あんてぃりーねのゆぐどらしる☆だい☆ぼう☆けん☆ ~泣き虫が伝説になるまで~   作:だいだろすちひろ

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ぼっちざろっくの五話を先日観ました。
個人的には神回だと思いました。 
(またもや始まるどうでもいい感想
なので、ちひろもこの小説を”終わらせたくない”という気持ちでこの話を書きました。(大嘘


番外編 そのころあいつらは その①

 

 

 

狭くもなく広くもない殺風景な空間に最低限の椅子とテーブルだけが置かれたとある宿の一室。そこに二人の人間種プレイヤーが椅子に向かい合わせになるように座っている。

 

 

一人は体の大きく青髪の戦士風な男で、もう一人は体は細く白髪の神官風の男である。

 

 

青髪の男はテーブルに肘をつき右の手を顎に乗せて目の前の存在を見据えている。その視線の先には白髪の男が両肘を左右に広げ両手を自分の頭―――後頭部―――に当てて椅子に持たれ掛かった状態で座っていた。

 

 

「うひ~、ひどい目にあったわ~。クラスアップ所かデスペナくらっちったぜ。」

 

 

青髪の男が白髪の男に対して喋りかける。

 

「それだよ、それ。つかなんで俺まで巻き込まれんの?死ぬのはお前だけにしろよ。」

 

 

とんだとばっちりだ―――っと白髪の男が喋りかけられた男に対して言葉を返す。

 

 

―――どうやら愚痴を言い返しているようだ。

 

 

「無理やりPKしてるように見えたのかもな~、嬢ちゃん追いかけまわしてたのは事実だし子供虐めてる風に見えなくもないわな。同意のうえだったのによ~。」

 

 

いや、同意はなかったと思うぞ?と白髪の男が言い、んあ?そうだっけ?と青髪の男が言葉を返す。

 

 

「てか、お前も一緒に追いかけてたんだし同罪だろ?追いかけてPKしようって言ったのも確かお前だ。うん、そうだ、俺は悪くない。」

 

 

「俺はPKしてもいんじゃね?って言ったの。提案したの。それでいくかって言って決めたのはお前じゃん。俺は悪くない。」

 

 

罪の擦り付け合いが始まっている。青髪の男が、両手を胸の前に組み頭を捻りながら、うぅん?ああぁん?おぉん?おっ?などと言い混乱している。

 

 

白髪の男がいや、だからね、と再度説明している。

 

 

―――他愛ない会話が続く...

 

 

 

「おっと...こうしちゃいられない。待ち合わせに遅れる。おい、そろそろいくぞ。」

 

 

「んあ?もう行くのか?...うぉ、もうこんな時間か!」

 

 

白髪の男の言葉を聞き青髪の男がコンソールを開く、そして現在の時刻を見て驚愕し慌てて席を立つ。

 

 

「長話し過ぎたな。早く行こう待たせちゃ悪いしな。」

 

 

白髪の男がそう言い部屋を出る―――その後に続き青髪の男も部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

ここはアルフヘイムにある一つの大きな都市の中、人間種のプレイヤーのみが入れる場所で亜人種・異業種のプレイヤーはこの都市の中に立ち入る事は出来ない。

 

 

周りを見渡せば多くのプレイヤーが歩き回っており、店で回復薬を買う者や、チームで集まり次に行くクエストの相談をしたりする者と様々である。

 

 

ほとんどが人間でありその中にちらほら”エルフ”や”ドワーフ”の姿も目に入る。

 

その人込みの中、待ち合わせの場所に速足で―――遅れない為に―――向かう二人の姿があった。

 

 

「この調子なら間に合いそうだな。ある意味killされて良かったかもな。デスポーンで早めに帰ってこれた。」

 

 

「ゲート使える奴欲しいよな~、徒歩じゃキッツイわ。ゲート使えるアイテムでも作成すっか?」

 

 

