○月×日転生したら悪魔だった件いや、マジで冗談じゃなく悪魔だ…   作:プレジデントハルトマン

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日記風は今回だけです


プロローグ

○月×日

 

転生したら悪魔だった件

 

いや、マジで冗談じゃなく悪魔だ。コウモリみたいな羽持ってて、人間に契約を持ちかけて、魂とか奪っていくあの悪魔である。

 

へえ。現実にいたんだ…

 

いや、そうじゃなくて。え?どういうこと?

 

おかしくない?僕、何も聞かされてないんだけど。

 

 気がついたら目の前に綺麗な女の人がいて。「あんた死んだから転生させるよ」て言われて、気づいたら悪魔になっていた。

 

 いや、なんでだよ!もう少し説明してくれても良いじゃん。なんの説明もなかったよあの神様。というか、あの人が神様なのかどうかもわからないよ。

 

 

○月☆日

 

一日経って少しだけ現状を把握することができた。

 

まず、この世界に人間はいないらしい。

 

とんでもねー情報である。

 

いや、正確に言えば存在はしているのだけど。僕が住んでいる、悪魔の世界である魔界にはおらず、人間界という別の世界にいるらしいのだ。

 

なら、人間界に行けば良いと、両親にごねてみたのだけど、「そうか、じゃあ頑張って強くなっての悪魔になるしかないな」と言われた。

 

うん?どういうこと?と聞いて、その答えに僕は絶句した。

 

どうやら、この世界は完全実力主義社会であり、自分が強くなり、位階という、位を上げることでできることが増えていく社会なのだそうだ。逆に自分が強くないと何もできない社会でもある。

 

いや、僕前世、なんの特技もない日本人なんだけど。少しオタクな一般人なんだけど。

戦えるわけないよね。強いわけないよね。

 

はい。詰んだ。

 

それに加えて、人間は悪魔にとって極上の食べ物らしい。

そんな世界で元人間が悪魔に転生。

つまり食えと?元同族を?

 

うん。あの神様、絶対邪神だわ。

 

 

○月▽日

 

なんとか、高位階の悪魔になる方法を探していて、ふと気がついた。

 

僕は転生者なんだから前世の記憶使って知識チート路線で行けば良くね?と

 

これだ!と思い、早速親に本を借りて現世の知識を活かせないか調べてみようとした。

 

1ページ開いた。そして、諦めた。

 

文字が読めねぇ!

 

こういう、異世界は日本語を使ってると相場が決まってるんじゃないの?全然見たことない文字なんだけど。

 

どうりで、両親に本貸してと言ったら不思議そうな顔してたわけだよ。そりゃそうだ、文字教えてないのに読めるわけないもんね!

 

それだけじゃない、文字が読めなくても、絵を見れば少しはわかるだろうと思い次のページを開くと。

 

見たことないものばかり。

そうだよね!ここ魔界だもんね!人間界と同じものあるわけないよね!

 

はぁ。マジどうしよ…

 

 

○月※日

 

一つ気がついたことがある。

 

この日記、親に見られたら終わりじゃない?

 

まず、3歳になったばかりの子供が文字を書いてること自体異常だし、書かれてある文字は魔界の文字ではない。

 

 いや、ワンチャン落書きということで誤魔化せるか?とも思ったのだけど、落書きにしては規則性がありすぎる。

 

それに、低位階の悪魔は人間のことも知らされてないらしい。ということは、人間のことを知っている両親はそこそこ高位階の悪魔ということだ。もし、両親が人間界に行ったことがあるなら人間界の文字だとバレるかもしれない。

 

それに加えて、この赤ちゃんぼでーはそこまで長時間頭を動かしていられない。

なんの合図もなく、急に眠気が襲ってきたと思ったら直ぐに寝落ちしてしまうのだ。昨日も寝落ちしたし…ということで、今日から本棚の直ぐそばで書くことにしようと思う。

 

見つかったら何をされるか、分からないからな〜。

 

物騒な世の中だぜ。

 

○月¥日

 

ちなみにだが僕の名前はエイダという。女の子みたいな名前だと思っただろう。

そう、僕は女だ。幼女である。

 

マジであの邪神、ふざけんなよ。種族悪魔、性別女とか前世の原形何一つ留めてないんだが?

