悪夢の悪魔   作:黒プー

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僕たちはノリと勢いだけで生きている、どうも黒プーです。
いつか書こうと思ってたチェンソーマン二次創作。本当はUCRTA完結させてから書こうと思ってたんだけどもういいやと思って書きました。後悔も反省もしてません。


悪夢の悪魔

「ここが?」

「はい。ここ周辺に根付いてる松城組の事務所です。」

「ただ最近、ここ周辺で悪魔の目撃情報が多発していました。そしてその情報をまとめた結果...」

「ここが浮かび上がったんだ。分かった、悪魔に関しては私がなんとかします。皆さんは組のヤクザを。」

「はい。」

 

公安対魔特異4課のデビルハンターの一人であるマキマは一人、指定暴力団松城組の事務所に入っていく。

 

「よし。悪魔の方は彼女に任せ、我々は構成員の方を確保するぞ。悪魔との契約を違法で行い、それを隠蔽してる奴らだ。射殺の許可も上から出ている。確保は無理だと判断したら殺せ。いいな!」

「「「「了解」」」」

「よし!突入!」

 

マキマに続くようにして、SWATの隊員たちも松城組の事務所に入って行った。

 

「や、やめろ!案内しただろうが!は、離してくれぎゃああああああああ!」

「地下牢ね。まさかこんな仰々しいものを作るなんて。」

 

突入から30分。マキマは悪魔本体がいると思われる場所を、構成員に案内させ見つけ出していた。

そこには地下牢へと続く階段があった。

 

「...」

 

マキマは階段に足を踏み入れる。

が。

 

「っ!?」

 

彼女の足には、 トラバサミ*1が噛み付いていた。

 

「...私が気づかないなんて。」

 

彼女の目には、階段にトラバサミなんて見当たらなかった。だからこそ階段に足を踏み入れたわけだが。

 

「ま、いっか。全部壊しちゃえば。」

 

彼女は足に噛み付いていたトラバサミを強引に引き剥がし、階段の奥、地下牢への道に進んでいった。

 

 

「ひっ...!」

 

廊下を歩く音がした。誰か来たのかな。まさかまた力を使えって叩かれるのかな...

 

『落ち着いて。君には僕がついてる。だから安心して。』

「エンティティ*2。トラッパー*3、ハントレス*4、ハグ*5に続いてリージョン*6まで壊滅した。どうするつもりだ。まさか私を送るつもりか。」

『君やかましいしそうしたいところだけどさ、そうしたら彼女を人間に保護させてあげられないだろ? 現状人間に近い見た目してて話せるの君だけだし。だから君は送れない。それにリソースもないから迎撃もできない。』

「ならどうする気だ。ここで無駄死にだけは御免だぞ。」

『大丈夫大丈夫。迎撃してて分かったけど、相手には交渉の余地ありだ。だから一回黙っててくれ。それか彼女の涙を止めてくれると助かるんだけど。』

「それはお前の仕事だろう。」

 

どうしよう。怖い。怖くて涙が止まらない。でも止めないとぶたれちゃう。止めなきゃ。止まってよ...

 

『あーあー、大丈夫、ほら落ち着いて落ち着いて。最悪僕がなんとかする、てかもう僕が全部やっちゃうから。能力いっぱい使ってもう眠たいでしょ?』

「お前面倒くさくなってないか。」

『ウェスカー*7少し黙ってろ。ほら、もう鎖も意味ないし、君のことは僕が守る。だからおやすみ、リトル・マム。』

 

あ...なんだか...眠くなってきちゃった...また...殴....られ...ちゃう....

 

「...おや、君は。」

『やあマキマ。久しぶりだね、地獄以来かな?』

「本当に久しぶりだ、相変わらずみたいだね、悪夢の悪魔。」

 

マキマが地下牢で見つけたのは、牢の中で寝込む少女と、その陰から伸びているカマキリのカマのような見た目をした手のような何かだった。

 

『今はエンティティって名乗ってる。君も今度からそう呼んでくれ。』

「ところで君、どうしてこんなところに?」

『...全く、君の昔からの悪い癖だ。人の話は最後まで。...それはね、僕は大事な人を見つけたんだよ。』

 

手足のような何か...エンティティは、影の持ち主である少女を優しく撫でながら話す。

 

