あんてぃりーねのゆぐどらしる☆だい☆ぼう☆けん☆ ~泣き虫が伝説になるまで~   作:だいだろすちひろ

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 前回のあらすじ

 宇宙海賊みたいな名前をした奴が現れた!


深淵を求めて

 

 

 

 

 

 

 

 ♦

 

 

 

 

 

 

 「すんませんっしたぁぁぁーーー!!」

 

 カッツェ平野に大音量で謝罪の言葉が響き渡る。

 

 この声の主は、海賊船の船長―――死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)のキャプテン・バーロックだ。

 

 バーロックが深々と海賊船の前で土下座をしている。それはもう深々と、頭が地面にめり込むんではないかと思ってしまう程だ。

 

 バーロックの後ろでは、船員のスケルトン・ウォリアー達も、同じように土下座をしている姿が見える。

 

 「急に襲ってくるとかなくない?どうなのよぉ?」

 

 小ぶりな岩に座り、腕組したリーネが、バーロック達に向かいそう言い放つ。

 

 邂逅一番、有無を言わせず襲い掛かってきた連中に、どうやら少しご立腹の様だ。

 

 バーロック達はリーネを襲ったまでは良いが、勝てる筈もなく、そのまま返り討ちに会ってしまった。全ての魔法を、ぺちんぺちんと弾きながら、こちらまでのしのし歩いてくる様は、アンデッドを持ってして恐怖すら感じたほどだ。

 

 その際、魔法の位置がかなりずれていた様にも感じた。とんでもない程のノーコンだ。あれではどの道当たらない様な気さえする。実力差を分からせる為に、わざわざ魔法の間合いまで行くのは少し面倒だった。

 

 最終的に、バーロックにリーネの”アルゼンチン・バックブリーカー”が炸裂していき、「ギブ!ギブギブ!!」と言いながら、バーロックは敗北を認めていった。

 

 殺さない様に細心の注意を払い力を抑えたのだが、それでもバーロックにはかなり答えた様だ、今尚、恐怖心から、地面に額をゴリュゴリュしている。

 

 はぁと一つ溜息をついた後、土下座を続けるバーロックから、少し視線を移す。そこに見えるのは海賊船だ。陸上を走る海賊船と言う、明らかに異質な物体がそこにはあった。

 

 視線を戻し、リーネはバーロックに問う。あれはどうやって手に入れたのかを。

 

 「あ、あれですか?あれは昔…私が初めてここに来た時落ちていたんです。興味が出て弄っていたら…なんか動きまして…それから、その…船と言う魅力に取りつかれて…今に至ります…はい。」

 

 なる程ね。納得した様に、こくりと頷く。やはりこの船は、この死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)が元から所持していた物でも、作成した物でもない。

 

 それはすなわち。

 

 (ユグドラシルのアイテムね。かなり低品質だけど…これ、移動用アイテムよね。私も昔持ってたし…飽きてもう使ってないけど。)

 

 間違いなくユグドラシルのアイテム。落ちていたと言う様に、ユグドラシルからの来訪者が、意図は分からないが、放置していた物を、この死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)が拾ったのだろう。

 

 そして、陸上を走る海賊船の船長―――キャプテン・バーロックが誕生したのだ。

 

 (ちょくちょく見え隠れしてるのよね、プレイヤーの影が…”リク”もまだ見つかってないし…気を付けた方が良いかも。)

 

 自分はアインズ・ウール・ゴウンの異形種姫、すなわちユグドラシル最大の嫌われ者だ。恨みなどいくらでも買っている。忘れかけていた所に再度浮上してきたプレイヤーの影に、リーネの警戒心は高まっていく。これからは変装をより精巧な物にしていった方が良いだろう。テラの様な眼力を持つ者もいるかもしれないのだから。

 

 渋い表情を作りながら、ユグドラシル産のアイテムを見つめていると。

 

 「エルフの姉さん…襲った事は謝ります、しかし、殺す気など無かったんです。私達はこのカッツェと言う大海原を、ただ航海したいだけ…邪魔者を追い返したかっただけなんです!」

 

 バーロックが更に深く額を地面につけていく。

 