 

せめて、性別くらい男で居させてくれよ。

 

僕がまだ3歳のため、まだ女の身体特有のことなんかはないし、ちょっと男っぽい仕草をしても許してもらえるが、問題は精神が成人男性という部分だ。

 

母親の母乳を飲むのが一番辛かった。あれは、もう二度とやりたくない。なんというか、罪悪感が半端ないのだ。かといって、飲まないと母親に迷惑をかけることになる。

 

金髪美女の困り顔には勝てなかったよ…

 

今は、同年代の男なんてクソガキにしか見えないけど

自分もいつか、男を好きになることがあるのだろうか…

 

おぇ。

 

 

◻︎月○日

 

今日は、素晴らしい一日だった。もう何も怖くない。最高にハイってヤツだー!

 

なんとなんと、この世界には魔法という技術が存在している。

そう、魔法!あのファンタジーの定番の!

 

今世で一番テンションが上がった。思わず吸血鬼になってしまうくらいには、興奮した。

 

それに加えて、魔法なら前世の知識を活かすことができるし、魔法を使うのに必要な魔力の量は親に影響しやすいらしい。つまり、両親が高位階な俺はそこそこの量あるのでは?と思っている。

 

ふふふ。前世オタクの想像力が火を吹くぜ!

 

メ◯ゾーマとか、破道の九十◯棺とか、魔◯狩りの王とか、そんなのが使えるようになるかもしれない。

 

 

チート転生者の本領発揮だ!

 

◻︎月×日

 

魔法めっちゃむずいのだけど。

 

この世界の魔法アレだわ結構ガチのやつだわ。理論とかめっちゃしっかりしてるやつだわ。異世界転生あるあるの想像力が大事!ってタイプの魔法じゃないわ。ハリー◯ッターの魔法みたいな感じだわ。

 

それどころか、魔法に関する中途半端な知識(サブカルチャー)を持っているせいでむしろ魔法の習得がさらにめんどくさいことになっている。

 

やっぱクソだわあの邪神(関係ない)

 

だが、魔法のことを諦める選択肢はない。というより残されていない。

 

というのも、この世界には魔法だけじゃなくて家系能力というのがある。文字通り、その家に伝わる唯一無二の力であり。魔法が練習したら誰でも使える汎用性が高い力だとしたら、家系能力は汎用性はないがある一つの分野においては、圧倒的な力を発揮する専門性の高い力だ。

 

戦闘系の家系能力は魔法で正面から戦ってはいけない。

 

そのことを聞いた時こう思った。

 

さては、この世界の住人めちゃくちゃ戦闘力高いな?

これ、俺マジで死ぬぞ。と。

 

もう、高位階だなんて言ってる余裕はない。この世界は弱肉強食。死ぬ気で生きねば死んでいくそんな世界なんだ。

 

それに加えて、男になる魔法を見つけたから使えるようになりたい。

 

うん?さっき「死ぬ気で生きねば死ぬ」とかいいながら急に俗物的だな?と思っただろう。

これにもちゃんと理由がある。

 

というのも、俺結構美人なのだ。

 

母譲りの金髪に、父親譲りの緑目、美形で尚且つ両親はそこそこ高位階の悪魔であり、お金持ち。

結果、誘拐された。それも二度。

というわけで、命を守るためにも、地味な男になる魔法は必須なのだ。

決して男に戻りたいわけではない。ないったらない。

ただ、男になる魔法、正確には変身魔法という魔法なのだがこれがマジで危険な魔法でそう簡単に使うことができないのである。というのも、この魔法は文字通り変身する魔法なのだ

が、その方法が身体をバラバラに分解して自分の体を再構成する魔法であり、失敗したら死か、良くて廃人のとんでもない魔法なのだ。

似たような魔法に、変装魔法があるのだけどこれはあくまで相手から見て男に見える魔法であり、自分が男になれるわけではない。

つまり、男になるには微塵も才能のない身でこの魔法を習得しさらに、使いこなせるようになるしかないのだ。

無理ゲーじゃね?

 

うん?誘拐を防ぐためなら変装魔法で充分だろって?

 

君のような勘のいいガキは嫌いだよ

 

★月×日

 

弟が生まれた。名前はノア

 

俺が5歳の時だ。

 

俺は前世の友人から、弟妹は可愛くない。とか聞いていたのだが、めっちゃ可愛い!

最初は乗り気じゃなかったのに、目があって笑った顔を見た時完全に堕ちた。

 

この子は誰にも渡せないね!

