こうして無事に生きれる様になったならさ。アタシと付き合うって約束……いいよね?」
「分かってる、そう言う話だったもんな」
「約束……!?」
リサと彼は昔から付き合うと約束をしてたって言うの!? ウソよ……!!
「……っ!!」
私はその言葉を信じたくなくて、花を持ったまま去った。
――――
「ウソよ……こんなのって、彼は最初からリサと……うぅ……」
病院から飛び出した私は、ベッドに寝転がりながら泣いている。好きだった相手が、まさか幼馴染と……! 今でも信じたくない……! 私の心をこんな風にしておいて、裏切るなんて……!!
「ウソヨ…ウソヨ……ウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨウソヨ」
ワタシハ認ナイ……!! 絶対ニ、認ナイカラ……!! 結バレナイト言ウノナラ……イッソ……
「コワシテシマエバイイ……」
ソウ言ッテ私ハ
――――
「フフフ……」
再ビ彼ノ病室ノ前ヘ来タワ。ソウ彼ヲ
「ん……誰だ? って湊友希那?」
「……」
「なぁ、どうしたんだ……?」
ドウシタデスッテ? 私ヲコンナ風ニシテオイテ、ヨク言エタモノダワ……。
「おい、聞いてるのか……グハッ!?」
「フフフ……」
彼ノ問イカケハドウデモ良カッタ。ダカラ遠慮ナク……
彼ノ心臓ヲ包丁デ指シ貫イタ……
「な、何で……」
ドウヤラ死ンダミタイネ。デモ、私ヲ好キデナイナラ……コウシテズット一緒ニ居ラレル。
「フフフフフ……アハハハハ……フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ」
END
今回で完結となります!
BADエンドによる終わり方は初めてだったので、執筆しててドキドキしました……。←
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!