Ghost Flowered   作:伝説の超三毛猫

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自分で蒔いた種は自分で刈り取るしかない。
第7話です。思い付きでとんでもないヤツを生み出してしまった。これも結局自分で蒔いた種と言う事か。


You have to reap what you sow.

 八仙紫の朝は早い。

 毎朝6時には必ず布団から出て、朝食を済ませ、自身のセーフハウスからまっすぐ『喫茶リコリコ』に向かう。どこかの金髪とは違い、絶対に寝坊はしないのだ。

 

「おはようございま~す」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「おはようございます!」

 

「………あぁ、紫か。おはよう」

 

「アンタ、来てたのね」

 

「……」

 

「あのさ、毎日2回挨拶されないと気付かないのやめてくれない?」

 

「最初の頃は10回挨拶してたーなんて文句もザラだったじゃない。成長したわよ」

 

「普通は1回で事足りるんだよ! あとクルミちゃんに至ってはまだ気づいてないし!!」

 

「…ん?紫か。悪いな、ちょっと手の離せない作業があっただけだ」

 

 何気に不憫な挨拶を交わした後で、紫は地下の射撃場へ向かう。

 その傍らに置いてあるのは、複数の重りが突き刺さったかのような鉄の棒だ。立てるだけでミズキの身長ほどある。

 無骨なそれを軽々と持ち上げると、素振りを行うのだ。

 

「151…152…153…」

 

 千束やたきなでも持ち上げるのに一苦労しそうな鉄塊を、まるで竹刀で素振りでもするかのように一心に振り続ける。この日課は、リコリコに来る前から行っている。

 お陰で紫は、同年代のJKが絶対に使えなさそうなM19マグナムを片手撃ちできるまでになった。紫は存外、ロマンの為の土台作りは欠かさない質である。

 やがて鉄塊の素振りが終わると、風呂場に直行して滝のような汗を洗い流し、牛乳を相当量飲み干してからリコリコの制服姿に着替えるのだ。そうして、『喫茶リコリコ』の開店を待つ。

 

「はぁ……」

 

 先述の日課は、精神統一の面もある。

 周囲にスルーされやすく、キレたり泣いたりをよくする紫は、精神を落ち着かせる時間も欲したのだ。

 その影響で、大抵のことは朝の日課を行えば雑念は飛んでいくようになった。

 だがそれでもなお、今日は気分が重かった。何故なら。

 

「千束が来ましたー!ごめ〜〜ん遅刻した!」

 

「開店まで時間ないですよ。急いでください」

 

「まぁいい。鈴蘭組行くのは午後からだ。焦らず準備しなさい」

 

「あ、そっか。依頼の日、今日か」

 

「行きたくねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」

 

 ―――紫が本部で楠木に頼まれた『鈴蘭組の調査依頼』。今日がその当日だったからだ。

 

 

❀❀❀❀❀

 

 

 その依頼は当然、楠木からミカへ根回しがなされていた。

 そうなれば、ミカ側としては、情報共有のために紫から話を聞き出そうとするのは至極当然だ。

 だが、紫は渋った。その情報を話すと言う事は、紫がかつてリリベル達にやらかした事実を全て白状する事と同義だったからだ。

 流石に「しつこいロリコン野郎共を去勢しておいたのさ!」などと言えるわけがない。

 だが、DA元情報部のミズキに先手を取られたのだ。

 

『あんたがやった事は知ってるわ。リリベルを去勢しまくったんでしょ』

 

 千束とクルミは耳を疑い、ミカはどこか悟ったように俯いて、紫は何故それをという顔をする。無邪気に首を傾げているのはたきなだけだ。

 たきなにリリベルの基本情報を教えた後、黒歴史を話されまいとしているかのように暴れる紫を、千束と二人がかりで止めながら、ミズキは洗いざらい全てを話した。

 スタンドプレーの化身であった事、差し向けられたリリベルを全て返り討ちにした上に金○を破壊した事もあったこと、リリベルの大規模作戦まで生き延びたどころか、リリベルそのものを壊滅させたこと。6年前にリコリコに転属になったこと。

 紫の過去を知ったリコリコの店員たちの反応は様々だ。

 