【転移門<ゲート>】とは、移動系の魔法でスポーン場所を登録しておけば指定した場所に転移できる非常に便利な魔法である。類似する魔法に”テレポーテーション”や”グレータテレポーテーション”などがあるが、こちらの方が上位の魔法であり大勢で移動できる上に失敗のリスクも少ない。複数人で移動するならば必ず欲しい”人気”の魔法だ。

 

 

「俺達の今の財力じゃ勿体ないだろ。もっと装備やビルドを整えて、下地を固めてから作りたいね。」

 

 

まぁでも、そこまでいったらゲート持ちの魔法詠唱者くらいパーティーにいそうだが―――と言葉を続けながら歩き続ける。

 

 

―――歩く速度は変わらない

 

 

「”あいつ”が覚えてくれりゃいいんだけどな~有用な魔法よりもロール重視の魔法取るし。そんなに楽しいもんなのかねぇ”浪漫ビルド”ってやつは。」

 

 

「楽しみ方は人それぞれだろ?あいつがそれで楽しいならそれでいいのさ。足りない分はプレイヤースキルでカバーさ。」

 

 

「おっ、いい事言うねぇ。まぁそれが一番難しいんだけどな~。」

 

 

宿の中で喋っていたのと同じような他愛ない会話を楽しみながら二人は歩く―――

 

 

会話の中に出てきた”あいつ”というのが恐らく二人が今会いに行っている人物なのであろう。

 

 

「おっ、門が見えてきたぞ。」

 

 

白髪の男がそう言い―――目の前に大きな門が見えてきた。

 

 

この門はこの都市の”入り口”であり二人が用があるのはこの都市の中ではなく都市の外なのであろう。

 

 

―――二人は門を通り都市の外に出る。

 

 

門を出たその先は大きな街道になっておりそれは長らく続いている。

 

 

二人がその街道をしばらく歩いていると道の斜め右に―――少し遠くに―――非常に立派な大木が目についてきた。

 

 

―――そしてその木の下にある大きな人影も

 

 

「おっ、いたいた。お~い待たせたな~。」

 

 

青髪の男が大きな声を上げ、その人影に喋りかけている。

 

 

―――この人物こそが目的の人物なのであろう

 

 

「いやいや、僕も今来た所さ。大して待ってはいないよ。」

 

 

喋りかけられた人物はそう言葉を返す。声音を聞く限りまだ若く青年と言った所か。

 

 

言葉を返した人物は声をかけられた存在にたいして優しい声をだし近寄ってくる。しかし...その優しい声とは裏腹に

 

 

―――現れた姿は恐ろしい”異形”の姿であった

 

 

「そっか~?ならよかった。こっちもPKされてよ~散々だったぜ。」

 

 

「PK?それは...確かに散々だったね。しかしなぜ?僕なら分かるが君達がされるのは珍しいね。」

 

 

「その辺は目的地に向かいながら話そう。今日はクエストにいくんだろ?時間が惜しい。」

 

 

青髪の男と異形の者が話している所に白髪の男が口を挟む。

 

 

―――それもそうか。っと異形の者が納得し目の前の二人にたいして喋りかける。

 

 

「詳しい事は向かいながら聞こう。それじゃあ行こうか”ねこにゃん””アーラ・アラフ”。」

 

 

ねこにゃんと言われた青髪の男とアーラ・アラフと言われた白髪の男とがその言葉に同意を示しながら―――言葉を投げかけられた存在に言葉を返す―――あぁ、そうだな

 

 

―――”スルシャーナ”...っと

 

 

 

→ To Be continued...




テーテテッテッテッ♪テーテテッテッテッ♪ →To Be continued...

ねこにゃん「どうも風の神です。これがな。」

アーラ・アラフ「どうも光の神です。死んで良かったわ~早めに街に着いたwww」

リーネちゃん「この世界こわ」

※アーラ・アラフさんの姿は完全に捏造です。光の神なんだから多分白髪なんだよ。
光の神ってなんか信仰系ぽいじゃないですか。だから神官です。多分そうです!うん!そうなんだ!
敬虔なオバロの信徒である皆さんなら「なるほど...そういう事ですか。」となると信じています。
そして多分人間種です!多分...教えてくれデミウルゴス...
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