あんてぃりーねのゆぐどらしる☆だい☆ぼう☆けん☆ ~泣き虫が伝説になるまで~ 作:だいだろすちひろ
ターバンのガキ現る。
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見渡す限りの荒野、ヘルヘイムの数あるフィールドの中でも上位に入る程の広さを誇るその荒野には、大小様々な岩が点在している。
散りばめられたその岩場の間から、どこか聞いた事のある陽気な歌声が大音量で響き渡っていた。
「あんの凶器良いな♪こんの凶器良いな♪釘バット、鉄パイプいっぱいある~けどぉ~♪」
中々に物騒な内容の歌を、陽気に歌い上げている人物、ゲンガー・ゾンボルトがリズミカルにスキップしながら荒野を散歩している。すると、ゲンガーの歌に呼応するかの様に、後方の岩場を物凄い勢いで蹴り上げながら、迫ってくる人物が見えてくる。
その人物は異様であった。どの辺がと聞かれれば、それはその人物が周囲に纏っている炎であろう。赤々とした炎をその身に纏いながら、まるで忍者の如く岩を蹴り上げ飛び跳ねて行っている。
そしてその勢いは留まる事を知らずに、瞬く間にゲンガーを追い越し、荒野の地平線に消えていった。
「ど~た~ま~をかち割りたい♪はい!パイプイス―――おっ?何だ何だ?スゲェ熱い野郎だな、あいつ。メラメラ燃えてんじゃねぇか。かぁ~、こりゃ負けてられんぜ!」
目の前を瞬足で飛び交っていった人物を目にしたゲンガーが何が琴線に触れたのか急にその様な事を言いだし、あるアイテムを取り出し出した。
そしてそのアイテムを使用し、ある人物にメッセージを飛ばしていく。
「元気ですかぁぁぁーーー!相棒!
『―――もう!耳がキーンってなるからやめてよ!遊ぼうって何するのよ。どうせ碌な事じゃないんでしょ?』
「何言ってんだ!面白い事に決まってんだろ!どうせ暇してんだろ!」
『まぁ、暇と言えば暇ね。だから漫画をサイトで読んでるわよ。なんか頭がハゲた人が一撃で敵を倒していく漫画。』
「何だそりゃあ!!スゲェ面白そうだな!おい!でもな、こっちのがもっと面白いぞ!」
『えぇ~?今良い所なのに。何か”地上最強の男”ってのが出てきたの。絶対この人、ハゲより強いわよ。』
「よっしゃあーーー!今荒野にいるからな!すぐ来いよ!」
『はぁ、はいはい、分かったわよ。じゃあ行くけど、何か嫌な予感しかしないな。』
そう相手が言葉を言い終わった後に、アイテムの効果は切られていく。メッセージ相手の了承を得られたのが嬉しいのか、ゲンガーが意気揚々と遊びの準備を進めていった。
♦
ムスペルヘイムの大都市、その都市内のプレイヤー達の交流所に、スルシャーナと”三人”の愉快な仲間達が、クランの今後について話合うと共に、軽い談笑を繰り広げていた。
「なぁなぁ、アラフのおっさん、遊び行こうぜぇ。魔法打てよ!ナイフぶっ刺すからよ♪」
「やかましいわ!ていうか刺すとか普通に言うなよ!お前のその精密機械みたいな刺突は何をどう特訓したら出来る様になるんだよ!」
「あぁ、それは僕もたまに思うよ、”ガンジョウ”の刺突は芸術の域だよね。」
「へへへ、スッと行ってドスっだぜ。」
アーラ・アラフと物騒な会話をしているこの、頭にターバンを巻いている子供、ガンジョウの刺突の精密さに思わずスルシャーナも口を挟んでいく。
この子供は以前間違えて一緒に遊んでしまった為に懐かれてしまい、良く分からないまま、いつの間にかクランのメンバーになってしまった子供だ。
アラフやスルシャーナの言う様に、その刺突は正確無比であり、最早芸術の域にある。まぁ、ガンジョウはサモナーである為に、余り意味はないのであるが。
そんな無意味な刺突マスターのガンジョウが、何かを閃いたのか、急に行きたい場所があると語り出した。
「あ、そうだ!おっさん達、ヘルヘイムに行こうぜ!俺PKプリンセスに会いたいぞ!」
「却下だ。」
「あぁ?何でだよ?いいじゃん行こうぜ!多分俺と歳あんま変わんないだろ?会ってみたいって!」
「だから却下だ。お前なんか行って見ろ、秒で殺されるぞ。お前が殺されるのは別に構わんが俺まで被害を被りかねん。変な事して目でも付けられてみろ、おちおち散歩も出来んくなるわ。」
「さりげなく俺達じゃなくて、俺って自分だけを指してるのは流石だねアラフ。まぁ、でも確かにそれは嫌だね、たっち・みーの怒りでも買えば...うぅ、僕達なんて吹いて飛んじゃうよ...あぁ、怖い。」