『うわぁ…紫、あんた私と会う前そんな事してたの? 引くわー』

 

『…………合理的、ですね』

 

『エグすぎるな。睾丸も一応内臓だぞ』

 

『すまない紫…それは流石に庇えん』

 

『こーなると思ったから話したくなかったんだよぉぉぉぉぉぉぉ!! なんで言っちゃうのさミズキのバカああああああああああああああああああああああああっ!!!』

 

『情報共有は当たり前でしょうが』

 

 死よりも凄惨な仕打ちに引く千束。言葉に困って精一杯の感想を言うに留まるたきな。紫のクレイジーさを的確に述べたクルミ。同じ男ゆえに悲壮感溢れるミカ。赤面しながら泣く紫。

 

 この後、恨み言をぶつけられてもどこ吹く風といった様子のミズキを主導に、調査日時や鈴蘭組の場所の確認などのブリーフィングが行われたのであった。

 

 

❀❀❀❀❀

 

 

 そんな紫にとっては忘れたい黒歴史の暴露と言う名の黒歴史から1日。

 12時を回り、太陽が中天を過ぎた時刻から、鈴蘭組への調査がつつがなく開始しようとしていた。

 

「いい? 言っておくけど、私達戦いに行くわけじゃないからね」

 

「しかし、リコリスの始末も担っていた部隊の調査なんて…危険すぎると思いますけど」

 

「楠木さんの事前情報では、そんなことないと思うけどね」

 

 千束と紫、たきなが制服姿のまま鈴蘭組の住所へと歩いていく。

 鈴蘭組の住所は、両国―――リコリコのある錦糸町から、駅で一駅分だけだ。交通の便が非常に良いので、スタートが午後からでも大丈夫だった。

 やがて、両国で電車を降り、鈴蘭組のいる建物まで歩いていく。見た限りでは、普通のビルにしか見えない。中に入れば、奥からそのビルの住人らしき人物が出てきた。

 

「あら~ん、いらっしゃ~い♥ 可愛いリコリスちゃんたちねん。うちには遊びに来てくれたのかしらぁん? 来てくれて、アタシ嬉しいわぁ♥ たっぷりおもてなししちゃうわよ~ん♪」

 

 そいつは一言で言うと、化け物であった。

 身長2m程度、全身に筋肉と言う天然の鎧を纏い、劇画かと思うほどに濃ゆい顔に、ファンデーションやらアイシャドウやらリップやらを乗せて更に濃くなった顔を笑顔にして出迎えている。頭頂部と側頭部の境部分のみをスキンにした坊主頭。動くたびに全身の筋肉がピクピクと動きギシギシと音を立て、両手を頬の隣で組み、くねくね動いている。服装は………サイズを一回り間違えてるんじゃってくらいのピンクのポロシャツ。そして、ピンクのラインのジャージ下。これ以上は語るべきではないだろう。少なくとも、しっかり着ている筈なのに、街で見かけたら変質者として通報されそうな恰好とだけ言及しておく。

 千束とたきなは硬直する。特にたきなは意識が飛び掛かっているのを、咄嗟の戦闘態勢で誤魔化しているといった様子だ。獲物を持ってきていなかったら、卒倒していただろう。千束も千束で、生涯最強の敵とでも出くわしたかのような、でも余裕の笑みは崩さないように努める。

 

「あらあらぁ~ん? どうしちゃったのよ二人共? せっかくの可愛い顔が勿体ないわぁ~!ほら、笑って笑って」

 

 どうかしているのはお前の方だ、笑えないのはお前の存在そのものだ!

 …と突っ込みたい気持ちに駆られたが、二人はなんとか堪える。幼い頃から凶悪なテロリスト達を一方的に蹂躙してきたリコリスだったが、この化け物には勝てる気がしなかった。

 ……だが、紫は違う。

 

「ごめんねクリスさん。二人とも、あなたみたいな人はは初めてで慣れてないの。大目にみてくれないかな?………あと、私いるから」

 

「あら……!! ごめんなさい紫ちゃん!!またあなたのこと見落としちゃってて……!

