あんてぃりーねのゆぐどらしる☆だい☆ぼう☆けん☆ ~泣き虫が伝説になるまで~   作:だいだろすちひろ

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なんとか自分でできました。
おかげでもう一話書く羽目になりました。
短いけど頑張って書きましたごらんください。

※八時間くらいしちゃもちゃしてました...


アンティリーネです。私の名前はアンティリーネです。

アルフヘイムの草原に二人の異業種が立ち尽くす、その対面には二人の異業種には不釣り合いなまだ幼く少女と言ってもいいような”エルフ”の女の子が立っていた。

 

「それで、お嬢ちゃんはこんな所で何をしてたんだ?ここはモンスターもポップしないしLV上げでもないんだろ?しかもこの先のフィールドは初心者には辛いしな。」

 

恐ろしい風貌をしたアンデットの魔法詠唱者―――恐らくだが―――モモンガが少女に向かって質問をしていた。明らかに見た目は初心者な彼女がなぜこんな所に?っと。

言葉を投げかけたモモンガに対して言葉を投げかけられた少女が言葉を返そうとした

―――その時―――モモンガの頭上に”?”マークのアイコンが映しだされる。

 

「そ...それはですうえぇ?」

 

”ピコン”という感じで頭上に現れたアイコンマークを見て少女が驚いている。

ビックリし過ぎて変な声が出てしまった。

 

「うん?どうしたんだい?そんなに驚いて?」

 

「えっ...いや...その...頭に。」

 

驚きすぎてしどろもどろになっていた少女を見て隣に立っていたたっちが何かに気づいたような感じで口を開く。

 

「あぁ、モモンガさん”アイコン”ですよアイコン。」

 

これだろ?っと言って、たっちが頭上に笑顔のマークのアイコンを出現させる。

それを見て少女がひゅっという声を上げる。また変な声が出てしまった。

モモンガがその光景を見てあぁなるほどと言っている。

 

「お嬢ちゃんアイコンをしらないのか?ある意味凄いよそれ。」

 

そんな物知る訳がないよ!!っと言ってやりたかった少女であるがそんな事が言えるはずがない。

今は優しいが機嫌を損ねれば豹変する―――恐らくそれはないと思うが―――かもしれないからだ。そう言えば助けて貰った時にも似たような物が見えたなと思い、純銀の戦士”たっち”に問いかけた。

 

「み...見た事ない...です。あ...そう言えば鎧のおじちゃんが私を助けてくれる時見たかも。」

 

鎧の...お...おじちゃんっとたっちがショックを受けている。たっち程の人物を打ちのめすとは子供の純粋さとはかくも恐ろしい物か。

その言葉を聞いたモモンガがふふふ、おじちゃん、よし!よし!などと隣で言っている声が聞こえたが、たっちは聞こえない振りをし、目の前の少女の疑問に答えるべく言葉を吐く。

 

「うっうぅん...私はまだ若いのだが。お嬢ちゃんの疑問に答えようあれは”アイコン”ではなく”エフェクト”というんだ。」

 

これの事だろろう?っとたっちが言った瞬間たっちの背中から【正義降臨】という文字が飛び出した。びよんびよ~んと動く様はなんとも間抜けである。

少女は一瞬だけ”ビク”っと体が動いたがその後すぐに冷静さを取り戻す。

だいぶ耐性が付いてきたなと自分を褒めてあげる。

 

(あっ、これだ。えふぇくとって言うんだ。見た事ない字だな。せいぎ?こうりん?ふふふ、このおじちゃんは正義の味方なんだ。子供みたい。)

 

あっ、子供が子供って言っちゃった。などと少女が頭の中で思っている。

―――そして...

 

ゾワリ...少女の体に悪寒が走る...今少女の頭の中に何か途轍もなく恐ろしい物が浮かんだはずだ。

怖い...恐ろしすぎて考えたくない。

しかしこのまま気づかない振りをするのは駄目だ。それでは何も解決しない。

自分の中に芽生えた恐怖を振り払い少女は子供の脳をフル回転させながら考える。

自分は今なんと思ったのかを。

 

(せいぎこうりん...なんで...なんで”分かる”の?こんな字...”見た事”ないのに。)

 

少女は恐ろしい答えに行きつき言葉を失う、読める、読めるのだ。見た事も無い文字が。なんで読めるのか?その疑問に少女が思考を割いているとモモンガから声がかかる。どうやら自分は固まっていたようだ。

 

「だっ、大丈夫かい?たっちさんいきなりは流石に...ビックリしてますよ。」

 

「あぁ、ごめんねお嬢ちゃん。ビックリさせたね。」

 