「スルシャーナまでそんな事言うなよなぁ。最近ファン倶楽部も出来てるらしいぜ?クシリンから絶死ちゃんアイコンも貰って来たんだからな!」
「はぁ?絶死ちゃんアイコン?何だそりゃ?そんなの出回ってんのか?」
ガンジョウの言う絶死ちゃんアイコンとは雄志の方々―――つまりは同じプレイヤーの中にいるクリエイターさんが制作したアイコンである。公式で制作された訳では無いのでダウンロード料は無料であるが、ユグドラシル内には流されてはおらず、個人からコピーさせて貰う必要がある。最近ではそれなりに広まり出したが、それでも簡単には手には入らない代物だ。
アラフの驚いた雰囲気に、ガンジョウが気を良くしたのか、コンソールを開き操作を始めていく。そしてその後、ガンジョウの頭上に、ポンっという風に一つのアイコンが表示されて行く。
##ぶっ殺すわよ##
「マ、マジかよ...嬢ちゃんスゲェな...たった一年で有名になりすぎだろ、てかボイス付かよ。」
可愛らしいボイスと共に、頭上に表示されたアイコンがウインクをしていく。かなりマスコット的な風貌になっているが、そこに表示されていたのは間違いなく、一年前見たあの少女の顔であった。
「へぇ、これがアラフ達があったっていう子?しかし凄いね、たった一年で。」
「んあぁ~、うるせぇなぁ~、んん~居眠りしてたわ...んあ?嬢ちゃんじゃねぇか?なんだそりゃすげぇな!」
騒ぎ立てるメンバーの声に、居眠りをしていたねこにゃんが目を覚まし、続いて目の前に表示されているアイコンを見て驚いている。そのアイコンをまじまじと見つめた後、ガンジョウと二人でいつも通りにハシャギ始めていった。
「始まったよ、うるせぇなぁあいつ。てかよスルシャーナ、どう思うよ?嬢ちゃんの件?急すぎじゃねぇか?有名っちゃ有名だったが、ヘルヘイムにヤバいガキがいる位の知名度しかなかったろ?絶対誰か一枚噛んでるぞこれ。」
「え?そうなの?それは考え過ぎじゃないのかな?」
「そうか?なんか人為的な気がすんだよな。嬢ちゃんのクラン...んと、ナインズ・オウン・ゴールだっけか?その連中が嬢ちゃんを人気者にして何か企んでんじゃねぇか?」
「それはいくらなんでも...仮にそうだとしても、どうやってここまで大ごとにするのさ?普通のプレイヤーにそんな事無理だよ。」
「んあ?それ”ギルバート”の仕業じゃねぇのか?」
二人の会話にねこにゃんが割って入ってくる。いつのまにかガンジョウとの遊びは終わっていたみたいだ。固まる二人を他所に、ねこにゃんが椅子に座っていく。
「そんな情報操作みたいな事できるの、ギルバート位しかいないだろ。ユグドラシルの情報はギルバートに聞けって言われてる位だぞ?大手の情報ギルドや隠れた優秀な情報屋なんかも全員ギルバートとは関係がある筈だ。そのネットワークを使って情報を流すのも簡単だし、出所が分かんない様にもみ消す事もできそうじゃねぇか?ユグドラシルの全情報屋がギルバートとの関係は大切にしたい筈だしな。ギルバート個人では無理でも、ギルバートの持つ圧倒的なネットワークなら出来そうな気がするんだけどな。」
その言葉を聞き、二人が更に固まっていく。そしてしばし固まった後に我に返った二人がねこにゃんに対して喋り掛けていった。
「ねこにゃん...お前...。」
「たまには鋭い事言うね。」
「んあ?俺はいつでも鋭いぞ?えっへんだぜ!」
二人の言葉を聞いていき、ねこにゃんが得意げに胸を張っていく。お馬鹿であるからこそ深くは考えず、素直な感想がたまにはこうして的を得ている事もあるのだろう。ねこにゃんの言っている事もあながち間違いではない様に思える、しかし二人には疑問が残った。
「まぁ、でもだ。仮にギルバートだったとして、何でこんな事すんだ?嬢ちゃんとあの変人になんの関係が?」
「んあ?PKでもされたんじゃねぇのか?ギルバートはどこまでいってもロールプレイヤーだし、戦闘能力は低いだろ。弐式炎雷みたいな化け物と違うんだし、嬢ちゃんならボコボコにできんじゃないのか?」
「なぁなぁ。」 #ぶっ殺すわよ#
「それくらいであの変人が動くかな?PKとか意に返さなそうな人物だよ?まぁ、僕もあった事はないんだけどね。仮にPKの腹いせだったとしても、それなら大悪党に仕立てた方が良くない?」
「なぁなぁ。」 #ぶっ殺すわよ#
