「...なぜ、わしを助けた」
『...ああ。生きてたんだ君。てっきり臓物と一緒に中でミンチになったもんだと。』
「嘘をつけ。わしはお主の戦いを間近でみた事がある。...お主のあれ、引きずり込める相手をピンポイントで指定しなければならないのだろう?」
目が覚めると、わしはコウモリの悪魔の臓物に寝っ転がっていた。
やつ...悪夢の悪魔に目をつけられたのに、だ。
やつの戦いっぷりはこの目で見た事がある。その能力も。
『...はあ。そこまで知ってるのか。』
「まあの。...で、なぜわしを生かした。わしはその体をコウモリに差し出したのだぞ。」
奴はため息をつきながら返事をする。
『本当は僕だって今すぐ君をぶち殺したいよ。』
「ならなぜ...」
『利用価値があるから。僕は今すぐ君を殺さない。だから契約しよう。』
「...契約じゃと?」
『そう。...近いうち、チェンソーマンは間違いなく復活する。僕はそれと戦ってみたいんだ。その時に邪魔をしなければいい。』
チェンソーマンの復活?
「...あれはもう復活しているではないか。」
『違う。今のチェンソーマンはあくまでデンジ少年だ。僕が言っているのは
「あれが復活するというのか...!?」
チェンソーマン。助けを呼ぶと現れ、呼んだ側、呼ばれた側の悪魔を全て殺し尽くす最強の悪魔。
『そう、そのチェンソーマンだ。僕はあれと殺し合ってみたいのさ。噂でしか聞いた事がなかったあれ。4騎士は戦ったことがあるみたいだけどあいにくその時僕は現世に行っていてね、戻った頃には終わっていた。だからその強さを確かめてみたいんだ。』
そう言い切ったやつの目には曇り一つなく。間違いなく奴は心からあの化け物と戦いたいと言ったのだ。
「...わかった。いいじゃろう。お主とチェンソーマンの戦いに手は出さない。」
『うん。ありがとう血の悪魔。...そうだ。ついでにもう一つ。』
「なんじゃ。」
『マキマにはこれ僕がやったって言っといて! マムじゃないからね?』
「...はぁ?」
何かまたでかいお願いをされるのかと思ったが、別にそんなこともなく、ただの小さな願いだった。思わず拍子抜けしてしまう。
『マムが怒られたらかわいそうだろ! そう言ってくれたら僕も君を庇ってやらないこともないから! あれにボコられたいなら別だけど!』
「...そ、それは勘弁じゃの...わかった、伝えておこう。」
『うん。じゃ、僕寝るから。マムのことよろし、く...』
それだけ言うとエンティティはそのまま眠ってしまった。
その頃になるとようやくわしの体は動いた。
倒れたエンティティの方に行ってみると、エンティティの体...澪のやつは何も知らん顔をして眠っていた。その姿はあまりに無防備で。
「...殺せるか。」
わしの直感が、やつを今すぐ殺せという。
血の武器を呼び出し、斧の形に変える。
あとはただ振り下ろすだけ。...だった。
「...っ!?」
奴は目を開けていた。
いつものあの子供でも、エンティティのやつとも違う雰囲気の目だった。そして間違いなく恐ろしい目だった。
殺すべきだ。だがこの斧を振り下ろしてしまってはわしが殺されるかもしれん。
「...くっ」
血の武器を解除する。
再びやつに目を向けると、その目は開いた様子もなかった。
「...わしの気のせい、であれば良いのだが。」
後ろから何台かの車の音がする。...頃合いか。
ちなみにコウモリの相方のヒルは別で動いていたデンジくんにぶっ殺されております。なので出番なしです。...最近自分の小説に自信持てなくなってきたんでよろしければなんか批評とかくれると大変ありがたいです。ーの意見でもOK。ついでにどう言う感じの展開だったら面白いかとかも書いてくれると嬉しいです。
1部アニメ、流石に原作全部までは今年中に出ないと思うので、先に2部のストーリーで書こうと思うのですがどうでしょうか
-
ええやん
-
1部から順番に書けカス