 でも、後ろの子達については分かったわ。そういうことならしょうがないわねぇ~ん」

 

「「!!?」」

 

 千束とたきなは驚愕した。

 紫、何故ソイツと話せる!?知り合いか?知り合いなのか!?

 目線だけでそう語っているかのようだ。

 

「ちょっと紫! どうしてあんな化け物と会話なんて出来るんですか!?」

 

 たきながそう質問した瞬間、彼、いや彼女は叫んだ。

 

「だぁぁ〜〜れが、どんなテロリストも裸足で逃げ出す、見ただけで発狂間違いなしの、変質者よりも悍しい化け物だゴラァァァァァァァッ!!!」

 

「ひゃあぁあ!? そ、そこまで言ってません!!?」

 

 あのセカンドリコリスである筈のたきなが、年相応の女子高生のような及び腰になってしまっている。

 それ程までに、この男、いや女………クリスの怒りの絶叫は相当なものであった。

 

「ば、バカ! この人は怒らせちゃ駄目だって! 『デリカシーに欠けてた』って謝んな!!!」

 

「は、はい……………す、すみません、配慮に欠けてました……」

 

「分かれば良いのよん♥」

 

 クリスと呼ばれた化け……オカマの機嫌が直ったところで、紫は二人がおそらく今一番気になっているであろう事の紹介を始めた。

 

「千束、たきな。この人はクリスティーナ・リングベルさん。こう見えて、凄腕の銃工(ガンスミス)なんだよ」

 

「「が…ガンスミスっ!?」」

 

「クリスさん、こちら、私の同僚。

 千束とたきなね。よろしく」

 

「よろしくねん、千束ちゃん、たきなちゃん♪」

 

「なぁ、紫。どこで出会ったのこんな濃ゆい人…!」

 

「千束と合う前に、任務で潰した組織の中に、たまたま捕まってたのをね。DAと契約して、リコリス達の銃のメンテや注文を受けてるんだって」

 

 見えない。目の前のオカマが、そんなDAのガンスミスには決して見えない……!

 だがそれを言ってしまえば、再び化け物の咆哮の餌食になるため、ただ黙っておくという賢明な判断をした千束とたきなである。

 

 自己紹介が終わった後は、クリスに連れられて建物の中を案内されることになった三人。

 そこですれ違うのは、すべて男……しかし、所々女々しい動きが混じり、紫を認識した際も……

 

「あら。よく見れば、紫お姉さまがいるわ!」

 

「本当だわ!あぶないあぶない、見落としちゃうところだったわ!」

 

「やぁねえ~、相変わらずの隠密っぷり、惚れ惚れしちゃう!」

 

 …………なんか、ことごとくオネエっぽい。というか、言動がオカマそのものである。しかも、紫のことを「お姉さま」と慕い仕上がっている人種もいる。

 元リリベルである筈の彼らが、元々の男らしい服装のまま女言葉を使っている様子に、紫はグロッキー寸前であった。自分で蒔いた種とはいえ、こんなオカマたちと向き合うのはかなりというレベル以上に酷だった。

 

「……本当にあれらがリリベルだったんですか?」

 

「あー、それは間違いないよ。な〜んかうっすらと見覚えのあるヤツがいるもん。だからこそどうしてこうなったのか理解できない」

 

「そりゃお前、紫がリリベルのち、ちん………股間を撃ち抜いたからこうなってんだろーが」

 

「ゴフッ」

 

「紫ちゃん!?」

 

 千束から事実を突きつけられ、崩れ落ちる紫。

 哀れだが、言おう。全て紫の自業自得である。

 勝手にくたばった紫を介抱しながら、たきなは冷静に……努めて冷静に、クリスティーナに気になった事を尋ねた。

 

「あの……クリスティーナさん。どうしてここの元リリベル達は、紫を尊敬しているんですか?

 確か…ここの人達、もともと紫を始末するために送り込まれたんですよね?」

 

「あら、たきなちゃん。その情報どこで……千束ちゃんか紫ちゃんから聞いたのかしら?