モモンガの言葉を聞きたっちが謝罪する。違う、おじさんのせいじゃないのっと心の中で思う。自分の行動のせいで相手に―――しかも命の恩人に―――謝罪させてしまった事に申し訳なさを感じる―――罪悪感が押し寄せてくる。

 

「とりあえずだ、これがエフェクト、この頭の奴はアイコン、似てるけどちょっと違うんだよ。お嬢ちゃんも出せるよ。コンソールの中に初期からアイコンが沢山あるから、開いて見てごらん?」

 

カッコいい奴は課金が必要だけどね。などとたっちが言っているがそれは気にならない。

なぜなら少女には”コンソールを開く”と言う意味が全く持って分からないからだ。

どうしたらいいかとあたふたしていたらモモンガから声をかけられる。

 

「もしかして...開き方が分からないのか?お嬢ちゃんどうやってログアウトするつもりだったんだい?」

 

ろぐあうと?またしらない言葉だ。もうやめて頭が爆発しそうだ。

 

「えっ...えっと...それは、あの。」

 

「手を出してごらん、コンソールはね、こうやってだね。」

 

身振りで開き方を教えてくれているモモンガを見ながら少女が、そんな事しても分からないよ。などと考えていた―――その時

 

(えっ?)

 

少女の中で閃きのような何かが起きた。続いてコンソールの開き方が頭の中に入ってきた。分かる...分かるのだ...”開き方”が、その事実がとても恐ろしい。

 

「えっ...?えっと。こう?」

 

その瞬間少女の目の前に”ブゥン”っと半透明な画面のような物が突如出現しそれを見た少女は...

 

「しゃおう!!!???」

 

っと自分でも驚く程の悲鳴をあげた。両手を高く突き上げ右膝を胸の前くらいまで上げて空中を飛んでいるかのような姿を連想させるその悲鳴に隣にいたモモンガもついつられてしゃおう!!っと叫んでしまった。

耐性ついてないじゃない!!っと自分に罵声を浴びせる。

 

「ビッ、ビックリしたなぁ。もぉんやめてくれよ。」

 

ごっごめんなさいと少女がモモンガに対して謝る。だって、こんなのビックリするに決まってるよ。などと少女が思いながら画面を見続ける。

見た事の無い文字が羅列されてまた、その文字の全てが読めるのだ。その事にまた恐怖が押し寄せてきそうになる―――しかしなぜだろうか?なぜか一行だけ読めない部分がある。それは読めないというか文字ですらない。ぐちゃぐちゃの”何か”が見える。

 

「コンソールが開けたみたいだな、よし、その中にある”共有”という文字を押してごらん。そうすれば私達にも見る事ができるから詳しく教えられるよ。見られて困る物はないよね?」

 

たっちにそう言われ少女は文字を探す。画面の右上にその文字を見つけ押そうとして

―――見られて困る物はないよね?―――っと一瞬考えるがすぐに押した。

困るも何もこんな事初めてだ、考えても分からない。

少女が共有ボタンを押し、モモンガとたっちの前にも画面が映しだされる。

 

「えっと、どれどれ。うん?お嬢ちゃんの名前は”アンティリーネ”というのか。」

 

「凝ってますね。良い名前だ。」

 

「!!!ありがとう!!!」

 

二人の言葉を聞き少女”アンティリーネ”は今日一番と言っていい程の明かるい声を出した。日頃名前を呼ばれる事はない”これ”か”お嬢様”だ。

この名前は”母”が付けてくれた物だとナズルおばちゃんから聞いた事がある。母からは何も貰った事のないアンティリーネが唯一、母から貰ったもの、それがこの名前だ。

だから―――この名前は彼女の”宝物”なのだ。

 

「そういえば、俺達も名前を言ってなかったな。俺はモモンガだ。」

 

「わたしはたっち・みー、たっちと呼んでくれて構わない。と言っても先程からちょくちょく聞いているから今更か。お嬢ちゃん、あぁ違う、えっと。」

 

たっちが先程の名前を思い出そうとしている。そして、たっちが思い出すよりも早く目の前の少女”アンティリーネ”が口を開いた。

 

「アンティリーネです。私の名前はアンティリーネです。」

 

表情は分からない。しかし二人には目の前の少女が満面の笑みで笑っているような...そんな気がした。




某ブランドの擬人化 「エン〇リオです。僕の名前はエン〇リオでぐは!!」

アンティリーネ 「そんな危険な事をするんじゃあない」

アンティリーレイ 「モモシロウ、後は任せたぜ。」後ろを振り向きながら
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