悪夢の悪魔   作:黒プー

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体調不良でアニメ更新きてからすぐ書けなかったんだ…ごめんよ…



公安襲撃 1

「んん! うめえな!」

「お店のラーメンはやっぱり美味しいです!」

『いいな〜! マム〜、僕も食べたいよ〜』

「出費が嵩むから我慢しろ。」

『ちぇ、そろそろ給料日ってやつだって聞いたんだけどなー!ケチくさいなー!』

 

あの地獄のような飲み会から1日後。なんだかんだあったが、普段通りの日常だ。

マキマさんは京都に出張、コベニさんと荒井さんは別行動でパトロール。私たちも午前は別行動だったが、お昼は同じラーメン屋さんで食べることになり、今はここにいる。

そんなふうにラーメンを食べていると、何やら破裂音のような音がする。

 

『…』

「なんだぁ? この音。」

「知らんとは愚かじゃのお? 太鼓の音じゃ!」

「祭りか。」

「そういえばそろそろ夏だから…」

 

夏祭り…。今まで一度も見たことがないけど、今年は見れるかな。

 

「なあウヌら、本当に昨日交尾しとらんのか?」

「意外と紳士なんだよ? デンジくんは。」

『…食事中だぞー。』

 

そんなふうに、食事中によくある雑談をしながら食べていると、隣から声がかかる。

 

「…ここのラーメン、よく食えるな。味、酷くないか?」

 

目線を声がした方に向けると、もみあげの男の人が、一人で座ってラーメンを食べていた。

 

「…誰?」

「そうかぁ? 俺は普通に上手いと思うけどな。」

「私も…」

『趣味わっる、お前どうせラーメンにゴミが入ってた! 弁償しろ! とか言うタイプだろ? 育ちが悪い客ですこと。』

 

…そのエンティティの言葉に反応したのかはわからないが、その客はこちらを向きながら話を続ける。

 

「味の良し悪しがわからないんだな。…まあ仕方ないことだ。幼少期に同じような味の物しか食べてないと、大人になってもバカ舌のままらしい。…舌がバカだと幸福度が下がる。」

「はぁ? ワシ幸福じゃがぁ?」

『パワーさんやめな、そいつと会話しても無駄だよ! いくら舌が良くてもその情報を受け取る頭がバカだと幸福度じゃなくて知能が下がるからね!きっと彼は幼少期からまともな教育を受けてこなかったんだ、かわいそうにね!』

「だっはっは! かわいそうじゃのぉ!」

「やめなよ二人とも…」

 

初対面の相手なのにこんなに煽って…でも、少しスッキリした。美味しい食べ物をバカにする人は嫌いだから。

 

「…俺のじいちゃんは世界一優しくてな。高い店でいいもん食わせてもらった。…じいちゃんはヤクザだったけど、正義のヤクザでさ。必要悪、って言うのかな。女子供も数えるほどしか殺したことないんだと。」

『これが間違った教育を長年受けてきた結果ですか…教育って大事だね全く。ヤクザの殺しが正義なわけないでしょうに。』

「…ヤク売った金で欲しいもんなんでも買ってくれてさ。みんなに好かれた、江戸っ子気質のいい人だった。」

『…こんだけ煽っても揺らがずに話し続けるなんて…精神面の教育だけはすごかったんやな…飽きた。ねー別の店行こうぜー?』

 

 

エンティティがいくら煽っても全く気にせず話を続けるその人。流石のエンティティも面倒になったのか、アキさんに他の店に移ることを提案した。

…そういえば、さっきからあの人の胸元…煙くさい、ような…?

 

「…店変えるか。」

「デンジ。お前も好きだったろ?」

 

そう言って席を立とうとした時。その人はある1枚の写真をデンジさんに見せた。

その写真に写っていたのは、老人と少年。少年はおそらくこのもみあげの人だろう。

 

「なんのつもりだ? てめえ。」

「…知り合いか?」

 

…なんだかこのお爺さん、見覚えがある気がする。

 

『…っあー! 思い出した! このジジイ! ゾンビの馬鹿と契約してカモられたアホの一人か! 蛙の子は蛙ってこう言うこと言うんだ…』

 

そうだ! デンジさんと会ったあの工場の死体の一つ! この写真の人だ!

 

「…銃の悪魔はてめえの心臓と体が欲しいんだとよ。」

 

そう言ってその人は徐に胸元を探り、銃を取り出した。

 

 

 

 

…え

 

 

乾いた音と共に、マムの体が地面に落ちる。

 

『…は?』

「あっ…!?」

「っ!?」

 

一番早く反応したアキが前に飛び出ようとするが、肩を撃たれ、その次に姫野、そしてパワーが狙われる。

しかしパワーは銃撃をよけ、顎にパンチを喰らわせた。

 

「ちょんまげ!」

「っ、『コン』 !」

 

アキの声と共に、もみあげの男は狐の悪魔によって食われる。

顕現した狐の体の大きさも相まって、ラーメン屋は屋根が吹き飛び、半壊の状態になってしまう。

 