 気を付けてね。その情報、かなり重要な機密に分類されるネタだから」

 

 クリスティーナは、そう言ってから、答える。

 元リリベル達が、そこまで紫を慕うようになったそのワケを。

 

「これはね、リリベル(あの子)達の言ってたコトなんだけど。

 紫ちゃんに返り討ちにされた子の中に、彼女からこういう言葉を貰った人がいたんですって―――」

 

 

『つまらない人生だね。言われたまま殺すだけ。殺そうとしたヤツがホントに悪人かどうかも分からない。知ろうともしないなんて、ホントにクソみたいな人生……』

『―――私はお前たちみたいには絶対にならない』

『人生やり直せこの規制済(ピ――ッ)野郎』

 

 

「それから、あの子達、紫ちゃんの様子を見てみたらしいのよ。

 そしたら、リコリコに転属して千束ちゃんと人助けする日々。最初はね、あの子達も馬鹿にしてたわ。だからね、アタシ冗談交じりに言ってみたの。『一回だけでいいから、真似してみたら』って。」

 

「え」

 

「そうして、何でもないボランティアに行った子たちがね。帰ってきた後アタシに言ってきたのよ。

 『悪くない仕事だった』ってね………そこからあの子達の中で、紫ちゃんの存在の意味が変わっていったんじゃないかしら。

 そうじゃなきゃあ、紫ちゃんを見習ったり、アタシの言葉遣い真似たり、新しく支部建てようなんて行動できないわ」

 

 「それ以来、ここは人助けの仕事をする支部として動いているわ」と、そう締めくくるクリスティーナの言葉は、傍から聞けば感動できるものだ。

 リリベル達が、初めて行ったボランティアで、人の優しさに触れ、そこから考えが変わり……やがてきっかけを与えてくれた紫に恩義を感じるようになった。事実ならば、素晴らしいことである。

 ただし―――事実ならば、だ。

 

「成程……そうだったんですね紫―――ってどうしました? 顔色悪いですよ?」

 

「あ…え? なんで? そ、そ……そうはならんやろ…」

 

「おいコレ絶対そんなつもりはなかったって顔じゃねーか!?」

 

 残念ながら、全て誤解であった。紫がリリベル達にきっかけとなる言葉を一言一句違わずに言ったことは事実だが、リコリコに転属した事も千束と人助けをしていた事も全て偶然であった。少なくとも紫にとってはそうだった。

 

「紫」

 

「ふぇ?」

 

「なんであんな事言ったんですか」

 

「だ、だってぇ……もう二度と来て欲しくなかったんだもん……

 殺すのはご法度だし……だったら、死んだ方がマシになるほど拷問しないとってなるじゃぁん……」

 

「ならねーよ過激すぎなんだよ紫は! 拷問好きの悪役か!」

 

「あうっ」

 

「…まぁ、本人が何を思ってやったのかはさておき。

 大切なのは行動よ。それができた分アナタは立派だと思うわ、紫ちゃん」

 

 千束がただでさえ凹んでいる紫にチョップをお見舞いする。

 このやりとりで紫の真意をなんとなく察したクリスティーナは、「まぁ大丈夫よ、今の彼らはアタシの元で漢女の何たるかを学ばせてるから」と、フォローをした。が……リコリコ三人娘は、その言葉になんて返せば良いのか、まったく分からなかった。

 

 紫と元リリベル達の嬉しいようなやるせないようなすれ違いを実感し、無言になった三人に、クリスティーナが何かを思い出したかのように、「あ、そうそう」と沈黙を破る。

 

「紫ちゃん、頼まれてたアレの修繕、終わってるわよ」

 

「! 本当!?」

 

「?」

 

「おーアレか。良かったじゃん!」

 

 しょげていた紫が一気に水を得たかのように復活するのを見て、何事かと思うたきな。

 それに対して千束は、紫がクリスティーナに頼んだという『アレ』に心当たりがあるようだ。

 何事かと知りたくなったたきなだが、「見た方が早いわよ♥」と誤魔化すクリスティーナに引いてしまって、実物を見るしかなくなってしまった。

 

「じゃーん! チェーンのとこ、直しといたわよ♥」

 

「わぁぁ! ありがとう、クリスさん!」

 