 

★月☆日

 

ノアが超可愛い。

 

まず、ほっぺたが大福餅みたいに柔らかくて、このほっぺたをふにふにしてるだけで2時間はいける。手のひらに指を持っていくとぎゅーって掴んでくれるのもうやばくない!あとは、抱っこすると、ほんのりあったかくて湯たんぽみたいだし、目が合ってニコッでした時にはもうっっっ!あああっっっっかわいいいい!!!

 

それだけじゃなくてノアの本当の可愛さは

以下略

 

 

◇月※日

 

ノアが喋った!しゃべったよーー!!

 

しかも最初に言った言葉なんだと思う?

ねぇね

だよ!あああいいいいっっっ!!!

聞いた瞬間意識がトリップしたよ。

 

もう言葉にならない。こんな可愛い生き物他にいるだろうか?いやいない!

 

嬉しさが天元突破して、ぎゅーーっと抱き締めてたら「おい、母さんあれ大丈夫か?」「うん…姉妹仲が良いのは嬉しいんだけど、あの顔はちょっと…」とか、なんか言ってたけどまあ、気にするだけ無駄だ。

 

ああああっっっ!!ノアかわいいっっ!

 

好き。抱いて!

 

 

 

◇月&日

 

なんか、親に今日から弟の世話は私たちがするから、あなたは魔法の勉強してなさい。って言われたんだけど。

 

はあ?なんで!?

 

僕からノアを取らないで〜!僕はノアに15時間は触れてないと、禁断症状がががが。

 

めっちゃ必死に説得した。

前世の知識フルで使って、考えた結果

 

じゃあお風呂は我慢するよ。と言った。

 

初めて、親とガチ喧嘩した。

 

普通にボコボコにされました。いや、クソ強くない?

 

壁に立てかけてあった剣まで使ったのに、スッと受け流されたんだけど?もしかして、僕の家の家系能力って戦闘系なの?

 

えっ?教えない?教えたら意味がなくなるから?

 

どういうこと?

 

 

 

◇月#日

 

あの両親先生まで呼びやがった。ガチ過ぎない?

 

しかも、その先生がめっちゃ厳しいのよ。

 

宿題山程出るし、次の日テストして覚えてなかったら容赦なく魔法ぶっ放してくる。おい、暴力教師!体罰は現代なら、犯罪だろ!あっ…ここ魔界だわ。

 

ちなみにこの先生厳しいが、どちゃくそ優秀である。なんでも、この先生家系能力『器用富豪』で全ての魔法を使えるらしい。火炎・水流・風雲・呪言・精神操作・幻覚混乱・水・雷・煙・地震・雨・重力・打撃・運・占星・破裂・拘束…etc.なんでもござれだ。

いや、チートすぎない?よくこんな凄い先生呼んできたな両親。

 

というのも、変身魔法使える人が少な過ぎてこの人以外見つからなかったんだと。だから、大枚はたいて、雇ったらしい。

 

うーん。そこまでしてくれるのは嬉しいんだけど、その理由が弟から遠ざけるため、ってどんだけうちの親は僕に、弟離れしてほしいんだろうか?

 

ちなみに、先生にどんな魔法が使えるようになりたい?と聞かれたので、変身魔法です。と答えたらめっちゃ複雑そうな顔して本当にそれが良いんだな?と聞かれた。

 

うん?なんかおかしいこと言っただろうか?別に使いたい魔法なんてなんでもいいだろう。確かに危険で難しい魔法だけど、それは使いこなせてないからであって、ちゃんとした指示のもと使えば失敗することはない。そのために、両親はわざわざこの先生を雇ったんだし。

 

別に、他の魔法が使えなくなるわけでもないしね!

 

 

●月☆日

先生の指導を受け始めてから約4年。

 

今日から、本格的に変身魔法に関する授業に入る。

まず、変身魔法を使う上で大事なのは自分をどう保つか、という部分である。変身魔法は変装魔法と違い、姿を変えるというより、自分を再構成することを本質とする魔法だ。そのため、一見成功しているように見えても、記憶喪失や、人格変容などの精神への悪影響が起きることは少なくないらしい。ただ、魔法の性質上、一度魔法を使えば再び魔法を、使わない限り解けることもないため犯罪者が使うことがたまにあるらしい。まぁ、魔法の難易度と記憶を失うというデカすぎるリスクがあるから先生も殆ど見たことないらしいが…こんな魔法を使うのは頭のおかしい阿呆か、よっぽど後ろ暗い過去を持つ輩しか使わん。と先生も言っていた。