「んあ?そりゃあお前~...おぉん?」
「どうしたよ?鋭いんだろお前?その辺どうなんだよ?」
「なぁなぁ、なぁなぁ。」 #ぶっ殺すわよ# #ぶっ殺すわよ#
「ほらな?たまに鋭い事言ったって、結局お前は馬鹿なん―――あぁん!うるせぇな!何だよ!今はおっさん達で話してんだよ!」
「何かしようぜぇ~!」 #ぶっ殺すわよ# #ぶっ殺すわよ# #ぶっ殺すわよ# #ぶっ殺すわよ#
「やかましいわぁ!連打すんじゃねぇ!」
おっさん達の熱い語らいの最中に、暇を持て余したガンジョウが割って入ってきて、遊びたいと三人に言ってくる。ついでに自分を放置した腹いせに絶死ちゃんアイコンの連打を見舞ってきた。その行動にアラフが腹を立てていると、スルシャーナにあるメッセージが送られてき、そのメッセージをスルシャーナが確認していく。
「おぉ!皆聞いてよ、クランのメンバー募集の為に、都市の掲示板に依頼かけてたんだけど、クラン入りしたいって人がいたみたいだよ。掲示板経由でメッセージが飛んできた。」
スルシャーナに届いたメッセージはメンバー募集の掲示板からであった。ガンジョウをクラン入りさせた事で、冒険の幅は飛躍的に広がった。しかし、やはりまだ一パーティにも満たない以上、大きな事をする時は傭兵NPCを借りるなどしなければならない。その為の費用も手間も馬鹿にならないので、後二人位はメンバーに欲しいと思っている。
急な朗報にスルシャーナが喜びながら、三人に喋り掛けていく。
「うわぁ~、嬉しいなぁ。僕達みたいな弱小クランには中々人は集まってこないからね。タンクと隠密で希望掛けてたけど、どっちなんだろ。」
「おい、待てスルシャーナ。喜ぶのはまだ早い、使えるか使えんかはまだ分からんからな...いや、最悪使えなくてもいい...馬鹿じゃなければそれでいい。」
「切実だね、まぁ取り合えず会って見ないと分からないよ。この都市は大きいから、個室の交流所で待ち合わせするって今連絡を返しておいたよ。どんな人なんだろ?僕楽しみだなぁ。」
「そうか、アラフ面接を始めるとしよう。」
「やめてよ、大手ギルドみたいな事しないでくれない、只でさえウチには人が来ないのに。ほら、二人も聞いただろ、今日は新しく仲間になるかもしれない人がくるから、くれぐれも失礼の無い様にね。」
「当たり前だぜスルシャーナ!俺良い子にしてるからな!どんな奴なんだろうな、俺ワクワクすっぞ!」
「おいターバン、お前が一番馬鹿なんだから、馬鹿がバレない様に黙って―――」
#ぶっ殺すわよ#
「―――ろよって、あぁん!?ぶっ殺すだぁ!?上等じゃねぇか!やって見ろやぁ!糞ターバン!」
「おぉ、凄いねそのアイコン。煽りにも使えるんだ。」
♦
交流所で一しきり騒いだ後、四人は現在都市の交流所の一室で待機している。怒り狂うアラフを宥めるのは大変であったが、どうにか彼の怒りも納まった様である。各々が新しいクランメンバーになるかもしれない人物を静かに待ち続ける。
「遅いな、俺を待たせるとは...減点1だな。」
「いや、遅くないよ?待ち合わせの時間にはまだなってないんだし、アラフってせっかちだよね...短気だし。」
「ん?なんか言ったか?」
「いいや、何も~♪」
スルシャーナがぼそりと呟いた言葉にアラフが反応し、喋り掛けていく。その内容をスルシャーナに追及していたその時、個室のドアが叩かれ、外から大きな声が部屋内に届いてくる。
「頼もぉぉぉぉぉーーーーう!!!」
「んあん!?ビックリしたな!声デカすぎだろ...んあ?この声、女だな。」
「うわぁ、女性プレイヤーだったのか...大丈夫かな、こんなむさ苦しいクランで。」
「おい、言うな、悲しくなるだ―――」
「頼もぉぉぉう!頼もう頼もう頼もう頼もぉぉぉーーう!!」
「―――ろうって!あぁぁぁーーーうるせぇなぁ!すぐ行くから待ってろ!」
扉が叩かれ第一声が発せられたその瞬間から、凄まじい勢いで扉が叩かれ続け、大声量で女性の声が部屋内に鳴り響く。その余りの煩さに、アラフが痺れを切らし扉を開けていった―――いったが。
「開けろぉぉぉーーー!!開けろ開けろ開けろ開けろぉぉぉーーー!!」
「開けるわ!ちょっとぐらい待てんのか―――ぐは!」
「お邪魔しまぁぁぁーーーす!」
アラフが扉を開けたその瞬間、ショルダーアタックの要領で突っ込んできた声の主にアラフが盛大に吹き飛ばされて行く。吹き飛ばされたアラフがギュラギュラ転がっていき部屋の壁に衝突していく。