 そんな姿を見ていると少し可哀そうだなという気持ちが沸いてくる。バーロックの言葉を全て鵜呑みにする事は出来ないが、実際の所、死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)にユグドラシル産の海賊船と言うコンボは、生半可な軍では太刀打ちできないだろう。仮にコイツが悪意を持って行動していたのなら、法国の耳にも入って来るだろう。法国軍が動いていない事を考えれば、人間に対して脅威になる様な行動はとってはいないと言う事だ。そう考えれば悪事を働くつもりは無いように思えてくる。

 

 「人間を殺したりしない?」

 

 「そんな事はしません!した事もありません!先程も言いましたが、私達は航海したいだけなんです!私だってそんなに馬鹿じゃない、人間を無暗に殺せば、私達の安寧が損なわれる事くらい理解しています―――」

 

 「そう…それなら許し―――」

 

 「―――それに、私はもう憎しみから解放されました!興味もありません!今の私はこのカッツェ平野を航海すること以外興味はありません―――」

 

 「―――あぁもう!分かった、分かった!分かったから、許すから!」

 

 「―――え?」

 

 「―――え?」

 

 飛び交っていた言葉はピタリと止み、二人の視線が交わる。

 

 「ゆ、許して貰えるんですか?」

 

 「え?許すけど…?」

 

 リーネのその言葉を聞き、バーロックはしばし固まった後、へなへなと地面に倒れ込んで行った、張り詰めていた緊張が解かれたのだろう。

 

 モモンガみたいな奴だなと思いながらも、バーロックに自らがここに来た理由といきさつを告げていく。自分はこのカッツェ平野が気になり、ただ観光に来ただけなのだと。

 

 そうすると、バーロックは少し気になる事を話し出した。

 

 「はぁ、エルフの姉さんは観光にここまで…私はてっきり、あの死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)が人間の軍を追い払ったから、粋がった冒険者が平野を荒らしに来たのかと思いましたよ。」

 

 あの死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)。人間の軍を追い払った。非常に気になる内容が聞こえてくる。

 

 リーネはバーロックに聞く。詳しく教えてくれと。

 

 「私も詳しくは知りませんよ?なんか、襲われたから追い払ったとか言ってましたよ。えっとですね…確か名前は…”グラギオス”…”グラギオス・グランソン”とか言ってましたね。」

 

 「”グランゾン”!?」

 

 聞こえた名前は究極の起動兵器の名前だ。リーネのテンションが爆上がりしていく。

 

 「あ、いえ、”グランソン”です。」

 

 「…あ、そうなの…ふーん。」

 

 聞こえた名前はどうやら間違っていたみたいだ。リーネのテンションが爆下がりしていく。

 

 「しかし、襲われたにしても、追い払う際に人間の軍にそれなりの死者が出たみたいで…()()()が、でしゃばりおって、私達の楽園が汚されたらどうするつもりだ。」

 

 続いていく言葉の中に不快感が示され行く。バーロックとしては、ただカッツェ平野を航海したいだけ、その為に極力揉め事は避けてきたのだが、余所者にその努力をぶっ壊されたのだ、堪った物ではないだろう。

 

 これが他のアンデッド―――スケルトン等であればこれ程怒らないのであるが、そのグラギオスとか言うアンデッドは死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)だ。人間に見分けが付くはずもなく、軍に遭遇してしまえば間違いなくバーロックが疑われる事になる。

 

 アンデッドなのでどちらにしろ敵対はするのであろうが、人間軍に死者が出ている以上は、最早話し合い等では解決する事は出来ないだろう。

 

 討伐隊が送られてくるのも時間の問題の様に思えた。

 

 「エルフの姉さん、見逃してくれる事に感謝する。これでまた、仲間達と共に大海原を航海する事ができる。このバーロック、深い感謝を。」

 

 そう言い、深々と頭を下げていく。

 

 「悪さしちゃ駄目だからね。ていうか、あんたなんかキャラ変わってない?最初はなんか偉そうに、我は!とか言ってたのに。」

 

 「あぁ、あっちのがなんかカッコよくないですか?それっぽいでしょ?」

 

 ガシリとバーロックの肩をリーネは掴む。ひぇ、と言うバーロックの小さな悲鳴が聞こえたが、無視して喋り出す。

 

