神を穿つ牙   作:トッシー@小覇王

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折れない魔剣

11階層でインファントドラゴンをフィルリア、リリ、ヴェルフが倒した翌日、リリがお世話になった元下宿先の亭主が病気の為にダンジョン探索を休み看病すると言い出したのでその日は探索を中止に後でベル、ヴェルフと合流する約束をしレオンはフィルリアの元へ向かった

フィルリアの工房に着き中に入るとアムニとフィルリアが居た

 

「こんにちはアムニさん、リア」

 

「こんにちはレオン…リアねぇ…」

 

「な、何よ母さん!こんにちはレオン、色々あったけれど無事ランクアップ出来たわ。ありがとう…」

「うん!早速だけど衣装にかかる予算は全部負担するから何も気にせず作ってくれていいよ!」

 

「あら?そんな事言っていいのかしら?私に発現したアビリティは特殊鍛冶…レアアビリティだけれどきっと衣装作りに最適なアビリティが発現したの。だからそんな事言ってしまったら妥協しないわよ?いくらまで出せるのかしら?」

 

「2億あればいい?」

 

「ぶふっ!何を言ってるのかしら?」

 

金額を聞いて思わず吹き出すフィルリア

「ファイたんがベルに作ったナイフが2億だからそれくらいかなと思ったんだけどそうだよね…衣装だもんね…」

 

「えぇそうよ…そもそもヘファイストス様が作った物と同じ「10億でどう?」ぶふっ!」

 

「え?まだ足りない?じゃあ「じゅ、充分よ!」そう?」

 

「ええ、そんなに必要無いわ…全くどんな金銭感覚してるのよ…素材は揃えてあるから夜にでも取りに来るといいわ」

 

「早いね、ありがとう!」

 

「それで渡す時少し時間が欲しいわ…貴方に話したい事があるの…大事な話なの」

 

「?うん!いいよ!じゃあまた夜に来るよ!」

 

「えぇ待ってるわ」

 

レオンはフィルリアの大事な話が気になったが取り敢えずその場を後にしベル達の元へ向かった

 

 

レオンがヴェルフの工房に着くと中から二人の声が聞こえてきた

 

「牛若丸…いや!ミノタウロスだから…牛短刀(ミノタン)か!」

 

「絶対さっ「絶対ミノタンだよ!」レオン!?」

 

「おお!レオンもそう思うか!そうだろうそうだろう!」

 

レオンがノックもせず入ってきた事よりもその後の発現に驚くベル

 

「初代クロッゾがアルゴノゥトに作った火の魔剣の銘もミノタンなんだよ!ベルはそれを聞いても牛若丸がいいと思う?」

 

「牛短刀(ミノタン)が最高だと思うよ!最高のネーミングだよ!」

 

ベルの意見は180度反転した

 

「初代クロッゾの魔剣だと…」

 

「ねぇヴェルフは折れるから魔剣が嫌いなんだよね?」

 

「ああ!」

 

「じゃあ折れない魔剣を作ったら?」

 

「折れ…な、い…魔、剣だ、と…」

折れない魔剣その言葉にヴェルフは動揺するがレオンは話を続ける

 

「不壊属性(デュランダル)って有るよね?あれって魔剣には付与できないの?」

 

「そんな事でき!……いや、待て…何でできない……可能性があ、る…ハハ、ハハハ…ハハハハハハ!そうだよな!できないなんて決めつけて作らねぇなんて何もしてないのと同じだな!やっぱお前は凄い奴だわレオン!」

 

「ヴェルフならきっとできるよ(その力でヘスティア・ファミリアを救う事を[知ってる]んだけどね)じゃあ僕は行くよ!」

 

「おう!ありがとよレオン!」

 

「また明日ねレオン!」

 

レオンはそのまま外に出る

 

「ありがとうレオン」

 

「ううん…これもベルの為だから、これで仲間と意地を天秤にかける事は無いと思うよファイたん」

 

「そうね…また肉食獣(椿)が出てくるかも知れないし途中まで送るわ」

 

レオンとヘファイストスはそのまま歩きながら話出した

 

「ん?つーちゃんは遠征中でしょ?」

 

「ふふっそうっつーちゃん!?」

 

愛称呼びに思わず驚くヘファイストス

 

「うん、この前愛称でつーちゃんって呼ぶように言われてからそう呼んでるよ」

 

「そ、そうなのね!それよりよく初代クロッゾの事を知っていたわね…英雄譚にも載ってないはずよ?」

 

「それはペテン神…ヘルメスの調査の結果だよ…あの神はアルゴノゥトの事を調べてたみたいだからね…お祖母ちゃんに色々黙ってるって言ったら記録を全部見せてくれたよ…感心できるほど凄く良く調べられてて流石だと思ったよ」

 

「そうだったの…」

 