吹き飛ばされたアラフを心配し、駆け寄ろうとした三人がピタリと動きを止めた。なぜ三人が動きを止めたかと言うと、それは吹き飛ばした相手の風貌に目が釘付けになっていったからだ。
ボーイッシュなショートの髪型、そしてその髪色は、まるで燃え盛る炎が如く赤い色をしている。顔は非常に整っており、その瞳は髪色と同じくらい赤い色をしている。身に纏う装備は恐らくは忍者装束であろうか、しかしその色はこれまた真っ赤である。他の装備も赤、赤、赤、全てが真っ赤である。唯一違うのは忍者装束に刺繍されている炎の刺繍くらいか、その刺繍は金色であり、光に照らされる度にギラギラ輝いている。
そんな、誰がどう見ても、お前全然忍べてないからなと言われてしまうような恰好をした忍者女が、三人の目の前で腕組をしながら仁王立ちしている。
「お待たせぇ!!あなた達の仲間になる為に、全速力で駆けつけて来たわよ!」
「...あ、あぁ、どうもすいません、ボーっとしてしまって、僕はスルシャーナと言います。」
「ちょっと待て、お前俺を吹き飛ばしといて誤りもしないのか?あん?」
スルシャーナと忍者女が会話をしている最中に、吹き飛ばされたアラフが怒りをあらわにしながらズンズン歩いてくる。このままでは喧嘩に発展しかねないと思ったスルシャーナがアラフを宥める為に言葉を発していく。
「まぁまぁ、アラフ、ちょっとした事故じゃないか。取りあえず落ち着きなよ、ほら椅子に座って。」
「事故ってレベルじゃねぇぞ、ったく。」
「そうそう!骸骨さんの言う通り!ほら、シッダウン!シッダァウン!シッダァァウン!」
「わざわざ英語で言わんでいい!日本人なんだから日本語で言えば分かるわぁ!!」
椅子に座る事を促されて行ったアラフが、盛大に忍者女に罵声を飛ばしながらもしぶしぶ椅子に座っていく。その姿をみて、スルシャーナが安心していくと共に、忍者女に言葉を投げ掛けていった。
「ふぅ、それじゃあ、初めましてですね。僕の名前はスルシャーナって言います。この白い髪の男が、アーラ・アラフ、青い髪の男が輝煌天使ねこにゃん、ターバンを巻いてる子がガンジョウですね。えっと、あなたのお名前は?」
「よくぞ聞いてくれましたぁ!私の名前は”
「んあん?演歌?歌か?」
「違ぁぁぁう!炎火よ!炎火!火、火、火!火が三つで”炎火”よ!」
「マジでうるせぇなコイツ...ていうか暑苦しいわ。」
「暑苦しい!?最高の褒め言葉ねぇ!でもあんまり褒められると私照れるから、たまにでよろしくぅぅぅ!」
「褒めてねぇよ。ん?ていうか、炎火?もしかしてお前、火滅か?」
「えっ!?嘘!?本当かい、アラフ!?」
火滅―――凶悪な炎系のスキルで瞬く間に辺りを焦土と化す、ユグドラシル一の炎使いと名高い人物の二つ名である。
そしてアラフの言った様に、正に目の前の人物こそがその火滅―――火滅の炎火である。
「違ぁぁぁう!その名で私を呼ぶなぁぁぁ!そんな”熱さ”の欠片もない名前で私を呼ぶなぁぁぁ!」
「んあん?十分熱そうな名前じゃねぇか?」
「熱くなぁぁぁい!いいわ、聞きなさい!私は”炎のファイアーフレイム”火走炎火!座右の銘は”豪炎”よ!」
「火好きすぎだろ、どんだけ燃えてんだよお前。」
言葉を交わせば交わす程に、目の前の女の暑苦しさは増していく、しかし、本当にこの女が火滅であるのならば、その実力は折り紙付きだろう。仲間に迎えれば強力な戦力になるだろうとスルシャーナが思う―――が、一つ疑問が浮かんできた。
「しかし、火滅...いや、炎のファイアーフレイムとまで言われるあなたが、なぜこんな弱小クランに?もっと大きなクラン...いや、ギルドにでも所属出来るんじゃないですか?」
「よぉぉぉくぞ聞いてくれました!うぅ~ん、ファイアァァァ!入っても直ぐに!追い出されるのよぉぉぉ!」
「だろうな、お前暑苦しいもんな。滅茶苦茶うるさいし、正直こっちとしてもお引き取り願いたいわ。」
「嫌よ!私は帰らないよ!だって...ここに蹴られたら私、もう行く所ないんだもん!一生ソロよ!アンタのその、全く熱くない冷えっ冷えの発言の所為で、一人のプレイヤーが一生ソロと言う孤独を抱えちゃうのよぉぉぉ!?アンタはその咎を背負う事が出来るのかしらぁぁぁ!?」