 「分かる…分かるわ。バーロック、あんたはこのカッツェ平野のエンターテイナーになるのよ…その気持ち、忘れないでね。」

 

 「はぁ…良く分からないが、頑張ります。それでは、エルフの姉さん、今一度、深い感謝を。そして、エルフの姉さんが困った時…そんな時はないかもしれませんが、このバーロックに出来る事なら、力になりましょう。」

 

 「そう、ありがとね。約束だよ?」

 

 「約束です。それでは…お前達!錨をあげろぉぉぉ!帆を開けぇぇぇ!」

 

 バーロックの言葉と共に、海賊船は進んで行く。

 

 ―――ザザザザザザザ。

 

 砂をまき散らしながら、海賊船はカッツェ平野と言う大海原の地平線の彼方まで消えていった。

 

 

 

 

 

 

 ♦

 

 

 

 

 

 

 グラギオス・グランソン―――大陸中央付近でこの世界に自然発生したそのアンデッドは、長い年月を経て、”生者への憎悪と殺意”と言う鎖から解き放たれる事となる。

 

 この世界に置ける、アンデッド―――魔法詠唱者のアンデッドには、知識欲が強くなる傾向がある。たった一つの知識を巡り、争い合い、遂には滅んでしまったアンデッドもいる程だ。

 

 そう言った事から、力を行使し奪い合うよりも、協力や取引をした方が良いと判断する者達すら現れた程だ。

 

 あのアンデッドがだ、生者への憎悪と殺意をその身に宿すアンデッドが、同じアンデッド同士だけに留まらず、場合によっては、生者とも取引や協力を行っていく。

 

 それ程までに、魔法詠唱者のアンデッド達にとっては、知識という物がいかに大きな物かが分かるだろう。

 

 そして、このグラギオス・グランソンは、特にその傾向が強い。最早その身には、生者の命を奪う喜びなど欠片も残ってはいない。

 

 あるのは知識欲―――魔法の深淵を覗きたい、只それだけだ。

 

 知識を求め、大陸中央部にあるとされるアンデッドの魔法詠唱者で構成される秘密結社を探すが、見つける事は叶わなかった。ならばもう一つと、盟主と呼ばれる者が率いる秘密結社を探し出したが、高弟と呼ばれる者達に弾かれてしまう。

 

 あれから長い時間が流れた。大陸中央部の様々な場所を渡り歩いたが、自らの知識欲を満たす事は―――満たせる環境を得る事は出来なかった。

 

 故に、大陸中央部に見切りを付け、グラギオスは新天地を目指す。大陸中央部のどこかに存在するとされる”精霊の都”を探し出せずに離れてしまう事は心残りではあったが。

 

 新天地に向け、グラギオスは進む。元居た大陸中央部から”南”へ。

 

 遥か南にある、空中に浮かぶ都市―――”八欲王”が住んでいたと言われる浮遊都市”エリュエンティウ”の下に建造された都市がある。

 

 広大な砂漠の中央にどっしりと居を構える、八欲王の建造した都市にして、最後に残った都市。

 

 その都市の()()()()()()()、大国。

 

 広大な砂漠の中にあって、多数の大きなオアシスが、緑を保ち、育まれている。

 

 様々な種族が住まい、”修羅”と呼ばれし”鬼の一族”が守護する大国―――神代桜帝(じんだいおうてい)の建国した国へと向かう。

 

 着々と身を隠しながら、南へと進んでいたグラギオスだが、ここカッツェ平野にて、今現在、その仮初の命の危機に見舞われていた。

 

 

 

 

 

 

 

 ♦

 

 

 

 

 

 

 

 「くそ…ぬかったわ。」

 

 ボロボロのローブを身に纏った死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)―――グラギオスがそう吐き捨てた。

 

 身を隠しながら、揉め事を起こさぬよう細々と進んでいたグラギオスだが、ここカッツェ平野にて予想外の事態に見舞われる。

 

 辺りを見渡せば、アンデッドの気配が至る所に散見される。これ程アンデッドの発生する場所は自分の記憶を遡っても他にはない。周辺の国家―――人間達が危険視し、巡回するのも頷けるという物だ。

