悪夢の悪魔   作:黒プー

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タイトル考えんのめんどくせぇ!


ホテルにて

「んむんむ! これんまいのぉ!」

「あ……あえ……。」

 

 

なんか、デンジさんが変だ。

今朝ご飯の用意とかしてる時も、食べてる今もずーっとぼんやりしてる。

今だってパワーさんにご飯取られても何も言わないし。いつもだったらすごい怒るのに…

 

「絶対なんかおかしい…」

『同感だねぇ。さすがに覇気が無さすぎるよ。デンジ少年!大丈夫ー?』

「………」

「オカワリ欲しいのぉ、お、食わんならよこせ!」

「あっ、パワーさん!?ちょっ、味噌汁がっ!?」

 

パワーさんはほんとにいつも通りだし、やっぱりデンジさんに何か起こったんのだろうか。

 

「とりあえず、食器片付けないと…」

『テーブルは任して〜。おいこらパワー。拭け。』

「わ、わかった!わかったから!」

 

 

デンジさんが変な感じになってた日から何日か。

私たちはマキマお姉さんの指示で、ホテルに立てこもる悪魔を倒しに来た。

 

「…このホテル内のどこかに潜んでいる。」

『うーん、銃の肉片食ったヤツいるのかな、結構強めの力感じるね。』

 

…なんだかすごい覇気か何かを感じたのはそういうことなのかな。

 

「銃の悪魔本人がいるんじゃねえの?」

と、デンジさんがアキさんに質問する。

 

「肉片が大きいほど強く引き寄せられる。この程度じゃ違う。」

「そ、そうなんですね…」

「…そういえば澪は銃の悪魔の肉片食ったヤツは初めてか。」

「は、はい。今まで弱めのやつばっかりだったので…」

 

今までパトロールとかで弱い悪魔を倒したことは何度かあったけど、銃の悪魔の肉片もちは初めてだ。強いって噂もよく聞くし、ちょっと怖い。

 

「はへぇ、それがマキマさんの言ってたやつの肉片かぁ。」

「いいのぉそれ!ワシによこせ!」

「…お前ら。敬語はどうした。」

「「はぁー?」」

「何の得もねえのに誰がてめえなんかに敬語使うかよぉ!」「人間は愚かで傲慢じゃぁ!」

「…」

「「早川先輩」」

 

デンジさん…ちょっと前までふわふわしてたのにいつも通りだなぁ…ほんとに何があったんだろ…

ついでに私もガムを貰っていると、横から声がかかる。

 

「早川先輩…これから一緒に悪魔と戦う仲間として、そいつらに背中任せて大丈夫なんですか!?」

「…」

「魔人にチンピラにガキって…自分は信用できませ」

はいマムバカにしたー。殺しまーす。

「うわあああああああ!?」

「わっ、わわ、エンティティ!?だ、ダメだよ!」

 

何が気に触ったのか、突然私の影からエンティティが飛び出してきた。

 

『え、何?マム、ダメだよ?実力も測れないようなバカには実力で分からせるのが1番手っ取り早いよ?』

「で、でも今から一緒に仕事する人だから!ダメだよ!」

『うーん、必死にお願いするマムも可愛いね〜!…クソガキ。命拾いしたね。次言ったらまずお前をぶち殺す。分かったらその臭い口塞いどけ。』

「ひっ…はっ…ひゅっ…」

 

よ、良かった…危うくこれから同僚になる人が死んじゃうところだった…

 

「...そう言うことだ。デンジとパワーはともかく、澪は信頼しないとむしろ殺される。気をつけろ。」

「は、はい...」

「それと。こっち二人に背中は任せない。悪魔駆除には基本この二人を先行させる。逃げたり悪魔に寝返った場合は、俺たちが殺す。」

「畜生みたいな扱いじゃな」

「...お前らに人権はない。」

『まー僕ら悪魔なんてそんなもんでしょ。ま、僕の場合は後ろから攻撃してきたやつとかぶち殺すだけだけどさ。びびって殴りかかってきたりしたら容赦しないからねー?』

「こらっ。」

『うーん...ちょっと痛い。でも可愛いよマム。』

 

むむむ...全然効いてない...

殴っても殴っても効いてる様子がないエンティティを睨んでいると、後ろからヒソヒソと声が聞こえる。

 

「こいつめっちゃキレてんじゃん...朝のアレのせいだな...。」

「あのイタズラは流石に不味かったかのぉ...。」

 

朝のイタズラ...あっ

 

「アレはイタズラレベルじゃねぇ! 殺すぞ!」

「えっ怖。何があったの?」

「...二人が朝寝てるアキさんの顔に...ね、猫のうんちを...」

「...うっわ。」

 

朝起きた時に隣からすごい異臭したから覚えてる...ものすっごい臭かった...

 

「うーん...でも流石にあんまり厳しくしすぎるのもどうかと思うよー?」

『...いや、猫のウンチの恨みは重いもんでしょ。あれすっごい臭いからね?』

「そ、そうだけどさぁ...よっし、私が一肌脱いであげようっ!」

「「...ん?」」

「今回の悪魔を倒した人にはなんと! 私がほっぺにキスしてあげまーす!」

 

...キス?