『彼女...リトル・マムはね、とっても愛おしいんだ。立ったり座ったり歩いたりしてるその姿全部が可愛いんだ。』

「続けて。」

『近くにいるだけでとってもいい香りもするし、何より僕を恐れない。彼女ね、僕が怖いかって聞いても可愛い顔をして「いいえ」って言ってくれたんだ! 僕はもうその顔にメロメロにされちゃってね?だからさ、マキマ。』

 

倒れている少女...リトル・マムについて嬉々として語っていたエンティティの雰囲気が変わる。

 

『彼女を傷つけようとしたらさ、僕はもう本気で君を殺さなきゃいけない。キラーたちを使ってじゃない。僕自身が本気で君を殺しに行く。』

「...あなたの本気ね。魔界でも見たことなかったし、少し興味があるかな。」

『...はあ。戦闘狂の君のことだし、そういうだろうと思ってたよ...やっぱりおどしは通じないかぁ...』

 

マキマの言葉を聞いたエンティティは、殺意のような何かを引っ込め、またリトル・マムを愛でながら話を続ける。

 

『まーでも僕にとっては彼女とっても大切なわけなんだよ。だから殺されたら困っちゃうわけで。』

「それで?」

『だから見逃してくれないかな? 僕は現世に興味ない。ただ彼女を害する畜生どもを叩き潰したいだけなんだ。』

「...」

『あ、その点君にはとっても感謝してるよ? だって君、どうせここに辿り着くまでに皆殺しにしてるんでしょ? いや〜僕彼女の体に直接降ろされたんだけどさ。どうも召喚の時に悪魔封じの鎖かなんかつけられちゃってたみたいで暴れられなかったんだよねー。』

「見逃してあげてもいいけど、一つ条件がある。」

 

エンティティの長ったらしい話を遮り、マキマはそう言った。

 

『...聞こう。』

「彼女、それと君を私の公安4課に入れたい。君にとっては彼女...リトル・マムをより安全にしてあげられるし、私にとっては戦力を増やせる。どうかな?」

『...いいね。確かに君が味方になってくれるなら頼もしい。ウェスカー。』

「なんだエンティティ。」

『彼女を頼むよ。僕は引っ込んでないと面倒臭そうだからね。』

「分かった。」

 

 

「...そう言うことで、アキくん。彼女を君に任せてもいいかな?」

「なんで僕なんでしょうか。他に適任いるじゃないですか。姫野先輩とか。」

「私が君を信頼しているから。...で、どうかな?」

「了解しました。」

「じゃあ早速仕事をお願いしようかな。」

 

あの牢屋から出てきてちょっと立った後。私の隣は、すごく怖いお姉さんからちょっと怖そうなお兄さんになった。

 

「...こんな感じかな。じゃあよろしく、アキくん。」

「はい。失礼します。...おいガキ。行くぞ。」

「は、はい...」

 

怖いお兄さんに言われて、私は一緒に怖いお姉さんの部屋を出る。

とりあえずついていけばいいのかな。歩くのが早いお兄さんに合わせて、頑張って歩く。

 

「おいガキ。」

「ひっ...は、はい。」

「お前、何ができるんだ?」

「えっ、あっ、その。」

「早く答えろ。一緒に仕事するんだ、能力くらいは把握しておきたい。」

 

ど、どうしよう。役立たずとか言われないかな。また叩かれないかな。もう叩かれたくないよ。せっかくあそこから出られたのに。

どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう

 

『やー少年。これ以上僕のリトル・マムをいじめないであげてくれないかな? 殺すよ?』

「...そいつがお前の悪魔か。お前、能力...」

『貴様っ....悪夢の!? なぜここに!?』

 

私の影からエンティティが出てきたと思ったら、お兄さんからはもふもふしたおっきいのが出てきた。触ってみたい。

 

『やあ狐のじゃん! 久しぶり、数百年前に生まれたての君をボコって以来かな?』

『な、なぜよりによって貴様が...! これまで接触を避けてきたと言うのにっ...!』

『チェー、冷たいなー。一期一会って言葉もあるしさ、出会いくらい大切にしようよー...あれ、使い方合ってる?』

「多分間違ってるな。...で、お前能力はなんだ。」

 

怖いお兄さんがもふもふとエンティティの間に割り込む。

 