 

 ぬかった―――その言葉が常に頭の中に浮かび上がってくる。

 

 ”桜花(おうか)の末裔”が君臨する大国に一早く着きたいが為に、この様な直線ルートを辿ってしまった。

 

 近道などせずに、別のルートで迂回し進めばよかったと後悔するが、後の祭りだ。

 

 チッと一つ舌を打つ。身を守る為に、遭遇した人間の軍を攻撃してしまった。人間の命などどうでも良いが、その事実は非常に不味い。

 

 次に送られてくる軍は、間違いなくあれ以上。数百くらいならどうにかなるかも知れんが、もし数千の軍が送られてくれば流石に一たまりもない。

 

 ただの人間なら数千でも数万でも問題はない。自分にはそれだけの力があると自負している。しかし相手はただの人間ではなく―――軍である。正規の兵隊を相手に、数千と言う数は流石に無理がある。アンデッドに対する知識を持ち、戦略を立て、数々の陣形を整え立ち向かってくるだろう、それは生半可な事ではない。自分の魔力だって無限ではない、枯渇すれば打ち取られるのは目に見えていた。

 

 「儂は危害を加えるつもりなどないのだ…なぜ放って置いてくれない。なぜ殺そうとする、儂がここで何をした…人間どもめ。」

 

 恨み言が口から洩れる。とは言う物の、グラギオスはアンデッドだ、それも死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)と言う特級のアンデッド。自らが襲われてしまう理由は、誰よりも自分が理解している。だからこそ、歯がゆいのかもしれない、短絡的な行動を取ってしまった自分が。恨み言は行き場のない感情を他人の所為にして吐き出しているに過ぎない。

 

 「一刻も早くここから拭け出さねば…仮に第二陣を撃退できたとしてもそれはそれで不味い、ここを抜けても警戒網を敷かれていく可能性がある。人間共の情報網は半端ではない、()()()()()()、団結していくのだ…まったく、賢い生き物と言うのは厄介な物だ。」

 

 進む足が徐々に速い物へと変わっていく。飛行(フライ)で飛んで行ってもいいが、無駄に魔力を使う事も躊躇われた。幸いなことに、自分は疲労はしない。速度は落ちるが、有限の魔力を消費していくよりは、無限のスタミナを生かして進む方が賢明だろう。

 

 速足で進んで行くグラギオスの元に、小さな足音が届く。音の発生源は正面から、知らず知らずの内に、何者かに接近していた事に、また一つ舌を打っていくが、足音は複数は聞こえない、一つだけだ。

 

 どうにか凌げるか。そう思いながら正面を見据えていると、足音の発生源の姿が、濃い霧の中から現れる。

 

 そこには真っ赤な髪をなびかせた―――ハーフエルフの女の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 ♦

 

 

 

 

 

 

 (なんかいた。)

 

 バーロックと別れてからも、カッツェ平野を散策していたリーネの目の前に、ひょっこり現れた異様な存在―――死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)が現れた。

 

 本日二体目の死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)との遭遇であった。特級のアンデッドとこうも易々と出会えてしまうこのカッツェ平野の異常さに少々戸惑っていくが、直ぐに思い出す。恐らくこの死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)は、バーロックの言っていた余所者であろう。

 

 まだカッツェ平野に居たのかと思いながら、見つめていれば、死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)はこちらを警戒するかのような素振りを見せながらも、言葉を投げ掛けて来た。

 

 「エルフ…これはまた珍しいの。お主は何用でここまで来た…儂を殺しに来たのか?」

 

 投げかけられた言葉の中には、少々物騒な単語が含まれていた。だが、勿論ここに来たのはそんな理由ではない為、リーネは正直な理由を投げ返していく。

 

 「観光。」

 

 「嘘をつけ!嘘を!」

 

 怒鳴られた。

 

 本当の事を言ったのに怒鳴られ、リーネは少ししょぼくれる。目の前では、死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)が憤慨している姿が目に入ってくる。

 

 怒鳴らなくても良くない?そう思っていると、バサバサと翼が羽ばたくかのような音が聞こえてくる。非常に大きな音だ、恐らくは音の発生源もそれなりの大きさだろう。

 