うん。両方当てはまってるな。

いやいや僕は阿呆ではない、男になりたいだけだ!それに、男になればきっと弟とももっと気楽に遊べるようになるだろう。

 

最近ノア、ちょっと冷たいんだよな…

 

昔は、おねーちゃん!て抱きついてくるくらい懐いていたのに、最近は僕のほうから「おやすみのハグしよ!」いっても顔真っ赤にして「しないっ!」と躱されるようになってしまった。

 

弟はまだ八歳なのだが、もしかすると、悪魔は反抗期が早いのだろうか?

 

いや、前世の友人は弟にいいように使われているんだけどどうしたらいいと思う?あいつに遠慮の二文字はないんだろうか?と言っていた。

つまり、何か理由があるはずだ。友人と僕の違いはなんだ?

 

そう、性別である。邪神マジ邪神。弟との仲も引き裂く気か?(関係ない)

 

そう、僕が女だから悪いのだ、男になればいくら抱きついても大丈夫な筈。

 

よっしゃ。さっさと習得してやるぜ!

 

 

●月€日

 

先生の指示でひたすら瞑想をしている。

自分自身を見つめ直し、確固たる自我を確立する。これが変身魔法を使いこなす上での最初にして最大の壁なのだ。ここでほとんどの悪魔が挫折するらしい。

 

そもそも、悪魔とは、人間に比べて我慢することが苦手である。そして、欲望に忠実な分、その時々で行動や言動に矛盾が生じることも少なくない。

さらに、悪魔はじっとして何もしないという行動が苦手だ。自己の確立なんて、はっきりしない目標のために自分の嫌いなことをやる。うん。そりゃ使いこなす悪魔がいないのも納得だわ。

 

先生ですら、長い時を生き、歳を取り欲望がある程度落ち着いたことでようやく使いこなせるようになったそうだ。

 

この魔法は「この世で最も悪魔向きではない魔法だ」と言っていた。

 

それを、聞いて僕は

 

 

 

心がたぎった。絶対に習得してやろうと思った。

 

 

 

そう最も悪魔向きではないということは、つまり子の魔法を使いこなせれば唯一無二の個性になる。

僕は死にたくない。転生した直後は人間界に行くことを目標にしていたが、今は行けなくてもいいと思っている。そもそも、自分の、才能ではそこまで高位階にはなれないだろう。

悪魔に転生して13年大切なものがたくさんできた。自分の命だけじゃない。両親や、先生。そしてノア。どれもこの世界で得た自分だけの宝物だ。

 

それを、失いたくない。もっと長く味わっていたい。

 

そのために、僕は生きなくちゃならない。この魔界で。

 

 

生きたい。死にたくない。みんなと生きていたい。

 

それが僕のケツイだ。

 

 

あと、ノアに抱きつきたい。一日中抱きついて一緒にお風呂入りたいっっっ!

 

ノアーーーーっっ!

 

 

●月凸日

 

今日は、初めて変身魔法を使う。最初に、変身魔法を使うのは普段から見慣れている悪魔になる方がいいらしい。

ということで先生に変身することにした。なんだかんだ5年くらい毎日会ってるわけで、この世界で家族を除けば一番付き合いが長い人物だ。先生への感謝の気持ちを込めて集大成をお見せしよう。

 

 

 

 

 

 

 

●月凹日

成功はした。代わりに他全ての魔法をまともに使えなくなった。

 

はあ?マジどういうことやねん!

 

変身魔法を失敗したのかと思ったのだが。先生曰く変身魔法にそんな効果はないらしい。じゃあ何が原因なのか、それは親に聞けばすぐには分かった。

どうやら、家系能力が関係しているらしい。その家系能力の名は『一芸特化』

先生の『器用富豪』とは全く逆の能力で、たった一つの魔法しか使えなくなる魔法らしい。そして、その対象になる魔法は、心からこの魔法を使いたいと思った魔法を習得すること。つまり、僕は変身魔法だ。その魔法の扱いが圧倒的に上手くなるらしいのだが、そんなことは今は重要じゃない。

 

えっ。俺変身魔法以外使えなくなったの?どうするの?俺、戦えなくね?この殺伐とした世界で攻撃魔法ゼロ?マジあの邪神以下略

 