『んー、まあ僕の能力はね、怖いものを出すこと、かな。』

「はあ? それだけか?」

『そう、それだけ。まあ怖いものは怖いものでもさ。』

 

一瞬で辺りが暗闇に包まれ、怖いお兄さんの首にいっぱいいる人たちのナイフが突きつけられる。

 

「...っ!」

『マムの記憶にあった怖いものだけどね! いやー、マムの記憶の怖いものってよくよく考えたら結構エグいよねー。』

「...」

『さーて、今ここで君をぶち殺すこともできるわけだけど、なんか謝ることあるよね〜? ちょんまげ少年〜? ...てか君髪型のセンスないな。それかっこいいと思ってるの? ほらさっさとマムに謝りなよ。』

「...悪かった」

『ハァ〜? 誠意が足りないよ君ぃ〜。 こっちは今すぐ...』

「いいよ、エンティティ。それ以上はいらないよ。」

『そっか〜! マムがそう言うならいいかな〜! ...命拾いしたねぇ。』

 

そういうとエンティティはいっぱいいる人たちに命令してナイフを離させてくれた。

いっぱいいる人たち、特に髪が長い人は、私をいっぱいなでなでしてから消えていっちゃった。

 

『で? これ以上なんか言うつもりないよね? まだ文句あるならそこの後ろの狐ごと君を油揚げにしちゃうからな〜?』

『ヒっ!』

 

もふもふが飛び上がった。足ないのにすごい。

 

「...ああ。あるわけない。戦力としては十分だ。...行くぞ。...お前、名前は。」

「...ない。」

『マムだぞ! さっきから僕がそう呼んでるだろ!』

「前の名前くらいあるだろ。」

「...覚えてない。」

 

怖いお兄さんはちょっと考えた後、こう言った。

 

「...澪」

「?」

「名前ないのは面倒だ。澪。お前の名前だ。そう呼んだら自分のことだと思っとけ。いいな。」

「...うん。」

『ハァ〜!? ないわー、やっぱネーミングセンスまで皆無なの君〜? 本当ないわ、マムの方が可愛いだろお前!』

「...うるさい。エンティティ嫌い。」

『待って!? 気に入っちゃったの!? ごめんって! 嫌わないでよ! 僕マムのためにいったのに〜!』

 

「...うん。それで彼女...澪ちゃんと一緒に悪魔を倒せたと。」

『僕とマムのおかげだぞう! そこのちょんまげは...』

「嫌い」

『すみませんでした。許してマム。』

「...はい、そんな感じです。特に問題はありませんでした。」

 

あのあと、私とちょんまげのそこまで怖くない人...アキさんと一緒に、あくまを二人倒した。

その後一緒にラーメンを食べたりしたけど、アキさん、あんまり怖くなかった。

 

「うん、仲良くなれそうでよかった。」

「ええ、まあ。」

「じゃあアキくん。君のお家の部屋、貸してあげてくれないかな?」

「...え?」

 

*1
トラッパーのトラップ

*2
DBDのゲームが行われている、霧の森の管理人。詳細が全くわからないけど最近なんか新しく情報出たらしい。キラーじゃないから強さはわからない。

*3
呼んで字の如くトラップを設置できるキラー。ゲーム内だとあんまり強くない

*4
筋肉うさちゃん。手斧投げてくるからムキムキ。実は女性。使い慣れてる人が使うとやばい。

*5
沼おばあちゃん。言葉だと説明しにくいから検索してください。使い慣れた人が使うと化ける。固有パークが長年環境だった。

*6
名前の通り4人いる。ただしゲーム内では他の三人は衣装扱い。すごいスピードで突撃してナイフでぶった斬る。あんまり強くないけど面倒臭い。

*7
バイオの黒グラサンのあいつ。結構最近のキラー。ゲーム内で唯一まともに言語を話すキラー。かっこいいけど超強いわけじゃない。




注釈にキラーの解説入れてます。ぼっちゃけ僕初心者なので、攻略サイトとか動画見た結果のキラーの評価なので悪しからず。あんまり参考にしないでね、あくまでこれ二次創作だから。

1部アニメ、流石に原作全部までは今年中に出ないと思うので、先に2部のストーリーで書こうと思うのですがどうでしょうか

  • ええやん
  • 1部から順番に書けカス
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