 気になり振り向けば、そこには―――骨のドラゴンが、こちらを見据えながら、空中に浮かんでいた。

 

 スケリトル・ドラゴン―――白骨化したドラゴンが獲物を見つけたかのようにこちらを見据えている姿を見たリーネが口を開く。

 

 「おぉ、スケリトル・ドラゴ―――」

 

 「スケリトル・ドラゴンじゃと!くそ、エルフに気を取られ気づかんかったわ!」

 

 喋っている最中に、後ろから大きな声が聞こえて来た。

 

 死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)が、スケリトル・ドラゴンを見た途端、焦りの言葉を口にしている。

 

 ビビり過ぎだろと思うが、スケリトル・ドラゴンは第六位階までの魔法を無効化していく、恐らくは、この死者の大魔法使い(エルダー・リッチ)はそれ以上の位階を使用出来ないのだろう。そう思えば、焦る理由も理解できた。

 

 「不味いのぉ…スケリトル・ドラゴンは魔法に対する完全耐性を有しておる…魔法詠唱者では逆立ちしても敵わん…。」

 

 ねぇよそんなもん!こいつは一体何を言っているんだ。魔法に対する完全耐性?クソゲーすぎだろそれ。

 

 余りにもあんまりな言葉に心の中でツッコミを入れていると―――スケリトル・ドラゴンがこちらに向け降り立ってきた。

 

 スケリトル・ドラゴンと視線を交わしたリーネはある行動を取っていく。本日何度も行っている行動だ。

 

 「私は何もしないよ!言葉分かる?取り合えず話そ!」

 

 会話を試みようとしていく、本日何度も行っている事だ。

 

 当然の如く、スケリトル・ドラゴンから言葉が返って来る筈もなく―――滅多打ちにされて行く。

 

 尻尾が体に打ち付けられる。爪が振り下ろされる。頭突きが襲い掛かってくる。そんな中、身振り手振りで感情を伝えようとする―――が。

 

 「んがぁぁぁ!」

 

 ―――バコン。

 

 叫び声と共に、鈍い音を響かせ―――スケリトル・ドラゴンが砕け散った。

 

 「…あ。」

 

 「なんじゃとぉぉぉ!?」

 

 やってしまった。少し引き離すだけのつもりだったのだが、つい手が出てしまった。

 

 リーネの拳骨を食らい、スケリトル・ドラゴンはまるでギャグマンガの様な勢いで砕け散っていく。

 

 ―――カラン、カラン。

 

 そしてカッツェ平野に、骨が散らばっていく音だけが無情に響いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 ロロン・ドネアかっこいい!
 シラットかっこいい!
 肩甲骨ぐるぐるかっこいい!
 指、くいくいってかっこいい! 
 「無論」って台詞かっこいい!

 どうもちひろです(ΦωΦ)

 なんか強キャラ感だしてる敵と戦闘になって、次のページ捲ったら、敵キャラが既にボロボロで「すんませんでしたぁー!」って謝ってる展開とか大好きです。
 バーロックさんの登場はこれで終わりです!多分!
 カッツェ平野を舞台にするならば幽霊船の船長は登場させたいなぁ…。
 ってな感じで、オリキャラとして登場させました!
 なんか最後に約束してましたが、果たされる日はくるんですかねぇ~?
 ちなみに、バーロックは言うまでもなくハーロックからとってます。
 ゴディナは砲丸投げの金メダリスト、ジョン・ゴディナからとってます。
 大砲の玉と砲丸投げをかけていたりいなかったり…。
 グラギオスはスケリトル・ドラゴンにビビってましたが、実際は同じアンデッド同士敵対するんでしょうかね?
 その辺は結構あやふやだったりします。
 一応は、グラギオスは、やば!戦っても勝てんわ!わし死んだ!みたいな感情を持ってます。

 それでは、ここまで読んでくれてありがとうございます!

            次回

 あんてぃりーねのゆぐどらしる☆だい☆ぼう☆けん☆

  「大妖怪よだれジジイ現る/ExtraEpisodeⅡ」

 次回は長くなりそうなので、少し更新まで時間が空くと思います。
 
 それでは!シュバ!
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