 クリスティーナが紫に手渡したのは、チェーンネックレスだった。

 よくよく見ると、ネックレスにペンダントがついている。手裏剣を咥えた赤い瞳の犬を模したそれは、蛍光灯に照らされて銀色の光を放ち、この場の人間の瞳に映り込んだ。

 

「紫、それは?」

 

「千束のチャーム(フクロウ)と似たようなモンかな。私のコレは誰かに貰ったとかじゃなくて、生まれつき持ってたものだけどね」

 

「不思議よねぇ、アタシ、こんなデザインのペンダント見たことないわ。素材も最高級品だし!」

 

「ねー。一体、どこでどうやって手に入れたんだか」

 

「それの意味とか、分からないんですか?」

 

「全然。まぁ、お守りみたいなモノかな。これで弾丸はじいたとか、映画みたいなのないしね」

 

「…そんなこと言うのは千束だけです」

 

 リコリスとして生きている分常識には疎いたきなは当然、フリーのガンスミスとして生きていたクリスティーナさえ見たことのない一品。

 何故それを一介のリコリスである紫が持っているのか分からないまま……いや、分からなくても良いのかもしれない。

 クリスティーナからペンダントが戻ってきた時に見せた紫の顔が、とても穏やかで、幸せそうな笑みだったから。千束とたきなは、そう確信した。

 

「紫」

 

「なに? たきな」

 

「それ、千束みたいに見せて出しておいた方が良いですよ」

 

「え、そうかなぁ」

 

「そうだよ紫! 超似合ってる!」

 

「…そうなの?」

 

「えぇ。―――最高ですよ」

 

「……! あぁーっ、こいつらーっ」

 

「あらあら、うふふふ」

 

 女性3人…否、4人?の時は、静かに、穏やかに流れていった。

 

 

❀❀❀❀❀

 

 

 余談になるが。

 

「ねぇーー、楠木さんへの報告書どうしよう~~っ? 誰か助けてー! ミズキー、クルミー、先生ー」

「ワガママ言わないの。実際に行ったのはあんたでしょ」

「すまん、僕は立て込んでいる」

「受けた仕事は最後までやることだ」

 

「ぐっ……正論ばっか言いおって………千束ー? たきなー?」

「あ、あー、昨日は映画徹夜で見たから眠いわー手伝えないわー」

「リコリコの看板娘の仕事がありますので」

「嘘をつけェ!!! 誰も客いないだろ! ねぇ今のうちに一緒に書き上げちゃおうよー!!」

「「……………」」

無視すんなァ!!!

 

 楠木への任務の報告書の作成の際、紫の呼びかけに答えるものはほぼいなかった。

 流石にこの後ミカから「丸投げは可哀想だから手伝ってやりなさい」とお達しが来た事で千束とたきなも報告書の作成に当たった訳だが、元を正せば紫宛ての任務であったため、報告書の作成の7、8割を紫が担うハメになった。

 




八仙紫
 ……千束とは違って、割と健康的な生活を送っている。更に、リコリコ三人娘の中では一番力持ちでもある。また、千束みたいに、トレードマークを持っている。だが、金色の梟ではなく、銀色の身体と赤い瞳をしていて、手裏剣を咥えている犬のペンダントである。千束のように明確にだれそれに貰った、という記憶はなく、物心がついた頃には持っていた、とのことで…?

錦木千束
 ……オカマにはビックリしたが、よくよく考えれば身近にゲイがいたっけと思い、すぐにクリスティーナと打ち解けられるようになる。

井ノ上たきな
 ……オカマには超ビックリした。怒らせちゃったことで、若干苦手意識が生まれてしまう。ただ、凄腕のガンスミスという情報は信じてみることにした。

クリスティーナ・リングベル
 ……某異世界のオカマを髣髴とさせるような、化け物染みたガンスミス。鈴蘭組の責任者も兼任しており、そこに配属された元リリベル達に、漢女道を説いている他、リコリスやリリベルの銃のメンテナンスや修理、発注を受けている。鈴蘭組では、オカマと化した元リリベル達に、あらゆる人助けの仕事を命じている。そのため、ご近所からの評判はかなり良い。イメージCVは募集中。イカしたオカマ役がハマりそうな人なら誰でもOK。
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