『…あいつ殺すか。』

 

マムの体を傷つかない位置に置きつつ、狐が口を開くのを待つ。

狐のことだ、どうせ耐えられなくてすぐ口を開く。

 

『…私の口に、とんでもないものを入れてくれたねぇ、早川アキ。』

「…どうでもいいからさっさと口開けろ。じゃなきゃお前ごと殺すぞ。」

 

マムの影から僕の本体を引っ張り出しつつ、狐に命令する。

 

『…』

 

僕が脅すと、狐はチェンソーと似たような異形になったもみあげ野郎を残し、すぐに消える。

 

「それでいいんだよ。…早川アキ。」

「…なんだ。」

「君邪魔。あいつは僕が確実に殺す。せいぜいお仲間の心配しといて。…あと、マムの体。傷ひとつなく守っておくように。」

「…わかった。」

「よし。」

 

早川にマムのことを任せ、クソ刀野郎を殺すため、あいつが落っこちたところに向かう。

 

『ぬうううん!』

 

刀野郎、どうやら再生速度はいい方らしい。チェンソーもそうだったしまあ当然か。

 

『ふんっ!』

 

でも

 

『せええいっ!』

「おっそい。…所詮は人か。」

 

間抜けに剣を振るってるこのクソ野郎に蹴りを入れる。

 

『ぐゲェっ』

「雑魚は雑魚らしく身分弁えてすっこんでろよ。僕とマムの生活を邪魔すんな。」

 

きっしょい見た目の頭を踏み潰してフィニッシャーを決める。

…頭潰しときゃもう動かないでしょ。

 

「…さて。」

 

確かあの刀野郎、変身する前に銃持ってたはずだ。

ボコボコになったあたりを軽く見回す。

 

「…お、あった。」

 

お目当ての銃を見つける。

それを握りつぶし、軽く僕の血を混ぜつつ固めてやる。

 

「あーっと言うまに銃の肉片のかんせーい。」

 

…あくまで偽物ではあるが、力を引き出しすぎず、マムを蘇生させるだけくらいならこれでいい。

 

「全く、あのカスが銃持っててくれてよかった。」

 

僕が生み出した肉片(偽)をマムの口に入れてやる。

すると、マムの心臓部に引き金らしい何かが生えてくる。

 

「よしよし。」

 

引き金に手をかけ、そしてそれを思いっきり引く。

あとはしばらく待てば蘇生するだろう。

 

「…はいみなさん注目。」

 

手を打ち鳴らし、その場にいた4課の目線をこちらに向ける。

 

「アキくんには事前に伝えておいたけど、君たちに言っておきたいことがあります。マムについてね。

さっき見てもらった通り、マムはデンジくんと同じような奴なんだよね。」

 

その辺でぶっ倒れてるデンジくんのスターターを引っ張って蘇生しつつ、話を続ける。

 

「まあデンジくんとは違って心臓が悪魔になってるわけじゃなくて銃の肉片が埋め込まれてるってだけだから血さえあれば蘇生できるってわけじゃないんだけどね。銃の肉片あれば例え頭撃たれてもマム蘇生できるってことだけ覚えといて。…じゃ、僕ねるからあとよろしく…」

 

力を使いすぎた。ちょっと駆け足な説明になっちゃったけど…ま、あとはアキくんがなんとかしてくれるよね…

 

 

目が覚めた時に見えたのは、アキさんが斬られたところだった。

 

「…まだ生きてる。デビルハンターのスーツは頑丈だからな。…トドメを刺して。」

 

あ、助けなきゃ…アキさん死んじゃう…

右手にくっついてる銃みたいな何かを徐にあれに向けて、左手で…引き金を、引く。

そうすると、あの刃物の人の頭が、吹き飛ぶ。

 

「…はっ!? …クソッ、情報と違うじゃん!」

 

奥にいた女の人が、刀の人抱えてどっかいった。アキさんは…生きてる。

 

「はは、は…よか…った…」

 

っあ、ちが、とまらない…

 




毎回最後ぶっ倒れてるなこのオリ主。なんでだろ。
と言うわけで澪ちゃん、心臓に銃の肉片いっぱい埋め込まれている系女子でした。
ぶっちゃけ悪魔の肉片を心臓に埋め込まれるって言う前例がないので難しいんですけど、多分契約みたいに能力使う上で対価入らないけども、その分武器人間sみたいに能力に反動がないってわけじゃないと思うんですよね。
なので能力使うたびにぶっ飛んだ反動がくるって言う今の感じになりました。
…もしここに銃の悪魔が乗り移ったらどうなるんでしょうね。
そしてさらっと救済される姫パイとアキくん。…タバコのシーン無くなっちゃうので批判覚悟だったりします。でも助けたい命がそこにあったんです…お兄さん許して...(懇願)

1部アニメ、流石に原作全部までは今年中に出ないと思うので、先に2部のストーリーで書こうと思うのですがどうでしょうか

  • ええやん
  • 1部から順番に書けカス
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