「...うん、暑苦しい。お前が追い出される理由よく分かった。別の所でも頑張れな。」
「ちょ!?ままま、待って待って待ぁぁぁって!決めるの早すぎない!?それは私の実力を見てからでも遅くはないでしょぉぉ!ほら、私の実力見せてあげる...いや、見て下さい!お願いしまぁぁぁす!もう行く所ないんですぅぅぅ!」
「お前俺の事舐めてるだろ?そんな感情に訴える様な言い方しても俺には通用せん。お前が一生ソロ?あぁ、それ良いな、なんか心が洗われて行くみたいだ。今日はログアウトしたらお前のその姿を想像しながら奮発して一杯飲もうかね。」
「...な、なんなの...この冷えっ冷えの男は...不味いわ!私の熱量が奪われて行く!シバリング!シバリングゥゥゥ!」
「まぁまぁ、アラフ、そう言わないで。多分実力は本物だと思うし、披露してくれるって言ってるんだし...ね?」
アラフの氷の様な冷たい態度に、流石に可哀そうになってきたスルシャーナが助け船を出していく。実際、暑苦しく煩い女であるが、実力が伴うのであればそれ位は十分許容範囲内だとスルシャーナは思う。
その言葉を聞き、炎火が喜びの雄たけびを上げながら部屋中を飛び跳ねだした。その姿を見ながら、スルシャーナがアラフを説得していき、炎火の実力を見るべく、五人でフィールドまで向かっていった。
♦
「ファイアァァァーーー!!!」
その雄たけびと共に、フィールドに巨大な火柱が上がっていく。それも一つではない、無数の火柱がフィールドの至る所に湧き上がり、立った火柱からは火の玉が雨あられの様に辺りに降り注いでいく。噴火した火山から舞い散る溶岩の如く、火の玉が周囲を爆撃していき、辺りのモンスター達を悉く殲滅していった。
「す、すご...え?この人忍者だよね?僕より殲滅力高いんですけど。」
「んあん?エンジュツシか?忍者と組み合わせてる奴初めて見たぞ、これがな。」
圧倒的な殲滅能力を見せつけられ、スルシャーナが驚愕していく。火滅の名に偽りは無かったと思わせる程の圧巻の光景が目の前には広がっていた。
「へへ、燃えたろ。」
スルシャーナが驚愕していると、モンスターを殲滅し終えた炎火が得意げにこちらまで歩いてきた。続いてスルシャーナ達に炎火が言葉を発していく。
「見た!素晴らしいフレイムだったでしょ!これはもう、私を仲間に迎え入れるしかないんじゃない!」
「あ、あぁ、確かに凄かったです...けど...えっと、その。」
「?」
「おい、お前、そんなん良いから隠密能力見せろよ。火滅がスゲェってのは知ってんだよ、見たいのはそこじゃねぇ。」
「は?隠密?嫌よ、何で私がコソコソ隠れなきゃならない訳?そ・ん・な!熱さの欠片もない行為はお断りよぉぉぉ!!」
忍者としての能力を見せろと言うアラフに対して、そんな熱くない行為はしないと言う炎火。現状、クランに必要とされているのは殲滅能力ではない。アタッカーとヒーラーは優秀な二人がいるし、ガンジョウの加入によって召喚スキルで壁も作れる様になった。おかげでスルシャーナがフリーになっているので、後方支援全般を問題なく回す事が可能だ。なので今一番必要とされているのはアサシン系統の隠密スキルである。なのにこの女はその隠密をしたくないと言っている。
「あぁ、スルシャーナ、やっぱコイツ駄目だわ。こんな奴ほっといて、無名でもいいからきちんとした奴いれたがいいぜ。」
「ちょ!?待って待って待ぁぁぁって!見捨てないでぇぇぇ!!熱い殲滅スキルならファイアーできるからぁぁぁ!」
「うるせぇよ!あのな、チームにはな、役割ってのがあんだよ!殲滅は間に合ってんだよ!お前は忍者だろ!?忍者らしくそこは影に隠れて暗躍しろや!変なポリシーは捨てろよ!」
「うるさぁぁぁい!うるさい、うるさい、うるさぁぁぁい!そんな簡単にポリシー捨てれるんならね、ここには来てないわよ!捨てれないから捨てられ続けてここまで流れついてきたんでしょ!そんな事も分かんないの!?アンタ馬鹿じゃないの!?」
「馬鹿に馬鹿って言われたくねぇんだよぉ!」
「馬鹿でもいいもん!私は...私の思い描いた熱さを貫き通す...。」
アラフと言い合っても尚、炎火は折れない。そして、自分のスタイルを貫き通すと言った後に、スルシャーナを一瞥し、しゅんと萎れていく。
「......もう良いじゃないか、アラフ。どんなに不合理でも...どんなにセオリーから外れてても...自分のやりたい様にする、それが出来るのがユグドラシルじゃないか。」
