kからあなたへ   作:astroswitch

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あとがき

 

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

 

風都探偵のアニメ化でW熱が見事再燃した結果、何年ぶりかのライダー二次創作に手を出すこととなりました。ほぼほぼ勢いとあとちょっとの理屈だけで書いた作品ですがお楽しみいただけたなら幸いです。

書いていてWの世界観の自由度と拡張性の高さを改めて思い知りました。そりゃ続編も作られるしガイアメモリの完璧な兵器呼ばわりも納得です。なによりWの手持ちで上手く勝てる能力の塩梅を探るのがとても楽しい。「強そうだけどこんな穴が!」というのを思いつけた瞬間は非常に気持ち良かったです。

 

反省点として、あまりにミステリに不慣れなので犯人当てとして必要な条件を満たしていない+犯人が登場人物から絞られない、とメチャクチャな構成になってしまった点です。単純に実力不足を痛感しています。

 

今回はフィリップに焦点を当てた話でしたが、翔太郎や照井主役回も書きたいなぁ…という気持ちはあります。特に翔太郎メインの話は構想を練っている段階なので、上手く行けば……というところ。犯人当てのやり方やトリックが上手く思いつくか否かですね。出来上がればまた投稿するので、その際にまたお読みいただけたら幸いです。

 

繰り返しになりますが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!

 

感想・ご意見・質問などお待ちしております。

 

(次からは今作の簡単な設定などのまとめです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・サブタイトルについて

 

「kからあなたへ」のkは「影」「神田孝介」をメインの意味としています。

 

また正体発覚後はフィリップがシャドウのことを「『貴様』から『あなた』」へと呼び変わっていたのですが、気付かれたでしょうか。その変化もサブタイトルに込めています。

 

 

・独自設定

 

シュラウドの職業:テレビ本編でも漫画でも一切語られていないため、シュラウドとなってからメモリ周辺の開発能力が劇的に伸びたとも考え辛いので「元から工学者だった」ということにしました。

 

フィリップの夢:「特殊な頭脳領域と精神形態なので明晰夢を見ることも少なくない」というのはそれっぽいこと言ってるだけで完全に独自設定です。フィリップの夢見に関しては公式には一切分かっていません。

 

園崎家使用人について:「古株」についてはテレビ本編で冴子と若菜がドーパントに変身して喧嘩をするような場面に控えている使用人がいる、という描写から膨らませた形です。なお「神田も影が薄くて視聴者に見えないだけで実はそういうシーンにいた」という形で登場している……という非常に苦しい言い訳を考えていました。

 

 

 

 

・神田孝介 演 / CV:堀内正美 / 銀河万丈

 

かつて園崎家の執事を務めていた男性。62歳。シャドウメモリを用いてシャドウ・ドーパントに変身する。

 

若い頃は「番犬」と呼ばれた風都でも名の知れた喧嘩師、アウトローだったが、園崎琉兵衛と出会い互いに窮地を救い合ったことで彼について行くことを決意。園崎家の使用人となった。

 

執事として忙しない毎日を送っていたが、今から十数年前に園崎来人がガイアゲートに落ちデータ人間と化した事件をきっかけに人としての道を誤った琉兵衛がミュージアムを組織したことで彼の歯車も狂い出してしまう。止めるべきと思いながらも主従を言い訳に屈し (琉兵衛のテラーによる影響も少なからずあった)、メモリに手を出してしまったことを悔いながらも止まることができず、カタギに手を出さないという誓いは血で塗り潰されてしまうこととなる。

 

能力を駆使し組織にとって障害となる人物を人知れず始末する、もしくは組織からの離反者を処理する準幹部クラスの「粛清者」として活動していたが、琉兵衛の敗北によって忠誠を誓った主人と組織を失い、一人街の影に身を潜めて生きるようになった。

 

その頃万灯から接触され裏風都への参加を提案されるものの、園崎とミュージアムへの忠誠を理由にこれを拒否。万灯もハイドープを殺すのを惜しんだこと、その答えを確信しながらの問いかけだったこと、必要とあればいつでも消せること等の理由から決裂しながらも始末されずに生存する。

 

そしてラーフ・ドーパントの死仮面事件を契機に中途半端な自らの人生にケリをつけるべく行動を開始。復讐心もあったが、あの日琉兵衛を止められなかった罪悪感から生じたフィリップ=園崎家に裁かれたい(メモリブレイクではなく殺されたかった)という気持ちの方が強かったためにあえてフィリップに挑戦するような形で事件を仕掛け、以後本編通り。

 

雑記:風都探偵の重要登場人物はイニシャルの文字が同じであることが多いため、それを踏襲してK.Kというイニシャルにしています。

 

 

・メモリ密売組織「ガーデン」

 

・東風村明夫

「ガーデン」のリーダーの男。享年24。

 

就活生だった頃に行ったメモリ売買で大金を得たことで金に目がくらみガーデンを組織。なるべくリスクを避けて立ち回っていたが、組織につけた名前が最大のリスクであることまでは想像が及ばなかったようだ。

 

雑記:言及はなかったが彼も「LION」のガイアメモリを所持していた。これは当初ガーデンの名付け理由の一つとして「風都を庭にし、そこを闊歩する王者たち」ということで構成員のメモリを動物系(ライオン、サイ、ハイエナ、ホース)で統一しようとした名残。話の展開に関わらないのでオミット。

 

 

・シャドウメモリ / シャドウ・ドーパント

 

「陰影」の記憶を内包するメモリ。色は漆黒でコネクタは左掌。

なお神田は実質的な準幹部級だが本人がメモリのコーティングを固辞したためシルバーではない。

見た目はぶっちゃけ「名探偵コナン」の犯人の正体発覚前のシルエットから目鼻耳口を取り除いた姿。黒さに関しては「黒色無双」という塗料を検索してください。

 