 

「「え”」」

 

最初に反応したのはデンジさんとほっぺに傷がある人だった。

 

「そ、そんなこと...そんなこと! やめてください! 結婚前の乙女が、そんなふしだらな!」

『えっめっちゃお堅い思考してんじゃんこのクソガキ。』

「ええ〜? ご褒美あったほうがやる気出るでしょ? ね〜?」

「う...うああ...」

 

キス...キスかあ。そういえば昔...すっごく昔に、なんだかお母さんにキスされた思い出があったような...。

 

「...キスは俺もいいや。大丈夫、やる気はあっから。」

「おろ?」

「俺は初めてのチューは誰にすっか決めてんだ。その人のために肉片だかなんだか集めてよぉ、銃の悪魔をぶっ殺すまでキスはしねえ。」

「...!」

 

アキさんの表情が、何やら変わった気がした。

『...あー。マキマの話かこれ。やるなああいつ...』

「ほぉー! アキくんの前でそれを言うか!」

「...それに俺は、大切なことを教わった。エッチなことは理解しあった人間同士でするから気持ちがいいんだ、名前も知らねえあんたの唇にゃあ興味ないねー。」

 

...真面目な顔をして話しているから、どんな言葉が出るのかと思っていたら、思ったより不純な動機だった。

まあ、それがデンジさんらしいけれど。

 

「...へぇ〜?」

 

そういうと眼帯の人はデンジさんに近づいて、耳元で何かを言った。

 

「...!」

「ええ...!?」

「...しゃああああ! どんな悪魔だろうが俺が殺すぜええええ!」

 

何を吹き込まれたのか、デンジさんは全力疾走しながらホテルに入っていく。

 

「ちょっ、おい! 待てよ!」

 

ほっぺに傷がある人もそれに続き、アキさんとパワーさんもそれに続いていった。

 

「...さ! 私たちもいこ!」

「あっ、その前にいいですか!」

「んー?」

 

い、行く前にちゃんと謝らないと...!

 

「あ、あの、赤ピンのお姉さん...」

「は、え!? わ、私でひゅっ!?」

「あ、あの、さっき、うちのエンティティが本当にごめんなさい!」

『えーマム!? そいつ関係ないじゃん! 謝んなくていいよう!』

 

だ、だってこの赤ピンの人、さっきエンティティが出てきちゃってからずーっと震えてるんだもん!

絶対エンティティがびっくりさせちゃったせいだから...謝らないと...!

 

『おいこら赤ピン。大丈夫って言え。』

「ヒッひいいいいいいいいい!? だだだ、大丈夫ですううう!」

「あっ!」

 

赤ピンの人は断末魔を上げながら、一目散にホテルに駆け込んでしまった。

 

「あうう...」

『大丈夫だって! 許すって言ってたじゃん!』

「あはは! でも君ほとんど脅してたじゃん!」

「あ、眼帯の人...」

 

少ししょんぼりとしていると、後ろにいた眼帯の人に声をかけられる。

 

「コベニちゃんビビリだからさー、しばらく近寄れないと思うよ? あそこまで脅しちゃうと。」

「ううう...どうしよう...仲良くなりたいのに...」

「仲良くなりたいの? なんで?」

「だって、これからみんなで悪魔倒しに行くわけですし...」

 

そう言うと眼帯の人は残っている目をすっと細めて、こういった。

 

「みんなここで死んじゃうかもしれないのに、なんで仲良くなる必要あるの?」

「えっ。」

 

思わぬ返事が返ってきて、ホテルに向かおうとする足を止めてしまう。

 

「別に仲良くなる必要ないじゃん。」

「そう...だけど...」

『めんどくさいおばさんだなぁ! マム! ほらさっさと行かないとちょんまげ少年に置いてかれるよー?』

「...一期一会、だから...死んじゃったとしても仲良くなっておきたいんです。」

「...ふーん。それだけ?」

「...いいえ。」

 

違う。それだけなわけがない。ただあった人と仲良くなるだけじゃ意味がない。

 

「...私が、みんな守るから...!」

『...かっこよ。 マムこんなにカッコよくなれたの? 惚れそう。』

 

今までは守ってもらう側だったけど、でも私にはエンティティがいる。だから今度は、私がみんなを守るんだ。

 

「...ふふ。傲慢だね。...でも面白い。」

「...」

「うん。じゃあまずは私と仲良くならない?」

「...もちろんです!」

「うん。私は姫野。よろしく。」

「み、澪です! よろしくお願いします!」

 

...やった! 友達増えた!

私が嬉しくてニコニコしていると、ずっと陰から話していたエンティティがにゅっと顔を出す。

 

『へえ? あんたは直接悪魔連れてるんだ?』

「...わかるんだ。透明なのに。」

『においでわかるよ。あいつだろ? インキャ幽霊。 昔戦ったけどさ、ずーっと透明だからもう面倒臭いのなんのって。』

「...戦ったの!? ...澪ちゃん、君の連れてる悪魔何者?」

「わ、私の家族としか...」

『マムとは生まれた時から一緒だゼ。羨ましいだろ?』

 

その言葉を聞いた姫野さんは、ニヤッと笑いながら言葉を続ける。

 

「...すごいね、君。」

「いや、私は別にすごくないから...」

『いや、僕マム以外だったら食ってたよ? マムの魅力がすごいんだって。本当本当。』

「...はっ。」

 

ど、どうしよう...いつの間にか話し込んでた!?

 

「あわわ、姫野さん! そろそろ行かないと!」

「あっ本当だ! やべえ結構話してた!」

「か、華山さん! お願いします! 姫野さんも!」

 

慌てて華山さんを呼び出し、担いで走ってもらった。

 

 

 

 




もはや車とかしている鬼さん。他のダッシュ組と比べて安定性がダンチだからね仕方ないね。(チェーンソーで走ってたり壁にぶつかりまくって走るやつ見ながら)

1部アニメ、流石に原作全部までは今年中に出ないと思うので、先に2部のストーリーで書こうと思うのですがどうでしょうか

  • ええやん
  • 1部から順番に書けカス
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