炎火の言葉を聞きながら、何か思う所があったのか、スルシャーナが炎火を庇っていく。その言葉を聞きながら、アラフも少し言い過ぎたと思ったのか、バツが悪そうに言葉を発していった。
「うぅん...でもよ、スルシャーナ、実際、殲滅スキルしか使わない忍者なんて使い勝手が悪すぎるぞ。」
「はは、味があって良くないかい?尖ってる奴程、意外に使えたりするものだよ?それに...一人は寂しいよ。」
そのスルシャーナの優しい言葉にアラフは言葉に詰まっていく。優しい男の言葉にアラフの心が動かされそうになった時―――小さな笑い声が耳に届いてきた。
「......へへ。」
「おいぃぃ、スルシャーナ!コイツ今笑ったぞ!」
「笑ってなぁぁぁい!!」
「嘘つけ!上手くいったわ♪みたいな笑い方しただろ!ちょいちょい思ってたけどお前小賢しいなおい!」
計画通り。その様な表現が相応しいかの様な邪悪な笑い声を聞いたアラフが炎火に盛大に罵声を浴びせていく。最早デフォルトになりつつある、アラフボルテージがギュンギュン上昇していく中、宥めようとスルシャーナが口を開こうとした、その時、なにやら自信ありげな雰囲気を纏いながら炎火が先に言葉を発していった。
「どうどうどう、アラフ。アンタは一つ勘違いしてる。私はコソコソ隠れる様な冷めた行動が嫌と言っただけで、別に忍者のスキルを使わないなんて言ってないよね?影縫いで敵に突っ込んで、この二本の刀で肉弾戦を行う事だって出来るんだから。」
そう言葉を発した炎火の腰には二本の刀が挿されている。忍者が肉弾戦を行う理由がどこにあるか追及したい所ではあるが、実際それが可能であるならば、もう少し使いようがある様に思える。
問題はその実力がどの程度の物であるかだ。そう思ったアラフが、自信ありげな炎火に対し戦闘を促していった。
「しれっと呼び捨てにしやがって...まぁいい、おい、ねこにゃん、ターバン出番だぞ。」
「んあん!暇すぎて寝てたわ。なんだ?」
「なんだよおっさん?俺に何させるんだ?ナイフぐらいしか刺せないぜ?」
「この女が肉弾戦が出来るらしいからよ、ねこにゃん、お前がコイツの動きをみて実力を測れ。それとターバン、お前はモンスターを召喚してこの女にぶつけろ。」
先程炎火がモンスターを一掃してしまったが為に、周辺には今モンスターがいない、なのでガンジョウに召喚してもらい、戦わせている際の動きをクラン一の戦闘者であるねこにゃんに評価してもらおうとアラフは言っている。
その言葉を聞いた二人が了解の意を込めて頷いていく。
「見るがいいわ、私の愛刀が火を噴く様を!」
「おぉん、立派な刀だな。業物って感じがしていいな。」
「アンタ見る目があるわね!そうこれが私の愛刀、日本の歴史上もっとも熱いとされる名を冠した刀よ!その名も”シュウゾウ”!」
「んあん!シュウゾウ!?カッケェな!これがな!」
「カッコイイか?まぁ、想像以上にまともな名前だが。」
「ふふん♪そしてコイツが”ジャム”よ!」
「んあん?ジャム?それパンに付けるやつじゃなかったか?」
「はぁぁぁ!?アンタ馬鹿にしてんの!?GONG鳴らして私のSKILLでVICTORYしてやろうかぁ!」
愛刀を馬鹿にされた事に腹を立てた炎火が憤慨しながらも戦闘体勢に入って行く。そしてその姿を見たガンジョウが召喚スキルを用いてモンスターを召喚していった。
そしてモンスターが出現するや否や、炎火が影縫いを用いて瞬時に距離を詰めていき、二刀を用いて戦闘を開始した。
炎火が二刀を巧みに使い、ガンジョウの召喚したエレメンタルの攻撃を見事な足さばきで回避し、その隙をつき縫うようにして斬りつけていく。攻撃の繋ぎにも無駄がなく、手の動きと足の動きが綺麗に連動し、エレメンタルを終始圧倒していく。
「...や、やるじゃないか。」
「もう、キチンと褒めてあげなよ。普通に凄いよ、あれ。」
「あぁ、良い運足だな、これがな。こんだけ動けるなら、スポット的に前衛に回る事も出来そうだな。勿論、敵との相性もあるけどな。」
「ほら、アラフ、ねこにゃんのお墨付きもでた事だし、採用でいいんじゃない?忍者なんだから偵察とか諸々して欲しい事はあるけど、強要するつもりは無いし、皆で彼女の使い道を考えていこうよ。」
「エンジュツシの忍者の使い道か...ふぅ、まぁ、あんだけ肉弾戦も出来るんならなんか使い道もあるか。」