身長:可変 / 体重:測定上は0、参照する際は変身時のウェイトに準ずる

 

・能力

 

非実体:影であるため実体がなく、あらゆる物理的な攻撃が無効。このためアクセルの出番が一切無くなった。

 

変形:影絵などがあるように様々な形を投影できることから生じた性質。腕を刃に変えたり、全身を球(円)に変えたり、体の一部に穴を開けて攻撃を回避する、といった使い方ができる。

 

影への干渉:影に触れることで様々な影響を及ぼす。その際、影が平面に映る性質から二次元的な干渉となる。影は本体と繋がっており、影に与えた影響は本体にフィードバックされる。このため見た目以上の破壊活動も可能。例えば100mを超えるビルの端の部分を掴んで引き裂けばその通りにビルが割れ、折りたためばその通りにビルが曲がろうとする。

 

陰影との同化:暗がりに潜伏する。潜伏した暗がりが繋がっている部分からならどこからでも出現できる。またこれを利用することで自身の表面積を擬似的に広げることができ、シャドウフィールドの展開や自身の巨大化に繋がる。

なお“影”は見たまま光と物体の関係によって生じる影の範囲だが、“陰”は太陽を基準とすることで「太陽の光が届いていない暗がり=夜中の空間全て」を陰の範囲とする。このため夜中限定で影が繋がっていない場所でも出現可能。理論上は夜時間の地球の半球上であればどこへでも行ける。

 

影の世界 / シャドウフィールド:陰影と同化した状態でシャドウ自身の体組成を拡散、その面積分を掌握することで一時的に巨大化した自身の内側に相手を取り込む。相手の影が常に自分の内側に投影されるため「影に触れている」扱いとなり、直接攻撃が可能となる。かと言って攻撃してくる部位も非実体、かつその瞬間だけ形を持つため反撃は無意味である。何らかの対抗手段を有していない限り嬲り殺されて終わる、文字通り必殺の技。

 

陰口を聞く:ハイドープになったことで覚醒した能力。風都全域の人間が話していることの全てがテレパシーで聞こえてくる。集中すれば特定の人物の会話だけへの注意もできる。この能力でミュージアムに不都合な人物を探し出し抹殺していた。

ただし昼夜場所を問わず常に聞こえ続けるためまともに取り合うと発狂する。だが神田にとってはこの能力のせいで好きだった街の風の音が聞こえなくなり、その方が精神の均衡に影響を与えた。

 

影が薄くなる:ハイドープになったことで覚醒した能力。人から極端に認識され辛くなる。ほとんどの人間は直接対面するまで彼に気付けなくなり、対面してもその後彼のことを覚えているのが困難になる。当然メモリに手を付ける前の彼を知っている人物には効果がない。本人的には組織の暗部に生きる身として願ったり叶ったりな能力だった。

 

精神干渉波(恐怖):シャドウに対する恐怖感が強まる。人が暗がりを本能的に恐れることから生じた能力。そのものなテラーを倒したW(特に翔太郎)に今更それ以下の恐怖攻撃をしたところで無意味なのでオミット。

 

 

・弱点

 

光:メモリの力を持つ強い光に照らされるとダメージを受け消滅する。「SUN」「LIGHT」「FLASH」等のドーパントと戦うと10:0で負ける。光を操って戦うオーロラも同様であり、それを理解していたため万灯は神田をいつでも消すことができた。

 

影の世界 / シャドウフィールド:本編通り相手からの攻撃が通用するようになると全面当たり判定かつ必中のボーナス状態となってしまう。また拡大に伴って自我が引き伸ばされていくため、あまり広範囲の陰影を掌握すると却って拡散し切って精神崩壊・消滅を招くというリスクが存在する。神田は本人の精神力が強かったこと、可能範囲の見極めができたことで使いこなせていた。

 

 

・オリジナル必殺技

 

メタルガストライク:サイクロンメタルのサイクロンMD技。風を纏ったメタルシャフトによる超高速打突。「突き」と「投げ」の2種類で繰り出すことができ、「突き」だと中距離最速のカウンター技として、「投げ」だとメタルシャフトを手放すリスクが生じる分風の速度上昇を完全に受けるため突き以上の威力が出る。

基本9フォームのマキシマムはボディとソウルによって対になる性質を持つ傾向にあるため、連続攻撃のメタルツイスターの対、一撃必殺技として考案。

名前の「ガストライク」は造語で「gust(突風)」+「strike(攻撃)」から。

 

 

トリガーサンフレア:ヒートトリガーのヒートMD技。炎の力をより強化した火炎弾を複数発射、爆炎によって広範囲を焼き払う焼夷攻撃。元々威力の高いヒートトリガーのマキシマム+攻撃範囲拡大によって使いどころが非常に難しい。

メタルガストライク同様、熱線のトリガーエクスプロージョンの対、範囲攻撃として考案。

「サンフレア」はそのまま太陽の炎だが、これは次の必殺技に向けてヒート=太陽のイメージを与えるため。

 

 

ビッカーエクリプスクラウン:プリズムビッカーのヒート+ルナMD技。金色の光刃を纏うプリズムビッカーを投擲し相手を切り裂く。作中披露版はサイクロンのMDをドライバー側で発動、風で速度を増して威力を向上させている。

本作の前に関係ないところでいくつか考えていた技の一つ。「影」の敵に対し「光が遮られても確かに見える光」という「日食」がちょうどよかったので採用。

エクリプスクラウン=日食の輪。ヒートが太陽、ルナが月、プリズムビッカーが円。

 

 

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