XR250で銀杏商店街の喫茶どんぐりにやって来るヒナギク。
開店準備をしていたマスターの
「あら、バイク買ったの?」
「うん、移動に便利だから、免許取って買ったの」
「来たところ悪いんだけど、オリーブオイル買ってきてくれないかしら?」
「分かったわ」
ヒナギクはバイクで食品店へ向かう。
背後からバイクが接近し、横に着ける。
「姉ちゃん可愛いね。俺と付き合わない?」
「間に合ってますから」
「どこへ行くの?」
「オリーブオイル買いに行くんです。ついて来ないで下さい」
「そんな連れんこと言うなって」
食品店に着く。
バイクから降りる二人。
店に入った。
ヒナギクは食材コーナーに向かい、男がそれを
「ついて来ないで」
ヒナギクはオリーブオイルを取り、レジでお金を払う。
袋に入れてもらったオリーブオイルとレシートを受け取り店を出る。
「自己紹介がまだだったね。俺、
「しつこいわね」
タンクバッグにオリーブオイルをしまい、エンジンをかけて喫茶どんぐりを目指す。
「ねえ、待ってよ!」
男がバイクを横につける。
ヒナギクの脳裏に実の姉、
「お姉ちゃん!」
ヒナギクは方向転換し、現場へと向かう。
「どこ行くの!?」
現場に辿り着くと、ヒナギクはそのままアンノウンに突進した。
「ば、化け物!?」
正人は急ブレーキをかけて止まった。
「何者だ?」
アンノウンがヒナギクに向けて訊く。
「ひ、ヒナ、逃げて!」
「変身!」
ヒナギクはギルスに変身した。
ギルスの触手がアンノウンを巻き付ける。
「お姉ちゃん、逃げて!」
「う、うん!」
逃げて行く雪路。
アンノウンは巻き付けられた触手を振りほどき、頭上に現れた光の輪から剣を取り出してギルスに襲い掛かる。
ギルスも飛来した正宗を掴み、振り下ろされた剣を正宗で受け止めた。
「はあ!」
敵の剣を正宗で吹っ飛ばすギルス。
「ふ!」
ギルスは正宗でアンノウンの胴を斬りつけた。
「ぐっ!」
怯むアンノウン。
「はあ!」
ギルスはアンノウンの首を吹っ飛ばした。
爆裂霧散するアンノウン。
ギルスはヒナギクの姿に戻り、男の方を見た。
男は驚き戸惑っている。
「あ、あんたも化け物だったのか」
ひええええ!──と、バイクにも目も触れず逃げて行く男。
ヒナギクはXR250に跨がり、どんぐりへ戻った。
扉を開けて中に入る。
「マスター、油買ってきたわよ」
「ああ、ありがとう」