どうも、半ば失踪仕掛けていたうp主です。
今回は主人公視点+日記のノリで小説を書いてみました。
『コイツ小説形式下手だし、とばそ』
なーんて思っていた方も、今回は楽しんでいただけるのではないでしょうか?
「あー、元気してたか?」
久しぶりに娘が実家に帰ってきた時の親父か!
キャパオーバーで熱暴走中の頭は何も考えられない。結果口を出たのは、そんなオートツッコミが入る程しょうもない言葉だった。
久々の再会がこれってどうよ?私だったら絶対嫌だね。
でも仕方ないじゃない、人間だもの。
はあ、観念しよう。私はこの子がどうも苦手なんだ。距離感の近い幼馴染系フランク美少女が受け入れられるのは2次元だけだ、3次元だと脳がバグる。
だって付き合いが短いしそこまで仲もいいと言えないのに超グイグイくるんだよ?一般人なら絶対タジタジになる。ソースは私。
「ええ、とても元気よ。クロも元気そうで安心したわ」
「その名前で呼ばないで貰えない?将来ハゲそうで辛くなるから」
あ、因みにクロとは私の訓練生の時の渾名である。
なんでも黒入道とか何とかいう海坊主がいるらしく、そこから取って黒という訳だ。
誠に遺憾である。
これでも頭はフサフサなのだ。毛量が多くて困ることは多いが、それがそれとしてハゲは嫌なのである。人間いつかはハゲるんだけどね?でもできる限りフサフサで居たいじゃん?
え?禿げても無いのになんでこの渾名になったかって?
あれは今から3年……いや、4年前だったか。
まあいい、ネタの鮮度が悪いからな。
訓練生時代、夜の海に潜ってた時があったんだ。結局見回りしてた教官に見つかったんだが、その時の様子がまるで海坊主みたいだったらしい。
それに加えいつの間にか寮から抜け出していたり、かと思えば他の学科で手伝いに駆り出されていたりと神出鬼没気味だったのがたたって、いつの間にか『アイツ、モノノケの類いなんじゃね?』と囁かれるようになっていたのもある。
あまりにも広まりすぎた渾名に、私は1人で相談室に行ってな?遺憾砲をぶっぱなしたがカウンターで木っ端微塵にされてもうたんじゃ。
「で、どうする?君なら私の案内なんて要らないでしょ」
「あら、女性を知らない場所に1人にするの?」
「ウソつけ、君が事前に間取りを調べてない訳が無いだろ」
大本営所属のエリート艦娘だぞ?
事前調査をしないことがあるだろうか、いや無い。
「それに普通は提督に案内しt「まあまあ、久しぶりの再会なんだし、話しながらゆっくり回りましょ?」
言葉こそ提案口調で優しいが、騙されてはいけない。
私の手は現在凄い力で引かれており、拒否権が無い事を物理的に教えてくれているのだから。
ガッチリと拘束しつつも痛みが殆ど無いのは、目の前の艦娘の力加減が絶妙だからだろう。普通の艦娘だとコントロールが上手くなく、接しているとシャレにならない時があるのだ。最初の頃のゴトとか、グイグイ引っ張るせいで腕を肩ごと持っていかれそうになった。
欠点をちゃんと改善する辺り流石エリート艦娘だなあ、だけど出来ればそのエリートさをもっと別の所で発揮して欲しかった。
だが舐めるなよ、私も拘束を解く技術は磨いて……磨いて……なん……だと。
昔は結構抜けられた筈なのに、今は1ミリも動かない。ついでにゴトの表情筋も動かない。
にっこりとした、無駄にいい笑顔で見つめられる。
その日私は思い出した。艦娘に勝てる訳ないだろいい加減にしろ!と。
「ほら、行きましょう」
「アッハイ」
思わず素で返事をしてしまう。
何故だろう、回答を間違えた瞬間ヤムチャする未来が見えた。
「もう、ゴトがそんなに嫌?」
そっと手が離される。
ふーっと息を吐き、ちょっと悲しそうな顔のゴト。
やめろよ、まるで私が悪いみたいじゃないか。
これも計算の内なのだと分かりつつ、それでも網に進むのをやめられない。
「いや、そうじゃなくてだな?自分の暗黒時代を知っている人間が職場に居ると落ち着かないだろ?それだよそれ」
「そ、なら慣れていかなきゃね」
「ゴトランドさん?それは慣れるというより諦め「慣れていかなきゃね?」
「ッス」
あーれれー?おかしいなー?手の拘束は無くなったはずなのに、雰囲気的に逃げられないぞー?(少年探偵並感)
哀れ、1度網に入った魚は中をぐるぐると回る事しかできないのだった。
続きは割と早めに出せると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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