なんで教えてくれなかったのか聞いたら、自分の意思が揺らいでしまうからだそう。この家系能力は心からこの魔法を使いたいと思い魔法を習得しないと発現しないこともあるらしい。そのため、代々発現してから教えるようにしているのだとか。

 

ちなみに、ノアも知っていたらしい。というか私みたいに変身魔法なんてクソ面倒な魔法を選ぶ方が稀であり、普通はもっと使いやすい魔法を選び習得するため、ここまで遅くなることは殆どない。つまり、私がアホなだけなのだ。

ただ「ごめんね。お姉ちゃん」と言ってくる可愛いノアが見れたので満足です。

そのまま、抱きつこうとしたら先生の姿で抱きつかれるのは違和感が凄いらしい。

うん。まぁそうだよね。ノアにとって先生は別に家族ってわけでもない。そんな人に抱きつかれても違和感しかないわな。

ノアは水魔法らしい。うん。いいね。相手を必要以上に傷つけないノアにピッタリな魔法だよ。

 

やっぱりノア大好き抱いて!

 

 

 

ちなみにこの事を聞いたのは昨日である。聞いた直後は、日記を書く元気すらなくふて寝した。

 

肝心の添い寝は両親の猛反対により却下された。どうして…?

 

◻︎月○日

 

僕も14歳になったので学校に行くことになった。

その名も「悪魔学校バビルス」

 

魔界の悪魔の中でも特に優秀な13人の悪魔の一人であり魔界三傑といわれる古参の大悪魔の一人でもある。いわば超スゴイ悪魔が理事長を務める学校だ。

 

そして、僕の先生が本当に先生をやっている学校でもある。

 

いや、そんなすごい学校のベテランの先生を呼んでくるなんて、うちの両親は何者だ?

 

ただ、普通に入学するだけなら意味はないだろう。何故なら普通の悪魔ができることを家系能力が原因で全く出来ないからだ。

 

ということで、調査書の得意魔法に変身魔法と書き、そして偽名と性別を男として扱ってほしいと書いた。

 

理由はあれだ精神が男なので女として扱われたくないと、書いた。ぶっちゃけノアが生まれたあたりから自分は姉、という自覚が表れ始めたのと、両親に最近女性らしくしなさいと言われ始めたので、親しい人からの女扱いにそれほど違和感はないのだがやっぱり赤の他人に女扱いされるのは少し違う感じがしたのでこう書いた。ただ、女扱いには不満はないが男と恋愛する気はこれっぽちもない。

 

 

何はともあれ、初の学園生活のスタートだ!

 

 

$月凹日

 

生徒会に入ることになりました。

 

 

***

 

今年の入学式も無事終わり、明日クラスの発表を控えた夜

悪魔学校バビルスの教師陣は今年の入学者の資料を見てどのクラスにどの生徒を配置するか話し合われていた。

「さ〜て、ではこれより新入生のクラス分けについての会議を行いま〜す。司会は僕サリバンがやるよ〜。」

 

そうして、始まった会議は入試で優秀な成績を収めた生徒たちの、話題になる。

「いやー。今年の生徒もなかなか粒揃いじゃあないですか?」

 

「ふいっ。優秀な子達ばかりでぇす!」

 

「やっぱりスージー先生もそう思います?中でも特筆すべきは主席の…

 

アザゼル・アメリさんですよねー」

 

「流石13冠アザゼル・アンリさんの娘さん。新入生代表挨拶も堂に入っていましたね。」

 

「後、特に優秀な生徒といえば、ロノウェ・ロミエール君ですかね…彼のカリスマ性は同じ悪魔を率いる上での重要な武器になる。期待したいですね。モモノキ先生は誰か気になる生徒はいます?」

 

「そうですね。私はサガン・ジョニー・エイダさんですね。おじい様が直接指導なさっていた方なので相当な使い手ではないかと思うのですが…」

 

「あ〜。あの子ですか確かに今年で一番面白い生徒ではありますね。あのサガン家出身で得意な魔法は変身魔法。そして、性別を偽りたいと。いやーどんな生徒か気になりますね。カルエゴ先生っ」

 

「面倒な生徒の匂いしかしませんが。」

 

 

 




こんにちはこんばんはおはようございます

魔入りしました入間くんにはまったので今回の小説を書きました。

人間の感性を持った元人間の悪魔として生きていく物語です。

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