「お~い、おっさん達、姉ちゃんなんか暴走してるぞ?」
「「暴走?」」
ガンジョウのその言葉に会話をしていた三人が炎火の方向に振り向いていく。その視線の先には、いつのまにかガンジョウのエレメンタルを倒し終えた炎火が、POPしてきたモンスターに突っ込んで行っている姿が見えてきた。
敵陣まで突っ込んで行った炎火が戦闘を開始する―――かと思われたが、戦闘は行われず、影縫いを用いて、なぜか炎火がPOPモンスター達の上空まで飛び上がっていった。何やってんだと四人が思ったのもつかの間。
炎火の体が赤く発光し、メラメラ燃えだした。
「んあん?何だあれ?エンジュツシのスキルか?」
「さぁ?僕はその辺詳しくないから分かんないね、なんだろ?」
メラメラ燃え盛る炎火の姿を四人が呆然と見つめていく。その間も炎火の体は燃え続け、その炎はどんどん激しくなっていく。
「あっつい...あっつくなってきたぁぁぁ!もう我慢できなぁぁぁい!!」
百数十年前に流行ったシリアル食品のCMの様な言葉を炎火が盛大に叫んでいく。そして炎火の叫び声のすぐ後に、炎火が纏っていた炎が瞬時に収束していき、突如、炎火の背後から巨大な炎の翼の様な物が現れていく。
そして良く目を凝らして見てみると、それは翼ではなく竜である。炎で具現化した八体の竜が八対の翼の様に炎火の背後にうねりを上げながら出現した。
火走炎火―――忍者と言うクラスに就きながら、下積み以降のクラスを火を扱うクラスを主として取得していき、火滅と言われる程の殲滅力を得ていったユグドラシル一の炎使い―――炎術士である。
「おい、スルシャーナ...あれ、なんかやばそうじゃないか?」
「エンジュツシは派手だね。死霊系ももっと派手さがあればいいのに...おっと、巻きこまれたら大変だ。炎は僕の弱点だからね。耐性を付与しておこう。」
そう、エンジュツシの炎スキルは巻き起こる爆炎によって、広範囲を瞬く間に焼き尽くしていく。炎火とスルシャーナはまだフレンド登録を行っていない為、スキルに巻き込まれた時の事を考えて炎に対する完全耐性を付与していった。
これで巻き込まれても安心だとスルシャーナが空中に陣取る炎火に視線を戻していく。そう、これで安全なのだ―――エンジュツシならば。
「私は炎のファイアーフレイム!火走炎火!最高にぃぃぃ熱い女よぉぉぉ!」
その炎火の叫び声とほぼ同時に、背後でうねりを上げていた八竜が拡散し炎火を包み込み、巨大な炎の球体になっていく。メラメラと燃え盛る球体、それはまるで―――太陽の様であった。
火走炎火―――ユグドラシル一の炎使いであり、エンジュツシである。そして、そのエンジュツシの力は彼女の力のほんの一部に過ぎない。
忍者という隠密クラスに炎の殲滅クラスばかりを取得すると言うありえないクラス構成が彼女に一つの隠しクラスを齎した。
そのクラスの名は―――”カグツチ”、ユグドラシルの未知の一つであり、このクラスを取得した者は、ユグドラシル広しと言えども、たった二人だけである。
太陽と化した炎火が炎をまき散らしながら影縫いで更に上空まで駆け上がっていく。火走炎火と言う忍びが―――カグツチが、大声で叫びながら軽快に空まで駆け巡る。
忍びは瞬足で駆け巡る、火の海を―――火走りと言う神事を。
「火、火、火、火、火―――」
忍びは瞬足で駆け巡る、火の海を、火走りと言う神事を―――
「火、火、火、火、うあっ火ぃぃぃぃ!火が十個でぇぇぇ―――」
カグツチ―――日本の火の神、
エンジュツシすら遥かに凌駕し、究極の炎系殲滅クラス、カグツチの百時間に一度しか使用する事ができない切り札が、今発動していく。
全てを焼き尽くし滅却する、究極の炎系スキル。その名も―――
―――
その名を炎火が叫んだ瞬間、炎火を覆っていた炎が消え失せ―――”フィールド”が炎のドームで覆われた。
覆われたフィールドが超高温で熱せられていき、ドームが弾けて地面から炎が吹き上げていく。けたたましい音を鳴らしながら、フィールド全てを炎が焼き尽くしていく。
そう、フィールド全てを焼き尽くしていく―――スルシャーナ達を焼き尽くしていく。
「んあぁぁぁ!?なんじゃあーこりゃー!?」
「嘘だろぉぉぉ!なんだこの範囲は!!超位魔法の比じゃねぇぞ!」
