ちんしゅふ日記   作:リト氏

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ゴトランドがあざといので初投稿です。




古事記にもそう書かれているし国営放送もそう言っているしワイトもそう思います。



ゴトランドは距離が近い

「あのー、ゴトランドさん?手を繋ぐ意味もう無いよ?」

「だっていつ逃げるか分からないじゃない」

 

ダウト。前と違い優しく手を繋ぐ程度の為、本気でそう思ってはいない。

だが悲しいかな、一度雰囲気を作られてしまうと中々拒絶できないのが日本人の性なのだ。

 

「絶対逃げない。わたしうそつかない」

「ダウト。それに何か支障がある訳でもないでしょ?……それとも、本当は嫌だった?」

「いや、まあ、うん、昔を思い出すといいますかなんといいますか……それに他の子に見られたら勘違いされかねないだろ?」

 

にごっとした笑顔を浮かべそう返す。

 

というのも、ゴトランドは大本営所属だった。そして私は基本的に大本営で訓練を積んでいた訳だ。

 

それだけならまあ、なんか知ってる程度の認識で済んだのだろう。ここの問題点は私の教官に、香取さんや鹿島さんと並んでゴトが居た事なのだ。そしてゴトは水上機を扱えフットワークも軽く軽巡である。つまり私が脱走した場合、真っ先に補足して追っかけて来ていたのだ。

 

なんでも中々捕まらない私を一度捕まえた事で頼まれるようになったらしい。

 

「そう!確かに懐かしいわね……それに、誤解されてもいいじゃない」

「いや、ダメでしょ」

 

歩き出すゴト、追従する私。

 

あっ、誤解の件はスルーですかそうですか。

 

傍から見れば或いは彼女に手を引かれる彼氏に見えるのかもしれないが、実際は強制連行でありドナドナである。

 

「もういい、煮るなり焼くなり好きにしてくれ」

 

諦めて白旗を振る。それでも日本男児かって?ほら、日章旗はどう見ても星条旗だったし足首は挫くしタカキは頑張ってたし、もういいかなって。

 

預かった荷物を持ち直し、くだらない事を考えながらゴトを艦娘の寮まで案内する。

 

しかし悲しいかな、起こらないで欲しいと思った事ほど起こってしまうものだ。

 

 

 

「すみません、鎮守府内は立ち入り禁止で……ってホサさんっぽい!?」

 

たまたま廊下に居た夕立ちゃんが驚いて走りよってくる。

そうだよね、いつもはこんなしっかりした制服着てないもんね。見分けられなくてもまあ仕方がない。

 

「うわー、何だか凄くシワシワっぽい……あ!前に見たピ〇チュウっぽい!」

 

じーっと私の顔を見つめたかと思えば、わかった!と言わんばかりに手を打つ夕立ちゃん。

ちょっとまって、服装じゃなくて?私そんなにしおしおしてた?

 

「アナタは駆逐艦の夕立ね?」

「うん、私が夕立っぽい!アナタは?」

「大本営から参りました。航空巡洋艦のゴトランドです。よろしくね?夕立ちゃん」

「よろしくっぽい!」

 

そんなお互い笑顔で心温まる会話の中、私は自分の顔をこねこねしていた。

 

これで少しはマシになるといいんだが……

 

「そう言えば、2人はなんで手を繋いでるっぽい?」

 

やめてくれ夕立ちゃん、そこに触れないでくれ。

 

「これはね?私が迷わないようにクロがエスコートしてくれてるのっ」

 

待ったその言い方はマズい。

 

全力で抗議の視線を送るも、返ってくるのはいい笑顔のみ。これはあれだ、楽しんでる顔だ。

 

やってやろうじゃねぇかコノヤロー!

 

ここで訂正しなければ、初対面の新人にセクハラをかます変態になってしまうのだ。そんな事は何があっても避けなければならない。せめてゴトも任意である事だけでも伝えなければ……

 

「違う。いや文自体はあってるが9割方誤解だ」

「誤解っぽい?」

「そうそう、逆に私がゴトランドに引っ張られてる」

「ホントっぽい?」

 

夕立ちゃんの視線がゴトに向く。

頼むから首肯して下さいと目でお願いする。

ゴトの目がすっと細められる。

 

「……そうね。色々楽しみだったからつい気持ちがはやっちゃったかも」

「それより夕立ちゃん、何か用事があったみたいだけど大丈夫なのか?」

 

これ以上傷口が広がらない内に、どうにか会話を終わらせにかかる。

逃げても恥じゃない、これは戦略的撤退だ。

 

「あっ、そうだったっぽい!2人ともまたねっ!」

「「またね」」

 

たたたと元気よく走り去っていく夕立ちゃん。手を振りながら見守るゴトと荷物のせいで手が振れなかった私。

 

はあー……

 

「……どっと疲れた」

「そう?私は楽しかったけどな〜」

 

何が楽しかったのか分からないが、ゴトが楽しんでいる時私は不幸になるという事だけは理解した。

 

まあいいんだけどな……もう少しこう、何というか手心というか……

 

「早く荷物を置いてこよう。今日は疲れた」

「そっ、なら案内が終わったらお礼にサフト作ってあげよっか」

「あ〜……助かる。頂くよ」

 

これだけ嫌がっておきながらと思うかもしれないが、違うのだ。私はあくまでアッサリした距離感が好きで、グイグイくるのが苦手なだけなのだ。

 

それに、ゴトのサフトは美味しいから仕方ない。

私も作って見た事はあるのだが、どうやってもゴトには及ばないのだ。

 

 

 

 

 

「……よし、サフトの為に頑張るか」

「そこはゴトの為って言って欲しかったな〜」




 こんな拙作を評価していただいている皆様のおかげで、とうとうランキングに乗りました。確か39位でした。好きな作品の下に私の作品があるというのは、中々こう、ミジンコハートの私には厳しいものがあります。

 あれですね、突然石をひっくり返され天日干しされるダンゴムシってこんな気持ちなんですかね。








 ランキングから来た皆さん、ここはアレです。文章が下手な奴が試行錯誤してるだけの作品です。万人受けする形式でもありません。


だからあんまり期待しないで(瀕死)

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