レオンからの言葉を聞いてヘファイストスは疑問に思った

 

「貴方、ヘルメスをペテン神と呼ぶ割りに彼の事を認めてるのね?」

 

「そうだね、頭が凄く回ってその行動がうっかりに見えていても計算されてるのも知ってるし、決して悪い神ではなく善神な方だとも思うよ、嫌いか好きかで言うと好きな神だけど…でもね…母さんとザルドおじさんの事は今でも許せないからね…」

 

「そう…」

ヘファイストスはどこか悲しげにそれでも慈愛に満ちた瞳でレオンを見つめ軽く頭を撫でた

 

「あ!ファイたんとあふろでぃーて?さんと軍神アレスの事はペテン神が教えてくれたよ!」

 

ヘファイストスはどこか不満げにそれでも怒りに満ちた瞳でヘルメス・ファミリアのホームがある方を見つめた

その後、レオンとヘファイストスは色んな話(主にロキがレオンに吹き込んだ事)をし、キラキラした目でロキは凄いよね!と言うレオンに何も言えず、ヘファイストスはフレイヤ、リヴェリアと共にロキとOHANASHIする事を決めた「何や!今とてつもない悪寒がしたで!」

気のせいである「んな訳あるか!どうせまた自分が」

そうしてレオンは「話終わって」夜まで時間を「無視すんなや!」………「な、何や…」

 

 

 

 

只今少々作品が少々見苦しくなっている為、整理しております

綺麗な風景を思い浮かべてお待ち下さい

たいへんお待たせしました

ウイルスを除去いたしました

 

 

ヘファイストスと別れ夜まで時間をつぶしたレオンは再びフィルリアの元に訪れていた

 

「来たわねレオン、まずこれが作った物よ」

 

そういいフィルリアは前回のスーツと似たデザインの物をレオンに渡した

 

「ありがとう!」

 

「今回のは傑作よ!アダマンタイトを使い、まだ余っているけれど猛者(おうじゃ)が貴方の為と持っていたバロールのドロップアイテムも使っているわ!間違えなく物理耐性、魔法耐性共に現在オラリオでトップの防具よ!」

 

「オッタルが…後でお礼言っとくよ!それで専属契約だけど…」

 

「その前にレオンに聞きたい事があるの…」

 

フィルリアは真剣な眼差しとなった

 

「貴方は転生者かしら?」

 

「え?………」

 

「私は転生者よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わってオラリオの一角

人気が全く無いこの場所に2つの影があった

 

「どういう事だエレン!お前のモンスターでレオンは死ぬのではなかったのか!それどころかランクアップしてしまったではないか!」

 

「落ち着いてディオニュソス…今度は大丈夫さ」

 

「本当だろうな!」

 

「ああ!」

 

「わかった…ならば任せる…」

 

そう言いディオニュソスはその場を離れていった

 

「くくく…さぁ!今回はどう切り抜けてくれるかな?あぁ楽しみだ!僕が描いたこの物語」

 

書いてるのは私である

 

「ちょっと煩いよ!少しは黙ってられないのかな?」

 

………………イラ!

 

「ふっ…まぁいいさ!レオン・リヨス・アールヴ楽しませておくれ!僕が転生させた僕の人形よ!」

 

……………………

 

「………………」

 

……………………

 

「………………あれ?」

 

……………………

 

「お、おぉい…もう終わっていいよぉー」

 

……………………

 

「おーい!」

 

……………………

 

「おーい!おーい!!」

 

ん?ごめんダンまち4期見てるから尺伸ばしといて

 

「は?いやいや!ちょっとちょっと!」

 

……………………「ここから始めましょう。イチから…いいえゼロから」

 

「あっ!ここ感動するよね!ってダンまちじゃねぇーよそれ!何、神にさらっと嘘ついてんの!ゼロから始める前に35話終わらせてよ!」

 

……………………

 

「え?マジで?えーっとそれでは落語を少々…【饅頭怖い】を…今日は留(とめ)さんのたん生日。

長屋のみんながあつまって、わいわいしゃべっていたそうな。

「さあさあ、かしでも食べようよ」

「留さん、たん生日おめでとう」

そこへ熊(くま)さんやってきた。

「うわーん、こわいよ、ヘビが出た」

「そりゃ大へんだ、かまれたか?」

「ちがうよオレは長いもん、みんなキライだ、こわいんだ。ウナギにドジョウ、うどん、そば……」」

 

あっ終わった

 

「そしたら辰(たつ)が大わらい。

「まったく熊さんだらしねえ」

「辰はわらっているけれど、こわいもんはないのかい?」」

 

そうしてエレンと呼ばれた男は消え暗闇だけが残った

 

「いや、まだ消えてないから!適当すぎるでしょ!ちょっと暗くなってるよ~!え?マ」

 

 


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