強大な炎に身を焼かれ、アラフが驚愕していき、ねこにゃんが太陽にほえるかの如くそう叫んでいく。そして慌てふためく二人の隣からスルシャーナの声が二人に届いてきた。信じられない内容と共に。
「えぇ!?嘘!?なんでぇ、完全耐性付与してるのにHPがどんどん減ってるぅぅぅ!!」
「「はぁぁぁ!?」」
信じられない内容とは、完全耐性を付与している筈のスルシャーナに炎のダメージが入っているという事だ。その意味とはつまり、耐性の貫通である。
「
「んあぁぁぁん!何か”大火傷”とか言うバッドステータスが付いてんぞぉぉ!」
「あぁぁぁ~、おっさん達~、俺もう死―――」
「ガンジョォォォーーー!!」
「ターバァァァーーーン!!」
急激に減少していくHPを見ながら、アラフが回復魔法を発動させていく―――が、なぜかHPは回復しない。意味の分からない現象にアラフが混乱していると、すぐ隣でねこにゃんが謎のバッドステータスが付与されていると叫んできた。
二人の中で混乱が渦を巻いていた時、LVの低いガンジョウのHPが持たず、目の前で焼け死んでいった。
「
「んあぁぁぁん!どんなアイテム使ってもバッドステータスが消えねぇぇぇ!」
究極の炎系スキル、
そして、その炎で焼かれた者は上位の回復魔法やアイテムでしか回復する事は出来ない、仮に回復したとしても炎に焼かれている間は回復量減少のペナルティがかせられていく。そして最も厄介なのが大火傷と言うバッドステータスの付与だ。これは割合ダメージが発生していき、常時HPが減少していく事に加え回復魔法やアイテムでは解除できず、時間経過か一度死ぬ事でしか解除する事は出来ない。
「あっつい...うあっついわぁぁぁ!今私は!このユグドラシルで、最も熱い女なのよぉぉぉ!!う
「あぁ...二人共、僕もう駄目かも―――」
「「スルシャァァァァナァァァァ!!」」
「ファイアァァァ!ファイアァァァ!お
弱点の炎に晒され続けたスルシャーナのHPが底を尽き二人の目の前で光の粒子となり消滅していった。そして必死に抗い続けた二人であったが、MPとアイテムが底を尽き、二人仲良く消滅していった。
四人が焼け死んだ後に、スキルの効果が切れていき、フィールドを覆っていた炎は消失した。そして、無人の焦土と化したフィールドに、一人の女が立ち尽くしていた。
「...ナァ~イス...フレェ~イム。」
♦
五人が最初に集まっていた個室の交流所にフィールドに出かける前と同じように五人が集まっていた。今現在、炎火のスキルに焼き殺されていった四人が都市にデスポーンしていき、炎火と合流した所である。
「ふふん!どう?これが私、炎のファイアーフレイム、火走炎火よ!私くらい熱い奴なんて、このユグドラシルに...後一人くらいしかいないわ!」
その言葉を聞いても、返事は返ってこない。スルシャーナもアラフも黙っている。ガンジョウに至ってはぶるぶる震えている様な有様だ。唯一ねこにゃんだけが頭に腕を組み、口笛を吹いている。
そんな四人を他所に、炎火が軽い口調で喋り掛けていった。
「それじゃあ、取りあえずフレンド登録しようよ。いつもはどこを拠点にしてるの?あれだったら私もスポーン地点登録とかしなきゃだし―――」
「帰れぇぇぇぇぇーーー!!!」
軽い口調で仲間になろうとする炎火にアラフの怒号が飛んで行った。
「んあん、明日からよろしくな!炎火!」
→ To Be continued...
どうもちひろです。
今回はナイスフレイムな熱いお話でしたね。
・オリキャラ
土の神・ガンジョウ
ターバンのガキ事、ガンジョウ君。
二つ名は、刺突マスターガンジョウ。
召喚スキルで幅広く活躍しております。
活躍のついでにアラフさんの右太ももをナイフで刺すのが生きがいです。
火の神・火走炎火
全く忍ばない殲滅最強の忍びという存在自体が意味不明なキャラパート2。
初期案では火走烈火でした。
烈火はちょっといかついなぁと思い、炎火と言う可愛い名前に変えました。
結果的に火が三つで炎火よ。と言う謳い文句が出来たので結果オーライです。
なんか、火走り神社という所に祭られている神様がカグツチノミコトと言う火の神様で昔火走りと言う火の上を走る神事を行っていたのだとか。
普通にその人達超人だと思います。熱くないのかな?
ちなみに火炎焱燚とこの神様はなんの関係もありません。
六大神も後一人ですね。それでは。
読んでくれてありがとうございます。
次回も読んでくださいね。